今年の12月の方針は、しいて言うなら『滅私』としてみた。 制作したいとか、ホームページの更新をしたいとか、メールやお便りを書きたいとか、年賀状を作ろうとか出そうとか …、そういったことはどこかへ置いておき、年末特有の家事に没頭してみる、という試み。 月の初めに腰を痛めてしまった母のぶんも、掃除、畑、掃除、畑、料理作り、もちつき、掃除 …に徹してみる。
おかげで、やきもきすることなく気持ちよく働くことができた。 果たしてこれでよいのかどうか …、わからないけれども、すっきりと過ごした年末だった。
大掃除を済ませ、最後に新しいダルマに目を入れる。 このあたりでは、どの家庭にも苗字入りのダルマがあり、年ごとに新調するようだ。 家族みんなでよく働いた12月30日、ダルマに目を入れる母が、嬉しそうに無邪気にはしゃいでいた。 その姿に触れていると、幸せな気持ちになるのだ。