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1988.1.7 ミュージック・シティ
| 萩原: | あけましておめでとうございます、萩原健太です。ミュージック・シティ木曜日は、ヒット・ポップス・アンコール、年が明けましても相変わらずお送りいたします。1950年代、60年代から、現代まで、さまざまな時代のヒット・チャートを賑わしてきました素敵なポップ・チューンを50分間たっぷり詰め込んで、お届けいたします。昨年同様、今年もひとつよろしくお願いいたします。というわけでね、今日は新春を言祝ぎまして、めでたくビッグなゲストをおふたかたお招きしております。お約束どおり、大滝詠一師匠と山下達郎先生、いつもミニ特集コーナーをお送りしてますパートに登場願うことにしてますんで、たっぷりいきたいと思います。そちらもぜひ、お楽しみに。てなわけで、新春第1発目のめでたいナンバーをぶちかましましょう。フラット&マクレインという2人組が1976年に放った、全米5位のめでたいヒット曲です。ハッピー・デイズ。
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曲: |
フラット&マクレイン/HAPPY DAYS |
| 萩原: | アメリカの方で人気を博しておりました、テレビシリーズの主題歌だったそうです。フラット&マクレインのハッピー・デイズ、聴いていただきました。というわけで、あらためまして、明けましておめでとうございます。また今年もガンガン、時代を超えて輝き続けるポップ・ソングたちを引っぱり出してきまして、かけまくるという、そういう番組をつくっていきたいと思っております。ひとつよろしくお願いいたします。さて、続きましては、この番組にとって新年第1弾ですね。のっけのリクエスト採用ということになります。大阪の古本芳郎さんかな?からのリクエストでお送りしましょう。ロサンゼルス出身のフォーク・ロックグループ、ザ・タートルス、1968年に全米6位にランクさせたビッグ・ヒットです。この曲を聴いた後ですね、いよいよ、あのおふたかたをお招きいたしまして、僕を含めまして、ポップ・レコード大好きな3人で繰り広げます新春放談、その第1弾というのをお送りしますので、お楽しみに。では、その前に、ザ・タートルス、エリノア。
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曲: |
ザ・タートルス/エリノア |
| 萩原: | というわけでですね、お越しいただきました巨匠、大滝詠一先生とですね、
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| 大滝: | どうも、明けましておめでとうございます。 |
| 萩原: | 山下達郎さんです。 |
| 山下: | みなさん、明けましておめでとうございます。 |
| 萩原: | というわけでね、これは木曜日、今はミュージック・シティってタイトルになってますけど、以前にサウンド・ストリートってのがありましてね、
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| 山下: | そうです。 |
| 萩原: | その前の大家さんというか、山下達郎さんで。 |
| 山下: | 棚を取られてしまいました。 |
| 萩原: | というわけで、その時からの恒例の新春放談という。 |
| 大滝: | 山下達郎の逆襲なんだよね、これは。 |
| 萩原: | 逆襲!あのね、はがき来まして、「山下達郎さんはまた、この時間をのっとろうとしているのではないでしょうか」とかね、そういうのが来てましたけどね。今日は、ほとんどなんだかわからないですが。
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| 山下: | でも、5年目ですよね、大滝さん。 |
| 大滝: | 何が? |
| 山下: | 5年目ですよ、考えたら。この新春放談、去年の佐野君のを入れると。
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| 大滝: | あら! |
| 萩原: | すごいもんがありますね。 |
| 大滝: | そんなにやってますかね? |
| 山下: | えぇ、なんと。 |
| 萩原: | というわけでですね、まあだから、話すこともそう決めてないんですけど、どちらかというとですね、去年ぐらいに出た再発盤を、主に持ちよってですね、あーだこーだいってるっていうのが、現状になるんじゃないかと思いますけど。
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| 山下: | いや、僕は去年買ったこれを。 |
| 萩原: | オリジナル盤を、いろいろね。 |
| 山下: | えぇ、やっぱりシングル盤で聴かなくっちゃ。 |
| 萩原: | ご自慢のレコード・コレクションを持ちよってということだったんですけど、大滝さん、なんにも今日はなく。
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| 大滝: | いや、もう自慢のものは、いっぱいありますけどね、持ってまいりましたけど。一番自慢をしているのは、トニー谷のCDね。やっぱり、CDじゃないですかね、これからは?
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| 山下: | 買いましたよ、僕。 |
| 萩原: | 相当売れちゃったそうだね。 |
| 大滝: | これはすごいですよ、もう。1万枚を突破したというぐらいですから。これはすごいものがあると、もう社会現象じゃないですかね。
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| 萩原: | 誰も想像だにしなかったっと思うけど。 |
| 大滝: | やっぱり、トニー谷を聴かないと、これから音楽をやる人も、やらない人も、一応トニー谷を聴いとかなければいけないという。こういう、なんていいますかね、必需品のような感じが。
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| 山下: | つかぬことを伺いますけど、 |
| 大滝: | えぇ、聞いてください。 |
| 山下: | これが出る前は、トニー谷ってほとんど認知なかったでしょう?
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| 大滝: | そうですよ、世の中に。 |
| 山下: | ねぇ。 |
| 大滝: | 夏にね、NHKの番組で、特集をやらせていただきましたけども。その時にちょっと話したんですけどね、ある放送局の資料室、レコード室、そこで78回転のレコードを見つけたっていうのが、それがきっかけだったんですよ。
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| 萩原: | 発端? |
| 大滝: | そこで見つけてないとですね、 |
| 山下: | それ、大滝さんが見つけたの? |
| 大滝: | わたし。 |
| 山下: | あ、ほんと。 |
| 大滝: | えぇ、サンタクロース・アイ・アム・橇という、 |
| 萩原: | とんでもないやつだね。 |
| 大滝: | クリスマス・ソングを探そうと思っててね、 |
| 山下: | あっ、それで。 |
| 大滝: | うん、それで。それで見つけたのがね、で、後ろがチャンバラ・マンボだったの。それでもうノックアウトされて。
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| 萩原: | もう、あの段階で出てたのって、レディース&ヂェントルメン&おとっさん、おっかさんしかなかったよね?1曲ちょろっとしか、入ってるのしかなかったですもんね。
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| 大滝: | うん、あのリバースものに入ってるのはね、1曲とか、2曲とか、そんなもんで。
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| 山下: | じゃあ、それまでは大滝さん自身、別に思い込みはなかったわけ?
