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1994.1.15 サタデー・ソング・ブック

 曲:

山下達郎/BORN TO BE WILD

山下: みなさんこんにちは、ご機嫌いかがでしょうか、山下達郎です。毎週、土曜日の3時からお送りいたしております、山下達郎の「ジャックス・カード・サタデー・ソング・ブック」。えー、毎年恒例の新春放談、大滝詠一さん、萩原健太さんをお迎えしまして、今日は第3回目でございます。

萩原: ロッケン・ロール!

大滝: ワイルド、ワイルド。

山下: えー、多分、一生の不覚で、一生グズグズ言われると思います、これで。

大滝: 言いましょう、

萩原: 言いましょう。

大滝: えぇ。

山下: 最悪。

大滝: こうなったら。

萩原: シングル・リリースもそろそろ考えて、

大滝: そうそう、テーマ・ソング、山下君の。

山下: ほんの軽い気持ちでやったつもりがこれですもんね。

大滝: 新春放談のテーマ。

萩原: ねっ、副題がつくという。

大滝: 「ワイルドで行こう」

山下: なんでしかし、新春放談のテーマが、

大滝: いいなー。

山下: 「ワイルドで行こう」なの、これ?

萩原: ワイルドですよ。

大滝: ワイルド、なんか、「ワイルドで行こう」っていいよね。

萩原: いいですね。

大滝: タイトルがいいな。

山下: しかし、あれですね。私、これ、生まれて初めて歌いましたけど、これの歌いだしが「ゲッチョーモーターランニン」だってのを初めて知りましたよ、僕は。

大滝: 「ゲッチョーモーターランニン」

萩原: でも、気持ちよかったでしょ、歌ってみたら?

山下: どこが!

大滝: ハハハ。

萩原: 気持ちよさそうでしたよね。

大滝: まっちり。

山下: あの後、僕はうち帰ってね、ステッペン・ウルフ聴きましたよ、しょうがない。

大滝: 誰が聴いても持ち歌にしか聞こえない。

萩原: だよね。もうね、

大滝: ぴったし。

山下: なんか高校の学園祭やってるような気分になってますけどね。

大滝: そのうちね、何年か経つとわかります。「あー、やっぱりこれだったんだ」と。

萩原: 「あっ、あの時の!」

大滝: 「あの時の!」

萩原: 「ワイルドで行こう」

大滝: 「あっ、あの時のあれが!」

山下: よしっ(テーブルを叩く音あり)、もうわかったよ。俺はね、

大滝: またかよ。

山下: いいよ、来週、俺、「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」かけちゃうから。

大滝: またこのパターンかよー。ほんとにもう、去りますよ、私は。

萩原: フフフ。

大滝: リトル・ガールじゃないんだけど、ほんとに、もう。

山下: えー、という訳で、今日は3週目でございましてですね、先週、先々週と、割となかなかいい流れだったんで、今週は、ぜひ、あのー、去年出ましたですね、エルビス・ボックス、エルビス60ボックス、すごい労作でございますが。それに加えて、大滝さんの大労作ライナーが入っておりまして、これがなかなかすごいので、今日はこの話しを、特に前半に、重点的にお願い、よろしく、します。

大滝: すいません、なんか、いつも私のことばっかりでね。

山下: いや、大滝さんがゲストの、

大滝: 年に1回。

山下: 新春放談なんですから。

大滝: うーん、どうもねー。

山下: ここにしか出てこないんですからね、ほんとに。

大滝: これがね。

山下: えぇ。

大滝: ほんとに。

萩原: ハハハ、溜息ついてる場合じゃないですよ。

大滝: 個的な話しになっちゃって、ほんとに申し訳なくてね。

山下: まだアルバムの話し聞かない分だけね、ありがたいと思わないと。

萩原: そうですよ。

大滝: いえいえ、カウント入ったら、もうできたようなもんですよ。

山下・萩原:ハハハ。

大滝: 「あっ」というまですよ。

山下: すごかったですねー。

大滝: ワン・ツー・スリー・フォーですよ。今日を生きようですよ。誰が何と言っても。

山下: えー、という訳で、お知らせの前になんか1曲かけたいんですけどね。

萩原: はい。

大滝: かけましょう。

山下: なにかけますかね?

萩原: えっ?

山下: 萩原さんの、そのバンドかけますか?

萩原: あっ、いいですか?

山下: えぇ。

萩原: 新作、でも、

大滝: ラテンですよ、やっぱり。

萩原: ラテン・ロックかけてもらいましょうかね。

大滝: これからはラテンでしょうな。

山下: 先週も、えー、ちょっとお話しましたけど、萩原さんがぷろでゅーすしましてですね。多分春先に発売になると思いますが、

萩原: はい。ビンゴ・ボンゴというバンドなんですけどね、

大滝: ほー、プレストン・エップス。

萩原: ヘヘヘ、ちょっと聴いてやってください。

山下: 萩原さんは、いつもこういう大所帯バンドが好きです。えー、なんという曲ですか?

萩原: 「イエイ・イエイ女到来」

山下: なんだよ、それ?

大滝: それ、小林亜星じゃないの?

