マクロス プラモデルリスト3
〜長谷川とウエーブとその他のガレージキット(メカ)編1〜
(フィギュアのガレキはリスト2で。)




___________*INDEX_____________________________
〜長谷川1/72類〜
 1/72 VF-1J(ファイター)(ハ)(絶版)
 1/72 VF-1A(ファイター)(ハ)(絶版)
 1/72 VF-1S(ファイター)(ハ)(絶版)
 1/72 VF-1S(ファイター)(ハ)限定版 メッキモデル
 1/72 VF-1J(ファイター)(ハ)限定版 青クリア成形モデル
 1/72 VF-1A(ファイター)(ハ)限定版 赤クリア成形モデル
 1/72 VF-1S(ファイター)(ハ)限定版 緑クリア成形モデル
 1/72 VF-1(ファイター)(ハ)限定版 無色クリア成形モデル
 1/72 VF-1D(ファイター)(ハ)限定版。
 1/72 VF-1A(ファイター)(ハ)(エンジェルバーズ仕様)限定版
 1/72 VF-1A(劇場版スーパーファイター)(ハ)(絶版)
 1/72 VF-1S(劇場版ストライクキャノン仕様)(ファイター)(ハ)(絶版)
 1/72 VF-1S(劇場版ストライクキャノン仕様)(ファイター)(ハ)限定版
       (シャンパンゴールドメッキヴァージョン)
 1/72 VT-1(ファイター)(ハ)
 1/72 VE-1(ファイター)(ハ)
 1/72 YF-19(ファイター)(ハ)
 1/72 VF-19A(ファイター)(ハ)限定版
 1/72 VF-1J マックス&ミリア(ファイター)限定版(ハ)
 1/72 VF-1A ロービジ仕様(ファイター)限定版(ハ)
 1/72 VF-21(ファイター)(ハ)
 1/72 VF-22(ファイター)限定版(ハ)
 1/72 VFー1Dバージンロード(ファイター)限定版(ハ)
 1/72 F-14マクロスゼロ仕様 限定版(ハ)
 1/72 MIG-29マクロスゼロ仕様 限定版(ハ)
  *風紋様による濃厚な各社MIG-29キットの解説付き
 1/72 VF-1バルキリーウエポンセット(ハ)
 1/72 VF-1バルキリーエッチングパーツ(ハ)
 1/72 マクロススタンド(ハ)
 1/72 VF-0S(ファイター)(ハ)
 1/72 VF-0B 復座仕様(ファイター)限定版(ハ)
 1/72 VF-0A (ファイター)限定版(ハ)
 1/72 VF-0D(ファイター)(ハ)
 1/72 SV-51γノーラ仕様(ファイター)(ハ)
 1/72 SV-51γイワノフ仕様(ファイター)(ハ)
 1/72 VF-0ゴーストブースター付き決戦仕様 限定版(ファイター)(ハ)
 1/72 SV-51ブースター付き決戦仕様 限定版(ファイター)(ハ)
 1/72 VF-1 スーパー/ストライク仕様(ファイター)(ハ再)(新定番)
 1/72 VF-1 ノーマル(ファイター)(ハ再)(新定番)
 1/72 25th Anniversary VF-1S(ファイター)限定版(ハ)2400円
 1/72 25th Anniversary YF-19(ファイター)限定版(ハ)2800円
 1/72 VF-1A SVF-2 ソニックバース(ファイター)限定版(ハ)2200円
 1/72 VF-1J スーパー/ストライク バルキリー
           SVF-41 ブラックエイセス(ファイター)限定版(ハ)3200円


___________ここまでファイター、以下バトロイド______________
 1/72 VF-1(バトロイド)(ハ)
 1/72 VF-1 スーパー仕様(バトロイド)(ハ)
 1/72 VF-1S ストライク仕様(バトロイド)(ハ)
 1/72 VF-1S ストライクバルキリー ミンメイガード仕様
             限定版(バトロイド)(ハ)
 1/72 VF-0 A/S バトロイド マクロスゼロ(ファストパック付き)(ハ)
 1/72 リアクティブ アーマードVF-0S バトロイド マクロスゼロ(ハ)

〜プラッツ、エッチングパーツ〜
 長谷川VF-1用
 長谷川VF/YF用

〜ウエーブのインジェクションキット〜〜〜〜  ノンスケール VF-0S(バトロイド固定)1900円
 ノンスケール VF-0A(バトロイド固定)
〜ガレージキット類(フィギュアを除く、もちろんリストは全然未完です。)〜
 1/72 海洋堂製バトロイドバルキリーVF-1S(ソフトビニール)
 1/4000マクロス要塞艦(劇場版)(レジン) イエローサブマリン+クラブM製
 1/4000マクロス強攻型(劇場版)(レジン) イエローサブマリン+クラブM製
 1/24 VF-1S(ファイター)半完成品)(ア+レ)
 ノンスケール:デストロイド・モンスター(ペーパークラフト)
                リアルノッポサンズ製WFにて
 1/144デストロイド・モンスター(レジン)イエローサブマリン+クラブM製
 1/72デストロイド・モンスター(レジン)パテもり蕎麦様製、
 1/48クラブM製VF-1S(ファイター)(レジン)
 1/48クラブM製VF-1(ノーマルファイター)(レジン)
 1/72クラブM製クアドラン・ロー(レジン)
 1/72 クラブM製バトロイドバルキリーVF-1S(レジン)
 1/72 VF-1Aスーパーファイター(レジン) イエローサブマリン+クラブM製
_________________________以上________________________________

注1:発売順にこだわらずパーツ/金型上の関連から構成しました。
確認できたものにのみ言及しています。
注2:名称ははなるたけ実際の商品名から拾うようにしていますが、表記の統一性から
一致しないものもあります。
注3:本文中の「ストライクキヤノン」は劇場版S型ストライクバルキリーに搭載された、
ビームキヤノン付き背面スーパーパックの意。便宜上の表記で筆者の造語。よって外で
言っても通じないので注意してね。


付帯販売メーカー情報:

(ア+レ)=15周年時の製造レッズ、販売有井の共同企画もの
(ハ)=長谷川製作所製
(ハ再)=長谷川製作所製で定番落ちしたキットが機種統合し再販されたもの
(ウ)=ウエーブ社製 注:再販と金型移動の経緯は〜初代マクロス模型リストindex〜
総合的発売順/発売時期のリスト
を参照ください。