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| 大滝: | まぁ、いわゆる社会現象としてね、「あんたのおなまえ何ァんてェの」とか、まあそういう、いわゆるボードビリアンというか、なんというか、よくわかんなかったんだけど、そういう認知しかなかった。
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| 山下: | なるほど。 |
| 大滝: | 要するに、音楽がこんなに素晴らしい。これが、我々の、日本のロックの、
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| 萩原: | 日本のロック。 |
| 大滝: | 日本のロックの父だったというのまでは、気が付かなかったですよ。
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| 山下: | やっぱり、大滝さんの世代でもアベック歌合戦のゼネレーションなの?
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| 大滝: | そうだね。 |
| 山下: | あぁ、ほんと? |
| 萩原: | でも、結構やっぱり、そういう意味じゃあ、英語とかが、いいかげんな英語使って、ペラっとしゃべるってのは、まあその、トニー谷さんのおかげで、
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| 大滝: | そう。 |
| 萩原: | 結構、 |
| 大滝: | でね、まあトニー谷から始まっちゃって、僕の方の話が長くなってあれなんだけど、
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| 萩原: | いやいやいや。 |
| 山下: | いいんですよ。 |
| 大滝: | 僕とか、だから山下君とかの世代まで、35ぐらいのところ以上の人たちかな、戦後以降洋楽を、やっぱり音楽やっている人っていうのは、洋楽をベースにして、基本にして、みんな音楽つくってるでしょ。で、それ以降の若い人たちっていうのは、どういうのかな、ある種日本の音楽も、そろそろ確立されてるから、日本の音楽と洋楽も含めての人たちが、最近多いんだけども。
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| 萩原: | えぇ、えぇ。 |
| 大滝: | よく考えてみると、だから洋楽だけを基本において音楽をやってる世代の、ちょうど僕らは一番はずれのとこなんだよね。
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| 山下: | そうですね。 |
| 大滝: | で、出だしはこういう人たちなの。だから、そういう意味なんですよね。
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| 萩原: | これ1発聴いてみたいんですけどね、この番組はですね、ミュージック・シティに変わってから、木曜日、
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| 大滝: | そうか、トニー谷聴いたことがない人たちが多い可能性が、 |
| 萩原: | ありますよね。なってからはね、全く日本の歌、1曲もかかってないですからね。これ洋楽番組として始めましたから。
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| 大滝: | あっ、そう?ここで初めてかかる日本の歌っていう。 |
| 萩原: | そうそう。これがトニー谷だっていうとこですね。 |
| 山下: | じゃあ、やっぱりこのプロデューサーとして、推薦の曲をかけてもらいましょうよ。
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| 萩原: | そうですね。 |
| 大滝: | 何がいいですかね?じゃあ、レディース・アンド・ジェントルマンがいいですか?
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| 山下: | やっぱりそれがいいでしょうね。 |
| 萩原: | 聞き比べもできるんじゃないかという。 |
| 山下: | 何をいってる。 |
| 大滝: | これは、山下さんがカバーをしているという。 |
| 萩原: | そうそう、そうそう。 |
| 山下: | 私がカバーですからね、あくまで。 |
| 大滝: | ね、山下君がカバーしている。レディース・アンド・ジェントルマンっていってるわけ?
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| 山下: | いってるわけないじゃないですか。 |
| 大滝: | これは、ユー・ビロング・トゥ・ミーというね、スタンダードナンバーで。で、まあ、曲自体の素晴らしさと、それから、トニーさんの解釈っていうのは、いかに違うかという、ゲストもいらっしゃることだから、聴き比べしてみましょうよ。
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| 萩原: | そうですね。いってみましょうよ。 |
| 山下: | 何をいってるんですか。 |
| 萩原: | いってみましょう、これは、ひとつ。まずはトニー谷さんのバージョンでいってみたいと思います。レディース&ヂェントルメン&おとっさん、おっかさん。
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曲: |
トニー谷/レディース&ヂェントルメン&おとっさん、おっかさん
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曲: |
山下達郎/YOU BELONG TO ME |
| 大滝: | これが同じ曲だっていうところが、やっぱり一番のミソでしょうね。
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| 山下: | これ、何がね、あれなんですよ、このトニー谷のレコード持ってない方のためにいっとくと、僕は自分でこれ、歌ってるからわかるんですけど、要するに洋楽曲を日本語で歌ってるわけですよね、このトニー谷って人はね。
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| 萩原: | うん。 |
| 山下: | コミック・ソングともいえるんですけど、半分マジでもあるわけなんですよね。
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| 大滝: | うん。 |
| 山下: | それを、この時代の、このトニー谷のユー・ビロング・トゥ・ミーが録音された時代の、ポピュラー・ソングっつうのは、今みたいな邦楽じゃなくて、洋楽のカバーだったわけだから。
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| 萩原・大滝:うん。 |
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| 山下: | で、この2番の歌詞があって、「SEE THE MARKET PLACE IN OLD ALGERIA」なんですよ。
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| 大滝: | うん。 |
| 萩原: | はいはい。 |
| 山下: | で、それをこのトニー谷は、何て歌ってるかというと、「膝枕で寝よう」。それをいわゆる東京弁でですね、「ひ」と「し」がはっきりしない、「ひ」が「し」になってしまうんで、「しーざ枕で寝よう」ってなるていう、このすごく何重にも、幾重にも錯綜した、屈折したね、このギャグの感じ。それから、「あーい
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| 萩原: | すればこそ」 |
