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1992.1.19 プレミア3
| 山下: | みなさんこんにちは、山下達郎です。サンデー・アフタヌーンいかがお過ごしでしょうか?えー、お屠蘇気分もそろそろ抜けてきたという、1月の19日であります。東京FMをキー・ステーションに全国27局ネットでお送りしております、東芝プレミア3。前は私が1年間レギュラーをやっておりましたが、最近は臨時であります。1月、えー、ひと月間は臨時の雇いではありますけれど、恒例の、毎年恒例の新春放談。先週、先々週と2回は大滝詠一さんと二人でやっておりました。今日からは、それになんと、萩原健太さんが加わりまして、3人でいきたいと思います。二人から3人になりますと、ノイズが3×3が9倍になる。えー、わかんないな、相似比、面積比、わかんない。なんでもいいや。えー、という訳で、大滝さん、また今週からよろしくお願いします。
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| 大滝: | よろしくお願いしまーす。 |
| 山下: | えー、萩原健太さん、えー、遅ればせながらおめでとうございます。
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| 萩原: | どうも、おめでとうございます。今年もひとつよろしくお願いします。
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| 山下: | 本年もよろしくお願いします。最近はもう、人生相談に、 |
| 萩原: | 違うって、それ。 |
| 山下: | なに?後で聞こう。 |
| 萩原: | たまたまね、たまたまです。 |
| 山下: | 八面六臂の活躍で、よくわからないけど。 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | 受けないでください。という訳で、今週と来週の2週間は、私、山下達郎、大滝詠一さん、それから萩原健太さん、3人で楽しく新春放談をまたやってみたいと思います。最後までごゆっくり。
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| 山下: | えー、改めまして、大滝さん、ひとつよろしくお願いします。 |
| 大滝: | どうも。 |
| 山下: | 萩原さん、よろしくお願いします。 |
| 萩原: | よろしくお願いしまーす。 |
| 山下: | 大滝さんとは、先週、先々週といきましたんで、 |
| 大滝: | えぇ。 |
| 萩原: | はい。 |
| 山下: | 始めはちょっと萩原さんで、 |
| 大滝: | ぐっといってください。 |
| 山下: | どうでしたかね、去年、1991年は? |
| 萩原: | えっ、私からですか?あー、いや、ねぇ。 |
| 山下: | 八面六臂の活躍で。 |
| 萩原: | いや、そんなことない、そんなことないって。あのー、人生相談のコーナーはですね、たまたまですからね。
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| 山下: | だけど毎月やってるんでしょ、あれ? |
| 萩原: | いや、やってないですよ。 |
| 山下: | うそ? |
| 萩原: | 毎月音楽のコラムを書いてるんで、その中でたまたま1回やっただけで、
|
| 山下: | ふーん。 |
| 大滝: | ほんとに?なんか、中島らもの後を狙おうとしてるって、 |
| 山下・萩原:ハハハ。 |
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| 萩原: | そんなこと狙ってない、狙ってない。 |
| 大滝: | 噂があるじゃない。 |
| 萩原: | そんなことない。 |
| 山下: | あと、なんか、月刊明星の歌本に、 |
| 萩原: | あっ、はいはい。歌本にね。 |
| 山下: | すごいんですよ、いろんなところに出てるんですからね、今や、萩原さんは。
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| 萩原: | 去年はいい再発盤が一杯出て、いい年でしたね。 |
| 山下: | あなたのこと聞いてるんです。 |
| 萩原: | あぁ、私ですか。 |
| 大滝: | フフフ。 |
| 山下: | あーたにとっては、どうでしたかということを聞いている訳で、
|
| 萩原: | 忙しかったですよ。 |
| 山下: | そうですか? |
| 萩原: | 結構ね、あのー、まあ、自分で好んでやってるんですけど、レコードのプロデュースとかね、結構一杯やっちゃって。
|
| 山下: | なるほど。結構枚数やったよね、去年? |
| 萩原: | 4枚もやっちゃって。 |
| 大滝: | えっ! |
| 萩原: | 4枚もやっちゃったんですよ。 |
| 大滝: | ずいぶん、 |
| 山下: | かけようぜ、それ。 |
| 萩原: | えっ? |
| 山下: | あとでかけよう。 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | 何をやったの?まず、米米のセクションやったでしょ? |
| 萩原: | 米米クラブの8割ライブ盤みたいなのをひとつ、くだらない曲だけを集めたのを出しましてね。その後、光岡ってやつの、
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| 山下: | ディオンちゃんって、去年だっけ? |
| 萩原: | 去年ですよ。 |
| 山下: | そうか。 |
| 萩原: | アルバム1枚つくりまして、 |
| 山下: | はい。 |
| 萩原: | その後、ビッグ・ホーンズ・ビーという、ホーン・セクションのインスト・アルバムをつくりました。で、伊藤せいこうという男の、
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| 山下: | ほー。 |
| 萩原: | アルバムをですね、年末につくった。それが、 |
| 大滝: | すごいっ! |
| 山下: | このバラバラな感じが、 |
| 萩原: | それが今年出すんですけどね。 |
| 山下: | ハワイアンからラップまで。 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | すごい。 |
| 萩原: | でした。 |
| 山下: | 伊藤せいこうさん、今年出るんですか? |
| 萩原: | 今年の春頃に出ると思いますんで。 |
| 山下: | 全く、いろいろと、 |