萩原: フフフ。

大滝: 寂しがりやなんだね。大所帯、好きだよね、ほんとに。

萩原: すいません。

大滝: こう見えても。

萩原: 申し訳ない。

大滝: 「イエイ・イエイ女到来」?

山下: どうぞ。

 曲:

ビンゴ・ボンゴ/イエイ・イエイ女到来

 曲:

ELVIS PRESLY/MAKE ME KNOW IT

山下: 山下達郎がお送りいたしております、「サタデー・ソング・ブック」。えー、新春放談、毎年恒例の大滝詠一さんと萩原健太さんをお招きしまして、今日は3週目でございましてですね。えー、去年、エルビス・プレスリーの60年代の仕事を、一大ボックスにしましてですね、全130曲、5枚組CDボックスが出ました。日本盤も出ました。えー、これは断固、日本盤を買うべきでありまして、なぜかといいますと、大滝さんがライナーを書いておりましてですね。このライナーがなかなか、なかなかじゃない、とんでもない力作でございまして、何ページ?

大滝: ページ数忘れましたけどね、

山下: すごいでしょ。

大滝: あのー、書いててですね、「私はこれを書くために生まれてきたのではないか」っていうふうに思いましたね。

萩原: フフフフ。

大滝: 今までいろいろ、20何年間、24年間、あのー、25年間やってきましたけども、これが一番充実した仕事でした。正直申せば。

山下: これは去年大滝さんがやった、一番大仕事だったですね。

萩原: うん、まとまった仕事ですよね。

大滝: 「25年の中で」と言ってください。

萩原: あー、そうですよね。

大滝: えぇ。

萩原: 400字詰めの原稿用紙で200枚くらいあったって話しですね、なんか。

大滝: 楽にあったんじゃないかと思いますけどね。

萩原: すごいですよね。小説ぐらいの長さですからね、ほんとにね。

大滝: 卒論ぐらいの長さではないかというような噂も聞きましたけどね。

山下: この、フィフティーズのやつは、日本盤出たんでしょ?

萩原: えぇ、出てます。

大滝: 出てます。

山下: あれは解説は誰が書いてるんですか?

萩原: あのー、赤川さんというね、

大滝: えぇ。私には来ませんでした。

山下: あー、そうですか。

大滝: で、あれが出た時に、そのー、「60年代はとにかく書かせてくれ」と私の方から言ったんですよ、実は。

山下: あー、そう。

大滝: だから、もし、私の方で、そういう、なんか、動きがなければ、

萩原: まぁ、ただ普通にすっと出ていたっていうことですね。

大滝: これは、成立っていうか、「私のこの文章はなかった」っていうふうに思うんですけど。とにかく、まぁ、あのー、なんか、天命というかね、

萩原: うん。

大滝: 「これは書かなきゃいけないんじゃないか」っていうふうに、なんか、そのー、天の声があったんで。

山下: これはしかし、たいしたもんですよね。さすが、すごいですよね。72ページの日本語のブックレットが付いてるんですからね。

大滝: うーん。

山下: さっそく何か1曲。

萩原: やっぱり、

山下: なんたって、萩原健太さんは、

萩原: はい。

山下: 60年代のエルビスで育ったという。

萩原: いやいや、後半ですよ。60年代後半の、

山下: しかも、後半。珍しい、

大滝: ちょうどこのボックスの、おしまいの方だそうですね。

萩原: そうですね。そこで、

大滝: びっくりしましたね。で、山下さんは全くエルビスがないという。

山下: えぇ。ないんです、私は。

萩原: でも、どうですか、60年代前半の方から、「リトル・シスター」とか、その辺を。

大滝: あー、いいじゃないですか、「リトル・シスター」は。

山下: じゃあ、「リトル・シスター」。

大滝: えぇ。

山下: 曲名だけ知ってる。

萩原: ハンク・ガーランドの、

大滝: ハンク・ガーランドのギターがいいですね。

 曲:

ELVIS PRESLY/LITTLE SISTER

山下: えー、1961年「マリーは恋人」と、このカップリングですな、

萩原: うん。

山下: こっちの方がA面扱いなんでしょうかね?でも、

萩原: 両面ヒットですよね。

山下: どっちもベスト10に入ったという「リトル・シスター」でありました。しかし、この、意外なことにですね、エルビスに関しての、こういう、いわゆる、スタジオ・ミュージシャンを誰がやってるとか、エンジニアリングがどうしたとか、60年代後期のね、いわゆるロックの、要するに愛好家だったら、当然起こってしかるべきような疑問に対する答えっていうのが、

大滝: いや、あのですね、クレジットとか、パーソナルは書いてないんですよ。

山下: 当時はね。

大滝: どこにもね、今まで情報がなかったの。

萩原: 当時はなかったですよね。

大滝: なかったの。

山下: うん。

大滝: だから、それを、えーっと、僕はとにかく、あのー、中学の時に毎日、もう、飽きるほど聴いて、あのー、「回転が違う」っていうところまでわかるところぐらい聴いてるんですよ。