| 山下: | そうなるとかね、そこのねじ曲げ方というかな、日本語の?その英語のねじ曲げとも、日本語のねじ曲げともつかない、なんともね、このあれなんですけどね。すごいですね、これ。
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| 萩原: | 達郎さん、これ知ってたんですか、トニー谷がやってるって? |
| 山下: | 知りませんよ。だから、トニー谷がこういうような音楽をやってたということを、僕らは知る由もないですからね。
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| 大滝: | ないんじゃないですか、これは。 |
| 山下: | アベック歌合戦で、「あんたのおなまえ何ァんてェの」が僕小学生の時ですから。
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| 萩原: | ふーん。 |
| 大滝: | ほんとに、だからその、ビートたけしもびっくりするような、その一世を風靡した、大人気ものだったわけでしょ。それが、30年ぐらい経つと、誰も何をしていた人なのかも、まるでわからないっていうようなことになるんでしょうね。
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| 萩原: | わかんなくなってしまいますよね、なるほどね。 |
| 山下: | みんなそうなんでしょうね、きっと。 |
| 大滝: | なんでしょうね。だから、やってる方としては、それも二重、三重に、ちょっと考えちゃうとこなんですよね。
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| 萩原: | まだ音楽の方が残ってるということになりますかね? |
| 大滝: | 残るのは、結局なんかそういう、 |
| 山下: | 僕はそうとは、全然思えないな。 |
| 萩原: | そうでもない? |
| 大滝: | あー。 |
| 山下: | やっぱり、戦前の映画とか音楽とか聴いたりすると、もう全く形骸すらないもんね、今。
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| 萩原: | あぁ、そう。 |
| 山下: | わざと、意識してさ、そういうものを排撃しつつ、新しいのが登場するという必然になってるような気がするけどな。
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| 大滝: | トニー谷のこれに関しては、ほんとに、まるで埋もれ、 |
| 萩原: | そうですね。 |
| 大滝: | 地中の奥底、もうマグマに到達しようかっていうくらいのところから、這い上がってきたという感じですよね。
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| 萩原: | なるほどね。 |
| 大滝: | うーん。 |
| 山下: | でもさ、大滝さんは、こういうのしょっちゅう聴いてるし、見てるしね、
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| 萩原: | うん、うん。 |
| 山下: | 探してる人だから、例えばシティ・スリッカーズとか、去年のフランキー、おととしですか、
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| 萩原: | クレイジーとかね。 |
| 山下: | クレイジーものとかやってる人ですら、知らないんだから、 |
| 大滝: | そうそうそう。 |
| 山下: | 一般の人は、もうさぁ、ねえ。 |
| 萩原: | やっぱりね、不思議なもんですね。だからこれは、当時かなりハイカラなものとして受けとられたわけでしょ。
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| 大滝: | 異常に、もう先端ですよ、だから。 |
| 萩原: | そういうものが全然残らずに、きちゃってるっていうのがすごいですね。
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| 大滝: | 先端がやっぱり、どうしてもいきすぎると、異端ということになるんだよ、これがね。アバンギャルド。
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| 萩原: | 誰も継承する人がいなかったというのがね。 |
| 大滝: | まぁ、そうでしょうね。 |
| 山下: | この毒の強さは、やっぱりすごいんでしょうね。この中に、小林信彦さんが解説書いてますけど、やっぱりこの毒は相当なもんだったというのは、容易に想像がつきますけどね。
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| 大滝: | 相当じゃないですか。だから、毒が相当だから、下に流れているわけですね。だから、意識しなくなったってことで、決してなくなったことじゃなくて、すごく流れてることだと思うんですけどね。
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| 萩原: | なるほどね。まぁ、それに反応してるんでしょうしね、今それだけ売れたとかいってもね。
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| 大滝: | あー、これがほんとに、世に出て、たまたまちょっと少しね、一応自分がちょっとは、関わるような立場にあったんだけど、なくても、これがほんとに世に出るっていうことは、なんかよいことではないかというふうに、第三者的に見ても、そう思いましたけどね。
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| 萩原: | はがきでね、よく「大滝さんなにしてるの?」っていうはがきが、これやるっていった頃から、徐々にきまして、あのー、
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| 大滝: | トニー谷はね、でもこれ2年越しですよ、私の企画。なかなか全部原盤が揃わなかったりとか。だけど、原盤が全部残ってたわけですね。ラッカ盤とかテープとかね、いろんな形で。
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| 山下: | よく残ってましたね、ああいうのが。 |
| 萩原: | 一応、レコード会社超えて収録されてますもんね。 |
| 大滝: | それもあるんですけどね。だからちょっとね、そういう感慨も新たに。
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| 萩原: | でもあの、今年はトライアングルVOL.3が出るはずだっていうはがきがね、いっぱいきてたんですよ。
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| 大滝: | そういえば、そうなんだよね。 |
| 萩原: | そんなこといったじゃないかっていうね、どうしてくれるっていうのが。
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| 大滝: | そうなんですよね。いや、実はね、夕べもちょっと考えたんですけどもね、
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| 山下: | 必ず夢なんだ。 |
| 大滝: | 夢なんですよね。初夢は、結構なんか、一富士、二鷹、三茄子っていうぐらいなもんで、トライアングルだからね。
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| 萩原: | トライアングル。 |
| 大滝: | うーん、今年はなんか、その夢を見ましたからね、トライアングルがなんか、なるといいんじゃないかと思いますけどね。なんかアイディアありませんか?