| 萩原: | これはご機嫌ですよ。 |
| 山下: | プロデューサー一本でやりきらないところが、 |
| 萩原: | フフフ。 |
| 山下: | なかなか、いろいろと、副業を残しつつ。 |
| 萩原: | いや、そんなことないですよ、そんな。 |
| 山下: | このやろう、全く。 |
| 萩原: | 申し訳ない。 |
| 山下: | という訳で、後で萩原さんのプロデュースを聴いてみよーっと。
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| 萩原: | 年頭から怒られ続けております。 |
| 山下: | えー、クレイジーからかけましょうかね。先週、先々週と洋楽一辺倒だったんで。
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| 萩原: | はい。 |
| 山下: | クレイジーいきたいと思います。私の好きな曲、「シビレ節」 |
曲: |
クレイジー・キャッツ/シビレ節 |
| 山下: | えー、クレイジー・キャッツで、ハナ肇とクレイジー・キャッツ「シビレ節」でありまして、私が中学1年。
|
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | 大滝さんは高校生ですな、ということは。 |
| 大滝: | すでに。 |
| 山下: | あのー、この間ね、今、コンサート・ツアーやってるんですが、ファンの方からね、ワインいただきまして、なんと「ナイアガラ」というメーカーなんですよ。足利。
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| 萩原: | なんか、「ナイアガラ」という葡萄の種類らしいですよ。 |
| 山下: | おー、あんた詳しいね。 |
| 萩原: | えぇ、そこに書いてあります。 |
| 山下: | 「ぜひ、大滝さんと」、あっ、そうか。「ナイアガラ種という緑色のブドウ100%でつくられたフルーティーな味の逸品です」
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| 萩原: | フルーティー。 |
| 山下: | 「ぜひ、大滝さんと二人で、新春放談あたりで飲んでいただけたらと思います」えー、清水和美さんという方がくださいました。
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| 大滝: | うーん、すごいね。 |
| 山下: | えー、今日持ってきました。 |
| 大滝: | 「お二人の好きな言葉『限定5000本』」 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | 俺は好きじゃない。 |
| 大滝: | 限定、 |
| 山下: | 僕とは関係ないから。 |
| 大滝: | いや待てよ、なんか「オン・ザ・ストリート・コーナー」って、限定じゃなかった?
|
| 萩原: | 限定でしたねー。 |
| 大滝: | なるほどね、ねっ。 |
| 萩原: | 後になって、限定じゃなくするって、ズルいですね。 |
| 山下: | 違うの!あれ、あんなもの売れるはずがないと思って限定にしてんですよ。
|
| 萩原: | フフフフ。 |
| 大滝: | とかなんとか言ってね。 |
| 山下: | 大滝さんと違いますよ。大滝さんは限定にしなくていいものまで、限定にするんだから。
|
| 萩原: | フフフ。 |
| 大滝: | なんかしたっけ? |
| 山下: | わざと限定にする。 |
| 大滝: | 何よ、俺、なにか限定したっけ? |
| 萩原: | 限定ありましたよ、番号入り。 |
| 山下: | しかもサンプル盤。 |
| 萩原: | そう。 |
| 大滝: | なんだっけ? |
| 萩原: | いや、売ったのでも番号入りがありまして、 |
| 山下: | あっ、そうだ。 |
| 萩原: | 「シング・アロング」 |
| 大滝: | あー、あれはね、カラオケね。カラオケ悪いじゃん、だってあんなもん、一杯売ったって。
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| 萩原: | あれね、あのー、ちょっと以前に、表参道のあたりにあったレコード屋さん、ありますよね。
|
| 山下: | うん。 |
| 萩原: | 達郎さんになじみの深い方がやってらした。 |
| 山下: | はいはい。 |
| 萩原: | あそこ行ってですね、あのー、あれを買おうと思ったら、「あっ、健太君、健太君、いい番号とっておいたよ」って、
|
| 大滝: | フフフ。 |
| 萩原: | 378番とか、全然どこがいいんだか、全くわからない番号で、悩んだことがありますけどね。
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| 山下: | その人の出席番号とかじゃないの? |
| 萩原: | よくわかんないですけどね。 |
| 山下: | たまには、はっぴいえんどをかけてみたいと思います。 |
| 萩原: | はい。 |
| 大滝: | 「たまには」ってさ、 |
| 萩原: | フフフ。 |
| 大滝: | なんか、来るとかけられんだよな。 |
| 山下: | いいじゃないですか。 |
| 萩原: | でも、はっぴいえんどは珍しいんじゃないですか? |
| 大滝: | でも最近あれだよね、細野さんの、 |
| 萩原: | えぇ。 |
| 大滝: | 「風を集めて」 |
| 山下: | 「風を集めて」やってますね、CM。 |
| 萩原: | はいはい、やってますね、CMで。 |
| 大滝: | いちおうね、私の「外はいい天気だよ」もやってるんだよ。(作者注:確か「日本生命」のCMだったと思います)
|
| 山下: | へ! |
| 大滝: | 聴いたことないでしょ、あんまり。 |
| 萩原: | 聴いたことない。 |
| 大滝: | やってるんですよ。 |
| 萩原: | あっ、そうなんですか。 |
| 山下: | 聴いたことないから、なんとも。 |
| 大滝: | ないでしょ。俺も1回しか見たことない。 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 大滝: | 長いんだよ、結構。1分ぐらいのやつかな。 |
| 萩原: | へぇー。 |
| 大滝: | 吉永小百合さんが出てくるやつ。 |
| 萩原: | 最近はまた、気運がはっぴいえんどに向かっていると。 |
| 大滝: | うーん。 |
| 萩原: | 吉永小百合さんなんですか? |
| 大滝: | 吉永小百合さん。はっぴいえんどに向かうのは、これからなんじゃない?
