16/fevrier/2001
己の限界を知れ、という教訓
 
いつもはファンタ同人界の編集人だと思って活動しているんですが、
今回のFantarium2、何をとち狂ったか、小説を書きまくってしまいました。
自分のとこに1本。合同誌に1本(連作とはいえ)。ゲストで2本。全部で4本!
大長編を書いたわけじゃないんで、人によっては大したことないじゃん、と思われるかもしれません。
でも大したことあるんですよ、これが! 寡作な私にとっては死にそうでした。
そりゃあ準備が悪かった自分のせいなんですけどね〜。
 
一番時間がかかったのが、並木商会さんの『金と銀のカンタータ』に載せてもらったものです。
去年の4月に書き始めて年末年始に脱稿。
あの本のために書いていたわけではなかったのですが、トロワさんのお目にとまって掲載されることに。
トロワさんの設定に沿って書いたので、駄目出しもしてもらいました。
男性に分化したシルフィスをちゃんと書いたのは初めてかも。
一番の力作と言えばこれです。
ついでで恐縮ですがこの場を借りて、インスピレーションを与えた下さった月見里さんに心から感謝を。
 
さてその次に書いたのがマイナー共和国さんに投稿したものです。
数ある小ネタの中から相応しいものを、と思ってがんばりました。
あくまでもイーリス&シオンです。
カップリングものにすべきだったのかもしれませんが(イーリス×シオンって意味じゃなくてイーリス×シルとか)
こういう風になりました。
イーリスって今心の中でマイブーム。たくましい彼が読みたい。
でも多分それは歪んだイーリスなんだろうなあ。
 
私の愛を受けてすっかりキャラが歪んでしまったのが、
氷高園子さんと合同誌を作った男性同士陰険泥沼三角愛憎黒物語です。
隊長と殿下と筆頭魔導士。
これを読むと、私の愛の偏りがものすごくはっきりわかるらしいです(自分ではわかりません〜)。
これの最初の部分はこっそりネットで発表しているので、読んだことあるという奇特な方がいらっしゃるかも。
本にしようか、という話は氷高さんとずっとしていたのですが、ここまで延びてしまい、
その結果いろんな〆切とかちあってしまったという、これが不幸の元とも言えます。
中身については〜、う〜ん、言いたいことはいっぱいあるのですが、ここで言い訳しても仕方ないので省略。
やおい書いたのは初めてでした。
足掛け3年にわたる、構想だけはすごい作品だったのですが、最後は尻すぼみ?
18禁は難しい、ということで誤魔化します。
氷高さんのがすごい力作なので、ダークなやおいがOKの方にはおすすめです。
 
これの原稿を仕上げた後、わずか4日で書き上げたのが、外人部隊用。
こちらもネタ自体はずっと前から暖めていて、白紙から作ったわけじゃなかったからこんな荒業ができました。
ブラックを書いた後の反動か、めちゃめちゃ楽しく書けました!
やっぱりシオンはこうじゃなきゃねえ〜♪
これを書きながら、なんだかずっと同じキャラばっかり書いている…と思って振り返ってみると、
この1ヶ月、隊長とシオン(と殿下とイーリス)ばっかり書いていた。
ガゼルと男シルは最初ので思い切り書き込んだので満足。
こうしてみると研究院関係が手薄?
外人部隊の企画にもそれが如実に表れてますね〜あはは〜(笑ってごまかす)
 
今回、レオシル本のファンの皆さんにはごめんなさい。
外人部隊の本のファンの皆さん、王宮本をお楽しみください。
秋原みかるファンの方がもしかしていたとしたら、この節操のない書きっぷりにお付き合いいただければ幸いです。
 
 
 
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