____________________長谷川_________________________


(この項では★のマークは限定版。×のマークは絶版。いずれも基本的に店頭在庫のみ)
×1/72 VF-1J(ファイター)(デカールはTV版輝用のみ含む)(ハ)
(定番落ち、但し後述の統合キット有り)
×1/72 VF-1A(ファイター)(デカールは劇場版輝/マックス/柿崎用を含む)(ハ)
(定番落ち、但し後述の統合キット有り)
×1/72 VF-1S(ファイター)(デカールは劇場版ロイ/輝/マックス用を含む)(ハ)
(定番落ち、但し後述の統合キット有り)
★1/72 VF-1S(ファイター)(ハ)限定版 メッキモデル
(電撃ホビーマガジン、マクロスコンテスト参加賞品、一般流通なし。
                    デカールはノーマルSと同じ)
★1/72 VF-1J(ファイター)(ハ)限定版 青クリア成形モデル
(限定、されど一般流通あり、デカールは本文参照のこと)
★1/72 VF-1A(ファイター)(ハ)限定版 赤クリア成形モデル
(限定、されど一般流通あり、デカールは本文参照のこと)
★1/72 VF-1S(ファイター)(ハ)限定版 緑クリア成形モデル
(限定、されど一般流通あり、デカールは本文参照のこと)
★1/72 VF-1(ファイター)(ハ)限定版 無色クリア成形モデル
(ショー限定、一般流通なし、デカールは本文参照のこと)
★1/72 VF-1D(当座再生産なしの限定版。まだまだ残ってる。08年パッケージ替えで再版
           デカールとエッチングパーツはは本文参照のこと)

★1/72 VF-1Aファイター(ハ)限定版 エンジェルバーズ仕様、 一般流通有り


*フォルムは従来のファイター三面図に極めて忠実なもの。よって有井1/100にも
似る。長谷川テイストはそのディテールと繊細なパネルラインに発揮され
さらにスライド金型を用いたバブルキャノピー採用と、マニアが望んだ理想のファイターが
具現化している。同時に従来のキャラクターモデルの製作法を受け付けず
爆発的な販売数と同時に作りにくいとの苦情を産んだ。細かなディテールは
劇場版を基礎にTV版を折衷した心憎いものを実機風に処理している。
まず落胆なしのまさに長谷川ならではの内容となっている。
成形プラもバージンものらしく、柔らかい良心的なもの。
またバリエーション展開もユーザーにとって無駄のない構成なので、
一部パーツのために2個買いをする必要がない練られたもの。
ただ繊細さと裏腹に金型の消耗は早いと思われるので
購入するなら早いほうがいい。特にD型は限定のコールで、噂では15000個の
生産らしいのでなおさら。(これはエッチングパーツ付きで2000円なので
お買得ではなかろうか。)

*J、A、Sはそれぞれ劇場版、TV版等の表記がされているが
機体パーツは同じものでヘッドパーツとデガール類の差し替えのみ。コクピット周りの
変更はない。ヘッドパーツはファイター向けの小振りなものだが、
S/A/Jのいずれも埋もれて見えない部分も再現してあり、サイズ的に
1/100バトロイド等ににそのまま流用が可能。ただしSは機銃だけが基部の円盤から
一段せり上がった構成なので一考が必要か?

*色つきクリア限定モデルはMG誌01/4のオリジナルカラー塗装作例の
マーキング用デカールを含む。ショー限定だが一般流通もあった、
無色のクリアモデルは完全なショー限定で一般流通なし、デカールはA型用が付属し、
A/S/Jのヘッドパーツを全て含むそうな。ノーマルS型のメッキモデルは
電撃ホビーマガジン内で、行なわれたマクロスコンテスト参加者全員に
配られた参加賞品。デカール等に特記事項なし。一般流通はもちろんなし。
後述のストライクキットのゴールドメッキヴァージョンは一般流通があった


*D型は機首/追加分のコックピット/ヘッドパーツ/胴体が新造、
(機首の取り付け位置の変更から胴体裏表とも新パーツ追加)
さらにエッチングパーツの付属でバックパックの構成も変わっている
VT/VEで見られた尾翼の縮小や主脚収納庫出っ張りはなくノーマルそのままのパーツで、
設定画に即したもの。なおこのモデルのヘッドパーツはスペースの関係か、
いままでのS/J/Aと違い機体に埋もれて見えない部分は断ち切られた状態になってる。
ヘッドパーツ自体はもとより機銃基部の円盤も2本の機銃が見える部分しかパーツに
なっていないので従来モデルのように1/100のバトロイド等へ
そのまま流用は出来ないのでその向きは注意されたし。
キャノピーはハッチ開閉指示の設定画に則しつつ、よく実機に見られる復座を強調した
容積が大きく長いものでもちろんバブルとなっている。どっちかというと
牧歌的で非戦闘的なムードが漂う。賛否はあろうが訓練用と見ればこれもアリだろう。
不足があれば思う様いじってバキュームをかけるべし。個人的には旧イマイD型様の
直線基調のものが理想なのでしかる後いじって重爆撃/精密要撃仕様とするつもり。
またデカールはカルトグラフ製が奢られているが、劇中の標準塗装用以外は
尾翼用のVF-E仕様のもの(キャラクターモデル誌上で行われているバルキリー実験機の企画に
登場するVFー1改のプロジェクト、D型とは直接の関連はない。)とグレーのロービジな
統合軍マークくらいなものでクリア限定版に見られたような各種オリジナルマーキング
等は含まない。以下にD型付属のエッチングパーツの内容を列記しておく。
*コクピットディテールアップパーツ
(スロットル/操縦桿等のレバー、但し劇場版式の左右に別れて配置のもの。
ヘッドレスト天井面等。)
*機首/ハンプバック部のブレードアンテナ
*主翼収納部蓋
*バックパックディテールアップパーツ
*脚部ノズル部ディテールアップパーツ、
以上。
すでに発売されているVFー1用エッチングパーツからスーパー用インテイクシャッターなどを
差し引いてD型用のコクピット関連を追加したものだが、なぜか不要パーツとして
従来の純正エッチングパーツとはだぶらない背面スーパーパーツの先端用ディテールアップパーツ
が付属している。VF-1ファイターの総決算として盛り込まれたサービスパーツのようだ。
よって、見方を変えればD型を購入してVFー1に不要パーツを流用するのが
正しいのかもしれない。
なお箱絵はなぜか完成見本の写真になっていた。
追記:2008年4月に再版されました。中身はエッチングも含めて
同じ内容。箱絵のみ写真から天神氏のイラストレーションへ変更になりました。

*エンジェルバーズ仕様はTV版一話に登場するアクロバット仕様の機体。
変型すると赤と青のストライプによってセーラー服に見えるのがミソ。
(注:キットはもちろんファイター固定です。) キットは従来のノーマルA型のデカールを専用のカルトグラフ製のモノに差し換えたもので
パーツ類はそのまま。デカールは赤と青のマーキング部分を全て含むので
基本塗装は白を塗るだけでいい。機体ナンバーは1〜6まで入っている。
(エンジェルバースは6機編成。)
また、コクピットパネルのデカールは劇場版のものもおまけではいっている。
なおスネ外側の「AngelBirds」のチームロゴは今回初めてのマーキングで
従来の設定資料には見られない模型オリジナル(新規設定書き下ろしの可能性あり。)
のもの。これも限定版。