|
| 萩原: | これから? |
| 大滝: | うん。4,5年後ぐらいか、あと10年後ぐらいかな? |
| 山下: | 自分でブームを想定しているという。 |
| 萩原: | フフフ。 |
| 大滝: | いやいや、「自分で」って、なんか自分のもんじゃないよ、ああいう、あんなもんは。
|
| 萩原: | あんなもん! |
| 大滝: | ほんとに。 |
| 山下: | すぐ否定したがる。 |
| 大滝: | うん、否定したい。 |
| 山下: | えー、2枚目の「風街ろまん」から、 |
| 大滝: | できれば、1コーラスで絞って欲しい。 |
| 萩原: | そんなこと、そんなこと甘い。 |
| 山下: | 甘い。 |
| 大滝: | 結構長いよ、この歌。 |
| 山下: | しっかりフル・コーラスいきます。今はしかし、どうしてこういうカントリーの曲がなくなってしまったんですかね?
|
| 大滝: | いや、それは長いんだけどね、それだけで1番組作れるんですけどね。
|
| 山下: | はい、作れます。じゃあ、それは後日。これは健太さんのリクエストで「空いろのくれよん」
|
| 大滝: | いや、そうだっけ? |
曲: |
はっぴいえんど/空いろのくれよん |
| 山下: | えー、という訳で、はっぴいえんどの2枚目のアルバム「風街ろまん」に入っております「空いろのくれよん」でありました。
|
| 萩原: | いいですね。 |
| 大滝: | 長いな。 |
| 萩原: | いい曲ですね。 |
| 山下: | いいですね。 |
| 大滝: | 長い。 |
| 山下: | 大滝さん、こんとき何歳だったんですか? |
| 大滝: | えーっと、1971年ということは、71から48引くと、いくつ? |
| 山下: | 23歳、若い。 |
| 大滝: | あー。 |
| 萩原: | ねっ。フリッパーズ・ギターと同じぐらいですもんね。 |
| 山下: | この音楽の違い。 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 大滝: | 結構大人だよね。 |
| 山下: | 大人だよね。 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | いや、ほんとにそうだよ。 |
| 大滝: | いろんなこと言ったりして。 |
| 萩原: | でも、カントリーだめだだめだって言っても、もしかしたらカントリー、来るかもしれないですからね。
|
| 大滝: | あー、それは、 |
| 萩原: | そうすると、こういう曲、来ちゃうかもしれないですね。 |
| 大滝: | ぐっとね。来て欲しいね、 |
| 山下: | 誰かがカバーしてね。 |
| 大滝: | 誰かカバーしてね。 |
| 山下: | という訳で、これ、二人に任せておくと、もう全然終わんない。
|
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | 前に進まない。 |
| 大滝: | 待てよ、待てよ。 |
| 山下: | どんどん輪切っていかないと。萩原さんのさっきあれしてた、ブルース・ホン、ブルース・ホーンズ・ビーじゃない、
|
| 萩原: | 違う、違う、ビッグ・ホーンズ・ビーですね。 |
| 山下: | それのもじりでしょ、違う? |
| 萩原: | まぁ、そうですけどね。 |
| 山下: | えーっと、メンバーは米米クラブのブラスのセクションの人たちですか?
