監察軍の工作室003
〜「マクロス・クロニクル」創刊3号正誤表〜






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創刊3号の内容と正誤表と解説


注:基本的に
およそ赤字の表記は間違っているもの、
はたまたかつて公式だったが消されたもの
およそ青字の表記は正しいもの
およそ緑字の表記はどちらともいえない微妙なもの
になっております。



01-04・VF-5000G スターミラージュ
 03-01 機体解説より
  「VF-5000はVF-1バルキリーを基本にゼントラ−ディの
                技術を取り入れて設計された」

 *解説 まずこの単元では「VF-3000」の存在が無視されている
  説明するまでもないがVF-3000は変型機構や機体形状の類似から
  VF-5000の前に位置する機体で、商品化を前提とした
  「アドバンスド・バルキリー」で設定され、一時は黒歴史化しかけたが
  のちにリニューアルしてゲームに登場、よって公式化されているので
  なかったことにすると具合が悪い。これはTIA「マクロスプラス」の
  記事が(ゲーム化などでVF-3000が公式化する前だったため)
  VF-3000を意識せずに書かれていて、それをそのまま元本にしたため
  こういうことになってしまったらしい。したがって開発系譜図の
  「VF-4→VF-5000→VF11」
  もVF-4とVF-5000の間にVF-3000を加えないと具合が悪い。
  せっかく「ぬえ」や河森氏の監修って建て前なんだから、
  こういう所を聞きにいってほしいんですが、、。
  ということで、不本意ながらこの単元のこれ以下はあくまで、
  VF-3000の存在を考慮しない前提で読んだ正誤表になります。
  ちなみに河森氏の説明だと突然の4桁の形式番号はフランスとか、
  ヨーロッパ系の開発だかららしい。

 同 データ 「所属・統合軍」
  *解説 確かにゼントラか、バロータか、とかの分類でいけば統合軍側
   だけど、お話の上では「惑星ゾラの自治政府のパトロール隊所属」なので、、。
   あと、このデータでは何故か推力の数値が載ってませんなあ。
   (次のページのキャプションには書いてあるのになあ)

 同 データ 「最大速度・M2.85+」
   *解説 間違いじゃないけどやっぱり
     「M2.85(高度10000m)、M4.73+(高度30000m以上)」
     (マクロス ダイナマイト7 4巻のLDのライナーノートより)
     とすべきでしょうね。

 同 データ 「航続距離・無限」
   *解説 VF-0を除いたマクロス世界の可変戦闘機は全部、
    核融合を利用した反応炉を使用してるので大気圏内では
    無限でいいんですが、空気がないところでは推進材が要りますから
    宇宙では無限でないですねえ。あかんですなあ。

 同 データ「武装・対空パルスレーザー砲×1、ガンポッド×1、
     マイクロミサイルランチャーポッド×1、他」

   *解説 前述のライナーノートでは
     「武装・対空パルスレーザー砲×1、多目的ガンポッド×1、」
     とあるので「マイクロミサイルランチャーポッド×1、他」
     どこからでてきたのか分かりません。劇中では背中に
     ラムジェットブースターの背負って登場するのですが
     そのブースターの先端に武装があるので、それを記述しちゃった
     可能性がありますが、そうなら機体スペック自体(速度や重量)も
     ブースター装備状態のものを併記せんとおかしいですし、
     背面のブースター装備時にはスネ外側にスーパーバルキリー
     よろしくプロペラントタンクを併用して装備するんだけど
     これにも武装があるのでブースターの武装を含めて書くなら
     「マイクロミサイルランチャーポッド×3、他」とでも
     書かないとおかしいですな。つかブースター装備って
     どういう状態か認識ないでしょ?
     (でもガウォークの画像はブースター付きだったりするし
     「上昇限度」では「ブースター使用時」
     とあるのでチグハグもいいとこですなあ。)
     あと「ガンポッド」も前述のライナーノートでは劇中の装備を
     考慮して「多目的」が付くのですが、、、、。
     ついでにいうとVF-5000はダイナマイト7劇中の
     ブースターとは別種の背面用ブースターパック(VF-1等と同じ形式で
     背中に2個付くタイプ。おそらくこっちのほうが統合軍で現役時の
     標準装備ではなんじゃないかなあ。なおスネ外側に付く
     プロペラントタンクもミサイル等の容量を増した別デザインの
     ものになっている。大気圏内外用との記述あり)の設定画があり、
     (画稿はムービック版 河森デザインワークス参照のこと、
      初出はS.H.E.のガレキ用の書き下ろし設定画。もともとこの機体は
      S.H.E.による立体化の為にデザインされて、ダイナマイト7に流用
      という経緯らしい、さらに後述の「B型」はこの後、ゲーム「M3」に
      流用されて公式化した
ということのようだ。)したがって、
     この機体を総合的に扱うなら後述のヘッドパーツの型式とともに
     *「ノーマル仕様」/
     *「劇中のラムジェットブースター付きのパトロール機仕様」/
     *「大気圏内外用のブースター仕様」