×1/72 VF-1A(劇場版スーパーファイター)(ハ)(定番落ち、但し後述の統合キット有り)
×1/72 VF-1S(劇場版ストライクキャノン仕様、デガールは

劇場版ロイ/輝/マックス用を含む、ファイター)(ハ)(定番落ち、但し後述の統合キット有り)
★1/72 VF-1S(劇場版ストライクキャノン仕様)(ファイター)(ハ)
限定版シャンパンゴールドメッキヴァージョン
1/72 VT-1(スーパー/ノーマルのコンパチブル)(ファイター)(ハ)
1/72 VE-1(ファイター)(ハ)


*スーパー/ストライクはノーマルにランナー追加しただけではなく、
微妙にランナーが差し替えられているのでノーマルには組めない。
また、ベントラルフィン(スネの補助翼)はノーマル/スーパーで違う形状のパーツに

なっている。なぜかJ型のスーパーは出ていないがJ型のヘッドパーツはA型スーパーキットに
含んでいるのでTV版のミリア/マックス機はA型スーパーキットで作れる。
デカールはJ型のものが必要だが。
ストライクにはミサイル型のスーパーパック2個を含むのでTV版とコンパチ。
VT-1はスーパーパック有り/無しが作れるコンバージョンキット。
(可変や脱着式ではありません。)
脚収納庫蓋がタイヤの厚み分でっぱるのは長谷独自のコダワリ。
ただしVE-1はスーパー仕様のみなので注意。


*全てのVFー1のファイターキットは長谷川流でパイロットフィギュア/兵装は
含まないので別途ウエポンセットの購入が必要。
(YF-19/21ではフィギュアが付属。)
但しVTー1用のミンメイフィギュア(非戦闘用スーツ?)
は現時点では存在しないので劇中の再現にはスクラッチが必要
またVE-1には発売にあたって河森氏が新規に起こした各部の設定画が入っている。
もっとも、ラフのうえ、アンテナ/尾翼等の詳細指示なので従来図版は覆されない。

また全ての長谷川バルキリーは主翼にそれぞれ
5つのハードポイントを持ち2または3のパイロンを装備する形式になっているが
これも長谷川独自の解釈。設定では2つのハードポイントのみで
3発の反応弾を1+2の2つのパイロンで下げるのが公式。もっとも強度的に厳しいので
長谷川の判断は正しいと思うのだが。


1/72 YF-19(ファイター)(ハ)
*やっと入手したので解説。形状は二宮氏の図面を元とした不満のないもの。
機首は円錐に近い形状で旧やまと製YF-19等の枝豆さや断面と趣が異なる。
(元図面に見られたつる首状の絞りは弱められている)
また元図面より肩ブロックから脚ブロックへのボリュームを強めているのも、
特徴とえば特徴。同様に尾翼の厚みなども調整が入った模様。
このほか図面からの飛躍はシールドの黒帯のディテールだけど
元図面がバトロイド図面で見える折れ曲がりを
「途中で折れ曲がっている」と解釈していたが、キットでは
「まっすぐだけど縁で曲って見える」としている
ほかには図面では踵よりつま先のほうが幅がある解釈だったものを
ほぼ同じ幅と見ている点などにハセガワの独自解釈がみえる。
パーツ割りはVF-1のフィードバックからか、組み立て易さを優先した
一体成形に振ったものになっている。従ってVF-1のように組み替えと
関節部の簡易なスクラッチでバトロイドを作ったりはできない。ヘッドパーツも
ファイター時に見える部分しかないし、肩も同様に上半分しかない。
ガンボッドはかろうじてフルディテールだがグリップは収納状態の固定。
これに関しては賛否があると思うが、バトロイド作成を考慮にいれて
肩や機首を分割されるとファイターとして組む場合に、主翼やエンジンなどの
シンメトリー出しや機首を捻れなしに組み立てることが難しくなるのから、
これはこれで正しい判断であると思うのだが。ディテールに関して言えば、
意外にあっさりしている、との前評判もあったがなんてことはないVF-1同様の
繊細なもので、主翼付け根先端のレーザー機銃まで別パーツになっている凝りよう。
例によって買うなら早い方がいい。特記すべきディテールとしては、
いままで詳らかでなかったファイター時の胸部の裏側を河森氏が設定画を
書き下ろしいて、(当キットの説明書に収録。)足の内側にカナード状の整流板が
明記されたこと。(それまでの設定画ではパネルラインのようでもあり
明らかでなかった06/12追記。風紋さんどうもです。)
また、バトロイド時に股関節の前にでてくる装甲は
ファイター時には露出しないこと、逆にバトロイド時に脇に見えている
パイプ状のディテールはファイター時にも露出していることも確認できる。
主翼と尾翼は固定で高速形態へは改造が必要。スーパーパックやフォールドブースターは
含まない。コクピットはキャノピーが前後二分割されていて、
後座用のシャッターパーツも付属するので、単座/復座/復座(後席射出後)
の3仕様が再現できる。パイロットはイサム様のものが2つ
(フィギュアを含んだ同一のランナーが2枚入っている。)
入っているのでノイマンを作りたい向きはいい素材になる。
なおこれの金型流用でA型以外のVF-19シリーズをリリースはまずありえない。
(02/7/21 追記:19Aの発売が決まりました。)
出るとすれば、ほぼ完全な新作になるであろう。バリエ−ションを望むなら
スーパーパックとフォールドブースター、高速形態用主翼/尾翼付きというところか。
(そこでふたたびシャンパンゴールドメッキ仕様ですか?長谷川さん)
ちなみに当キットを素材として可変機を目論むならバンダイ1/100可変VF-19シリーズが
(これはスケール違いなのに、機首が短く胸の幅が大きいので
胸回り、腕パーツなどが)サイズ的に近いため、これの流用が吉かもしれない。
(08/8/31 追記:認識間違いの指摘をいただきましたので
  改稿、追記いたしました。こちらの認識不足で御迷惑をお掛けしました。
   また今後とも指摘、アドバイス等ありましたらよろしくお願いします。
   T様、言及いただきどうも有り難うございました。)


★1/72 VF-19A(ファイター)(ハ)
*2002/8の限定版。ゲーム「VF-X1/2」仕様なので成型色はスカイブルー調のグレー。
内容そのものはYF-19と同一のもの。デカールのみレイブンズ(VF-X2に登場する飛行小隊)
のエンブレムなどが入った専用のものが付属する。
蛇足ながら書いておくと、YF-19の正式な生産型はVF-19F/Sであり、
A型はYF-19をほぼそのまま生産したもの。ブレイザーバルキリーなどのF/Sにするには
全面的な改造が必要。