|
| 萩原: | セクションの5人を中心にして、またさらに5人を加えて、10人編成っていうことで、
|
| 山下: | なるほど。 |
| 萩原: | やってるんですけどね。ちょうどコンサートが終わったばかりですよ。
|
| 山下: | そうですか? |
| 萩原: | 東名阪のツアーが。 |
| 山下: | なるほど、ちょっと、遅かりし由良の助という雰囲気がしますが。
|
| 萩原: | ハハハ。でも、あのー、ほら、最近ホーン・インストって、なくなっちゃったでしょう。
|
| 山下: | そうね、確かにね。 |
| 萩原: | 昔はほら、ホーン・インストというか、R&Bインストみたいのって、結構あって。それがなんか、こう、ポップで楽しいというか。
|
| 山下: | 向こうにはほら、まだインコグニートとか、そういうのあるでしょう。
|
| 萩原: | えぇ。だから、なんかホーンのインストというと、ジャズとかね、フュージョンとかね、
|
| 山下: | ふんふん、そうですね。 |
| 萩原: | そういうのになっちゃって、なんかつまんないなーと思って。で、ジャズも昔はね、ああいうファンキー・ジャズだったら、
|
| 山下: | そうですね、ありましたね。 |
| 萩原: | なんかその、テーマのかっこよさだけで、持っていけるみたいなね。
|
| 山下: | そういうのほんとになくなりましたね、考えればね。 |
| 萩原: | ねぇ、あの痛快な感じっていうのがね、ちょっとね、もう一度そういうのを、よみがえらせたいなと。
|
| 山下: | と思って、無理矢理に作らしたと。 |
| 萩原: | いや、そんなことないですよ。本人たちといっしょに、 |
| 山下: | やりたいと。 |
| 萩原: | 盛り上がったんですよ。 |
| 山下: | そうですか。 |
| 萩原: | これはやろうじゃないかと。 |
| 山下: | えー、それで、そっから1曲、じゃあ聴いてみたいと思いますが、
|
| 萩原: | はい。 |
| 山下: | なんと、バーケーズの「ソウル・フィンガー」をカバーしておりまして、
|
| 萩原: | コピーっていわれてますけどもね。 |
| 山下: | いいんですよ、カバーです。 |
| 萩原: | はい。 |
| 山下: | 自信持って言わないとだめですよ、カバーだって。 |
| 萩原: | 自信持ってカバーしてます。 |
| 山下: | という訳で、「ソウル・フィンガー」 |
曲: |
BIG HORNS BEE/SOUL FINGER |
| 山下: | 東芝プレミア3、1月度は、1月の4回は新春放談でございまして、今日と来週は、私と大滝詠一さん、萩原健太さん3人でお送りしております。さっきの「ソウル・フィンガー」、あれはなんと一発録りだそうで。
|
| 萩原: | 一発録りなんですよ、あれ。 |
| 山下: | 途中のギターいいですね、あれ。 |
| 萩原: | かっこいいでしょ?あんまりうまくない人なんですけどね。 |
| 山下: | いえいえ。 |
| 萩原: | 味があるんですよ。 |
| 山下: | すばらしい。えー、次なにかけようかな。なにをかけようと思ったんだっけな、僕は。あ、そうそうそう、これこれこれ。インストが、もう1曲。これ、ダニー・ガットン。
|
| 萩原: | このダニー・ガットン。 |
| 山下: | これは萩原さんが持ってきてくれたやつですが。 |
| 萩原: | 今ね、37歳か8歳ぐらいのね、ギタリストなんですけどね、 |
| 山下: | えぇ。 |
| 萩原: | インストなんですよ。 |
| 山下: | どこのどなたさまなんですか? |
| 萩原: | よく知らないんですけど。 |
| 山下: | なんで買ったんですか、じゃあ、これを? |
| 萩原: | ちょっと聴いたら、よかったんですよ。 |
| 山下: | へぇー。 |
| 萩原: | で、あのー、ブルースっぽいインストとかが多いんですけどね。だから、どっちかというと、テックス・メックス系のちょっと、そのー、インスト物みたいな。
|
| 山下: | でも、なんか「クワイエット・ビレッジ」とかさ、 |
| 萩原: | そうなんですよ。 |
| 山下: | 「イン・マイ・ルーム」とかさ。 |
| 萩原: | 結構あのー、だから、まぁ、リンク・レイですかね、スタイルとしてはね。
|
| 山下: | 知ってる人しか知らない。 |
| 萩原: | そんなやつが、今時新譜を出してるっていう事実にですね、 |
| 山下: | なるほど。 |
| 萩原: | 結構、いたく感動しまして。 |
| 山下: | 南部の人ですね、これはね。一応エレクトラですね、これはね。
|
| 萩原: | はい。日本盤も出ました。 |
| 山下: | あー、そうですか?出す人の気が知れないという感じもしますが。
|
| 萩原: | ハハハ、間違ったんじゃないでしょうかね。 |
| 山下: | えー、なんとビーチ・ボーイズの「イン・マイ・ルーム」をカバーしております、期待できますね。これ僕、聴いたことないなー。最近疎いな。えー、「イン・マイ・ルーム」、ダニー・ガットンです。
|
曲: |
DANNY GATTON/IN MY ROOM |
| 山下: | もう、ほとんど多羅尾伴内楽團とどこが違うのかって雰囲気でね。
|
| 萩原: | すごいでしょ。こいつはね、きっとね、このダニー・ガットさんはね、大滝さんのファンなんですよ。
|
| 山下: | そうですね、この人はね。 |
| 大滝: | フフフ、最後が「五月雨」になるのがすごいよね。 |
| 山下: | カントリー系というか、ネオ・ロカ系の人みたいですね。 |
| 萩原: | そうですね。 |
| 山下: | えー、ロバート・ゴードンとか、ロジャー・ミラーなんかといっしょに仕事してると書いてありますね。ロバート・ゴードンのブートのライブに入っているとか、なんかいろんなことが、
|
| 萩原: | ブートのライブに入っている! |
| 山下: | ちょっとしか読んでないから、ちょっとわかんないけど、そんなことが書いてありますが、ダニー・ガットンの「イン・マイ・ルーム」でございました。
|
| 萩原: | どうですかね、このては? |
| 大滝: | これは掘り出しもんだね、ヒットヒット。 |
| 山下: | これはいいな、買お。 |
| 大滝: | うん。これはいい。 |
| 萩原: | これとともにですね、多羅尾伴内楽團が復活するというね。 |
| 大滝: | 復活するといいよねー。なんかね、駒沢くんのわびしいスティール・ギターをね、ちょっと思い出してしまったけどね。
|
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | なかなか、振りが関連性があっていいですね。 |
| 萩原: | ですね。ロンリー・サーファー系ですよね。 |
| 大滝: | そうね、ジャック・ニッチェのね、そういう感じで。 |
| 山下: | ジャック・ニッチェといえば、次はジャッキー・デシャノンのCDをかけたいと思います。
|
| 大滝: | なんか関係あるのかな? |
| 萩原: | ジャックですね、ハハハ。 |
| 大滝: | ジャックが同じかな。 |
| 山下: | えー、一応ジャック・ニッチェとジャッキー・デシャノンの共作の曲で、ジャック・ニッチェがアレンジ、プロデュースした、「ビー・グッド・ベイビー」という、
|
| 萩原: | やったー。 |
| 山下: | これをいってみたいと思います。 |
曲: |
JACKIE DESHANNON/BE GOOD BABY |
| 山下: | えー、ジャッキー・デシャノンの「ビー・グッド・ベイビー」でございました。この3人でやってる割には、曲がたくさんかかってると。
|
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | なかなかすごい。えー、なんか、今年は萩原さん、予定はなにがあるんですか?