山下: ふーん。

大滝: で、それで、だいたい、この系統から見て、「この曲とこの曲は同じ人なんじゃないかな」とかいうようなあたりがあって。それで、ひとつ、ふたつ、他のとっからも攻めてみて、だんだん、だんだん、こう、確信の方へ迫っていったっていう、捕らえ方をしてたんですけどね。

山下: でも、今まで、これ程のね、ビッグ・ネームに関して、そういう研究がほとんどないっていうのは、すごくストレンジですよね。

萩原: でも、まあ、エルビスは、割と、そのー、シンガーとしてっていうかね、声のところだけで見られてたとこってありますよね。

大滝: サウンドであんまりっていうか、

萩原: 語られなかったですね。

大滝: うん。どーしても、まあ、個性も強かったし、スターだったし、映画もあったし、そのレコードだけ云々というのは、あまりなかったみたい。

山下: うん、それがなんか、すごく意外でしたね。

大滝: なんか、でも、

萩原: で、また、あれですよね。このボックスが、たまたま、要するにサントラとゴスペル関係抜いてるっていうことでね、

大滝: これがね、まだね、60年代の全貌でも、なんでもないんですよ。

山下: ふーん。

大滝: あとは、だから、向こうの、なんか、エグゼクティブに、やっぱりすごいコレクターがいて、

山下: はーん。

大滝: その人はずいぶん、いろんな情報持ってて、小出しにしてますね。

萩原: ハハハ。

山下: なるほど。

大滝: えぇ、エッセンシャル・シリーズとか、他のものも出てんだけども。

山下: これから先、だから、そういうものが出てくるんでしょ?ゴスペルとか、関係とかね。

大滝: 出てくると思いますよ、いろいろと。

萩原: で、まぁ、でも、今回の、とりあえずこのボックスは、そういうのを省いたスタジオ・レコーディングだけなんで、

大滝: だけを集めてるんでね。

萩原: 見やすくなってるとかありますよね、

大滝: そういう意味ではね。

萩原: バックのサウンドとかはね。

山下: でも、非常にきっちりして、しっかりした企画でしょ、これは?

大滝: まったく。だから、で、50年代はね、もちろんエルビスとしてはワイルドで、「ワイルドで行こう」で一番、熱気にあふれてる、

萩原: フフフ、「ロケン・ロール!」ですよね。

大滝: うん。いいんだけども、ちょっと、サウンドからいって、モノだったりとか、いろんなことで、若い人がそういう、なんか、音圧感みたいなとこで、ちょっと迫力をなく感じるかもしれないので、

山下: うん、うん。

大滝: まず「60年代から入ってから、50年代の方」の方が今の状況では聴きやすいんじゃないかなというふうに思うんですけどね。

山下: ナッシュビルっていうのは、あれですもんね、アメリカの中では、最も録音技術が、要するに、優れた場所のひとつですもんね。

大滝: だから、一番、だって、需要が多かったんだもん。

山下: うーん。

大滝: ティン・パン・アレイなんかおきる前から、そのー、そういう音楽の、カントリーのメッカな訳だから。

山下: うーん、なるほどね。

大滝: うん。

萩原: 先週かかったエバリーとかもね、ほとんどおんなじで。

大滝: あれもおんなじミュージシャンで、同じスタジオで、同じエンジニアで。もちろん我々の一番好きなロイ・オービソンとか、ジョニー・ティロットソン、エディー・ホッジス、

山下: うん。

大滝: またはアル・ハートね、「ジャワの夜はふけて」

山下: うん、うん。

大滝: あれのイントロのピアノはフロイド・クレイマーなんですね。

萩原: ふーん。

山下: ほー。

大滝: で、ドラムが「チン・タン・チキ・タカ・チチツタ・ティン」って、あれがバディー・ハーマン。

山下: バディー・ハーマンなんですか。

萩原: コニー・フランシスとかも、結構そうなんですか?

大滝: 2〜3、4曲くらいありましたね、全曲はなかったけど。ブレンダ・リーも、全部この人達。

山下: なるほど。

大滝: うん。

山下: そうなってくると、なかなか、こう、今まで見えなかったものが見えてくるというか、

大滝: 見えてくるっていう。

山下: これを、だから、僕、ライナーだけ読ませていただいたんだけど、これで、僕、とにかくロイ・オービソン好きだったから、なんでロイ・オービソン聴いて、この人聴かなかったか、よくわからないんだけど。だけど、そうすると、ロイ・オービソンの作品のね、

大滝: うん。

山下: それはすごい好きで、聴いてるでしょ。

大滝: うん。

山下: だから、すごいそれがよく見えてきて、

大滝: 見えるでしょ。

山下: うん。なかなかおもしろいあれでしたね、年代が。

大滝: だから、そのー、これですべてが始まったんじゃなくて、

山下: うん。

大滝: もちろん50年代に、また始まってて、50年代、その前のまた、ジャズの時代からきてるわけだけども。

山下: うん。

大滝: だから、ここをね、捉えずして、「ビートルズから始まった」はやめましょう。

山下: フフフ。

大滝: とりあえず。

萩原: そうですよね、やっぱ。

山下: もう1曲、なにか。

大滝: えーっと、これが、だから、ありますんで、さっき、ちらっと出た、いろんなミュージシャンがいますけど、

萩原: うん。

大滝: こんなかで一番有名になったのは、ピアノのフロイド・クレーマーという人なんですよ。

萩原: はいはいはい。

大滝: この人のCDが出たんですね。

山下: ほー。

萩原: なんと!

