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1984.1.12 サウンド・ストリート
オンエア曲
大滝詠一/Rock'n'Rollお年玉
大滝詠一/Blue Valentine's Day
Sugar Babe/素敵なメロディー
The Everly Brothers/Crying In The Rain
山下達郎/Please Let Me Wonder
Willie & His Giants/Ajoen Ajoen(心のときめき)
内容
- 「大滝さんの前で、本人の曲をかけ、照れる顔を見たい」という達郎さんの希望で始まった新春放談であるが、記念すべき1曲目は「Rock'n'Rollお年玉」であった。
- 達郎さんの「大滝さんは僕の10倍くらい照れ屋」という発言を受け、大滝さんの歌入れのときの話になる。レコーディングの際は、「スタジオに2重に鍵をかけ、電気を暗くして、電話も切ってやる」そうで、誰にも見せないらしい。「もし火事が起こったら、丸焼けの死体が一体出るくらい」の「命をかけてのレコーディング」だそうだ。
- 「NIAGARA MOON」以来達郎さんにストリングスをやってもらっていたが、「ソングス」の「素敵なメロディ」の途中のカズーの音を笛吹銅次のミスにより、消してしまったこと、さらに「カレンダー」の際、クレジットを入れ忘れたことにより、それ以降達郎さんがストリングスをやってくれなくなった。
- 「EACH TIME」の発売が3月吉日に決定。
- コロンビア時代の旧譜があまりにも高値をよんでいるため、それに心を痛めた大滝さんが、再発を決意。タイトルは「NIAGARA BLACK VOX」(これが限定になった理由は、欲しい人はあまりいないだろうからということである)。ただ、古いレコードで高いからといって、それに見合う内容があると勘違いされると困る。高いのは希少価値であって、作品価値とは異なるということを注意して欲しいとのこと。この話に関連して、達郎さんが「幸せにさよなら」のシングル盤が12,000円もするというはがきを紹介して、「そんなバカな物を買うのはやめなさい」と言っている。(今なら12,000円でも安いですよね、10年以上前で「バカな物」ですから、現在の状況って一体?)
- 大滝さんの元ネタ特集をやってくれというはがき(このはがきには「風立ちぬ」の元ネタは「ビーナス・イン・ブルージーンズ」ということを最近知ったとある)に対し、大滝さんは「ネタを知ることがその人となりを知ることになる。ただ、1曲わかったくらいではダメで、僕の場合20曲以上が集まらないと1曲にならない。名曲を下敷きにすると名曲ができる」と言っている(この事は、「NIAGARA MOON」(エレック盤)のライナーにも書いてあることだが、大滝さんのスタンスは75年当時から何ら変わっていないと思われる)。この日の5曲目、「プリーズ・レット・ミー・ワンダー」というタイトルが、達郎さんの口から出たとき、大滝さん曰く「あー、カナリア諸島ね」と言い、達郎さんの突っ込みに対し、「20分の1だけどね」と軽く流している。
- 来週はコレクターズ・アイテム編。
とりあえず今回はここまでで勘弁してください。本当は1年づつのアップを考えていたのですが、想像以上の作業量になってしまいました。これは必ず継続しますので(ライフワークとなるか?)、気長にお待ちください。
大滝さんが何かの番組で「継続することは始めることの100倍くらいパワーがいる」とおっしゃってましたが、まさにそれを実感しています。最初は勢いでつくったのですが、更新を継続していくのは本当に難しいですね。「アーチスト番号の謎」もたまっているし……。
佐々木正志様、森谷俊様、曲名の情報ありがとうございました。