★1/72 VF-1J マックス&ミリア(ファイター)限定版(ハ)3000円
*2002/9のリリース。ノーマルファイターキットを2個セットにしたもので、
夫婦バルキリーが作れる。成型色はそれぞれ赤と青。
もちろん専用デカール付き。特別なオプション部分はないようだ。
それぞれヘッドパーツはA/S/Jの三種を含む大盤振舞いだが、
コミリア搭乗の為のカプセル等は付属しない。
取説に昇進前のマックスA型の塗装図も入っているのだが
成型色の問題があるので(マックスA型は白が主体のマーキングのため)
コレを参考に初出の劇場版A型キットで作ったほうがいい。
またこの塗装図で長年の謎だった尾翼のマーキングが確定。
同時に柿崎機のマーキングも確定したといえよう。


★1/72 VF-1A ロービジ仕様(ファイター)限定版(ハ)2000円
*2003/12のリリース。やまとの1/48トイに端を発したロービジマーキング仕様。
いずれの劇中にも登場しないオリジナルの機体。キット自体はノーマル仕様そのままで
成型色を濃いめのグレーとして、ロービジ風のデカールが入っている。
面白いのは今までなかった「U.N.SPACY」に加えて、「U.N.NAVY」
「U.N.MARINE」「U.N.AIR FORCE」等のマーキングを含む事。
ちなみにマクロス世界において地上軍がどういう編成で
どういう名称になっているかは明らかになっていない。
(一部には従来軍も全て宇宙軍扱いで海軍、陸軍、空軍という名称は
消滅したという記述もあるのだが、、、、。)またヘッドパーツはA型のみで
ほかの形式のものは入っていない。


1/72 VF-21(ファイター)(ハ)2400円
*02/11/15:今月末に発売予定。

02/12/13:入手しました。、、、、薄い!!(近日レビュー追加。)なお今まで
MOOK等で未収録だった首脚/後脚の詳細な設定資料が取り説に収録されている。
そのほかパイロットフィギュア付属。


★1/72 VF-22(ファイター)限定版(ハ)2400円
*2003/4のリリース。前述21のキットを一部追加パーツと差し換えて量産型22としたもの。
胴体裏面/コクピットブロック/パイロット一式/キャノピー
が別ランナーに変わっている。よって21には組めない。成型色は21より明るいブルーグレー。
21と同様に首脚/後脚の詳細な設定資料を取り説に収録。


★1/72 VFー1Dバージンロード(ファイター)限定版(ハ)1800円
*2002/12のリリース。既出のD型の成型色/デカール替え。
例によって頼みもしないのに真っ青なランナー。
初出時のエッチングパーツは付属しない。
TV版の劇中、マックス/ミリアの結婚式でセレモニー用に登場した機体。
マックス仕様(後期J型)と同じマーキングの復座機。
放送当時、画面上では作画の錯誤でA型として描写されたりしていて、
D型にA型のヘッドパーツを付けたものではないかとか、
J型マックス機に無理矢理、後座を増設したものではないかとか諸説があり、
(画面ではまずA型仕様で発進後、ニ本角に変わり、レーザーを角から出したり
機首横のバルジから出したりしながら活躍。さらにキャノピー形状も単座型にしか見えないため
なにがなんだか分からない状態だった。)型式がハッキリしていなかったのだが、
当初よりD型と明記されたファイター状態の設定画が存在しており
これに則した内容になっている。但し、この設定画は通常のD型ファイターの物とは
差異があり、(胸に4個ある台形が無い、機首の根っこのパネルラインが違うなど)
若干の問題を含んでいる。


★1/72 F-14マクロスゼロ仕様(ハ)1800円
*2002/11の限定版。従来のF-14A(実機)のキットに統合軍マークなどが入った
マクロスゼロの専用デカールを追加したもの。
まずF-14は凸モールドのいわゆる旧金型版。よって兵装/パイロットフィギュアを
含む。よく新金型版(こちらは凹モールド)で出して欲しかったという話が出るが、
新金型版は後述のフジミのキットの発売直後にいわばフジミキラーとして登場したため、
マニアに対して全く隙のない内容にしてしまい、結果、恐ろしく細かいパーツ分配と
モールドのため素人さんお断り状態になっている。キャラクターモデラーには
相当の覚悟が必要。もちろん現在の長谷川スタンダードな構成のため新金型版は
パイロットと武装を別途購入の必要がある。
なお主翼も旧版では開閉可動式だが新版では開閉選択式の固定となっている。


旧金型版はモールドこそ凸であるものの、初出から一度、金型改修も受けており、
F-14Aとしては今でも十分な出来で、むしろ作りやすい傑作キットといえる。
ゆえに旧金型版での発売は妥当な策だと思う。しかしながらマクロス仕様でない
通常版の新金型版キット(エッチングパーツなども付属しない、ケネディーファイターや
ウルフパックのパッケージのキット)は1600円なので価格的な逆転現象が
起こっているが、そこは専用デカールと版権の問題でやむを得ないところであろう。
ただ、マクロスゼロに登場する機体は劇中で見るかぎり外形がF-14Dでコクピット回りが
F-14Aという変則的な機体なので、厳密に劇中仕様にするには工夫が必要。
これは後述の通り外形写真は資料的に入手が容易だが、コクピット廻りのものが
入手難なためこうなったようだ。(河森氏自身はこれはF-14A+++だとか説明が
一転ニ転してますが画面はこういう状況です。はい。)
なお、AとDの外見上の差異は

1.エンジン喚装に伴いノズルが変わっている。
2.機首バルカン砲のスリット状3連排気ダクトが新型のNASAダクト形状に変わっている。
3.機首下のセンサーが新型に変わっている。

のおよそ3点。またD型に関して実機そのものが言わば終わっている機体なので、
(すでに10年前に生産も終わっており、徐々に退役中。後継はF/A-18シリーズ。)
その所為か、参考資料は非常に乏しく、航空ファンイラストレイテッドのno.56、no.64
ぐらいしかまとまったものがない。いずれも絶版のうえレアで入手は難しい。
あえて入手するならNO.56のほうが三面図や細部イラスト、コクピット詳細写真が
載っているのでお買得か?NO.64のほうは各部隊の写真集といった内容で、マーキング集に
近い。なおNO.56でも撮影禁止のためコクピットの後座の写真は載っていない。
現在入手可能な航空雑誌の特集としてはJウイング2003/3月号にかろうじて
差異のわかる写真が載っている。このほか雑誌の特集では散発的に記事が
あるもののズバリの資料はあまりない。
なおD型実機の成立が80年代末なので、探すのであれば90年以降が狙い目。逆に言えば
89年以前の雑誌/ムックにはA型しか載っていないということ。