大滝: えぇ。それを、じゃあ、

萩原: この人はね、「ラスト・デイト」というヒット曲もありますからね。

山下: 「ラスト・デイト」

大滝: えぇ。かけてみましょう。「オン・ザ・リバウンド」というのがありますけども、これを、この人のプレイ・スタイルですから。

萩原: はい。

 曲:

フロイド・クレーマー/ON THE REBOUND

山下: えー、フロイド・クレーマー、有名なピアニストですけど。ナッシュビルを代表するピアノ・プレイヤーですが、「ラスト・デイト」の大ヒットの後の、セカンド大ヒットでございます。これも全米4位まであがるベスト10ヒットでございますが、「オン・ザ・リバウンド」という。えー、バディ・ハーマンの太鼓ですな。

大滝: シンバルねー。

山下: 「チンチキチンチンチン」ですな。あれから、「アイム・ハーティン」から始まって、もう、60年代のウエスト・コーストの、例えばミッキー・ジョーンズ?

大滝: うん。

山下: えー、ああいう、ジョニー・リバース、トリニ・ロペス、ああいう世界は、みんなこの人が元ですな。

大滝: うん。

山下: たいしたもんです。

大滝: ひいては、そのハル・ブレインにも、

山下: そうですね。

大滝: 大きな流れとして、あると。

山下: こういうタムのチューニングとか、もう、ほんとに影響受けてますよね。

大滝: うん。で、今の人なんか、例えば、聴いて、「おかずが少ない」とか、「音質がちょっと軽すぎるんじゃないか」っていうふうに思うかもしれないけど、時代なんですよね。

山下: うん。

大滝: そのー、マイクの違いだとか、アレンジの違いがあるだけで、そのー、腕がみんな同じだったら、同じ時代におけばね、かなり、すっごくうまい人ですよ、みんな。

山下: いや、とんでもないでしょ。

大滝: うん。むっちゃくちゃうまい。

山下: 表現力とか、そういうのが伝わってきますからね。そういうとこを聴くべきですね。

大滝: なんかね、

山下: えぇ。

大滝: 失礼いたしました。感動してしまいました、私は。

萩原: このね、いいですよね、やっぱり。そうすると、エルビスの、

大滝: うん、エルビスを聴くとね、「チンチキタンタンチキタン」はあるしね、「イッツ・ナウ・オア・ネバー」なんかの、

萩原: はい。

大滝: あのピアノの「イッツ・ナウ・オア・ネバー、トリロリンリン」っていうような、

萩原: うんうん。

大滝: あれもフロイド・クレーバーが弾いてる。

山下: うーん。

大滝: フロイド・クレーバーのスタイルっていうのはね、すごいあれなんですよ、一世を風靡したんですよ。

 曲:

ELVIS PRESLY/IT'S NOW OR NEVER

大滝: 失礼いたしました。

萩原: でもね、要するにね、すごいたくさんの量をやってる訳じゃないですか、その頃のミュージシャンって、結局ね。

大滝: うん。

萩原: それでも、ちゃんと自分の味っていうのを、全部に入れてるっていうのはすごいですよね。

大滝: いや、でも、驚いたことに、ボブ・ディランのバックまで演ってたのにはびっくりしましたね。

萩原: そうですよね。

大滝: あの「ブロンド・オン・ブロンド」ですよ、名盤。

萩原: はい。

山下: なるほどね。

大滝: あれもそのー、ナッシュビルのミュージシャン達がサポートしてたっていう。だから60年代半ばから、後半の方まで、演ってた。やっぱり、アメリカン・サウンドを聴くんであれば、やっぱりエルビスを中心に「しっかり捉え直す」ということをやると、かなり、一挙にわかっちゃうんですよ。すべてのことがらが。

萩原: うーん。

山下: それを「捉え直す」機会がなかった。

萩原: うん。

山下: そういうような具合に、ものごとが進みそうなんだ。

大滝: そうそう。エルビスをエルビスだけのものにしておくと、結局、狭い世界になっちゃうんで、

山下: うん。

大滝: エルビスを、僕は開放したつもりですけどね。60年代ポップス、またはアメリカン・ポップスっていうふうに。

山下・萩原:うーん。

大滝: だから、これを広く捉えてもらえば。

萩原: そうでよね、エルビス好きな人って、「エルビスしか聴かない」とかね、

山下: いや、だから今のビートルズとか、まさにそうじゃないですか。

大滝: ビートルズもお互いいっしょになっちゃうんで、

山下: ビートルズ好きな人は、ビートルズしか聴かないでしょ。

大滝: だから、ビートルズもだから、

山下: 「ここから全てが始まった」っていうさ。

大滝: 開放させなきゃいけないんです。

萩原: あっ、そうか。「東京」をつけて。

大滝: 「東京」つけて。

萩原: ハハハ。

大滝: 東京あたりから、逆の方から、

山下: うーん。

萩原: 開放していこうと。

大滝: 開放していこうということなんですよ。

萩原: なるほどね。

大滝: おわかりいただけましたかね。

山下: 萩原さんの好きな、

萩原: はいはい。

山下: 60年代後期の曲を1曲。

萩原: あー、いきましょうか。

山下: えぇ、いってくださいよ。

萩原: もうね、この辺は、思い入れが強すぎてね、もう、全部聴きたくなっちゃいますけどね。

大滝: 泣くらしいよ。ハンカチーフにしましょう。

萩原: やっぱりね。

山下: 今回の新春放談は、これをね、ちょっと、かなり重点的にやりたかったんですよ。

萩原: 大滝さん、何、

大滝: そう?

