父、母、夫、私の4人家族。
昼食は両親を交え4人での食事。 夕食は夫婦のみの食事である。 昼食は忙しい農作業の合間にサッと食べる、味には保守的な両親のことを思った料理。 夕食は夫婦でゆっくりと酒を呑みながら食べるので酒の肴でもある料理だ。 二つの台所を行き来し、二つの食事の傾向を行き来している。 |
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2003/1月 | |
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新年あけましておめでとうございます。 |
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1月8日 | ひる | そのうえ今日は首も痛めてしまった。寒さで体がこわばっているのだろう。私の体はなんてポンコツなのだろう。 さばをフライパンで酒蒸しにした。焼くよりも柔らかく仕上がるからだ。その際フライパンにスライスしたしょうがをいくつか入れ、さばの青臭さを緩和する。タレ[大根おろしに酢醤油とゆずの皮の千切りと七味を混ぜる]を作って蒸し上がったさばにのせた。さらに青臭さが緩和され、さわやかだ。 ●さばの酒蒸し ●お母さんのきんぴらごぼう ●お母さんの紅白なます ●お母さんの白菜漬け ●納豆 ●みそ汁(にんじん・かぼちゃ・しいたけ・えのき) |
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よる |
群馬県は車社会。広い道路が整備され、その道路沿いに広大な駐車場を備えた「超」大型スーパーが次々に出店する。昨年末にもホームセンターと食料品のスーパーが合体した「超」巨大ショッピングセンターが開店したばかりだ。(あまりに広すぎるので、私の場合、かえって購買意欲が失せてしまい、体力と気力に自信がないと行く気がしないのである) |
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年末にはほとんど年賀状を出さなかったので、今頃になって年賀状の返事を書いている。あわただしい年末年始がとっくに過ぎてこんな時期になってからお便りするのもかえっていいもんだなぁ、と感じた。 |
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1月9日 | ひる |
水っぽくて煮てもいまひとつのカボチャは、焼くとけっこう甘みが出る。 |
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よる |
寒さにまいっているせいか食欲もさほどなく、献立にゆきづまっていたので『粗食のすすめ』(東洋経済新報社)をパラパラと眺めてみた。A5版という手頃なサイズで紙質も軽いので手が伸びやすい。写真が美しく、寝っ転がりながら眺めていると意欲がわいてくる。なによりも、身近な素材でできるものばかりなのでありがたい本だ。 |
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1月10日 | ひる |
昨日作ってみていたく気に入ってしまったので、また作った。なにせ、ねぎは畑から採れるものを使っているので「青い部分」がたくさんあるのだ。 |
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よる |
「生協の宅配」を始めて約1ヶ月になる。買い物に出かける手間が省けるのはいいのだが、車の運転が下手になりそうで心配だ。あと2週間で「初心者マーク」を外す日がくる。もう誰も大目にみてくれなくなるのだろう。心配だ。 |
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1月12日 | ひる |
焼きそばを作るときは、決して水を加えずにじっくりと焦げめをつける覚悟で麺を炒める。そのときにしょうが(千切りでもスライスでもよい)を一緒に入れるとさわやかな香りが麺に移っておいしくなる。その際、少しだけ粉末中華だしを振り入れ、最後に加えるソースは半分にする。そうすると上品でオツな味になる。たまたま読んでいる池波正太郎の本にもちょうどそれに近いようなことが書いてあった。「みなさんも自宅でソースやきそばをおやりになるだろう。そのとき、ソースをかける前に、ブイヨンでも固形スープを溶かしたものでも振りかけて炒めておくと、味が格別のものとなる。」(「むかしの味」新潮文庫)洋食屋をやっていた人が始めた「屋台のどんどん焼き屋」の様子を観察した結果らしい。次回、私もブイヨンを試してみよう。 |
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よる | ●大根と厚揚と挽肉の煮もの ●にしんの黄金漬け ●大根葉としらすの炒めもの ●サラダ(アボガド・レタス・水菜・トマト) ●納豆(ぜいたくにも生卵の黄身をトッピング) |
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1月13日 | ひる |
寝ているときにあまりにも冷え込むので、昨夜から「電気毛布」を導入した。電気毛布を使うのは子供の頃以来なので、かれこれ30年ぶりということになる。慣れないせいか温度調節がむずかしく、熱さのため夜中に何度も起きてしまった。でも、暖かくてしあわせだ。 |
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よる | ホームセンターで背の低い棚を買った。展示品だったので3割引きになり、得した気分だ。この棚にキャスターを取り付け、台所用の可動棚にした。これでしまい込まれがちな土鍋が簡単に取り出せるようになった。 ●かきと水菜と油揚の鍋 ●焼きがんもどき・大根おろしとしょうがのせ ●サラダ(合鴨のスモーク・パプリカ・レタス・水菜・香草) ●チャーハン(卵・ザーサイ・ごま) |
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1月14日 | ひる | 今日は暖かい。強く吹いている風は南風だ。上着なし・手袋なしで自転車に乗っても平気で、気持ちよかった。このまま春になるの?