ズバリD型の1/72キットとして国産では90年頃フジミからプロトタイプのD、
92年頃フジミから生産型のD、同じく92年頃に長谷川からレジンパーツ付き限定版、
99年頃に長谷川から定番外として完全なインジェクション仕様、が発売されている。
ちなみに90年のフジミのプロトタイプD型はエッチング/ホワイトメタルパーツ満載の
デラックスキット(ロイヤルコレクションシリーズ)で、92年の生産型D型では
これから金属パーツを抜いて、追加ランナーを加えたものになっている。

フジミに関しては現在、空モノから遠ざかっていて再販の予定もなく、
店頭でもなかなか見かけることのないプレミアキットに
なりつつあり、おいそれと入手できない。(最近再販されました。2004/6)

長谷川は数年おきにマーキングの仕様を替えながら断続的に生産を行なっているのだが
人気アイテムゆえ、時期を外すとしばらくは入手が難しくなる。
(03/6 現在、長谷川のD型が店頭在庫中。エッチングパーツ付き、
2600円。買うなら急いで。)

このほか少し前にD型と同じ喚装後のエンジンノズルを持つB型キットが長谷川から
限定版として出ている。これをD型とする為には
機首真下のセンサーの自作が必要かもしれない、(未入手のため詳細不明)


このほか入手が容易なものとしてはやや大味だがレベルモノグラムのD型キットがあるので、
こちらのほうを使うのが吉かも。これはパネルラインなど、長谷川クラスとは
比較にならないものの、そこそこ歪みのない凹モールドで構成された個人的に
よさげなキット。なおレベルのキットは限定版として冊子付きのものが
約2000円増しで出ているが、この冊子は米海軍の艦載機の歴史の本なので
D型の資料としてはあまり役に立たない。もちろん英文。


★1/72 MIG-29マクロスゼロ仕様(ハ)1800円
2002/11の限定版。従来のMIG-29(実機)のキットに反統合軍マークなどが
入ったマクロスゼロの専用デカールを追加したもの。
MIG29はF-14に比べて新しい凹モールドのキットではあるのだが、
情報公開前の類推で作られており採寸的に問題があるキット。
どうしても正確な形状の1/72キットを望むならこれより後発のイタレリか、
エアフィックスのものを選ぶ必要があるそうな、その筋の人に言わせると
エアフィックスのものが決定版らしい。MIG29はこのほかフジミからも出ている。
ただ、劇中のMIG-29は長谷川キットを参考に3Dデータ化されている可能性があるので、
もしそうなら長谷キットがオフィシャルなのだが。


なお兵装/パイロットフィギュア付き。

以下に風紋さんによるエアフィックス/イタレリ/フジミ/長谷川、4社のMIG29キットの
比較レポートを風紋VF工房BBSより再録。

 主にデッサンの崩れは機首の太さの読み違いと、寸法の間違いから起きているようです。
 で、まずはアウトラインについて。

  ・寸法
 全長はエア>イタレリ>フジミ>ハセガワの順に小さくなっていきます。
 全長17.32mの1/72に一番正確なのがエアフィックスです。
 イタレリはエアより5mmほど短くなっていて、機首というかレドームあたりが
 短くなっています。
 フジミは説明書に全長15.5mと記載されているくらいなので、もうめろめろです。
 ハセガワはフジミより更に2mmほど小さくて、組んだ時の全長は箱の記載に
 よると215mm。つまり15.48mなのでフジミ共々同じ寸法で作られたと思われますが
 説明書は正しい全長が書かれていて、「やってもうた」感がひしひしと。
 また、全幅はフジミ>ハセガワ>イタレリ>エアの順で、これまた一番正確なのは
 エアフィックス。イタレリはエアより1mm大きいだけなので誤差の範囲でしょう。
 フジミとハセガワは例によって間違った寸法チーム。エア/イタと比べて胴体パーツの
 最大幅はかなり大きくなっています。フジミ/ハセガワは胴体の最大幅は同じですが、
 主翼はフジミの方が長くなっていて、結果四社中フジミが最大のスパンを誇ります。

    ・機首
 とにかくフジミのは太くて短いので印象が悪いですね。ストレーキにめり込んで
 見えます。ハセガワのはフジミより後発なので(だったと思うけど……)、反省を
 踏まえたか、機首をかなり絞ってあります。まあエアが一番似ているでしょう。
 イタレリのも悪くはないです。
 で、ファルクラムの機首のコクピットサイドあたりはほぼ垂直で平面に近い面が
 存在するのですが、これはハセガワの表現が一番似ているかも。次いでイタレリ。
 エアは眠いです。フジミのはそこだけ見ると似てるんですが、なんというか、極端に
 云えばXB-70のごとくストレーキから機首が浮いた状態になってるのでこれは論外
 と云う他はなく……。ただ、これだけ機首が太いのにエンジンナセル間の辻褄が
 それなりに合っているのは機首を浮かせたからなのでしょうね。

  ・ストレーキ
 やはりエアですが、ベターという程度かな? ちなみにガンの位置がちょっと
 前過ぎで、私が買ったやつは湯が回ってませんでした(苦笑)
 で、イタレリのは機首がちょっと短い分ストレーキの開始位置も少し後ろに
 なっていて、後退角がちょっと小さいかな? という感じ。
 ハセガワは胴体幅の関係で辻褄合わせに難儀している印象。
 機首の項で書きましたが、フジミは独自路線で辻褄合わせてます……。寸法
 間違い組はやはり機首・ストレーキがつらいです。

  ・アウトライン総括
 やはりエアフィックスはベストのようです。およそ大きな間違いはありませんね。
 形状的にはエア>イタレリ>ハセガワ>フジミとなりましょう。ただ、似てないとは
 いってもハセガワのは意外にファルクラムには見えます。辻褄の合わせ方が上手かった
 んでしょうね。1/80くらいだと思っておくと幸せかも(←そうか?)
 フジミはどうも表面の形状はうまく読み取ってる感じはあるのですが(例えば
 機体上面のエンジンナセルの一番後ろはちょっと絞られていますけど、ここには
 ちゃんと気が付いていたりします。ハセガワにはこの表現はありません)、間違った
 寸法に振り回されたというところですね。

   ・出来総評
 で、ここまでエアフィックスを褒めてきた訳ですが。プラモデルという工業製品、
 という観点からするとエアの評価はかなり落ちます。丁寧に組み立て、徹底的に
 ディテールアップしてやれば素晴らしいものになるでしょう。が、デッサンは良いが
 組むのはつらい、というエアフィックス社のセオリーは踏襲されているので要注意。