|
| 萩原: | 今年ですか? |
| 山下: | えぇ。 |
| 萩原: | あんまりなんにも決めてないですけどね、まだね。 |
| 山下: | 決めてない? |
| 萩原: | うーん。 |
| 山下: | いきあたりばったり? |
| 萩原: | 少しね、レコードを整理しようかなと。 |
| 山下: | 放出するということですか? |
| 萩原: | うーん、真剣に思ってるんですけどね。 |
| 山下: | 萩原さんのレコード、何が放出するんでしょう? |
| 大滝: | お金に困ってる訳じゃないんでしょ。 |
| 萩原: | いやー、そういう訳じゃないんですけど。 |
| 山下: | 場所に困ってるんでしょ? |
| 萩原: | 場所に困っちゃったし、まぁ、あのー、この前計算してみたら、一生かかっても持ってるの聴けないみたいなんですよ。
|
| 山下: | 当然でしょ。 |
| 大滝: | えっ!いつまで生きる気なの? |
| 萩原: | いや、よくわかんないですけど。これはちょっとしょうがないなと思いましてですね。まあ、とにかく70歳ぐらいまで元気でがんばれると、もし、楽観的に思ったとしてですね。ちょうどもう半分も過ぎたことですし、そろそろ、じゃあ今度は体重も含めて、少し削り落とす時期に、フフフ。
|
| 山下: | それとなんか関連付けて考えると、全く無理だという感じがしますが。
|
| 萩原: | アハハハ、ひどい!達郎さんと大滝さんってどうしてたんですか?やっぱりレコードって、増えるがままじゃなかったでしょ?
|
| 山下: | いやー、どうでした、大滝さん? |
| 萩原: | 増えるがまま? |
| 大滝: | いやー、全然数は変わんないよ。 |
| 萩原: | はー。 |
| 大滝: | うん、どうしたんだろうな? |
| 山下: | 数は変わんない? |
| 大滝: | 変わんない。 |
| 山下: | あっ、そう。 |
| 大滝: | 当時だから、ごまのはえとかいっぱい、あっ、ココナツバンクの人たちがいっぱいいて、
|
| 萩原: | えぇ。 |
| 大滝: | とか、なんかだから、こう、放出して。だから、あのー、一定数より減りもしないし、増えもしないし。
|
| 萩原: | ある棚の大きさの中から、 |
| 大滝: | そうそう。 |
| 萩原: | 枚数は変わらなくて、要らなくなったものからどっかいくという。
|
| 大滝: | うん、どっかいくという。 |
| 山下: | 僕はもう、完全にパンクですよ。 |
| 萩原: | もう増えるがまま。 |
| 山下: | うん、増えるがまま。もう、倉庫と化してますね、完全に、仕事部屋。段ボールに入って。
|
| 萩原: | どうしてそんな買うんでしょうね? |
| 山下: | わかんないですね。 |
| 萩原: | ねぇ。 |
| 山下: | それは、あのー、偏執、 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | いやいやいや、そういう、別に物欲じゃないんですよ。 |
| 萩原: | うん。 |
| 山下: | それが一生で1回、かけるかかけないかわからないけど、ねぇ。かけたいと思ったときにないと嫌だという心理でしょ。
|
| 萩原: | まぁ、確かにそうですね。 |
| 山下: | だから、これ、だって、あのー、あれですもんね。ライノで出たCDシングルの何十枚が全部あるですもんね、お宅。
|
| 萩原: | フフフ、ついね。 |
| 山下: | すごいですよねー。 |
| 萩原: | つい、 |
| 山下: | いや、萩原健太さん見てると、足元にも及びませんよ、レコード買うのなんて。
|
| 萩原: | とんでもないですよ、そんな! |
| 山下: | 私の10倍ぐらい買ってますからね、見てると。 |
| 萩原: | あー。 |
| 山下: | だって僕、こんなラーズベリースとかさ、今日いろいろ、ほとんどあのー、萩原さんが持ってきたCDでばっかり、今日はかけてますけど。こういうなんだ?ラーズベリーズとかさ、バッド・フィンガーとかさ、スウィートとか、こういうの僕は買わないもん。
|
| 萩原: | あー、うん、そうですね。 |
| 山下: | こういうのも買って、ヒップ・ホップもんも買ってさ、アイドル歌謡も買ってさ、クレイジー関係も買ってさ、何でも買ってるじゃん。ブラックもんも買ってさ。
|
| 萩原: | ねぇ。欲張りなんですよ、フフフ。 |
| 山下: | それでやっぱりね、「増える一方」って当たり前だろっていうね。
|
| 大滝: | フフフフ。 |
| 萩原: | そうね、これはまずいなと思いましてね。 |
| 山下: | 放出するんですか? |
| 萩原: | そうなんです。 |
| 山下: | でもね、放出しようたって、結局ね、何枚も出ないんでしょ? |
| 萩原: | いや、今回は思い切りますよ。 |
| 山下: | そんなことないの?清水(きよみず)? |
| 萩原: | 今回の萩原はね、CDね、ダンボール20箱分はね、放出しますよ。 |
| 大滝: | ほー。 |
| 山下: | ほんとに? |
| 萩原: | フフフ。 |
| 山下: | ほんとに! |
| 萩原: | 今年の萩原は違いますよ。 |
| 山下: | 僕、この間、10年ぐらい前に引越しするときにさ、「もうこの際だ。捨てよう!」ってさ、出たの20枚、たったの。
|
| 大滝・萩原:ハハハ。 |
|
| 萩原: | でも、その気持ちは分かりますよ、僕も、つらいね。 |