萩原: 何いきましょうかね。

大滝: これから、だから、あのー、山下さんが、またこれをどう捉え直して、

山下: うん、これで勉強さしていただきます。 

大滝: どこに注目がくるかとか、

萩原: あー。

大滝: そういうようなのが、僕は個人的に楽しみなんですけどね。

萩原: そうですね。

大滝: うーん。

萩原: じゃあ、あのー、

大滝: ライブなんでしょ、あなたは?

萩原: いいっすかね?

大滝: なんといっても、好きなのは。グッと。

萩原: 私の好きなもの。レジー・ヤングのトワンギー・ギターがかっこいい曲で、

大滝: おー、おー。

萩原: 「ウェアリン・ザット・ラブ・ドン・ルック」という、これ。

大滝: これ?どなるやつ。

萩原: もう、かっこいいんですよ、これが。 

 曲:

ELVIS PRESLY/WEARIN' THAT LOVE DON'T LOOK

山下: えー、1969年の「エルビス・イン・メンフィス」?

萩原: はい、アルバムの。

山下: B面の一番最後が「イン・ザ・ゲットー」が入ってるアルバムですな。

萩原: そうですね。

山下: そっから、「ウェアリン・ザット・ラブ・ドン・ルック」という、

萩原: A面のトップでしたよ、これ。

山下: ダラス・フレジャーの曲ですな。

萩原: はい。

山下: これはですね、いわゆるフェーム・スタジオの、

萩原: はい。

山下: スタジオ・ミュージシャンですね。

萩原: そうですね。

山下: ジーン・クリスチャン、トム・コモビル、レジー・ヤング?

萩原: うん。

山下: 要するに、声だけ替えれば、

大滝: うん。

山下: ウイリー・ハイタワーになり、

萩原: そうですね。クラレンス、

山下: クラレンス・カーターになり、オスカー・トニー・ジェィになってしまうと。

大滝: トニー・ジョー・ホワイトもしかり。

山下: トニー・ジョー・ホワイトもそうですね。

大滝: で、なんと、僕が69年に「はっぴぃえんど」始めましたが、その時にアイドルのバンドだったのが、バッファロー・スプリングフィールドで、「ラスト・タイム・アラウンド」でドラム・ベースはこのセッションなんです。

山下: なるほどなー。

大滝: おなじ音してるんですよー。

山下: 要するに、それが、単にエルビスが歌だというだけで、「臭い」とか、「古い」とか言って、それが、いきなりクラレンス・カーターになると、「これはブラック」だとか言って、

大滝: うん。

山下: 「これの違いは一体何なんだろう?」と、

大滝: なんでしょう?

山下: いうことでしょうな。

大滝: そうですん。

山下: 非常に深いものがありますね。これは素晴らしかったですね、今の演奏。

萩原: かっこいいですよー。

山下: 歌もでも、素晴らしかった。

萩原: うん。

大滝: そうなのよ。

山下: ほんとに。

大滝: で、ここに来るまでにね、ずいぶん、あのー、ハネた歌の練習してるっていうか、

萩原: ハハハ。

大滝: あのー、何曲か、

萩原: ありますね。

大滝: アルバムの中でね、試作品があるんですよ。

山下: なるほど。

大滝: メンフィス・オンつれて。普通の歌なんか、あのー、こういうタイプのハネる歌を歌って、最初の頃はあまりうまくいってないんだけど、ここの69年は「びったり」はまったね。

萩原: このメンフィス・セッションはすごいですよね。

大滝: すごいねー。

萩原: 「こっからエルビス聴き始めてよかったな」と思いますよ、ほんとに。

大滝: 白人の人で、ここまでね、俺、最初は、「ずいぶん無理してるな」と思って、ちょっと気の毒な面があったんだけど、到達できるんだねー、力のある人って。

山下: 大滝さんはこの頃、やっぱり、リアル・タイムで聴いていたんですか?

大滝: 全く聴いてません。

山下: ヘヘヘヘ。

大滝: あたし。

萩原: ありゃ。

大滝: 私はもう、「スピン・アウト」というアルバムで、もう、それ以降全然。「カム・バック・スペシャル」もリアル・タイムじゃない。

山下: それが、いつから、またあれになったんですか?