     の3種を個別に説明する必要がでてきます。


 03-03 「標準装備」 「パルスレーザー砲」「G型」「TG型」
    *解説 この単元ではG型/TG型の2種のヘッドが示されていますが
     このほかに「G型の一般隊員用」(この本でG型として
     載っているのは「G型の指揮官用」らしく、一般隊員用はカメラアイが
     スリット状ではなく広いグラス面のなかにゴチャメカが見えるデザイン)
     さらに河森氏公認の隊長用(YF-19に激似)B型という設定があり、
     前述のS.H.Eのガレキの作例(高島氏による)として
     立体化がなされており、これもバリエの一つとなっているため
     都合4種のヘッドパーツが存在することになります。
     詳しい経緯はMG誌98/9 166号の対談を参照ください。
     また、4種の画稿そのものはムービック版「河森デザインワークス」
     収録されています。なお、HJ誌98/8 350号には(S.H.E.に
     送られた物?)「B型」のカラー画稿が載っています。
     つか、なんでこういう資料集めの難しい、難易度の高い機体を
     わざわざトップの記事にするんかね?

 03-04 「ガウォークモード」の線画のキャプションより
   「ガウォーク形態の機能はVF-1に準じているが、変型機構はより複雑に
          なっている。腕部の構造などにそうした相違点が見られる。」

    *解説 間違いではないんですが、確かにVF-5000の下腕は2分割収納に
      加えて尾翼収納構造まで含むため、複雑と言わざるを得ないんですが、
      逆に基本的な変型システムは肩の回転による腕の振り出しと
      脚も太股以下を振り出すだけで済むようになっており、
      トイ的な改善を目指しているように見えます。
      むしろ単純で簡単に見えるVF-1のほうが
      ファイターからガウォークになるために脚を
      前に出して戻したり、腕がぐるり一周しないといけなかったり
      「差し換え変形であれば簡単だけど繋がった状態で移動させようと
      すると困難」という変形機構だったりします。
      この、実際の変形にあたって相互にパーツが干渉しないで
      自然に移動が行われるという側面において、
      実はVF-1から最新のVF-25に至るまで(一部を除いて)
      より単純で合理的な変形の模索の歴史だったりします。そういう意味で
      「VF-5000はVF-1より単純な変形を目指した結果、ツケが
      下腕に集まってしまった」というのがこの変形の実態というべきでしょう。
      なお蛇足ながら前述のライナーノートでは
      「比較的安価で量産しやすく、また開発途上惑星などでも
             十分な性能を維持出来るようにメンテナンスが容易である」

      とありますので設定的には高度な技術を用いない安全牌な機体と、
      いうことのようです。


 同 ガウォークのリアビューのキャプションより
   「ガウォーク形態のリアビューでは、バトロイド形態時背部の
      ノズルブロックが確認できる。ここからもVF-1から
          改良された変形機構の一部を知ることができる」

    *解説 この記述は文章が舌足らずで良く分かりません。
      「(VF-1から改良されたので)VF-1に似ているでしょ?」なのか
      「(VF-1から改良されたので)VF-1とは違っているでしょ?」なのか
      前者だと「VF-1と同様にガウォーク時には背面にブースターが
      出て来るでしょ?」
というニュアンスだけど、後者だと
      「VF-1では(ガウォークが偶然発見されたため)後付けで不自然に
      つけられていた背面ブースターが5000では最初から内装されているでしょ?」

      と変わってしまいます。つか、こんなこと全然考えてないんだろうなあ。
      もっともVF-3000を考慮したらこの単元はまるごと全部書き換えなんですけどね。
      (後の巻で知らん顔して「VF-3000」の項目を出してきたら
      みんなで思い出しましょう。エンガチョ。)


