監察軍の工作室010
〜「マクロス・クロニクル」創刊10号正誤表〜

___________________________________________________________________
創刊10号の内容と正誤表と解説
注:基本的に
およそ赤字の表記は間違っているもの、
はたまたかつて公式だったが消されたもの
およそ青字の表記は正しいもの
およそ緑字の表記はどちらともいえない微妙なもの
になっております。
01-04 VF-25S メサイア
10-01 「書き下ろしのイラスト」
* もう毎度過ぎて怒る気も失せていますが、なんでこの本は
挿し絵(アーマード装備のVF-25S)と記事(ノーマルのVF-25S)を
合致させないのでしょうか?仮にも百科と名乗る本で
毎度違う絵を入れるのはそれはおかしくありませんか?
*なおこの単元には根拠不明の数字や名称が多くありますので
ますここで書き出すとともにもし原本などを御存じの方がおられましたら
「マクロスクロニクルの話をしよう」まで連絡下さい。
「(S型は)搭載AIへの作戦指揮補佐用プログラム導入」
「アーマードパック(APS-25A/MF25)」(型番)
「ガーバー・オーテック社 AK/VF-M9 アサルトナイフ 全長1.65m 超硬合金製」
「主翼を損失しても、亜音速を維持する限り飛行が可能」
「統合レーダーAA/AS/SF-06ユニット」
「コクピット前方の中央アビオニクス・ベイにISCユニットを内蔵」
「最高機密のISCユニットは自爆装置で厳重に守られている」
「機体にはリニア・アクチュエーターと呼ばれる新開発の変形機構が採用されている。
これは変形駆動系の大半を非接触構造の電磁式に置き換えた改良システムで、
変形に要する時間が従来の2/3に短縮されている。」
「対光学兵器用気化装甲も採用」
以上よろしく御願いします。
同 「機体解説」本文より
「本機は新式の操縦装置エクステンド・ギアシステムにより操縦性と生存性を
向上させ、ISC(Inertia Store Converter)通称『イナーシャル・バッファー』に
よって〜」
*解説 記事中の「エクステンド・ギアシステム」ですが通常の資料では
略称として「EXギア」と表記され、カナで全部表記される場合は
エクステンダーギア、若しくはエクスギアと書かれているものが多いです。
(各種設定資料、DVDライナー、プラモデル説明図等による)
また、「ISC」も「慣性バッファ」と書かれることはありますが、
「イナーシャル・バッファ」という表記がみつかりません。
意訳したものを再びカタカナ表記にしてるわけですが、なんでわざわざ
書き換えてるんですかね?(参考文献はグレートメカニックDX6「千葉インタビュー」
バンダイVF-25Fのインスト等)
同 「データ」
*解説 データの数字等はバンダイキット等に記載されているのがそのままなんですが、
なぜかエンジンの項に「高機動スラスター P&W HMM-9」の記載がありません。
なんかこの本全体に元の記述が長いと面倒なのか後ろのほうに向けて端折る傾向が
ありますね、、、、。(どうせ要約するなら全体にやればいいのに大概最後の部分。)
10-03 「運用記録」の本文より
「新星インダストリーとゼネラル・ギャラクシーが共同開発したYF-24エボリューション」
*解説 「新星インダストリーが各船団に設計データが供給されていた」とされていますが
ゼネラル・ギャラクシーと共同開発という資料がみつかりませんでした。
(情報を御存じの方ありましたら連絡下さい。)
同 本文より
「M55恒星系第3惑星メサイア025において」
*解説 DVD4巻のライナーによれば、
「マクロス・フロンティア船団は新たに発見した恒星系(M55NGC6909球状星団内)に
資源採取のため寄った。」とありますので、恒星系の名前をM55とするのは
間違いですね。また、このMとかNGCというのは実際の天文用語でして、
星団、星雲、銀河のカタログナンバーです。
その事を知っていれば、こんな変な省略はしなかったと思います。
蛇足ながら、DVDライナーの「M55 NGC6909球状星団」というのは、
いて座の球状星団「M55 NGC6809球状星団」の誤記ではないかと思われます。
同 本文より
「同年、フロンティア船団がバジュラと遭遇すると、
本機はスカル小隊等を編成して実戦に投入された。」
*解説 劇中では突然バジュラの襲撃を受けて、「スカル小隊」が迎撃に出てるわけ
ですから当然、バジュラ遭遇前から小隊は編成されているはずですね。
この「スカル小隊」が2009年のそれとリンクするのかはわかりませんが
この名称の小隊がにわかに結成されるとは考えにくいですね。
10-03 「標準装備」から「マウラーROV-127C 12.7mmビーム機銃」より
「バトロイド形態時のモニターヘッドブロックには、連装ビーム砲を備える、
射角を制限されるがファイター形態でも発射可能で後方警戒などに用いられるほか
長距離レーザー通信のデバイスとしても機能する」
*解説 従来マクロス世界の可変戦闘機の頭部に装備されていた武装は
「レーザー機銃で通信機を兼ねる」とされてきたのですが、今回
「ビーム」と記述されました。バンダイキットのインスト、ムック等では
「レーザー機銃」とされているのですが、この辺り表記の統一がなされていません。
同 本文より
「なお、S型は4連装、G型は単装、その他は2連装となっている。」
*解説 これも間違いではないんですが、噂ですが
「一般兵カラー(茶系)のVF-25の頭部がG型と同じで型番がA型」
という話をチラホラ聞いたり見たりするのですが、これはどこまで本当なんですかね?