そんなわけはないだろう。 ●「ふれあい食材」のシュウマイ(キャベツの千切りの上にのせ電子レンジで加熱) ●目玉焼き ●焼き鮭 ●納豆 ●みそ汁(大根・にんじん・舞茸・えのき・キャベツ) |
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よる |
そんなわけはなかったのだ。強く吹いている風は夕方から北風に変わった。空がごうごうと鳴っている。厳しい寒さだ。 |
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1月15日 | ひる | なんとも伝統的なあさごはんのようなひるごはん。 ●目玉焼き ●黒豆納豆 ●しば漬け/きゅうりの葉唐辛子漬け ●みそ汁(ごぼう・絹さや・岩のり) |
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よる |
強い北風が吹きまくっている。昨日とはうってかわって凍みるような寒さだ。庭に出ると雪が積もっている。天気は晴れだ。山の方で降った雪が風に飛ばされてきたのだ。近所の商店に行っておばちゃんに話しかけられても、あまりの寒さにろれつが回らない。ビールを冷蔵庫に入れ忘れたが、キンキンに冷えている。夜中には相当冷え込むだろうと予測して芋焼酎も新たに買ってきた。 |
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1月20日 | ひる |
貴乃花が引退というニュースを見ながらの食事。特別に贔屓だったわけではないが、さみしくなるなぁ、としんみりした空気漂う昼食になった。 |
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よる |
寒さが厳しく冬の始まりも早かったので、連日の寒さに飽き飽きしているけれども、この時期のごぼうは香り高く甘みがあり、食べると体が暖まるような気がするから不思議だ。ごぼうのあの味は寒いからこそありがたみを感じるのだ。 |
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1月21日 | ひる | 私が利用している「生協の宅配」は週に一度カタログが届き、翌週に注文し、その翌週に商品が届くというもの。一方、お母さんが利用している「農協のふれあい食材」は先方が組み合わせた4,5品の食材が週に3回届くというもの。その「ふれあい食材」から、最近はやたらと鮭ばかりが届く。 鮭とじゃが芋とキャベツとにんじんなどをしょうがの効いた味噌だれで味つけして蒸し焼きにするのがこれだ。 ●鮭のちゃんちゃん焼き ●お母さんの白菜漬け ●みそ汁(大根・にんじん・舞茸・しいたけ・絹さや) |
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よる |
「冬といえばブリ」そして「冬といえばごぼう」という組み合わせにしてみた。 |
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1月22日 | ひる | ●納豆 ●ベーコンエッグ ごぼうと千切りにしたしょうがをまずごま油で炒めてから、だし汁を入れて味噌を溶いて作るみそ汁。香ばしく、しょうがのおかげで暖まる。 ●みそ汁(ごぼう・しょうが・しめじ・万能ねぎ・岩のり) ●しば漬け/きゅうりの葉唐辛子漬け |
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よる | ●うなぎの蒲焼き(白髪ねぎのせ) ●にんじん・ごぼう・こんにゃく・絹さやのごま和え ●イクラの醤油漬け ●サラダ(アボガド・トマト・サラダほうれん草・レタス) ●しば漬け/きゅうりの葉唐辛子漬け |
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1月23日 | ひる | S家には牛肉がたまっている。お父さんもお母さんも夫もそして私も年末年始に脂ののった牛肉を何度も食べたせいか、胃もたれ気味でなかなか食卓に登場しなかったのだ。冷蔵庫のソフト冷凍に入りっぱなしの肉の状態がそろそろ食べてしまわないと「危ない」感じなのでタレ[にんにく・しょうが・ねぎ・醤油・コチュジャン・酒・ごま油・すりおろしリンゴ…]に漬けこんで焼き肉とした。「肉を食べる気にならない」と言っていたお母さんが「おいしい、おいしい」とたくさん食べてくれたのでよかった。 ●焼き肉(大根おろし添え) ●にんじん・ごぼう・こんにゃく・絹さやのごま和え ●ほうれん草のおひたし ●みそ汁(なめこ・大根・ねぎ) |