大滝: 見放して、「見放した」っていう言い方おかしいけども、

萩原: ハハハ。

大滝: 自分の中で「エルビスは死んでるな」と思ったんだけど、そのあとで、ほんとに死んだ時も、あっ、別に自分の中で死んでるから、別にあんまり感慨も湧かなかったし、驚きもしなかったし、「バーニング・ラブ」みたいなのが、最後にかかるんじゃ気の毒だったなと思ったんだけど、

山下: うん。

大滝: これがね、ある日驚いたんだね。何が驚いたかというと、エルビスじゃないんだよね。そのー、エバリーとロイ・オービソンとミュージシャン見てた時に、ひょっとして、これがおんなじなんじゃないかと思って、ゴソゴソゴソゴソとエルビス聴いたのよ。

山下: じゃ、さすがの大滝さんも、その時にまだ、そういうこと、考えたことなかったの?

大滝: 考えたことない、自慢じゃないけど。

山下: はーん。

大滝: ところが、それが、その、中学時代に聴いてたものが、全部それがバラバラに、そのー、エディー・ホッジスも、

山下: 結局、全部おんなじなんだね。

大滝: 聴いてたのに、全部バラバラに、100個ぐらいに散らばってたものが、ある日、一晩、1個になったのよ。

山下: 俺のハル・ブレインと全くおんなじだ、それ。

大滝: そういうことってあるでしょ、今まで。

山下: うーん。

大滝: 何度かやってきてるはずだしね、いろんなことに関して。

山下: なるほどね。

大滝: これはね、ずいぶん時代の貫き方がでかかったんで、

山下: うん。

萩原: うん、なるほどね。

大滝: 一人でね、小躍りして、生まれてきて一番、

山下: それはいつの話ですか?

大滝: あれはね、えーっと、5〜6年ぐらい前です。

萩原: ほー。

山下: あっ、そう?

大滝: うん。あんときぐらい、生まれてきて一番楽しかったことは。

山下: さすがの大滝さんも、やっぱり40の声を聞くまでは、それはなかった。

大滝: ない!

山下: なるほどっ!うーん、これはなかなか、あれですね。

大滝: 正直に告白すると。だから、それだけ、リアル・タイムのものってを基本にして、前後を考えるっていうことが、やっぱり一番大切かなっていうふうに思いました。

山下: じゃあ、そろそろ、関係各位を、なんかかけてみません?もう、今日はナッシュビル特集ですね。もう、これでいきましょう。

萩原: そうですね。

山下: えー、なんか関係各位、

萩原: ナシュビル・メンフィス系でね、

大滝: ナシュビル・メンフィス系。

萩原: もう、好きなようにいくというのがいいと思いますよ。

大滝: おまかせしますよ。

山下: えー、じゃあ、いろいろと考えましてですね、そういう関係のやつを、

萩原: バック・ミュージシャン側からというかね、

山下: 側から責めてみましょうかね。まぁ、アレサとかクラレンスとか、いろいろあるんですけど、ダスティン・スプリングフィールド、いってみたいと思いますね。

萩原: あー、ダスティン・メンフィスというね。

山下: ダスティン・メンフィスというのがありまして、

大滝: メンフィス。

山下: これは名盤ですけれども、これのヒット曲でですね、正式タイトル

萩原: 「サン・オブ・ア・プリチャー・マン」

山下: 「サン・オブ・ア・プリチャー・マン」、B面がバリー・マン、シンシア・ウェルの、あの「ジャスト・ア・リトル・ラブ」ってやつですね。

萩原: あっ、なるほど。

山下: そればかり聴いてるんですが、

萩原: フフフ。

山下: これはベスト10ヒットですが。68年、これは、だから、今の作品と全くおんなじスタッフですね。

大滝: で、サウンドの質感もすべていっしょ。

山下: そうですね。

大滝: うん。

山下: えー、これがいわゆる、こっちはどちらかというと、そのー、リズム&ブルースのアプローチですけど、

大滝: うん。で、ベース・ラインがとにかく、まぁ、すばらしい。

山下: そうですね。えー、これいってみたいと思います。「サン・オブ・ア・プリチャー・マン」 BY ダスティン・スプリングフィールド。

 曲:

ダスティン・スプリングフィールド/SON OF A PREACHER MAN

山下: えー、ダスティン・スプリングフィールド、「サン・オブ・ア・プリチャー・マン」

萩原: はい。

山下: えー、ブラックものも、ほんとは1項あったらいいんですけどね。

萩原: そうですね。

山下: そうすると、全くこの、オスカー・トニー・ジュニアの「ユア・プレシャス・ラブ」とか、そういうのさ、

萩原: あー、そうですね。

山下: かけるとさ、全くおんなじスタッフだから、こうも違うのかと、

萩原: でも、かけずに聴いてもらうってのも。

山下: うん、そうですね。

大滝: うーん。

山下: 結局おなじだと。

萩原: いや、でも、最初の週にかけさせてもらいました、トニー・ジョー・ホワイトとかを含めてですね、

山下: うん、そうですね。

萩原: こういう音は、ちょっといいんじゃないですか、今?