(これも情報があれば連絡下さい)
また、ルカ機(RVF-25)は頭部に細いアンテナは付いているものの
武装としてのレーザー機銃を装備してません。(これは「RVF」なので別ということ
なんでしょうかね?)
同 「AK/VF-M9 アサルトナイフ」
*解説 DVDライナーを含め、手持ちの資料はどれも、「コンバットナイフ」となっています。
長さ等、詳細な設定も初見なので、そういう設定になったのかもしれませんが。
10-03 「ファイターモード」の本文より
「高機動戦闘を旨とする同形態はISCユニット(T021)の恩恵を最も強く受ける形態であり、
最大で27.5Gの加速度軽減を120秒間維持できる。」
*解説 これはおそらく、DVDライナーやプラモの説明書等に掲載されている
「機体設計最大荷重 27.5G」というスペックからの数字でしょうが、
これは機体の強度を示す数字で「ISCユニット」の能力を示す数字ではありません。
また資料では機体設計最大荷重のところの注釈に
「ISC作動時はコクピットを中心に高Gより保護される」とありますので
あくまで作用するのはパイロット周辺のみですので。
「機体設計最大荷重」ぎりぎりの負荷をかけてしまうとパイロットよりも
「ISC」の作用しない機体のほうに問題がでてきそうですね。
(120秒は劇中などで出てきた数字なんですかね?)
10-04 「ガウォークモード」の本文より
「パイロットの筋電流からその無意識運動を測定し、思考の延長線上で操縦できる」
*解説 これも間違いではないですが「グレートメカニックDX5」の河森氏の
インタビュー(p87)によるとEXギアは筋電流の他に脳波も拾っているそうです。
ここの文でも「EXギア」のことを「エクステンダー」ではなく
「エクステンド」と記述してますね。
同 本文より
「機体の一部だけを変形させて空力制御を行うといった複雑な操縦も可能で、
ガウォーク形態もそれ自体の利点を求めて運用されるだけでなく、
機動の一環で利用されるケースが見られた。」
*解説 よく分からない文章ですが、要するに「部分的な変型ギミックを機動に
利用することがあった」ってことらしいんですが、それって
マックスなんかが初代の頃からやってることですよね?
