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大阪市内を流れる代表的な河川に淀川があります。
私はこの淀川の近くに住んで、もう30年近く経ちます。
70年代の第二次バスブームとでも言うべき時代の中心的釣り場は、
兵庫県東条湖と周辺の野池（農業用溜池）群でしたが小学生の私には、
とても遠すぎて簡単に行ける場所ではありませんでした。
（実際に訪れるようになったのは運転免許を取ってから。）
そういうわけで私は専ら淀川に通っていました。厳密に言えば、
城北公園及び本流側の城北ワンド群でした。とは言っても
当時は淀川にバスはいなくて、
（「どうやらバスがいるらしい。」「姿を見たことがある。」といった
ウワサが流れていたのが可笑しい。）
対象はライギョやケタバス（ハス）でした。
ライギョは今のバスポイントと同じく４番、５番ワンドに多くいて、
６番、７番でも結構釣れました。
当時ライギョ釣に使っていたのはガルシアフロッグ・マウス、
へドンブラッシュポッパー等で、ヘッドハンターやトビー（スプーン）
でもよく釣れました。
タックルはスピードスティックにミリオネア（丸型G5、3H、5000等）
という組合わせの人が多かったと記憶しています。
当時の淀川の自然環境について思い出してみると、ワンドの水質は、
やはり綺麗だったと思いますが、今とそんなには変わっていなかったと
思われます。しかし小魚の数は今と比べようもないくら生息していて、
えさ釣りでモロコ、ハス（オイカワ）、タナゴ（タビラ）、ヒガイ、
テナガエビなどいろんな魚種がたくさん釣れました。
逆に本流側は今のように整備されていなく、今あるテトラは存在せず、
地形が複雑なうえ、植物がジャングルのように繁っていて秘境の様な
雰囲気が漂っていました。その複雑に入込んだ部分に漂着物が溜まり、
実は今よりももっと汚かったのです。
私が初めてワンドでバスを釣ったのは82年頃で13番ワンドででした。
この頃からバスが増え始め、各ワンドで徐々に釣れる様になりました。
丁度、ブームが再燃（本格的ブームの訪れ）し、人々がドッと、
城北ワンドに押しかけましたが、実は私達はワンド群より少し西側に
位置する毛馬大池の方が人が少なく、魚も大型で、
あまりスレていないことを知っていました。
そこで今の Large & Small のメンバーと出会い、
この大池でバスを釣る為の色々なテクニックを学び、
身に付けることができたのです。
大池は私にとっては本当に思い出深い所です。
近所に40cmオーバーが一日10本も釣れる池などあるでしょうか？
その大池もその後淀川の河川改修工事の為に北側が削り取られ
（それでも巨大なワンドと化した大池は変わらずよく釣れた。）
最後は完全に池の形がなくなり、本流の一部になってしまいました。
その後は淀川に余り通わなくなりました。
（大池跡は全く釣れなくなった。）
最近ワンドへ行ってみたのですが、やはり人の多さには驚かされます。
皆がスモールワームのダウンショットで釣っているのですが、
全く釣れていない訳ではなく、ポツリポツリと釣れているのは
以前よりも淀川（ワンド）にバスが定着しているからでしょうか。
今はもう大池はありませんが、城北ワンド群はこれからも、
大事に残していきたいものです。 |
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