05-06・宇宙駆逐艦
 *解説 この単元には原本がわからない内容が入っています。
  この艦は劇中でも1〜3話のゼントラ−ディーとの初遭遇戦と
  フォールド直前の戦闘ぐらいしか描写がなく
  (27話もでてきてないよね?)
  一部、年表に関連記事があるほかは
  この艦についてきちんと記述したムック類もほとんどありません。
  これとは別に小説「白い追憶」に「オーベルト級宇宙駆逐艦」数隻が登場するため
  これを本編に登場する「宇宙駆逐艦」とみなして記事にしているようです。
  以下に過去においてこの艦船について示されている情報を示します。
  従ってこれ以外の記述についてはこの記事独自の創作かと、、、
   ・先端のバルジがブリッジである(設定画より)
   ・後部の左右に張り出したブロックは後方にむけては
     戦闘用ブースターロケット(設定画より)
     前方にむけては逆噴射ロケットとして機能する。(設定画より)
   ・この左右のロケットブロックのぐるりにある黒い帯状の部分に「バーニアベルト」との
     但し書きがある、同様に機首のブリッジ直後の下面半分をぐるりと囲んだ
     黒い帯状の部分にも同じ但し書きがある。(設定画より)
   ・船体裏側の後方にある2つのバルジの四角い穴は
              巡航用ロケットである。(設定画より)
   ・機体上面後方の3つのバルジは背部3連ミサイルランチャーで(設定画より)
     小型対艦ミサイル(ニュークリア)6×3=18発を内臓する(設定画より)
   ・武装は「小型対艦ミサイルのほかビーム砲など」の記述あり
                  (マクロスガイドブックより)
   ・TVシリーズ3話のフォールド直前の攻撃で失われた
        宇宙駆逐艦の名前は「アキシマ」と「ミランダ」である。
    (なぜかシナリオでは宇宙駆逐艦2隻としか書かれておらず
     アフレコの段階でこの名称になったようだ。加えてアニメコミックス版では
          シナリオに準じて「宇宙駆逐艦2隻」となっている)
   ・2005年3月29日オーベルト級1番艦 宇宙駆逐艦「オーベルト」が就役した。
    (これは「地球の宇宙のおけるはじめての戦力」
                 という記述あり。小説「白い追憶」より)
   ・2005年7月頃グローバル中佐は大佐に昇格し、
     オーベルト級2番艦「ゴダード」艦長に就任した。(小説「白い追憶」より)
   ・2005年9月8日オーベルト級3番艦「ツオルコフスキー」を反統合軍が
    ハイジャックし、午後6時、火星基地から帰還途上にあった統合軍の船団(十隻)を
     撃破した。その後グローバル大佐が指揮するオーベルト級2番艦「ゴダード」から
     反応弾攻撃を受けオーベルト級3番艦「ツオルコフスキー」は撃沈された。
            (小説「白い追憶」とパーフェクトメモリーの年表から再構成)
   ・2003年4月 L-5の工業ステーションにて、宇宙空母アームド・シリーズ及び
           宇宙駆逐艦の建造開始(パーフェクトメモリーの年表より)
   ・ボドルザ−戦において125隻の宇宙駆逐艦が応戦に当たった
           (パーフェクトメモリーの記述から)


  これが過去で公だった情報のおそらく全てです。重ねて書きますが小説と年表で
  語られている「オーベルト級宇宙駆逐艦」がこの設定画の宇宙駆逐艦だという裏付けは
  ありません。また記事中にある推進システムと
  そのエンジン、ミサイルの形式番号とその威力と戦果、
等は
  の本の独自の記事です。(誰か原本見つけたらBBSまで通報下さい。お願いします。)
  実は大きさも設定がないんですよねえ、記事でも調査中ってことに
  なってるあたりは良心的だと思いますが。
  で、推進システムに関しては過剰に丁寧な記事になってるんですが
  なぜかバーニアベルトに言及がありません。
   (これと同様にファランクスの設定画でも「黒の塗りつぶしのところは
    バーニアなので、どれでも適宜作画の際に使え」という旨の指示がありますね。)
  また、「ボトルザ−戦において125隻の〜」の記述ですが、
  この文脈だと統合軍側でボトルザ−戦に参加したすべての
  宇宙駆逐艦の合計と読めるのですが、この数字がそのまま
  このタイプの駆逐艦の総数なのかは分かりません。
  (この名称の駆逐艦が地球初の戦闘宇宙艦だという設定はあるんですが
   これ以降、ボトルザ−戦まで別種の駆逐艦がなかったのかは分かりません。)