山下: うーん。

萩原: 今年あたりは。

山下: うーん。

大滝: 僕は、こういうスタックス・ボルトの系統のドラム・ベースっていうのはハウスの元だというふうに。

萩原: あー、だってこれみんな、

山下: 当然そうですよ。

萩原: これサンプリングさせてループさせてますからね。

大滝: うん、ほっとんど。

萩原: うん。

山下: そうですよ。

大滝: これから、もう、何の変化もない、機械的に言うとね。変わってないですね。質感が変わってる。

山下: バーナード・バーディにいくラインっていうのかね、

大滝: も含めてね。

山下: うん。

大滝: これの以前はね、こういう、なんか、ベース・ドラムとか、ドラムのこういうリミッティングみたいなのって、あんまりないんですよ。

山下: ふーん。

大滝: この辺60年の後半ぐらいからっていうのは、こういうふうになって、今はほとんどこれから、ただのバリエーションだっていう。

山下: 基本的なグルーブはちょっと、

萩原: でも、あれですよね、ソウル好きな人は、とにかく、こういうサウンド好きな訳だけど、

山下: うん。

萩原: 結構、だから、白人がキー・ポイントになってつくってんですよね。

山下: そうね。

萩原: そういうグルーブってのはね。

山下: 最近そういうのが、また批判の対象になってるんですよ、だから。

萩原: あっ、そうなんですか?

山下: えぇ。だから、そういう、いわゆる、あのー、フェーム・スタジオじゃなくて、チフス・モーマンのね、

萩原: アメリカン・スタジオ。

山下: アメリカン・グループ・スタジオの、だから、そういう、ジーン・クリスチャンとか、ああいう白人がやってるっていうことに対してね、要するに、その、なんてぇのかな、要するに、ブラック・ミュージックに白人のスタッフが入ってるっていうことに対するさ、ことに関する正当化っていうのは、間違ってるっていう、そういう説も出てきてますからね、最近。

萩原: あっ、そうなんですか?ややこしい世の中ですね。

山下: めんどくさい世の中ですよ、ほんとに。

萩原: 参りましたね。ワン・ネイション・アンダー・グルーブですよね。

山下: うーん。

大滝: すごいっ!立派!

山下: すばらしい。

(拍手)

山下: 締めですね。

大滝: うーん。

山下: えー、時間がなくなってきましたが、

大滝: もうないの?

山下: 今日は、そういう訳で、ナッシュビルの大特集で、よかったですね。

萩原: ナッシュビル、メンフィスでしたね。

大滝: ナッシュビル・フロム、

萩原: フロム・ナッシュビル・トゥ・メンフィス。

大滝: フロム・ナッシュビル・ツー・メンフィス。

山下: そうですね。

大滝: はい。

山下: 今年の新春放談は充実してたじゃないですか。

大滝: いや、そういうふうに受け取っていただけると、

萩原: ねぇ。

大滝: 我々はね、なんか来たあれで、邪魔ばっかりしてるみたいで、

山下: いやいや、とんでもないです。

萩原: 「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」に呼ばれるようにしてね。

大滝: あれですべて決まった感じだよね。

山下: それさえなければ、「画龍点晴を欠く」といいまして、

萩原: ハハハ。

大滝: 全部がこうなったということでね、ワイルドでいきましょうね、これから。

萩原: なんか、大滝さん、ちょっと心情を、こう、表すなんかがあったら。

大滝: あぁ、今年の心情吐露はですね、エルビスは、これ、もう、ライフ・ワークでして、

萩原: はい。

大滝: もう、これで思い残すことがなくなりましたので、私の心情を託した歌をかけたいと思いますが、「辞世の歌」という歌でございます。

山下: なんだよ、それ?

萩原: えっ?

大滝: では、私の心情吐露。珍しいですよ、私はあまり心情吐露しませんからね。

萩原: 吐露!

大滝: えぇ。あのー、結構、

山下: コハダはあっても、トロはないと。

大滝: グッときましたね。えー、辞世の歌というのがありますので、ひとつお願いいたします。

 曲:

植木等(クレイジー・キャッツ?)/辞世の歌(ほんとにこのタイトルでいいのでしょうか?)

「辞世の歌」の歌詞です。

たとえこの世に長らえて 毎日おいしいもの食べて
きれいな女に取り巻かれ 勝手気侭に暮らしても
いつまで続く訳じゃない いつ死んだって同じこと
同じことなら死にたくないよ


山下: 何も言えません。

萩原: フフフフ。

大滝: 心情吐露、させていただきました。

萩原: ハハハ。

山下: おあとがよろしいようで。

萩原: いやー、参りましたね。

 曲:

山下達郎/パレード

山下: えー、つう訳で、今年も新春放談、そろそろお別れの時間が来たようでございますけれども、どうも3週間ありがとうございました。

大滝: どうも、失礼しました。

萩原: お邪魔しました。

山下: 今年もひとつ、大滝さんが、ぜひカウントから先を、

萩原: ねぇ。

山下: えぇ。そろそろね。

萩原: もうテンポが決まった訳ですからね。

大滝: えぇ、カウント・ダウンを始めたいと思います。

山下: しょうがねーな。

萩原: フフフ、ダウンしちゃだめですよ。

大滝: ダウンしちゃまずい?アップですか?

萩原: だんだん戻ってくる!