空中でファイターからバトロイドに変型して急減速とか、、、ね。
10-04 「バトロイドモード」から背面CGのキャプションより
「主翼の大半をウイング・グローブに収納、保護する」
*解説 微妙なところですが1/4ぐらいは収納してますが
大半を収納/保護はできてないんですね。
05-06 ケアドウル・マグドミラ10107
*総解説 まずこの単元ですが、カムジンの使用した艦の解説であれば問題は
少ないのですが、このタイプの艦船一般の記事とすると随分具合が悪くなってきます。
まず末尾の「10107」という数字ですがこれは元々の表記では
ギリシア数字で「十、十、七」と書かれているものでカムジン艦の個体番号の
可能性があります。というのも「パーフェクトメモリー」等のゼントラーディ艦船の
解説では「ノプティ・バガニス5631」(ブリタイ艦)や
件のカムジン艦のほか「フルブス・バレンツ42101」(ボドルザー艦隊旗艦)など
個体が特定されている船には番号が追記されていますが、これ以外の、
「スヴァール・サラン」や「キルトラ・ケルエール」(LST)
「ピケット艦」など、劇中に複数登場する船には番号がありません。
さらに同パーフェクトメモリーのブリタイ艦の項では
「第67グリマル級分岐艦隊旗艦5661は同級艦の中でも比較的若く、」
とありますのでおそらく個体番号で間違いないでしょう。
10-05 見出し「ゼントラーディ軍中型戦艦」及び
同 艦体解説本文「艦隊指揮を担う中型戦艦」
*解説 まずこの艦船を「中型」と定義した資料はありません。
たしかにブリタイ艦(4000m級)に比べると小さいですが、
標準戦艦といわれるスヴァール・サラン(2000m級)より大きいです。
また、この記事では全長3000mとされていて、艦船の大きさの比較表等の資料でも
約3000mとされているのですが
アリイの箱絵にあったスペック表では
HIGHT-------740m
WIDTH-------800m
LENGTH-------2700m
となっていました。参考までに。
ちなみに、カムジン一家が最終回で使った「中型砲艦」は1500m級です(パーメモリーP180)
同 艦体解説本文より
「他のゼントラーディ軍艦艇に比べ構造が複雑で脆弱性が目立つという欠点」
*解説 確かに、分離合体という仕組みを持っている上に、分離後の
軌道艦の艦首は接合部が丸見えなんですけども、
パーフェクトメモリーP180の解説によれば
「その構造の複雑さゆえ、いささか頑丈さに欠けるきらいがある。」
とありまして、微妙にニュアンスが違うような気が、、、、
あとここの小さい画像のキャプションでは以前指摘したラプラミズがちゃんと
「直衛艦隊司令」になってますね。
10-06 「運用記録」の本文より
「ゼントラーディ軍艦艇の中では希少な存在」
*解説 えっと、「グラージ」や「ケルカリア」なんかは希少って
記述があったんですがこれは見たことがないですね。
同 「外観/内部」の説明図版
「カムジン艦ブリッジ」
*解説 間違いではないんですが、右側の線画は通常時の状態なんですが、
むかって左側の階段が見えるブリッジの線画に注意。
これは28話以降の地球に墜落し、斜めに地面に刺さっているカムジン艦の
ブリッジの設定画で、本来の床が床として使えず、
作戦卓利用して水平台にして使用しています。
もとの設定画ではちゃんと艦全体の状態や角度などが
示されているのですが、その説明の部分を切りとってしまったため
意味不明な画稿になっております。ですのでこの状態で、
通常ブリッジの設定画と並べるのは問題がありますね。
(マクロス資料集2 P96参照。
パーフェクトメモリーの図版だとキャプションが読めません)
同 「分離突撃艦」の本文より
「全長1,577m」
同 「分離軌道艦」の本文より
「全長1,864m」
*解説 これら艦船は宮武氏による設定画にキチンと数字が示されています。
で、どちらも数字が違います。設定画では突撃艦は「1377m」、軌道艦は「1764m」です。
どこから出てきた数字なんでしょうね。
(マクロス資料集1 P27参照。これもパーフェクトメモリーの画稿では字が読めません。
また模型の箱等のスペック表でもありませんでした。)
同 「分離軌道艦」の本文より
「分離後の艦首接合部は内部機構がむき出しになるため耐弾性が低く、艦の弱点となる。」
*解説 繰り返しになりますが、見た目にはそうなんですけれど、
そこまで明示した資料はありません。見た目でいえば、マクロスのブリッジの大窓では
「ガラスのように見えるが他所の装甲と変わらないレベルの強度を備える」という
設定もありますので、、、
07-08 アームド
10-07 「データ表」から
「全備質量 1,704,000t」
*解説 えー、ひゃくななじゅうまん、とんで、よんせんとん?