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| 萩原: | ちっとも具体的じゃないわけですね、これはね。 |
| 大滝: | ないね。 |
| 萩原: | やっぱ、トラアングル・アゲインっていうのをね、ひとつね。 |
| 大滝: | LET'S TRIANGLE AGAIN?はぁー。 |
| 萩原: | それをお願いしたいですね。こちらにいらっしゃる方とですね。
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| 大滝: | この人に聞いてくださいよ。 |
| 萩原: | あっ、手が震えてるみたいですね。達郎さんもあの、いろいろ今日は持ってきていただいたんですかね?
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| 山下: | はいはい。あたしはもう、 |
| 萩原: | あの、赤組代表はですね、一応あの、 |
| 大滝: | 赤組! |
| 萩原: | トニー谷というとこから、勝負がかかりましたが。 |
| 大滝: | あの頃は、ハッ(和田アキ子の口調で) |
| 山下: | まじめの山下、ふまじめの大滝で、あれしますから。私ね、やっぱり、去年一番好きなCDがね、
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| 萩原: | CD! |
| 山下: | CD嫌だったんですけど、 |
| 大滝: | 山下さん、CD聴くの? |
| 山下: | あっ、CDこっちですか? |
| 萩原: | 結局、達郎さんも、なんか結局CDを聴くんじゃないですか。 |
| 大滝: | この人はね、日本のミュージシャンでCD化に反対、最後までCD化に反対してたというね。
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| 山下: | そんなね、あーたね。我が谷は緑なりきみたいなこといわない。
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| 萩原: | でも、買い出すとね、この人も。 |
| 山下: | これがね、 |
| 萩原: | はい。 |
| 山下: | 日本でしか発売されてないんですけど、ローリング・ストーン・クラッシックという、ローリング・ストーンズって、いってみればブルース・バンドなのね、一言でいえば。
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| 萩原: | 初期はカバーばかりでしたもんね。 |
| 山下: | えぇ、初期はほんとにカバーばっかりで、ジャガー=リチャードでサティスファクションがどっと出るまでは、一応カバーの方がメインの人たちだったんですけど。その彼らがカバーしたやつを、オリジナルで全部たたきこんだという、とんでもないしろもんでね。これがね、とにかく素晴らしかったんですよ。これ、日本のあるレコード会社が編集して、発売したやつなんですけど、これは素晴らしく、そのいい企画だと思ったんですよね。それで、なんか1曲ね、タイム・イズ・オン・マイ・サイドがいいですかね。
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| 萩原: | あぁ。 |
| 大滝: | えーっと、 |
| 萩原: | アマ・トーマス。 |
| 山下: | リリー・ララボイ。 |
| 萩原: | あっ、違うか。 |
| 大滝: | タイム・イズ・オン・マイ・サイド? |
| 山下: | えぇ、アマ・トーマス。 |
| 大滝: | アマ・トーマス。リーン・イン・マイ・ハートの人。 |
| 山下: | えぇ。 |
| 萩原: | うん。 |
| 山下: | これは、なかなか、 |
| 大滝: | ビートルズにも、去年かおととし、なんかありましたね。 |
| 山下: | ありましたね。 |
| 萩原: | ありました。 |
| 萩原・山下:初めて聴きました。デビル・イン・ハー・ハートが入ってたやつの。
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| 大滝: | そういう意味合いで、こういう企画のものはいいですね。 |
| 萩原・山下:うん。 |
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| 大滝: | うーん。 |
| 山下: | そうですね。これは、なかなか。 |
| 萩原: | 何いきます? |
| 山下: | タイム・イズ・オン・マイ・サイドがいいんじゃないですか?みんな知ってるし。
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| 萩原: | わかりました。それでは、アマ・トーマス、 |
| 大滝: | タイガース。 |
| 山下: | 15番です。 |
| 萩原: | あっ、タイガースをやってましたよね。タイム・イズ・オン・マイ・サイド。
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曲: |
アマ・トーマス/TIME IS ON MY SIDE |
| 萩原: | アマ・トーマスのタイム・イズ・オン・マイ・サイドでした。 |
| 大滝: | いいね、オリジナルはね。 |
| 萩原: | こっち、かっこいいですね、こうやって聴くとね。 |
| 山下: | これとガーネット・ミルズの、 |
| 大滝: | クライ・ベイビーね。 |
| 山下: | を聴くと、大滝さんちへ最初に行った頃のことを思い出してね。あの頃はこんなのばっかりだったからね、ほんとに。
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| 萩原: | こういうの聴いてたんですか、大滝さんも、この頃は? |
| 大滝: | そのてのレーベルのレコードが多かったんですよね。 |
| 山下: | ジェリー・ラガボイ、ノーマン・ミード、そんなんばっかり。 |
| 大滝: | みんな同じレーベルのだった。 |
| 山下: | これは、あれですね、アール・パーマーですね。インペリアルだから。ドラムが。
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| 大滝: | あー。 |
| 山下: | だから、モロ、エコーもそうだけど、ほとんどフィル・スペクターのプロダクションと、エコーだけ違うけど、声はなんかダーレン・ラブみたいだし。
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| 大滝: | 同じだね。 |
| 萩原: | つながってますね、そこね。 |
| 山下: | で、リリース時期が64年だから、ほとんど同じ時代の音がしてます。
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| 萩原: | でも、これかかってるときに、ちょっと話してたんですけど、やっぱりだから、そういう意味じゃあ、フィル・スペクターも、そんな突飛なことを当時やらかしたわけじゃなかったみたいなね。
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| 大滝: | うーん、で、昔だから、ちょっと昔話になるんだけど、スペクターとニュー・オリンズサウンドの関係とかっていうこといったら、こじつけだっていわれたことあるんだけどね、10ぐらい前に。
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| 萩原: | まぁ、確かにね。他の、 |
| 大滝: | 本に書いたことあるんだけど。 |
| 萩原: | 他のニュー・オリンズサウンドって、いわゆるね一般的なやつ聴くと、そんなに近くないかなって感じでしょ。
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| 大滝: | これ聴くと、ただそのものっていうね、スペクターの初期の感じは、まるでこうだったから。
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| 萩原: | 人脈的にも混ざってるってのは、おかしいですね、これ。 |
| 大滝: | ミュージシャンいっしょだからね。 |
| 山下: | その大滝さんの指摘は、全く正しかったんだよね。やっぱり、すごく音楽社会学的というかさ、そういう、ねぇ。
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| 大滝: | いやいや。 |
| 山下: | ロネッツのアイ・ワンダーってあるじゃない。 |
| 萩原: | えぇ。 |
| 山下: | 僕が一番好きなの「タララーチャッチャ」ってさ、あの最初のさ、やっぱり、スペクターのハル・ブレインに対する指示ってのがさ、
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| 萩原: | セカンド・ライン。 |
| 山下: | うん、完全にそういう、 |
| 大滝: | セカンド・ラインのドラム(?)。 |
| 萩原: | なるほどね。 |
| 山下: | あれをね、ところがさ、あれLPでは入ってないんだよ、あの「タララーチャッチャ」って。
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| 萩原: | あれ、どっからはいるんですか? |
| 山下: | あれ、あのイギリス盤で再編集したステレオのあれで、出てくんだよね。あれ、なんでカットしたのか、よくわかんないんだけど。オリジナル盤には入ってない。
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| 萩原: | 達郎さん、やるでしょう?フィル・スペクター。 |
| 山下: | 何ですか? |
| 萩原: | 出してくれるんでしょう? |
| 山下: | あー!もうね、聞いてくださいよ、ほんとに。 |
| 大滝: | 最近レコード出さないと思ったら、レコード屋さん始めてるわけ?