07-10・熱気バサラ

 03-08 「戦場で唄う男」の本文より
 誤:「ファイヤーバリキリー」
 正:「ファイヤーバルキリー」
  *解説 誤植。で、本来はこういうのを指摘するのが正誤表ですよね。
   んで、今気付いたけど、バンド名は「ファイアーボンバー」で
   機体名は「ファイヤーバルキリー」なのね。さらに缶コーヒーは
   「ファイア」だっけ?


11-12・ランカ・リー

13-16・超時空要塞マクロス

17-18・ケイト・マッソー/モーガン・マッソー

19-20・エイフォス奪取戦
 03-19「シン、反統合同盟のオクトスと水中戦を展開する」より
  「シンはエイフォスの頭部を守るため海中に突入し、オクトスを撃破」
   *解説 はい、本編見たらすぐ分かりますが撃破はしてません。
    頭部機銃でオクトスのセンサー(カメラ?)を破壊して目くらましし、
    シンはその虚をついてオクトスから逃げ、エイフォス頭部を
    抱きかかえて逃亡です。我にかえったオクトスもすぐに
    魚雷で反撃に転じてますし、エイフォス頭部を奪われた旨を
    イワノフ達にも通信をいれてます。はい間違い。

21-22・目覚めの時
 03-22「マヤン島に反統合同盟の気化爆弾が投下される」の右側の
  タイムライン内「反統合同盟、マヤン島に気化爆弾『デイジーカッター』を投下する」
   *解説 問題は「デイジーカッター」 まずこれらは実在する兵器で
   それぞれ別のものです。この記事だと燃料気化爆弾の個体名が    「デイジーカッター」みたいになっちゃってますが「ファットマン」とか
   「リトルボーイ」みたいな名称でありません。使用目的も製造法も効果も
   違う、別の兵器です。一部実際の戦争の報道でも混同した説明がありましたが
   変な知恵付けちゃいけません。ダメです。


23-24・リン・ミンメイ デビュー

25-26・デストロイド
 03-25 本文タイトル/本文より
  「陸軍が開発した重火力・重装甲のOTM採用人型兵器」
  「これは統合軍の海軍・空軍・海兵隊共同で開発されたVFと異なり
   陸軍のみで研究開発が進められたこと〜」

    *解説 確かに「マクロスガイドブック」では「陸軍主体で開発された」
    と記述があり、「ホビーハンドブック」では「陸軍の」とか
    「(初の実用型、MBR04 MK-1)には
    デストロイドという名称が与えられた。のちはこの名前が陸軍の
    歩行兵器体系の総称となり普通名詞化した」
という記述がありますが、
    「陸軍のみの開発」という明言は見当たらないんですが、、、。
    このへんの開発って統合政府と言うか複数の国家集団が
        クライアントだと思ってたんだけどなあ

 同・本文より開発年度など
  「統合軍陸軍がOTM採用の対巨人用兵器の開発
          を開始したのは、統合戦争中のことであった。」

   *解説 後述の通り開発開始時期にぶれはありますが、パーフェクトメモリーでは
   「対巨人用兵器の開発開始は2000年4月。統合戦争が2000年7月」
   最新年表では「対巨人用兵器の開発開始は2000年3月。
    デストロイド1号機マーク1完成が2000年12月。統合戦争が2001年5月」

    となっているのでいずれの設定を採っても統合戦争前です。アウトです。

 同 「MBR-04の設計開始は2002年5月」
   *解説 「ホビーハンドブック」ではこの日なのですが
    「パーフェクトメモリー」で200年5月と誤記されているため
    「マクロス大図鑑」等では2000年5月になっているようです。
    これとは別に「パーフェクトメモリー」等では
    「2000年4月 対巨人用戦闘兵器システム(バトロイド&デストロイド)
    の開発開始」
とされていました。
    ところが!最新版の「マクロスゼロ」以降の新年表では
    「対巨人用戦闘兵器システム(バトロイド&デストロイド)の
    開発開始は2000年3月」
になっています。
    (新年表ではもうひとつ偉いことになってますが後述。)