   パッと組めてそこそこのディテール、まあまあのプロポーションという点では
 イタレリとなります。金型の磨きが甘かったりスジ彫りが太かったりはしますが、
 表現として色々ディテールは盛り込まれていて、垂直尾翼の方向舵アクチュエータは
 一番正確なカタチをしてます。尤もやや甘めなので良し悪しですが。

 ちなみにフジミのはアウトラインは箸にも棒にもかからんのですが、エアインテイク
 の開閉状態(上面も含めて)を選択できたり、エアインテイク開けた時用にかなり
 奥まったダクトパーツとコンプレッサーファンのパーツが付いていて、つまり飛行状態
 も再現しているなど、エアインテイク閉・上面ルーバーあけっぱなしの他三キットより
 プレイバリューとしてはかなり頑張っているだけに、惜しいですね。

 という事で、腕に自信があって資料もあって徹底工作の覚悟があればエアフィックス。
 素組で細かいこと気にせずMIG29をモノしたい人はイタレリという選択と
 なりましょう。ハセガワ・フジミは真面目に29を求める場合フルスクラッチする時の
 流用パーツ扱い程度かと(ぉぃ

  番外編・KPのファルクラム・寸法としては問題ないですが、機首がフランカーみたいで
  無闇にカッコよくなってます。ま、このキット組むなら
  その労力はエアフィックスに注ぐべきでしょう(笑)
  ドラゴンの1/144・なんかハセガワ72のスケールダウンみたいな感じ。
   アカデミー1/144・ドラゴンの劣化コピーっぽいです……。

         で、そもそも本論は「MIG29の反統合政府組織機」を作るのにベストキットは?
 という話な訳なのですが、そもそも3DCG自体が実機のMIG29にあんまり似て
 いないように思います。ストレーキも一直線ですし。
 ここで登場するのがハセガワのキット。ゼロ版のMIG29は主翼にぶっといラインが
 描かれています。まるで主翼折り畳み機構のように。K型には折り畳み機構があるのですが
 もっと内側にあります。
 (本当にK型なら空中給油プローブと水平尾翼折り畳み機構もある筈ですし)
  じゃ、これはなに?
  ……あるんですね、ハセガワのキットの主翼のこの位置に、そういうモールドが。
  そう思って見ると、ゼロの3DCGモデルはハセガワのに似ている気がします。まあ、
 ハセガワのを3Dスキャンして作った、という程にはハセガワのにも似ていませんが、
 CGデータを起こす際にマニピュレータ(CGではこう云うのだろうか?)の人が
 ハセガワのキットを手にとった可能性を想像できる位には似ています。
  少なくとも手にとったのはイタレリ(タミヤウォーバード)やエアフィックスでは
 無かった事でしょう。もちろんフジミも。
  ということで、画面のイメージ再現ならハセガワのゼロ版MIG29買ってきて、
 素組してもそんなに問題ないんじゃないか、と。
  求める方向性によってベストキットが変わる、というところですか。

  ちなみにフジミのキット、R-33のようなそうでないような、なんか謎なミサイルが
 付いているのですが、これの後部フィンがかなりケッタイな表現になってます。
  一見の価値アリ(笑)
 (K-13の方はちゃんとしてます)



  以上、風紋さんによるレポートでした。どうも有り難うございました。心より感謝いたします。


1/72 VF-1バルキリーウエポンセット(ハ)
1/72 VF-1バルキリーエッチングパーツ(ハ)


ウエポンセットはパイロット2体、(同じランナー2枚なので劇場版仕様のパイロットフィギュア2体、
ミンメイは付いてません。)大気圏内用3連ミサイル4個、反応弾6個、5連ミサイルポッド4個、
を含む。エッチングパーツの内容は以下の通り。
*コクピットディテールアップパーツ
*機首/ハンプバック部のブレードアンテナ
*主翼収納部蓋
*バックパックディテールアップパーツ
*脚部ノズル部ディテールアップパーツ
*インテイクシャッター
*背面スーパーパーツ用ディテールアップパーツ、
以上。
もちろんこれはファイター用。2004/7再発。


1/72 マクロススタンド(ハ)1000円
長谷川マクロスシリーズのファイターを展示する為の汎用展示台。
主翼を引っかけて固定する形式で、メカアーム風に処理されたオリジナルデザイン。
飛行状態で飾れるのがミソ。上下に首振り可能。
台座に張りつける豪華なステッカー付きで「マクロス仕様」
「マクロスプラス仕様」「VF-1仕様」なんぞにできるのだが、
(個別の機体用のステッカーが全て付属しているわけではないので注意。)
値段からするとシールじゃなくって立体レリーフかなんかにして欲しいところ。
2個セットだが少々割高。2004/7再発


1/72 VF-0S(ハ)(ファイター)2800円
マクロスゼロ劇中ではフォッカーの機体。値段も高いが、大きさがYF-19並なので
それもやむなし。初期の手書きによる設定画では明白に旧VF-1のそれを修正/書き足し
したものであったので、サイズもVF-1そのままと認識していたのだが、諸般の事情からか
F-14クラスまで巨大化した模様。ただし、マクロスゼロ世界が今後、初代のマクロス世界に
そのままリンクする保証はどこにもないので(初代の年表ではマクロスゼロの時期にはすでに
統合戦争は終わっている設定なので、すでに物語の出発点で初代の時空列とは分化している。)
従ってVF-0が反応炉を搭載した結果、大幅に機体を小型化してVF-1になるとは限らない。
個人的には旧VF-1はなかったことにしてVF-0準拠の真VF-1が登場するのではないかと見ている。
(2006/12追記:そんなもんは出なかった。)


さてキットだが、パーツ割りはVF-1から一体成型が進んでいて組み立てを簡単にしつつ
ファイターで見えなくなる部分も(ヘッドパーツ/腕など)キチンと再現しており、
バトロイド化は比較的容易と思われる。パイロットフィギュア付属で
脚のファストパック(この機体に関しては大気圏内用の増槽。)のパーツも入っている。
パーツ割りからいってD型の発売はまずまちがいない。(もちろん出た)
あとこのシリーズのみ「バルキリー」とか「エクスカリバー」っていうペットネームがありません。
(フェニックスのはずなんだけど、商標が引っ掛かったかな?)


