25/aout/2000
闇様と私
 
 
もしも「一番好きな守護聖は誰ですか?」と聞かれたら、ルヴァさまと答えます。
もしも「一番嫌われたくない守護聖は誰ですか?」と聞かれたら、クラヴィスさまと答えます。
このページは、クラヴィス様と私のささやかな攻防の記録です(もちろんゲーム上の戦いです)
要するに、クラヴィス様をめぐる思い出を書こうと思ったんですが、
「クラヴィス様の思い出」ってタイトルにしたら、なんだかクラヴィス様がいなくなったみたいで、
不吉なのでやめました。
 
この先は、守護聖の方々への敬称は省略します。愛があるからこそ、呼び捨てにします。
 
初めてアンジェリークをプレイした時、ろくに攻略情報も何もなく、かなりいきなりプレイしました。
当時、出たばっかりのWIN版を買ったのですが、私が買っていたのはサターンの雑誌だったので、
移植されたアンジェリークについての記事はほとんどなし!
これがプレステの雑誌だったら少しは違ったんでしょうが……
わかっていたのは、育成を怠らないこと、勝負は森の湖でかけること、これくらいでした。
どきどきしながら主人公の設定をしてゲームを始めた私。
試練は、何の前触れもなく、最初の土の曜日に起こりました。
(ちなみに私は、ずっと、「つきのようび」「ひのようび」だと思っていた)
とりあえず八方美人総当たり政策を取ろうと思っていた私に、平日はなぜか守護聖の訪問ラッシュ。
土の曜日、今日は初めての大陸視察、張り切って行こう、と思ったら……
そこにお誘いに現れたのが、何を隠そうクラヴィスだったのです。
 
私は悩みました。真剣に悩みました。
このままお誘いに応じていいんだろうか。
何か育成関係のパラメータが下がるんじゃないか。
クラヴィスに、不真面目な奴だと思われるんじゃないか。
こんなに選択肢で悩んだのはこの時だけ。
悩んだ挙げ句、第1週からサボるのもな、と思ってお断りすることにしました。
クラヴィスはとても不機嫌な顔を見せると去っていきました。
わーん、ごめんなさい、クラヴィスさま!次にきっと穴埋めします!
……この時、ビギナーの私は知らなかった。次は最早ないことを。
 
一生懸命平日の面会(?)をこなしながらも、心の中でクラヴィスのことが気掛かりだった私は、
ようやく暇になったある日、闇の守護聖の部屋を訪ねました。
もっと早く関係を修復したかったのですが、あれ以来、さっぱり訪ねてきてくれなかったし、
こっちもなるべく訪問客は断らないようにしていたので、けっこう日数が経ってしまったのです。
アンジェリーカーの皆さんなら、何が私を待ち受けていたのか、おわかりでしょう。
とてもとても不機嫌なお顔の闇の守護聖が一言。
「お前ごときが女王になろうとは、不遜だとは思わないか」
WIN版だとこの台詞、音声が付いてるんですー!ぎゃあーーーっ!
塩沢声でこんなこと言われて、私は心臓が凍り付きました。
 
知らなかったんです。スタート時点より挨拶レベルが下がるなんて!
泣いて謝ったけど後の祭。占いの館でチェックしたらもうクラヴィスはロザリアのもの。
もともと、自分の誕生日でやるとクラヴィスとの初期相性値は25。
その後繰返しプレイして知るのですが、この数字だと、土曜日に来てくれることなんて、
めったにないんですよね。それをいきなり振ってしまったから、さあ大変。
親密度は激しく下降してそれっきりになってしまいましたとさ。
 
この頃は純情だったので、気に入った結果が出るまでリセット、なんて思いも付かなかったんですよねー。
こうして、クラヴィスはコワイ人、という印象でスタート。
この時はもちろん、イベントなんて起こすチャンスありませんでした。
2回目は、前回取りこぼした(爆)人々をターゲットにしてプレイ。
今回はなんとかクラヴィスのご機嫌を取ることに成功。塩沢声にうっとりしながらイベントをこなす。
だんだん打ち解けてくれる感じがいいな、と思い始めていました。
クラヴィスっていいかも、と思ったその時。
再び私を衝撃が襲いました。
 
それは、森の湖での告白タイム。
「告白しようかな?」「そうしよっと」
何にも考えないでわくわくしながら告白した私に、クラヴィスは言いました。
「私は違うな」
がーーーん☆
こんなきっついお言葉をいただこうとは!
これ以前に振られたことがあったような気もするのですが、
とにかくこれほどショックな台詞はありませんでした。
正直な心の叫び「なんだよー、クラヴィスなんてー(泣)暗ヴィスのくせにー」
 
この後、なんとかLLEDに辿り着くことができましたが、
この二つの出来事がトラウマとなり、クラヴィスはコワイ、というイメージが定着。
でも嫌いになったわけじゃなかったんです。
 
アンジェリーカーの中には、お気に入りの守護聖が見つかったら、その方のプレイだけ繰返す、
というスタイルの方もいるようですが、基本的に遊び人、じゃなくてゲーマーだったらしい私は、
「全員のEDを見たい」とか「全員の挨拶全レベルを聞きたい」などと思って、
サルのようにプレイしました。本当に。寝食を忘れて。
こんなに真剣にメモを取りながらやったのは、アンジェが初めてです。
 
全員と相性100親密度200にも挑戦したし、1000日時間切れEDも見ました。
一通り、全守護聖のみなさまとお付き合いさせていただきました。
その中で繰返し挑戦する気になったスタイル。
それは……親密度を最低に下げてから最高に上げていってオトす!
これをクラヴィスとジュリアスでやると快感です。(←根性が曲がってますね)
最低から最高のギャップが激しい人ほど楽しいです。
 
というわけで(?)クラヴィスは、2番目か3番目に好きな人のポジションへ。
ちなみにゼフェルが競争相手です。
(彼は、初期相性値の高いせいでよく懐いてくれたいい人でした)
 
振り返ってみると、アンジェリークSpecialのプレイの思い出の中で、
最も印象的なのがこのクラヴィスをめぐるエピソードでした。なんだかなあ。
もともと、声優塩沢兼人氏はファンだったので、気に入るだろうという予感はあったのですが。
ゲームの中身の印象としても、前女王候補との関係からしても、
クラヴィスって特別な存在のキャラだと思います。
これについては、時が来たらいずれ語れるといいなあ。
 
ふしぎの国をやって、Special2をやって、デュエットもやりました。
2までは全EDを見ましたが、デュエットあたりから力尽きました。
それでも必ず見るEDの中に、クラヴィスは入っています。
そして、今年の5月後半に天空の鎮魂歌をプレイして、クラヴィスは2番目に好きな人、
の地位を確立しました。
それについては、また改めて…
 
落ちのないトークですが、今回はこれでおしまい☆
 
 
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