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| 山下: | いや、友人の関係で、ちょうど持ってきてくれたんだよね。せっかくだからっつって、変なでっかい会社でいいようにやられるよりは、あれしてやろうと思ったんですけどね。なかなかね、来ないんですよ、マスターが。
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| 萩原: | テープが来ない。 |
| 山下: | 契約ばっかりうるさくて。ちっとも来ないんですよ。結局クリスマスの、だからCD出せなかった。ロスで止まったまんま。
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| 大滝: | あー、そう。じゃあ、お正月アルバムって名前変えて。 |
| 萩原: | いいですね。 |
| 山下: | とんでもない、ほんとにもう。 |
| 萩原: | めでたきゃ、なんでもいいですからね、ほんとに。 |
| 山下: | フィル・スペクターってのは、どうも日本人嫌いらしんだわね。
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| 萩原: | あー。 |
| 山下: | パール・ハーバーがどうしたらって、未だにいってるらしいからさ。
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| 大滝: | 怖いものがあるね。 |
| 萩原: | 困っちゃうな。まぁ、それは楽しみにしとくとして、 |
| 山下: | 今年は、順次、ちゃんとね、それで全世界的に、アメリカで出したリイシューものなんかもそうですけど、コンピレーションが多いんですよ。すごく、スペクターものは。だから、ちゃんとした、オリジナルアイテムで出させてくれっていう交渉を、今してるんです。ロネッツはロネッツの、ちゃんとああいうオリジナルジャケットと、オリジナルのシークエンスっていうかね、マスタリングとういうか、
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| 大滝: | ロネッツのモノ盤を出してくださいよ。 |
| 山下: | 出しますよ。だから、モノとステレオとあるんですよ。それをだから、ステレオじゃなくてモノでやってくれっつって、
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| 萩原: | ちゃんとマスター残ってんの? |
| 山下: | リマスター、あるらしいです。 |
| 大滝: | 残ってるの。ロネッツのものは、貴重なのよ。これはね、もう今や、私のチリチリ、チリチリいうレコードしか、世の中にないかっていうぐらいしかないんですよ、LPはね。
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| 山下: | ほんとだね。それをだしにしてるんですけどね。ただね、クリスマスもね、モノできたんですよ。
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| 大滝: | あー、向こうもモノで出てたんでしょうね。 |
| 山下: | 出てたでしょう。だから、クリスマスはモノがあったっていうことなんですよね。ここんとこの、10年間くらいのアルバムは全部それだったでしょう。だから、モノはあるみたいなんですけどね。
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| 大滝: | なるほどね。 |
| 山下: | ただ、どれぐらいの状態だかっていうのは、ちょっと保証の限りではないんですよ。
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| 大滝: | なるほどね。 |
| 萩原: | でも、最近CDで復刻されるのなんかを聴いてると、やっぱりちゃんとモノのやつはモノで出しますね。一時みたいな混乱はなくなって。無理矢理、ステレオでなければ出さないみたいなのは。
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| 山下: | そうねぇ、 |
| 萩原: | そうでもない? |
| 山下: | まぁ、そうでもないともいえるんだがなぁ。 |
| 萩原: | そうですか。で、ビーチ・ボーイズなんかは、こう、みんなモノになってね。
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| 山下: | ビーチ・ボーイズはちょっと不遇すぎますよ。 |
| 萩原: | あっ、そう。 |
| 山下: | あれだけの、やっぱり大きなグループであるにしては。 |
| 萩原: | そうか。さて、次なんかこう、いってみたいですけどね。この辺にぶちまけてありますけど、いろいろなレコードが。
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| 山下: | そうですね、何にします?僕ね、去年やっとね、たいして珍しいもんじゃないんですけど、自分にとっては、やっとこれを手に入れたんですよ。このパット・ブーンのビーチ・ガール。
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| 萩原: | テリー・メルチャ、ブルース・ジョンソン。 |
| 山下: | 1988年のご時勢に、パット・ブーンのビーチ・ガールをかける番組は、
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| 萩原: | わかんないですけど。まぁ、新春、 |
| 大滝: | 日本に来るっていう噂もあるから、いいんじゃないですか。 |
| 萩原: | そうですよ、そうです。 |
| 山下: | これね、オムニバスとかあるんですけど、オリジナルシングルってね、手に入れやすそうで、
|
| 萩原: | 入らない。 |
| 山下: | 入りにくいレコードでね。 |
| 大滝: | わたしもね、写真は見たことあんですけどね。 |