★1/72 VF-0B復座仕様 限定版(ファイター)(ハ)2800円
主人公機であるデルタ翼復座仕様ではないところに注意。既発のSの機首のみを復座とした
劇中には登場していない機体。ヘッドパーツはA型。次はデルタ翼の金型を開発してD型か?
(もちろん予想通り、出世魚的に進化)限定版。パッケはノーズコーンの黒い試作機風の箱絵。


★1/72 VF-0A 限定版(ファイター)(ハ)
S型ヘッドパーツをA型に変えた単座の生産型。近々詳しくレビュー。


★1/72 VF-0D(ファイター)(ハ)
やっとこさっとこデルタ翼のパーツを開発して発売つうことで最後発の主人公メカ。
噂だとデルタ翼が歪んでいるとかいないとか。近々詳しくレビュー。



1/72 SV-51γノーラ仕様(ファイター)(ハ)2800円
反統合軍の可変戦闘機でオネエチャン仕様の方。とりあえず出ました。


1/72 SV-51γイワノフ仕様(ファイター)(ハ)
反統合軍の可変戦闘機で岩野さんの方。とりあえず出ました。


★1/72 SV-51ブースター付き決戦仕様 限定版(ファイター)(ハ)
上記キットに最終決戦仕様のブースターパーツを追加したもの。
本体は前述2種のコンパチとなっている。とりあえず出ました。


★1/72 VF-0ゴーストブースター付き決戦仕様 限定版(ファイター)(ハ)
従来キットにゴースト流用のブースターパーツを追加したもの。
これによっていままで曖昧だったゴーストの大きさが確定した、、、、と
言いたい所だが初代のゴーストとはほぼ別物なので個人的に異義あり。
もちろん限定版。とりあえず出ました。どうせならゴーストだけ別売してくれねえかなあ。



1/72 VF-1 スーパー/ストライク仕様(ファイター)(ハ再)2800円
2004/7 定番商品から落ちていたVF-1スーパー/ストライクファイターを統合した新定番商品。
スーパー状態の本体に背面マイクロミサイルパック2個とストライクキヤノンを含む。
ヘッドパーツはS型とA型のみなので、およそ劇場版仕様と考えるべきキット構成。
デカール構成もこれに準じて従来のストライクのものに柿崎仕様(劇場版)の分を追加している。
従来品より値段が800円ほど上がっているが金型的には従来のストライク仕様にA型ヘッドを
含んだだけで特記事項はなし。J型のヘッドパーツを含んでいないのでTV版ミリア/マックスには
組めないので注意。なおこれの発売に伴いウエポンセットとマクロススタンドが再販された。


1/72 VF-1(ファイター)(ハ再)2000円
2005/3 スーパーと同じく定番商品から落ちていたノーマルファイターキットの再販版。
パッケージ横のストーリーガイドはがタツノコ版権問題を考慮したPS/SS版愛おぼの
新作画像に変わっている。もちろん箱絵そのものも新作。
ヘッドパーツはJ/S/Aの三種付き。デカールは劇場版ロイS、輝S/AとTV輝Jが作れるほか、
パーソナルネームはマックス/柿崎が入っているので、帯を塗装すればスカル小隊は
大体作れる構成。そのほか危惧されていた金型の損耗もそれほどないようだ。


★1/72 25th Anniversary VF-1S(ファイター)限定版(ハ)2400円
2007/8 マクロス放送25周年記念カラーリング仕様、、、ってことらしいです。
(つまり劇中の実機としての設定がない。)
コンセプトは河森氏で実際のデザインは長谷川マクロスキットの箱絵を連作で描かれている天神氏。
濃紺に金のストライプのJPSロータス様のデザイン。イメージソースは5000機記念の
ファントムってことみたい。プラの成型色はインディーブルーで金のストライプは金箔デカール(!!)。
(デカールは25周年記念ロゴなどを含むが、完全にこの仕様なので通常版は作れない。)
取り説の塗装指定はブライトブルーマイカでクリアコートの指定なんだけど「金箔デカールは
塗料をはじくのでオーバーコートは自己責任で」と書いてある。(でもデカール張りっぱなしってのも
困るよね?)ちなみにこの金箔デカール、パーツ請求では一枚2000円になってます。
なお商品の表記はS型となっているけどヘッドパーツはS/A/Jの三種付き。
パーツは丸っきりそのままなのでパイロットフィギュアやミサイル類は別売のセットが必要なのは
従来キットのまま。


★1/72 25th Anniversary YF-19(ファイター)限定版(ハ)2800円
2007/8 VF-1同様にマクロス放送25周年記念カラーリング仕様。
内容はほぼ上記VF-1に準ずる。元々のキットの仕様のためこっちはパイロットフィギュア付き。


★1/72 VF-1A SVF-2 ソニックバース(ファイター)限定版(ハ)2200円
2008/6 ノーマルVF-1Aのデカール/成形色替え。A型以外のヘッドパーツは含まない。
TIA「マクロスプラス」の巻末に載っていたマ−キングの機体。
ちなみに2001年4月号のモデルグラフィック誌で作例化されているが、
こちらはJ型仕様だった。で、このキットではJ型作れません。デカールはカルトグラフ製
箱絵はもちろん天神様。


★1/72 VF-1J スーパー/ストライク バルキリー
           SVF-41 ブラックエイセス(ファイター)限定版(ハ)3200円

2008/7 スーパー/ストライクパーツ付きVF-1のデカール/成形色替え。
商品名はJとあるが、S、J、Aの3種のヘッドパーツを含む。
ソニックバース同様にTIA「マクロスプラス」の巻末に載っていたマ−キングの機体。
もとの資料ではノーマルのJ型仕様だったがなぜかスーパーでキット化。
(MG誌の作例あったかな?)デカールはカルトグラフ製。箱絵はもちろん天神様。