| 山下: | みんな来てさ、「ふざけんじゃない」っつって、帰って行った。
|
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | 「放出するから」っていって、みんな来たの、友達が。 |
| 萩原: | 手伝いに来てくれて。 |
| 山下: | そう、来てくれて。ダンボール半分ぐらいにさ、入ってるの。 |
| 萩原: | ハハハ、「これしかない」って? |
| 山下: | 「お前なー」とか言われてね、「お前、そうやってだまして、引越しの手伝いさせたんだろう」とか言われちゃったもん。
|
| 萩原: | 大滝さん、まとめて放出したこととかないんですか? |
| 大滝: | うーん、なんか、 |
| 萩原: | なんとなく、五月雨式に、こう、 |
| 大滝: | そうですね、そうです、そうです。 |
| 萩原: | さすがに「五月雨」。 |
| 大滝: | さすがに「五月雨」の作者だけあって、えー。なんだよ?しばし沈黙。
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| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | えー、という訳で、また萩原さんが持ってきてくれた、ボビー・ダーリンのCDでありまして、ボビー・ダーリンがCDになっちゃう。
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| 萩原: | うん。 |
| 山下: | えー、私の好きな、なんともすみませんね、私の好きなやつばっかり。
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| 萩原: | いえいえ。 |
| 山下: | どうせ、何選ぼうたって、 |
| 大滝: | えっ、何選ぶの? |
| 山下: | 「クイーン・オブ・ザ・ホップ」 |
曲: |
BOBBY DARIN/QUEEN OF THE HOP |
| 山下: | 「今度の伊藤せいこうのやつはいいから」って、そればっかり今日、一日中言っております、萩原さんでございまして、
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| 萩原: | いいですよ、これは。 |
| 山下: | えー、今年もそういうレコード・プロデュース作業は、精力的にやるおつもりなんですか?
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| 萩原: | いや、まだ何の予定もね、立ってないんですけど。 |
| 山下: | 年間4Wだったら、たいしたもんですよ、でも。 |
| 大滝: | すごいんじゃないかなー。 |
| 山下: | ほんとに。 |
| 萩原: | そうですかねー。 |
| 山下: | うん。 |
| 大滝: | ナイアガラの70年代の後半、アルバム年間4Wでしたけどね。 |
| 山下: | うん、だいたいそう。 |
| 萩原: | あー、あー、あー、そうでしたね。 |
| 大滝: | えぇ。 |
| 萩原: | 大変だったんですね、大滝さん、ほんとにね、ハハハ。 |
| 大滝: | あの頃はね、予算もなくって。なに言ってんだ? |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | それがちょっとまたね、基準が違いますわね。 |
| 大滝: | 失礼しました。 |
| 山下: | 全部自分でやんなきゃ、なんないんだから。 |
| 大滝: | えー。 |
| 萩原: | そうですよね。 |
| 山下: | 大変でしたよね、ほんとに。ところで大滝さんはね、僕はね、先週、先々週、相当詰めたんですがね、
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| 萩原: | あー、相変わらず、 |
| 山下: | あなたからも言ってあげてくださいよ。 |
| 萩原: | 動かないですか? |
| 山下: | 動かないんですよ、これが。 |
| 萩原: | 動かぬこと、 |
| 大滝: | そう、山のごとし。 |
| 山下: | 山のごとし? |
| 大滝: | うん。大山鳴動、ねずみ一匹って、何にも関係ないな、これ。 |
| 萩原: | ハハハ。あー、ほんとにやんないんですか? |
| 山下: | 滝なんだから、もうちょっとこうね、流れないとね。 |
| 萩原: | うーん。 |
| 大滝: | 「滝の音は 絶えて久しく」 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | なんなの、それ? |
| 大滝: | 「なりぬれど」じゃないな、なんだっけな?絶えたね。 |
| 萩原: | あのー、ほら、 |
| 大滝: | 華厳の滝もなんか、ほら、あのー、水がさ、 |
| 山下: | なんか言われたくないもんだから、後から後から言うんだよ、こうやって。
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| 大滝: | フフフ、水がなんか枯れるっていう噂もあるじゃない。 |
| 萩原: | 去年、あのー、「大瀧詠一作品集」という、あの、 |
| 大滝: | あー、そういえばね。 |
| 萩原: | あれをね、出して。 |
| 大滝: | やりましたよ、私。 |
| 萩原: | 過去の、 |
