06/octobre/1999
(2)ガゼルって・・・編
 
ガゼルの受難
 
今更言うのもなんですが、ゲームをしている最中は、ガゼルには全然ときめきませんでした。
かわいいやつ、くらいには思いましたが。
別項「ファンタと私−はまりゆく春−」を参照していただければわかるのですが、
とにかく私のファンタ生活は、シルフィスとレオニスと共にありました。
 
前項にも書きましたが、ガゼルはいわゆる落としやすいキャラとして設定されています。
どうも、ユーザー人気もそれほど高いようではないようです。
(ファンの方、こんなこと書いてごめんね。でも、キャラの良さは多数決で決まるようなもんじゃないよ!)
オフ会でも、「隊長を狙うと、もれなくガゼルがついてくる」と言われていたほどで、
私にとっても、どうしても、隊長のオプション程度の存在でしたかなかったのです。
最初は。
 
それは今年の8月13日のこと。私は東京有明の夏コミ会場にいました。
それからファンタファンのオフ会(交流の飲み会)にも参加しました。
それから数日後、私は気付きました。
「8/13ってガゼルの誕生日だったんじゃ…?」
あれだけのファンタファンがいたのに、誰も気付かなかったのでしょうか。
ごめんよガゼル!!

そして私の心は後悔の念で一杯になり、憐憫と惻隠の情がふつふつと沸き上がってきたのでございます。

ガゼルへの道
 
ゲーム中、恋愛ED狙いとしてはときめかなかったガゼルですが、
そんな私が彼のことをいろいろと考えるようになったのは、やはり騎士団絡みです。
 
好きな作家さん達のファンタ創作を読んで思ったのですが、
私が好きなファンタの世界っていうのは、カップルの二人だけで完結してるような世界じゃなくて、
登場人物全員が意味を持って絡んでくるような、そういう物語の世界なのです。
そうだとすると、シルフィスの同期としてのガゼルっていうのは、とても重要な人物。
ライバルだろうが、親友だろうが、パシリだろうが、お邪魔虫だろうが、
ガゼルがいない日常は騎士団見習いのシルフィスとしては考えられません。
隊長を追いかけるとオプションでついてくるガゼル、当然チョイスです!
(あくまでもレオシル中心な奴…)

こうしていろいろとガゼルの役所とかを想像しているうちに、8月13日のお詫びも兼ねて、
なにか彼のために一肌脱いでやろう!と思って始めたこのガゼル特集。
(本当は、同人誌の宣伝を兼ねてノーチェ特集をやろうと思っていた。マイナー路線一直線)

手始めに、キリ番リクエストをガゼルでお願いしまくってみた(他力本願)。
そうしたら、素敵な創作がいただけて、かなり嬉しくなりました。
それを受けて、自分でも書かなくちゃ、と思って考えてみたら…
初めはさっぱり浮かばなくて苦労したんですが、なんか最近すっかり気持ちはガゼルモード。
なかなかネタになるまで熟成されるものは少ないですが、ドリームワールドが展開されてます。
がんばろうっと。
 
ファンタの中のガゼル
 
ガゼルはシルフィスと違って王宮には自由に出入りできません。
(というより、シルフィスだけが特別扱いなんですが)
皇太子セイリオスに、街で会っても顔がわからないかもしれませんね。
遠くからは見たことあるでしょうけど。
それとも、ディアーナのお忍びのように、セイリオスのお忍びは王都中の人が知っていて、
みんな知らない振りをしているだけなんでしょうか。
王家のお忍びは、下町の風物詩(違うって)
 
シオンやアイシュとも面識はあるのでしょうか。
研究院のキールの部屋には遊びに行っているようですね。
イーリスはガゼルが払うお代にはなんて言っているのでしょう。この二人の会話も面白そうです。
ガゼルが一方的に遊ばれるだけかもしれないけど…
 
ガゼルは下町出身ですが、新興の下級貴族の出のようです。
(モリエールの芝居「町人貴族」みたいな感じかなあ〜これほど金持ちじゃないか
  しかし金持ちじゃないけど成り上がりってどういうこっちゃ)
レオニスに憧れて騎士を目指している訳ですが、王家への忠誠とか立身出世とかについて、
何か独自の見解を持っているような気がします。
それはレオニスの考えとは、根本的に違う、何か切迫したものがありそうなんですけど。
(レオニスの考えについても、すご〜く深く思ってることがあるんですけど、これはそのうち)
名門貴族じゃないからこそ、己の実力を磨かねば、ということとか。
家族は、ガゼルが騎士を目指すのをどう思ったんでしょうね。
そういえば、騎士にならないとすれば何になるんだ?
文官?武官(騎士じゃない軍人)?商人?
・・・よくわからん
 
 
戻る