| 萩原: | あんまり買った人がいないってことかもしんないですよね、当時ね。
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| 山下: | やっと、手に入ったんです、これ。 |
| 萩原: | ほー。 |
| 大滝: | ふーん。 |
| 山下: | 残るは、ドント・ランナウェイという、ブルース・デニング、(聴き取り不能)、あのシングルだけなの。
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| 萩原: | とりあえず、パット・ブーンのビーチ・ガールです。 |
| 大滝: | 怒りの山下だね。 |
曲: |
パット・ブーン/BEACH GIRL |
| 萩原: | というわけで、パット・ブーン。 |
| 大滝: | いい曲ですね。 |
| 萩原: | えぇ、美しい曲でね。 |
| 山下: | これも64年の曲でした。 |
| 大滝: | 萩原健太さんが、なんかどっかで聴いたことがある曲だなってふうに、いってましたけどもね。
|
| 萩原: | まずいな、ほんとに。 |
| 大滝: | じゃあ、次の話題に移りましょうか。 |
| 山下: | これね、これはちゃんと出てるやつで、デジタル・リ・リマスタードものの、オムニバスというのを出して、これが結構笑えるのが、あってね。リバティのオムニバスもので、リバティ・ユー・エーのオムニバスもので出てるもので、ユー・エー(?)のシングルなんですけどね、ジョニー・マエストロっていう、例のクレースッツから、
|
| 萩原: | この番組ではね、ブルックリン・ブリッジで、 |
| 山下: | はいはい、ブルックリン・ブリッジ。 |
| 萩原: | かけたりなんかしたことがありますけどね。 |
| 大滝: | あー。 |
| 山下: | これの、 |
| 大滝: | シクスティーン・キャンドルズ。 |
| 山下: | ソロ・シングルなんです。62年の曲で、ビフォー・アイ・ラブド・ハーというね、これがバリー・マン、シンシア・ウェルズ、これが、やっぱりオークションで落ちなかったやつだけど、
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| 大滝: | でたね、また。 |
| 萩原: | その悔しさだけで生きてるような感じがしますね。 |
| 山下: | で、これはソング・リストでね、オーダーしたやつなんで、知らなかったんですけど、なんと、
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| 萩原: | 曲聴いたことはなかったの? |
| 山下: | ないです。あの、リーバー・ストーラーのプロデューサーなんですよ。
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| 大滝: | あー。 |
| 山下: | これが実に、これが1曲入ってて、これが実によかった。 |
| 大滝: | あー。 |
| 山下: | 大滝さんごのみの曲ではないかと。 |
| 大滝: | あらー。でも、バリー・マン、シンシア・ウェルというと、山下さんの一番好きな、
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| 萩原: | うーん、そうですね。 |
| 大滝: | 作曲家ですからね。 |
| 萩原: | もう以前、この番組でもね、ソングライター・ファイルっていう、一応特集がありましてね。そこで、第1回目が一応、バリー・マン選ばしていただきました。
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| 大滝: | いいねぇ。日本のディック・クラーク。 |
| 萩原: | いやいや。もうまるで、GO! GO! NIAGARAのようだといわれてしまいましたけどね。
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| 山下: | これの1曲前が、バーテル・ダッシュという人の「NOT JUST TOMORROW
BUT ALWAYS」という、これはなにを隠そう、トニー・オーランドがね、「WILL
YOU LOVE ME TOMORROW」のアンサー・ソング。 |
| 萩原: | アンサー・ソング、そう答えたわけですね。いろいろありますけどもね。それじゃあ、これちょっと聴いてみましょう。ジョニー・マエストロのビフォー・アイ・ラブド・ハー。
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曲: |
ジョニー・マエストロ/BEFORE I LOVED HER |
| 萩原: | えー、ジョニー・マエストロ聴いていただきましたけどもね、これはモロ、ジーン・ピットニーだという。
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| 山下: | ジーン・ピットニーでもレコーディングされているそうですね、資料見ると。
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| 萩原: | はー。よいもんですね。やっぱ、このジョニー・マエストロとか、ああいうブロンクスとかでしょ、この人も?
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| 山下: | ブルックリン、ブロンクスの人です、えぇ。 |
| 萩原: | ああいうところの、イタロ・アメリカンっていうんですか。 |
| 山下: | そうですね。 |
| 萩原: | ああいう人達の匂いってのは、いいですね。 |
| 山下: | いいですね。 |
| 大滝: | いいね。潮来笠の感じがしますけどね。 |
| 萩原: | 危ないこといわないでくださいよ。一瞬あせってしまいましたけどね。
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| 大滝: | 歌い上げパターンと呼んでますけどね、われわれは。 |
| 山下: | 大滝さん、今年はあれですか?こういう、トニー谷みたいなのはやんないんですか、また?