| 大滝: | そー、そー、そー、作品集。 |
| 萩原: | まあ過去というか、いろんな提供した作品のね。 |
| 大滝: | 提供した人のを、全部集めた、あのー、コンピレーション、出たんですよ。
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| 山下: | どっから出たんですか? |
| 萩原: | ソニーから、CD選書のひとつとして、 |
| 大滝: | そー、そー、そー。 |
| 山下: | 私知りませんよ、そんなの。 |
| 萩原: | ありましてですね。 |
| 山下: | あー、そうですか。 |
| 大滝: | 出ましたよ。 |
| 山下: | 持ってきましょうよ、あとで。 |
| 大滝: | うーん。 |
| 萩原: | 来週あたりに。 |
| 山下: | 来週あたり。 |
| 大滝: | あれは名作ですよね。 |
| 萩原: | あれはすごかったですけど、そのライナーにですね、大滝さんが自ら、
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| 山下: | 自分で書いたんですか、ライナー? |
| 大滝: | 書いた。一番最後、なんでしたっけ? |
| 萩原: | えーっとですね、 |
| 大滝: | うん。 |
| 山下: | 「裏方の」 |
| 大滝: | 裏方の! |
| 萩原: | 「光のどけき春の日に ひねもす のたりのたりかな」 |
| 大滝: | いいね、これ! |
| 山下: | わかったような、わかんねーような。 |
| 萩原: | 「裏方宣言」っていうことで我々はとってるんですよ、そのまま。
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| 大滝: | そう、裏方宣言したんですよ。 |
| 山下: | 裏方宣言して、じゃあ、 |
| 萩原: | 裏方としては、何を今年は? |
| 山下: | やっていただけるんでしょうね。 |
| 大滝: | 今年はだから、裏方で、だから、80年代も結構裏方って、前これ、毎年同じこと言ってんじゃん。
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| 萩原: | ハハハ。 |
| 大滝: | 結論いっしょ。で、ますます、誰にもわからないような裏方をね、やったんです。
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| 山下: | なんなの、それ? |
| 大滝: | で、これは、えーっと、多分、えーっと、死後、もし本が出たら、明らかになるんですよ。
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| 萩原: | ふーん。 |
| 山下: | よくわかんねーな。 |
| 大滝: | ほんとに。 |
| 萩原: | 「裏方は見えたら表方」という名言を、大滝さん残してますけどね。
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| 大滝: | ナイアガラ名言集。 |
| 山下: | わかったような、わかんないような、ハハハ。 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 大滝: | まぁ、いいじゃないですか。 |
| 山下: | えー、お言葉に甘えて、シュガー・ベイブをかけさせていただきます。
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| 萩原: | やった。 |
| 山下: | えー、「雨は手のひらにいっぱい」 |
曲: |
シュガー・ベイブ/雨は手のひらにいっぱい |
| 山下: | この時、私が21ですから、 |
| 萩原: | うーん、スチャダラパーぐらいだったんですね、ハハハ。 |
| 山下: | いや、でも、私が自分で、 |
| 大滝: | 大人だねー。 |
| 山下: | どうして、こうやって、私の友達っていうのは、こうやって、人が話している時に、話しの腰を折る人ばっかりなんでしょうね。
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| 大滝: | スチャダラパーより大人だよね。 |
| 萩原: | ねっ。 |
| 大滝: | 声が若いって? |
| 山下: | うーん。だけど、大滝さん、さっきのさ「空いろのくれよん」、ほとんど変わって聞こえないでしょう?
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| 大滝: | そうだけどさー。でも、山下君のサウンドが全然おんなじじゃん。
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| 萩原: | あー、あー、あー。 |
| 大滝: | 俺のサウンドは全然、なんか、 |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 大滝: | あさってのサウンドしてるみたいで。 |
| 山下: | クックック。声をとるか、サウンドをとるか? |
| 大滝: | うーん。 |
| 萩原: | まぁ、それぞれにね。でも、そこに、実は、ほら、一般的には逆のように思われているかもしれないところが、実はずっと続いてるって感じしません?