山下: やっぱ、契約されたことですしね。

萩原: そうですよね。

山下: ひとつ、一刻も早く、一刻も早くたってあれですからね、えー、21世紀までに。

萩原: なんか、我々も、だいぶ突っ込みが甘くなってきましたね、もうね。

山下: もう、だって、なかば諦めムードでしょ。

大滝・萩原:フフフ。

山下: だけどね、僕はね、いつも大滝さんに言ってるんですよ。もう10年ですよ、新作出なくて。

萩原: そうですね。

山下: それだけどね、音楽業界は、未だに「大滝さん、大滝さん」って言ってね、

大滝: 誰も言ってませんよ、そんなこと。

山下: 一部言ってますよ、それはやっぱり。だって、こうやってハガキが実際に来るんですから。

大滝: 3人ぐらいいますね。

萩原: フフフ。

山下: 大変なんですから。

大滝: 「いつ死んだって、おなじーことー」

萩原: ハハハ。

山下: わかったって!萩原さんは今年はどういう仕事するんですか?また、プロデュース、その他あるんですか?

萩原: そうですね、あのー、今年はやっぱり、今日最初にかけてもらいました、ビンゴ・ボンゴというやつとか、あと、ビッグ・ホーンズ・ビーっていうホーン・セクションとかね、相変わらずやっていきますよ、その辺のプロデュースとか。

山下: それで、また著述業もやる訳でしょ。たいへんですね。

萩原: たいへんですね。

山下: 二足のわらじ。

萩原: そうですね。

山下: もう、いいかげんに著述業は辞めてさ、

萩原: 辞めて、

山下: もう、

萩原: ギタリストとして、ハハハ。

(拍手)

山下: いや、すばらしい。プロデューサーとして、

萩原: あー、ねぇ。がんばります。

大滝: 秘密諜報員になる訳ですね。

山下: シークレット・プロデューサー・マン。

大滝: フフフ。

萩原: ちょっと、気合入れて頑張りたいと思いますよ、今年も。

山下: えー、ひとつ今年もよろしくお願いしたいと思います。

大滝: あっ、こちらこそ。山下さんのあれはいいんですか?

萩原: あぁ、山下さんは、ねぇ。

山下: 私のはいいんですよ、来週言いますから、それは。

萩原: あぁ、毎週出てるんですもんね。

大滝: そうでした。

山下: 毎週出てます。

大滝: 特集やってもらいましょうね。

山下: ほんとに、もう。

大滝: 失礼しました。

山下: 蚤の市みたいな人ですね、ほんとに。えー、という訳で、

萩原: これから、毎週1曲ずつカラオケやるみたいですよ。

大滝: いいよね。なんか決めとこ。「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」

萩原: 来週もですね。

大滝: やっぱ来週も「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」。今年ずっと「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」でいかない?

萩原: あとね、あとね、僕ね、「ライク・ア・バージン」とかいいんじゃないかと思うんだけどさ。

大滝: 「ライク・ア・バージン」、マドンナもいいよね。マドンナとか、その辺、

山下: それではみなさん、えー、この辺で、お別れの時間でございまして、

(この辺から大滝さん、健太さんの声はだんだん絞られてきて、あまりよく聞き取りできません)

萩原: ホイットニー・ヒューストンとかも、

大滝: 聴きたいよねー。ホイットニー・ヒューストン、それもいいんじゃないかなー。

山下: 来週はレギュラー・プログラムですから、「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」なくなります。ざまーみろ、ほんとに、もう。

大滝: 「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」必ず今年いかなきゃだめだよね。

萩原: ねぇ。欲しいですよね。

山下: えー、来週は1月1日、8日、15日で22になります。

萩原: フル・コーラス達郎さんの「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」を聴きたいという人は、

山下: うるさいな。

萩原: リクエストを募集しております。

大滝: 「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」、実はね、ありますから、歌ってありますからね、いいですか、みなさん、

山下: という訳で、来週はレギュラー・プログラムに戻りますよー。

大滝: リクエスト・ハガキくださいよ。頼みますよ。

萩原: 待っとります。

大滝: やっぱり「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」いかなきゃ、だめだよね、これ。

萩原: ロックン・ロール!

 お待たせしました(待ってる人いるのかな?)。前回から1ヵ月ぶりの更新です。「新春放談の歴史」を始めた頃は1週間ぐらいで更新していたのですが、すごい勢いでしたね。仕事以外はほとんど活字おこしやってたような記憶があります。
 さて、これまで作業が完了したら、曲目や人名チェックをインターネットを利用して(一応)やってましたが、今回、このページにアクセスできません。という訳で、いつも以上に間違いが多いと思いますが、ご了承ください。
 年末もおしせまり、いよいよ「新春放談」が近づいてきました。新曲が出ての「登場」は「EACH TIME」以来なので、楽しみですね。今年の「新春放談」が終わってからは、「早く来年にならないかなー」とか思っていたんですが、ほんとに「あっ」という間でした。
 もうすぐ、HPを開設して、1年になります。みなさんの激励にあとおしされて、ここまで頑張ることができました。これからもよろしくお願いしますね。

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