はい。これは、17万4千tの間違いですね。単純な誤記でしょうねえ。
これに関してはTV版でも劇場版でも同様に17万4千tですね。
同 「艦隊構造」より
「SDF-1に合わせた急ごしらえの艦」
*解説 毎度おなじみクロニクルお得意の「急ごしらえ」ですが確かに
劇場版のアームドの解説で「急遽開発された宇宙空母」と
ありますが劇場版の場合は内部の都市も計画的に整然と組み立てられた
とされてますし、「急ごしらえ」というのは当たらないような、、、。
10-08 「ドッキングモジュール」の本文から
「(リグからアームドに改修する時に付加されたものとして)管制用ブリッジ」
*解説 設定画では「ブリッジ」とされているのですがわざわざ「管制用ブリッジ」と
記述してますね。(艦首のそれっぽい部分が元々の「宇宙戦闘機用の宇宙リグ」の時点から
設置されていた軌道変更等を行う為の操舵室で、宇宙空母に改修され、後から
航空管制用の「管制用ブリッジ」が追加された可能性はあります。)
過去の資料にはない表記です。
09-10 ランカ・リー
10-10 「関連事項 ブレラ・スターンとの関係」本文より
「ガリア4でバジュラの体内からランカを救い出したのも、
実はブレラの機体であったとも言われている。」
*解説 「マクロスF」14話「マザーズ・ララバイ」のエピソードですね。
まず、「ガリア4で」というのが間違いです。
拉致されたのはガリア4ですが、救出時はフロンティア船団近くです。
バジュラ母艦共がガリア4からフロンティア船団近くにフォールドしてますので。
次に、「ブレラの機体であったとも言われている」ですが、
直接的に救出したのはブレラなのは間違いない事実ですし、本編中
「マクロスギャラクシー、アンタレス小隊所属ブレラ・スターン少佐より
フロンティア全軍に告げる。敵母艦内より人質は救出した。」
と、堂々と通信までしているのですから、言われてるもなにも、
現状では確定事項でありわざわざ伝聞形で曖昧な表現をする必要はないと思います。
「マクロス作品は全てマクロス世界の中の架空作品であって、云々」という理屈なら、
すべての文章を不確定な伝聞形で記述しましょうって事になりますので、、。
11-12 リン・ミンメイ
10-12 「マクロスの人々を勇気づける歌声」の本文より
「その態度と彼女の歌に市民は感銘を受け」
*解説
前号「マクロス地球退去命令」で指摘したエピソードです。前回は歌で、
今回は「態度と歌」になったんですが、本編では歌う前にスピーチのような形で
話したことで 市民が態度を変え、その後に歌うので、「歌」はおまけで、
「態度」という表現も不自然ですね。
この記事の2ページあとの10-17の本文では
「リン・ミンメイの『マクロスは我が家である』という呼び掛けに感銘を受け」と
ちゃんと記述されてます。
13-16 超時空要塞マクロス
17-18 マクロス艦内の人々
19-20 「小白龍」公開
10-19 「ブリタイ、太陽系に再度派遣される」の項の本文より
「全周囲バリアの暴走を新兵器と誤認したゼントラーディ軍のボドルザーは、
対マクロス任務には経験者が不可欠と感じ、ブリタイに再度太陽系への出撃を命じた。」
*解説 細かいですが本編20話「パラダイス・ロスト」の冒頭のボドルザーのセリフでは
「地球方面に派遣した者たちの間に混乱が生じているらしい。それにまた
新兵器が現れたようだ。」となっています。
つまり、再派遣の一番の理由は現場の混乱であり、新兵器云々は次点の理由です。
また「全周囲バリア」とありますがこれはもちろん「全方位バリア」の誤記でしょうね。
この次のページの10-20 「ゼントラーディ、『小白龍』に驚愕する」の項では
ちゃんと「全方位バリアー」になってます。
同 「ミンメイ、『小白龍』公開前夜祭パーティに出席」の写真キャプションより
「トップの座を追われた彼女はミンメイに嫌味を言う。」
*解説 「嫌味」となってますが、劇中(21話)だとジャミスはミンメイのドレスに
わざとグラスに入った飲み物をかけてますので「嫌がらせ」の領域ですね。
ちなみに「マクロスF」の「ミランダ・メリン」はこの「ジャミス・メリン」の孫だそうで。
同 関連事項 「時代を超えるミンメイ人形」の「ランカ・リー人形」の画像
*解説 なぜかミンメイ人形の挿し絵として「ランカ・リー人形」が用いられてるのですが
これは「(着せ替えフィギュアとして)バービー人形」や「(可変戦闘機として)バルキリー」
と同様に「(人気歌手のSDフィギュアとして)ミンメイ人形」という言葉が一般名詞化してて
あの世界では「ランカ・リーのミンメイ人形」という風に用いられているのんですかね?