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| 大滝: | うーん、トニー谷のですね、アルバムが好評だったので、シングルをきろうということをね。
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| (山下・萩原:爆笑) |
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| 大滝: | メガ・ミックスというのを企画しておりましてね、 |
| 萩原: | どこまで行くかっていう感じですね。 |
| 大滝: | 来月ぐらいには、出るんじゃないでしょうか。 |
| 萩原: | しょうがねぇな。 |
| 大滝: | 多分、トニー谷はずっと、トニー谷が、ずっともうついてくるんじゃないでしょうかね。
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| 萩原: | トニー谷がついてまわる! |
| 大滝: | ついてくるんじゃにかっていうふうに。 |
| 萩原: | 僕はだから、あと、旭さんを期待してるんですけどね。 |
| 大滝: | アキラね。 |
| 萩原: | もっといい形のコンピレーションでね。 |
| 大滝: | アキラのツイスト。 |
| 萩原: | そうそう、そうそう。なんかちょっと、まぁ、いろいろ出てますけどね、CDになってからね。
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| 大滝: | 歌い上げパターンの人ですからね、あの人も。 |
| 萩原: | やっぱりね、これはひとつ責任をとって、やっていただきませんとね。
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| 大滝: | 山下さんにも書いてもらったって感じがありますね、歌い上げパターンは。
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| 萩原: | あとだから、ビデオなんかでね、アキラさんなんかのね、まとめるといいなって思って。
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| 大滝: | いいよ。 |
| 萩原: | 歌ってるシーンだけ、歌うマイトガイなんて、いいですよ。 |
| 大滝: | あの人、映画のバージョンの歌がいいんですよね、レコードもさることながら。
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| 萩原: | なんかねぇ、まあ、あのこう、でもやっぱりやってくださいよ、本人も。
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| 大滝: | まぁ、あるといいですけどね。 |
| 山下: | あるといいですけど! |
| 萩原: | 悲しくなってきてしまいましたけど。 |
| 大滝: | 楽しくいきましょうよ、お正月だから。 |
| 萩原: | 大滝さん、ニュー・オリンズに戻るってのは、ニュー・オリンズに?
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| 大滝: | バック・トゥ・ニュー・オリンズ? |
| 萩原: | そうそう、そうそう。 |
| 大滝: | 「ウォーキン・バック・トゥ・ニュー・オリンズ」ファッツ・ドミノですよ、それじゃあ。
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| 萩原: | でもね、そうそう、あの、これは聞きたかったんですけど、ほらあの、大物の、
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| 大滝: | ニュー・オリンズにっ戻るったって、誰も知らないよ。 |
| 萩原: | あっ、そうか! |
| 大滝: | どういう意味なのか、まるで、 |
| 萩原: | 事情説明がないとわかんないですかね。 |
| 大滝: | 私がまるで、ニュー・オリンズから来た人みたいじゃないですか。
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| 萩原: | わかんなかったかな。でも、あのほら、最近わりと大物のカムバックとかいうのが、叫ばれてる中ですから、どうかひとつね、
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| 大滝: | 大物のカムバックって。 |
| 萩原: | ほら、ビル・メドレー、全米1位ですからね。 |
| 大滝: | 松昇がまた出てくるとか、そういうんですか? |
| 萩原: | まぁ、それに近いような、そんなようなもんですよ。 |
| 山下: | 先場所面白かったですね、関係ないけど。先場所のあれは、ほんと近年まれに見る面白い場所だったんじゃないですか。
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| 大滝: | ここで相撲の話題やめましょう。誰も知らないんだから。どうして、でもあの、あれですよね。相撲が割合スポーツの中とか、文化的に端の方にいってしまったんでしょうか?
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| 萩原: | 確かにね。 |
| 大滝: | いってないのかな?いってるような気がしません? |
| 萩原: | いや、いきつつありますよね、それはね。 |
| 大滝: | 割合ね、以前は野球と相撲ってのは、なんかこう、 |
| 萩原: | 国民的スポーツというね。 |
| 大滝: | うーん。なんかね、そういう感じがあったんだけど。 |
| 山下: | 僕ね、どんなスポーツより相撲が一番好きですけどね。僕、スポーツ自分でしない人間だけど。
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| 大滝: | 山下さん、今日はちょっと風邪気味なもんですからね、声の調子がちょっと悪いんですけれどもね。
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| 萩原: | いえいえ、単にキャラメルなめてるだけですからね。 |
| 山下: | いや、そうしないと、ちょっと声が変なの。 |
| 大滝: | 声がね。出ないんですよね。 |
| 山下: | すみません。なんの話してたんでしたっけ? |
| 萩原: | すっかり忘れてしまいましたけどね。 |
| 山下: | あっ、ニュー・オリンズの話だっけ? |
| 萩原: | あっ、そうか。ふるからいけないんだよね。 |
| 大滝: | ニュー・オリンズに戻るとかいうからさ。 |
| 山下: | 松昇が悪いんですよ、松昇が。 |
| 大滝: | 戻るとかいうとこから、わかんなくなってるから、置いといて。
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| 萩原: | そうそう、そうそう。まあね、初日のこのコーナーもですね、そろそろ終わりに近づいてるんでですね、
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| 山下: | もう終わり!? |
| 萩原: | 初日はですね。これからはですね、我々はこれを、このスペースじゃほとんど収まりきらないってことでですね、これから3週間にわたってですね、
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| 大滝: | この番組15分番組になっちゃうのかな? |
| 萩原: | いえいえ、お送りすることにしてますんで、 |
| 山下: | 大丈夫ですよ、昔4週間やったことあるんですから。 |
| 萩原: | そういうことで、決めちゃいましたんでですね、急に気が楽になりましたけども、
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| 大滝: | そうですか? |
| 萩原: | でも、そういうわけでですね、今日はね少し、そろそろ締めないとですね。
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| 大滝: | もう締めちゃう。 |
| 萩原: | いけないですからね、何か簡単な締めになるような話をしたいんですけどね、私としては。
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| 山下: | 大滝さん、今年レコーディングはどうするんですか?大滝さんのレコードはどうなってるんですか?
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| 大滝: | うまいね、この振り方が。山下さん、今レコーディング中なわけでしょう?