  同・「試作のみに終わった01〜03を経て」
   *解説 過去においてこの表記が一般的で、永年これに続けて
   「幸か不幸かその強大な破壊力を人類に向かって発揮することなく
   終戦を迎えた」
と括られてきたのですが、御存じの通り
   「マクロスゼロ」において反統合軍との戦闘に登場してしまったために
   この記述は存在できません。しかも新年表に
   「2001年(統合戦争への)初のデストロイド実戦投入、
   対地球人に使用される」
が加わりましたので、01〜03が試作に終わると
   時期的に具合が悪かったりします。

      「試作開始は2003年12月」
    *解説 前述の通り従来はこの数字だったんですが、前述の
    「デストロイド1号機マーク1完成が2000年12月」と
    「2001年実戦投入」
によりどう考えて良いのやら。

  「MBR-04 Mk-1のロールアウトは2007年2月」
  この数字はどこにもないものです。「パーフェクトメモリー」
  「ホビーハンドブック」共に「2007年11月」の記述なのですが、、、、
  (VF-Xの初飛行とまちがえたのかな?)   

 同・右下の関連事項の「初期のデストロイド」
  「VFと比べて開発に時間のかかっていたデストロイドだが、統合戦争末期の
   2008年頃には初期型、先行試作が少数ながら実戦に投入された。」

    *解説  問題は
    「デストロイドの開発は可変戦闘機のそれより時間が掛かった」
    と読める部分。マクロス7以前の記述ではデストロイドと可変戦闘機は
    ほぼ同時に開発を始めて、デストロイドは比較的早く形になったが
    (それでも5、6年掛かっている)可変戦闘機のほうは一筋縄にはいかず、
    ずいぶん遅れて、開発メーカー追加等、いろんなてこ入れをした後、
    2008年11月にVF-1がやっと完成したという経緯だったのが、
    「マクロスゼロ」(とその年表)でVF-0の存在ほかを無理矢理
    挿入してしまったために可変戦闘機の実用化の時期が
    大幅に縮まってしまい、それにあわせてデストロイドのほうも開発歴を
    前にずらしたらしいのだが、それをよく理解していないライターさんが
    書いてしまったようだ。もちろん原因はマクロスゼロで無闇に開発史を
    いじちゃった制作側なんだけど、この辺りをよく整理しないと
    時系列的にグズグズになるのだが、、、、。(もうなってるか)
    あと、ここまで読めばいうまでもないが現在の年表のチャートに
    即して考えると2008年にデストロイドの先行試作型が
    うろうろしてるとは思えないし「デストロイド・シャイアン」
    「トマホークの初期型」とするのもおかしいんではなかろうか。
    つかめちゃめちゃになってますな。
    まあ、一番ひどいのは統合戦争終結が1年遅くなったところなんですが、、、。
    (これでは早瀬未沙の降下作戦が中止にならんではないか。いいのか?
     「未沙、ロシアで遭難、生死不明」でも?)
      追記:終戦時期の変更問題は創刊7号においてクロニクルの見解が示されました。
     詳細は創刊7号の正誤表で。



     *ここで補足として各文献における
         デストロイド開発史をまとめておきます。

----------------〜ホビーハンドブック版〜-------------------------------
      1990年代より二足歩行兵器の開発開始
      2000年12月 HWR-00 設計開始
      2002年 5月 MBR-04 設計開始
      2003年 7月 MBR-07スパルタン 設計開始
      2003年12月 MBR-04 試作開始
      2005年 2月 MBR-07スパルタン 試作開始
      2005年10月 HWR-00 試作開始
      2007年11月 MBR-04 Mk4トマホーク ロールアウト
      2008年 6月 MBR-07スパルタンMK2 ロールアウト
      2008年 9月 HWR-00-MK-2 ロールアウト
      2009年 3月 ADR-04 Mk10ディフェンダー ロールアウト
      2009年7月 SDR-04 Mk4(なぜか12でない) ロールアウト