10-20 「ミンメイの艦内コンサートが開かれる」の本文より
「ミンメイのコンサート『LOVE CONCERT2010』が開かれる」
*解説 本編22話「ラブ・コンサート」のエピソードですが、
確かにサブタイトルはLOVE CONCERT」なんですけれど、劇中のポスターと、
その設定画には「LOVELY CONCERT 2010」とありますので間違いですね。
(パーメモP114参照)
20-21 ゼントラーディ人の亡命
10-22 「未沙、提督にゼントラーディとの和平を訴える」の項の本文より
「そこはグランド・キャノンの管制セクションで、統合軍本部の結論は
あくまで敵の降伏による講和であることを未沙に告げた。」
*解説 まず早瀬親子が会話を行っていた場所は、「管制セクション」ではなく
グランド・キャノンの砲身内に張り出した「観測デッキ」上ですね。
これは設定画にも明記されています。(マクロス資料集2P66等 参照)
また、統合軍の結論ですが、本編では「敵の降伏による講和」とまでは
言ってないような、、、。詳しい経緯は
は5号の正誤表、の「早瀬未沙」の項参照ということで。
ところで、ここの本文冒頭の「待ち望み」は奇妙な表現ですね。
(「待ち侘びる」?)
23-24 Fire Bomber
25-26 マクロス7船団
10-26 「シティ7の各地区・施設」の項の本文より
「通常30万人ほどが居住している。」
*解説 これは間違いではないですが蛇足まで過去の資料の数字を入れてきます。
LD2巻ライナーによればシティ7単独で35万人。
TIAマクロス7アニメーション資料集では、マクロス7としての諸元に約35万人とあります。
同 本文より
「地下レベルには主に個人住居があるほか、大型のドック、
工場ブロック、補機システムの複合体となっている。」
*解説 「地下レベル」と書いてあるんですが、そのままこれを明記した資料は
無いようです。で、おそらく元本と思われる「TIAマクロス7アニメーション資料集」の
説明では「船体底面は、バトル7級の大型船を同時に2隻収納、
整備できる大型ドック、工場ブロック、補機システムの複合体である。」
となっているんですね。設定画の宮武氏の手書きキャプションでも
「下面は宇宙工場区画」とあります。居住区とひっくるめた表現にするのに
地下レベルとしたんでしょうが、ちょっと乱暴なまとめ方のような気がします。
同 「アクショ」の画像のキャプションより
「市民登録のない補助ドームがシティ7側面のドッキング・ベイを占拠しており、」
*解説 まず日本語として「ドーム」が「市民登録」するというのがおかしいですね。
おそらくこれも前述のTIAマクロス7アニメーション資料集の解説を
要約したんでしょうが、元々の同書の解説は
「ドッキング・ベイに取りつけられたアクショは、正規の補助ドームではない。
そのため住人は、マクロス7の移民として登録されていないようだ。」
となってますので「市民として登録していない人間が住んでいるようだ」と
は書けそうですが、ドームそのものがどういう扱いかは明記されていません。
ちなみに「マクロス7」LD1巻ライナーの説明だと、「アクショ」は私設の移民船の
残骸とのこと。デザイン的に、マクロスFのクラスター群に通じるものがありますね。
27-28 SUBMARINE STREET/君に届け→
29-30 変型トイ SDF-1 マクロス
10-30 「変形ステップ」 6番の写真
*解説 細かいですが右舷の主砲が変型過程で止まってるので「強攻型は完成」してませんね
ちなみにこのトイの主砲の変型は設定画のそれとは別の独自のシステムです。
設定画では主砲の付け根がスライド移動する以外は主砲の継ぎ目二箇所の回転だけ
(軸に多少の遊びは必要とする)でこれを実現しています。
原初のトイ、83年のタカトク製「ビック・マクロス」では
ほぼ設定通りの完全変型が出来ているのでなぜわざわざ変更したのかよく分かりませんが、
そうなっています。(まさか設定画を読み間違えたってことはないですよね?)
このほかこのトイでは胴体中央のブロックの変型も独自の機構です。
31-32 放映リスト マクロスF
以上毒舌も枯れ果てつつ創刊10号は終了。以下11号へ続く。
創刊9号の正誤に戻る
創刊11号の正誤に進む
監察軍の工作室に戻る
以降、間違いの指摘御意見などありましたら
風紋VF工房掲示板2
の当該スレッド
「マクロスクロニクルの話をしよう」まで。
随時、更新、改稿いたします。
ターミナルまでもどる
新情報、ご意見はBBSに。
苦情はロドリゲスまで。