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| 山下: | えぇ。 |
| 大滝: | いつですか、出るの? |
| 山下: | 夏前には出したいんですけどね。 |
| 大滝: | そうか、聞くんじゃなかったな。 |
| 山下: | 一刻も早く出したいんですよ、ほんとに。 |
| 大滝: | 聞かなきゃよかった。 |
| 萩原: | グッとつまってしまいましたけどもね。 |
| 山下: | あのね、ラッツ&スターの鈴木君に曲を書いたのが、ちょっと長引いちゃってて、別に僕の責任でもあるんですけど。
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| 大滝: | 楽しみですよね。 |
| 山下: | モロ、ドゥ・ワップが1曲ありましてね、ほんとのドゥ。ワップがありまして。
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| 萩原: | 達郎さんが後ろで(聴き取り不能)やってるんですか? |
| 山下: | 力作です、はい。 |
| 大滝: | まぁあの、あれなんです。ご存知の、もう締めちゃうの? |
| 萩原: | いやいや、いいです、いいです、どんどん。 |
| 大滝: | あっ、そう。で、山下君は、ラッツ&スターのデビュー前にね、彼らにコーラス・アレンジをしたというね。
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| 萩原: | 禁煙音頭っつうやつですね。 |
| 大滝: | 違う、違う、違う。 |
| 大滝: | 「I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS」? |
| 山下: | あれはあの人達が勝手にやったんです。ただ、僕は勝手に聴かしてもらっただけです。
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| 大滝: | とかなんとかいいながらもね、一応アイディアを出したりしたんですよ。
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| 萩原: | はぁー、えぇ、えぇ。 |
| 大滝: | コーラスアレンジのね。だから、これは必然なんですよね。こういうところで。
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| 萩原: | なるほどね。やはり、再び出会うというやつですね。 |
| 大滝: | うん、それは楽しみですよ、私も。 |
| 山下: | あの、今度の鈴木君に書いたドゥ・ワップのやつはね、結構大滝さんごのみのやつでね。
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| 大滝: | あら、また。 |
| 山下: | タイトルが「おやすみロージー」ってやつでね、 |
| 大滝: | あらっ、「おやすみ老人」じゃないでしょうね?ちょっと、 |
| 山下: | そら、あーた、 |
| 大滝: | まずいよ、それは。 |
| 山下: | それは非常に自虐的です。 |
| 大滝: | 自虐的?待てよ、どういうことだ、これは?考えちゃうよ、俺は。
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| 山下: | 副題が「Angel Babyへのオマージュ」っつうんですよ。 |
| 大滝: | あー。やりましたね。 |
| 山下: | なかなかいい情緒でしょ。 |
| 大滝: | うん。よく、その副題を覚えてましたね。忘れたかと思ったよ。
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| 萩原: | オマージュですから。 |
| 大滝: | そうですか。 |
| 萩原: | 最後に1曲かけて終わりたいんですけどね、このコーナーは。なにがいいかな?
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| 大滝: | 締めですからね。 |
| 萩原: | 私はですね、あっ、そう、 |
| 大滝: | 萩原健太さんが締めるってのはいいんじゃないの、司会者だからね、一応は。
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| 山下: | そうですね。 |
| 萩原: | 好きなやつをですか?なにで締めようかな。大滝さんが来てると、すぐエルビスのキング・クレオールを思い出すんだけどね。
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| 大滝: | すいませんね、ほんとに。まぁ、気を遣っていただいて。 |
| 萩原: | もう、これをかけたいですね。CDでリマスターしてて、直したんですね。やっぱりこれは、キング・クレオールを、
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| 大滝: | あなたキング・クレオールで何が一番好きなんですか? |
| 萩原: | こんなかでですか? |
| 大滝: | こんなかで。 |
| 萩原: | 僕ね、歌はね、ニュー・オリンズのエルビスの歌が好きですね。
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| 大滝: | ニュー・オリンズがいいでしょう。つうですね。えらいね。 |
| 萩原: | ニュー・オリンズ聴いて、 |
| 大滝: | ニュー・オリンズいっちゃおう。 |
| 萩原: | 次回へのつなぎにしたいと思ってんですけどもね。 |
| 大滝: | 戻っちゃおうかな、俺も。 |
| 山下: | 松昇。 |
| 萩原: | わかんないかもしれません。 |
| 大滝: | わかんない話ばっかりしてるって、毎年いわれる。 |
| 萩原: | 大滝詠一さんが「はっぴいえんど」にいたってことを知らない人って、やっぱり結構いるでしょう?
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| 大滝: | そりゃあ、ほとんどの人でしょう。だいたい「はっぴいえんど」ってのが、何かっていうのも、もはやね。
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| 萩原: | あっ、そっか。ただね、この前チェッカーズがですね、「俺たちは、はっぴいえんどになりたい」っていったっていうね。
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| 大滝: | 幸せに終わりたいっていう意味合いじゃないですか。 |
| 山下: | やっぱり、でもね、はっぴいえんどは、本まで出てるんですから、そんなに誰も知らないって、そんなことはありませんよ。
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| 大滝: | そうですかね。 |
| 山下: | 定本っていうのがあるぐらいですからね。 |
| 大滝: | 定本ね。親分てーほんだってのがありましたけどね。 |
| 萩原: | というわけで、無理矢理ここで締めさせていただきたいと思います、今日のこのコーナーはですね。
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| 大滝: | 締めてください。 |
| 萩原: | エルビス・プレスリーのニュー・オリンズ。 |
曲: |
ELVIS PRESLEY/NEW ORLEANS |
| 達郎さんの番組がなくなり、この年は健太さんの番組に、大滝さんと達郎さんが出演しての新春放談でした。この3人による「新春放談」は1995年まで続きます。3人になると作業が少し難しくなりますが、最近はコツをつかんだのか、少し速くなったようです。
達郎さんが「BEFORE I LOVED HER」を入手したときの話は、とてもうれしそうでしたよ。やっぱり達郎さんも生粋のコレクターなんですね。また、オークションで落とせなかったとか聴くと、なんか親近感がわいてきますよね。 この時に話題になった「トニー谷」ですが、これは「LEGENDARY REMASTER SERIES」として、90年の「橋幸夫」、そして94年の「東京ビートルズ」へと続きます。この次はいつ、そして再び脚光を浴びるのは誰?大滝さんの新作、旧譜の再発ともに、目が離せません。 |
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