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| 大滝: | うーん。 |
| 萩原: | だから、達郎さんは、その、ボーカルっていう、なんかそっちの方が言われること多いし、大滝さんはサウンドって言われることが多い割に、実は大滝さんのボーカルの方が変わらずに、達郎さんのサウンドの方が変わらず。
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| 大滝: | やったねー。 |
| 萩原: | なかなか、これは。 |
| 大滝: | やっぱ審査委員になって、言うことが違うわ! |
| 山下: | ハハハハ。 |
| 萩原: | なんだ、それは? |
| 大滝: | それ人生相談か? |
| 萩原: | 違う! |
| 山下: | クックック。きつー、きつきつきつー。チクチクチク。なかなか鋭い突っ込みがあったところで、
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| 大滝: | まとめてどうするんだ、こんな話を。 |
| 山下: | えー、 |
| 萩原: | そろそろお別れの時間かな?フフフ。 |
| 山下: | そろそろ来週かな?まだわかりませんが、とりあえず、あのー、コレクターズ・アイテムで、あんまり面白くないんですけど。カーメン・マックレが、なんとビーチ・ボーイズのカバーをやってるってのがあるんですよ。
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| 萩原: | ほーほー。 |
| 山下: | で、昔、それ出てたんですけど、アトランティックで「フォア・ワンス・イン・マイ・ライフ」ってアルバムがありまして、それがなぜかCD化されました、我がMMG株式会社で。
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| 萩原: | ポップ・ヒットを歌ってる訳ですね、それはね? |
| 山下: | そうです。えー、で、まあ、これの次のアルバムはアリフ・マージのプロデュースで、「ジャスト・ア・リトル・ラビン」とか、そういうのやってるんですけど、
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| 萩原: | えぇ。 |
| 山下: | カーメン・マックレ・イン・メンフィスみたいな、変なアルバムなんですが、その1枚前が、関係ないか、
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| 萩原: | テンプターズ・イン・ナッシュビルみたいなもんですね。 |
| 大滝: | フフフフ、出たな。 |
| 山下: | そうですね。えー、そうですね。 |
| 萩原: | はい、すいません、話の腰を折ってばかりで、申し訳ない。 |
| 大滝: | 腰を折っちゃって。折られるのがね、ほんとに弱いんだよ。自分じゃ折る割にね、折られるのが弱いんだ。
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| 萩原: | フフフ。 |
| 山下: | で、カーメン・マックレなんだよ! |
| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | カーメン・マックレのね、 |
| 萩原: | えぇ。 |
| 山下: | あるんですよ、アルバムが、「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」というアルバムに、なんと2曲もカバーしている。
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| 萩原: | ポップ・ヒットを歌ってるアルバムですよね、ハハハハ。 |
| 山下: | そうです、そうです。 |
| 大滝: | フフフ、やっぱ、突っ込まなきゃいけないんだ、この時。 |
| 山下: | なんと、なんとペット・サウンズのね、中から2曲をカバーしてる。全くもう。
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| 大滝: | ようやく調子が出てきたなー。 |
| 山下: | えー、という訳で、あんまりできはね、そんなにあれなんですけど。まぁ、コレクターズ・アイテムということで、かけます。
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| 萩原: | ハハハ。 |
| 山下: | えー、「アイ・ジャスト・ワズント・メイド・フォー・ディーズ・タイムス」バイ・カーメン・マックレ。
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曲: |
カーメン・マックレ/I JUST WASN'T MADE FOR THESE TIMES
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| 山下: | えー、カーメン・マックレ「アイ・ジャスト・ワズント・メイド・フォー・ディーズ・タイムス」を聴きまして、この続きはまた次回ということです。えー、という訳で、東芝プレミア3の1月スペシャル、山下達郎と大滝詠一さん、そして萩原健太さん、3人によります新春放談第3回。ちょっと調子が、「やっとエンジンがかかってきたな」っていう頃で終わりでございまして、この続きはまた来週ということで。来週はいよいよ4回目、最後でございまして、「よくこんなもの一月もやってる」と、東芝さんありがとう。
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| 萩原: | ハハハ。 |
| 大滝: | ヘヘヘ。 |
| 山下: | えー、大滝さん、萩原さん、来週もひとつまたよろしくお願いします。
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| 大滝: | よろしく。 |
| 萩原: | お願いしまーす。 |
| 山下: | えー、という訳で、来週は新春放談、最後でございます。また、バカ話で楽しくやってみたいと思います。また来週のこの時間をお楽しみに。それではみなさん、さよなら。
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| 大滝さん、達郎さん、健太さんのレコード・ライブラリーってどのぐらいなんでしょうか?興味ありますね。一生かかっても聴けない量って、私のような一般人からすると想像もつきません。達郎さんは「マンションを、もうひと部屋買って、レコード室にしている」とサンデー・ソング・ブックで言っていたような気がするし、大滝さんも同様のことを言ってたような気がします(これ正しいですか?)。健太さんはこの年、本当に清水の舞台から飛び降りたのでしょうか?どんなレコードが放出されたんでしょうか?私はミュージック・マガジン8月号の「さすらいのレコスケ」を読んで、ミョーに共感してしまいました。 話は変わりますが、半年ぶりに新コーナーの企画を思い付きました。現在資料の整理をやっているところですので、近いうちに(ナイアガラ時間)公開したいと思います。ご期待ください。 |
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