      2009年12月 SDR-04 Mk4(なぜか12でない) ロールアウト

----------------〜パーフェクトメモリー版〜------------------------------
      2000年 4月 対巨人用戦闘兵器システム研究開始
      2001年 9月 対巨人用陸戦兵器「デストロイド」システム試作開始
      2000年12月 HWR-00 設計開始
      200年  5月 MBR-04 設計開始 *注1
      2003年 7月 MBR-07スパルタン 設計開始
      2003年12月 MBR-04 試作開始
      2005年 2月 MBR-07スパルタン 試作開始
      2005年10月 HWR-00 試作開始
      2006年 6月 デストロイドMBR-04シリーズ、
               正式採用決定 量産開始

      2007年11月 MBR-04 Mk4トマホーク ロールアウト
      2008年 1月 MBR-07スパルタンMK1 ロールアウト
      2008年 6月 MBR-07スパルタンMK2 に引き渡し
      2008年 9月 HWR-00-MK-2 ロールアウト
      2009年 3月 ADR-04 Mk10ディフェンダー ロールアウト
      2009年7月 SDR-04 Mk12ファランクス ロールアウト
      2009年12月 SDR-04 Mk12ファランクス ロールアウト


       注1:どう考えても誤記ですな。ただホントはどう書く予定だったかで
          設定が大きく変わるのですが、、、、。
          「ホビーハンドブック版」のほうが先の文献で
          これの写しと思われますので2005年が正解臭いのですが
          このあとの文献の「大図鑑版」(後述)では2000年にされてます。
          (こっちは編者の判断で0を足した臭いなあ。)


----------------〜マクロス大図鑑版〜-------------------------------------
      *解説 基本的にパーフェクトメモリー版の写しであるが
        「200年 5月 MBR-04 設計開始」の部分は
        「2000年( 5月 MBR-04 設計開始」と修正されている。


----------------〜マクロスゼロ以降の新年表〜-------------------------------
      2000年 3月 対異星人用人型兵器(バトロイド及び
               デストロイドシリーズ)開発開始
      2000年 12月 初の対異星人用人型兵器デストロイド1号機マーク1完成
      2001年 8月 初のデストロイド実戦投入。対地球人に使用される
      (デストロイド絡みは他に記述無し)
-----------------------------------------------------------------------




 03-26 左下 「開発と技術的特徴」より
  「デストロイドの開発には多数の企業が参加した。
  代表的な企業だけでも、本体開発のビガース(一部武装も担当)
  クラウラ−、センチネンタル、クランスマン、
  発動機のクランス・マッファイ、GE、グゲンハイマ−、ギャラント、
  新中洲重工、武装のマウラ−、ラミントン、アストラ、ビフォーズ、
  エリコーン、ノーマンパンクス、ライセオンなどが挙げられる。」

    *解説 もちろん間違いじゃないけど、各機体ごとに全体の開発はどこそこ
    エンジンがどこそこ、武装がどこそこときちんと設定があるのに
    なんで書かんのやろか?なーんかずぼらな感じですなあ。
    (なに?わしに書けってか?ここに???)


27-28・突撃ラブハート

29-32・プラモデル ハセガワ
 03-30 VF-1A バルキリー VF-2ソニックバース
  解説文より「攻撃空母プロメテウスに配備された最初のバルキリー部隊仕様」
   *解説 原典はTIA 「マクロスプラス」にある
   「(ソニックバーズ隊は)「西暦2009年、攻撃空母CVN-101プロメテウスに
   VF-1スカルズと共に配備された最初のバルキリー部隊のひとつ」」

   という文章で、これがハセガワの商品説明でも用いられております。
   で、ここから「VF-1スカルズ(これは他の部隊名)とともに」「一つ」
   抜いただけなんだけど随分意味が違ってしまいます。
   MG誌01/4 197号に載ってる解説では「最古参(の部隊)」となっている。
   、、、これくらいの短縮くらいどうでもいいんでしょうが、、
   オタク=瑣末主義者にはねえ、、、。


 03-31 SV-51γノーラ機
  解説文より「試作先行機」
   *解説 すいません。これ「先行試作機」ですよね?
   試作に先行したらモックアップになっちゃいますよね?違う?
   (あまりにもあまりにもなんで念のためグーグル検索しましたが「試作先行機」って
   言葉はウエブ上にありませんでした。            あかんなあこれは。)


以上毒舌も枯れ果てつつ創刊3号は終了。以下4号へ続く。

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随時、更新、改稿いたします。           


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