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よる | 「羊の肉が食べたい」とつねづね思っている。あの何ともいえない臭いような肉の香りがたまらなく好きなのだ。だが、このあたりでは羊肉は売っていない。東京に行ったときに食べるよりないか、とあきらめていたところ、生協の宅配カタログに骨付きラム肉(ラムチョップ)が載っていたので即座に注文した。塩とコショウとすりおろしたにんにくを肉にすり込み、ローズマリーをのせてグリルで焼いた。久々に口にしたなつかしい味に、いつまでも骨をしゃぶっていた。 ●ラムチョップのにんにく焼き ●ごぼうの甘酢漬け ●ねぎの小判焼き ●サラダ(トマト・パプリカ・サラダほうれん草・レタス・チーズ) ●しば漬け/きゅうりの葉唐辛子漬け |
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1月25日 | よる |
春菊の柔らかい葉の部分をすり鉢でよく擂る。ほんとうは山椒の葉だといいのだけれど、無いので代用だ。そこへ砂糖と酢と少しの塩を入れて、再びよく擂る。緑色のドロッとした甘酢ができる。(「風味だけでも」と粉山椒をふりかける)そこへ、ざくっと切った山芋を入れて和える。白に緑がからまって目に鮮やかだ。 |
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1月26日 | ひる | 昨日の晩、急に思いたってカレーを煮込んだ。昼ご飯に食べようと準備していると、お客さんがみえたので、急きょ焼き肉も追加することになり豪華な昼食。 ●ポークカレー ●焼き肉(大根おろし添え) ●お母さんのらっきょう ●ゆでキャベツ ●みそ汁(大根・にんじん・しいたけ・絹さや) |
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よる |
●ポークカレー |
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1月27日 | ひる | ●里芋としいたけとがんもどきの煮もの ●チキンカツ ●白菜の漬けもの ●みそ汁(かき・大根・しょうが・白菜) |
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よる |
カレーが鍋の底にほんの少しだけ残っている。鶏肉にスパイスとにんにくをこすりつけて焼き、できあがりにカレーをのせ、香草(シャンツァイ)を散らした。 |
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1月29日 | ひる |
お父さんが市場から牛ヒレ肉を買ってきてくれた! 塩・コショウ・にんにくの味つけで焼く。さすがヒレ肉、さっぱりとしていて胃にもたれない。 |
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よる | 今日はとても寒かった。おそらくこの冬いちばんの冷え込みではないだろうか。ストーブの灯油がみるみる減ってゆくわりには体の芯まで暖まらず、「こうなったら!」と電気毛布を導入したふとんにどっぷり潜り込み、読書三昧だ。 ●「ふれあい食材」のハンバーグ(大根おろしのせ) ●きのこのソテー ●トマトソースのスパゲッティ ●サラダ(スモークサーモン・オリーブ・レタス・水菜) |
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1月30日 | ひる |
ここ数日、4キロほど離れた自衛隊の演習場から大砲の音がひんぱんに鳴り響く。そのたびにガラス窓が震え、家が揺れる。あの一発一発にも税金が使われているのかと思うと腹が立つ。この先、大砲なんて使う機会があるのだろうか。幕末ではあるまいし。 |
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よる | ●牛ヒレ肉のステーキ(バルサミコ酢ソース) ●焼きさつま揚げ(ねぎとしょうが添え) ●即席ピクルス(にんじん・ごぼう・パプリカ) ●きゅうりの葉唐辛子漬け |
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1月31日 | ひる | 今日で1月も終わりだ。日射しがだんだん強くなってきている。もうそろそろ春が来るのかな、と期待したくなる。 ●コロッケ・メンチカツ ●ほうれん草のおひたし ●白菜の漬けもの ●キムチ ●みそ汁(大根・油揚・わかめ) |
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よる |
が、日が暮れた後の冷えこみは厳しい。天気予報によるとこの先も気温はかなり低くなりそうだ。はやく毛糸の帽子やマフラーやセーターやフリースやタイツや腹巻きを脱ぎ去ってしまいたい。 |
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