____________(ここまでファイターキット関係。以下にバトロイド仕様)________________________________

1/72 VF-1(バトロイド)(ハ)2400円
2002/7 ついに発売。簡易レビューとしての特記事項は、
*S/J/Aの全てのヘッドパーツを含む。それぞれ7パーツ以上の贅沢な作り。
*ポリキャップ使用で全身フル可動。(但しヒジやヒザは二重関節等を用いないシンプルなもの。)
*全身にファイターと同様のモールドを施されており、密度的にはバンダイMGシリーズを
 遥かに超えたディテール満載。ファイターにあったものをほぼ含む上にバトロイドとして
 追加されたものも多い。もちろんファイターと同様に非常に繊細なもの。
 またディテール達成のためのパーツ分割多し。
 (ヘッドパーツ/胴体上面部/ブースター前後のパネル/足首裏のシーカー部等。)
*手首も左*3 右*1で、それぞれ2パーツに分割されており、肉抜き等が露出しない
 極めて良心的なもの。厚みこそ薄いものの、これは将来的に可変モデルでの収納の布石の
 可能性あり。なおデザイン的には劇場版であり、造型的には海洋堂1/72ソフビキット似。
*ガンポッドはポリキャップ併用で、差し換えにより短縮状態を再現、右腕に装備が可能。
 ガンポッドに関してはファイターモデルではほぼテーパーのない円柱であったが、
 これでは先端に向かってテーパーがつけれらた。印象的には旧イマイ1/72バトロイド様の
 形状。なお、伸びた時に露出する機関部の排莢口は模型として初の再現と思われる。
*主翼のハードポイントは片側3つ設定されているが、開状態で5連ミサイルポッドを左右4個、
 ぶら下げるのはスペース的に難しそう。従ってこれをやるならファイター仕様の主翼を
 持ってきて、固定にするべきであろう。(このキットの主翼はかなり小さくなっているし、
 ミサイルポッドの加わった主翼をポリキャップだけで支えるのは不安が残る。)
*ビギナー対策か、胸の帯マーキング部は別パーツ化されており(赤の成形色)、
 色プラ的な効果を狙っている。もっとも一般兵仕様/マックスA型/柿崎A型の
 作製にはハンデになるが。
 ほかにもスナップタイト的な精度があり、ユーザーフレンドリーな作りになっている。
*機首部は一見ファイターキットとほぼ同じに見えるがこれは巧妙にキャノピー部分が
 縮められているため。但し、ノーズ部分はほぼ同じ長さ。
*デガールは基本的に劇場版ヒカル仕様のS型、ロイのS型、TV版ヒカルJ型の三種が
 白の基本塗装だけで作製出来るようになっている。他の仕様も基本塗装の塗り分けが必要なものの、
 必要となる汎用の黒ライン、白文字、数字関係等が入ってるので容易に作製可能。
 (除く、エンジェルバース仕様) *インテイク部がかなり大きく、胸のパーツに掛かる構成は河森氏の指示のためらしい(あくまで噂。)
 かくして一時のTV版の良い時の作画に近いプロポーションとして高いレベルのバランスを誇る。
*価格は2400円。しかしこの内容なら妥当であろう。

とりあえず、仮組みをしてからさらに記事を追加予定。
02/6/25:キャラクターモデル02年7月号に詳細な試作完成品の紹介あり。


1/72 VF-1 スーパー仕様(バトロイド)(ハ)

ノーマル仕様にパーツを追加したもの。
一応は劇場版マックス仕様。(胸のパーツが青成型になっている。
ヘッドパーツはJ/Aの2種入り。
スーパーパックは全て新金型でファイター固定とは別物。
特に背面パックはミサイルが発射口から覗く改良型。
股関節部はノーマル仕様のものとは別の改良されたものが入っている。


1/72 VF-1S ストライク仕様(バトロイド)(ハ)
スーパー仕様にストライクキヤノンとS型ヘッドを追加したもの、 追加パーツ以外には特に特記事項はなかったはず。


★1/72 VF-1S ストライクバルキリー ミンメイガード仕様 限定版(バトロイド)(ハ)
2003/9のリリース。MG誌に載った作例のキット化、ロリ絵の専用デカールが付属。
えっとどういいますか、ミンメイのコンサートを防衛する警備用の機体とかなんとかです。
キット自体はストライクと同じでヘッドパーツもS型のみ。背面スーパーパックも
マイクロミサイル仕様は左だけなのでスーパー仕様は作れません。
成型色は白でなおかつ分割された胸パーツも白なのが唯一メリット。
ただし従来品の1000円増しなのをどう見るか難しいところ。
箱絵は天神氏のいかしたイラスト。結果として結構売れたらしく、限定版では始めて
追加生産された模様。わからんもんじゃね。
追記*2008/3に再版されたってホント?萌絵のシールが入ってるだけだよ。いいの?


1/72 VF-0バトロイド マクロスゼロ A/S (バトロイド)(ハ)
2006/3のリリース。定価は大台の3400円也。ヘッドパーツはA/S両方は入ってます。
ポリキャップフル装備で全身可動、組み立てもスナップタイトに限り無く近付いたが、
精度はあいかわらず長谷スタンダード、商品名に表記はないがファイター同様、
増槽であるスーパーパック付属。パーツ割りは主翼と機首が一つのランナーに集められているので
バリエとして当然、D型仕様が予想される。が、次期新作の予告だと、、、、
蛇足ながらほぼ同時にウエーブからもノンスケール(ガンダム1/144サイズ)の
バトロイドがでてます。後述。


1/72 リアクティブ アーマードVF-0S バトロイド マクロスゼロ(ハ)
2006/10のリリース。定価はさらに高騰して4800円也。
箱も予告の通りVF-1やVF-0(両方バトロイド)の倍サイズ。
バトロイドのパーツは全部入っているが、ヘッドパーツはS型のみで、
ガンポッド部品とファストパック一式も含まない。
(ちなみにそれぞれガンポッドパーツはJランナー、ファストパックはLランナー
ついでにいうとA型ヘッドはDランナー)
基本的にノーマルバトロイドに装甲パーツを付ける構成で両肩は新造のパーツながら
肘から先にも中にノーマルの腕が入っているのだが、脚に限っては専用パーツも多く
関節も変更になっているし、膝下にはノーマルの脚が入らない構造のため
そのままでは着脱可能にならないが、多少の工夫でなんとかなりそう。
各ランチャー内部のミサイルは先端部分のみのパーツ化(バンダイファランクスの
ような一体成型ではない)なので発射後の状態にはならない。
デガールはいちおう劇中のロイ仕様だがU.N.AIR FORCEのロゴなどのおまけも含む。
あと言うまでもないけどVF-0のアーマードはVF-1のそれの二回り以上デカイ上、
形状もてんで違うので間違ってもアーマードVF-1に流用できないのであしからず。



_________________________________________________
*長谷川次期発売アイテム*


2008年の残りは、、、9月にYF-19デモンストレーターらしい。



________________________________________________
*余談:長谷川VFー1とやまと1/60VF-1の接点
永遠の謎であるマルイチモールドは、長谷キットでは横一文字の部分の
太さが左右で変えてある実機風の解釈で公式の設定で示されたものではない。
つまりやまとのVF-1のそれは長谷そのままのパクリなのよね
このほかにもやまとVF-1は長谷川解釈をすでに完成に近かった原型に無理矢理盛り込んだ
節があり、総合的に一人の卓越した原型師によるプロデュースのものではないと
思われる。いずれにせよBBSなどで収集した批判や要望に振り回されながら後手に
廻っている印象が強い。例えばせっかくスライド金型を導入したキャノピーも
機首形状が煮詰められていないチグハグなものなのでキャノピーだけがバブルでも
トータルの効果が薄い。股関節ギミックもアーム式の評判の悪さを知って、
差し換えと見切ったのならガウォークでも安定させることが可能なはずだが、そこはおぼつかないなど、
減点を恐れて得点を失う部分を多々見受ける。
あたかもアイテム自体を良く知らない間抜けで小心な上司が
世間の無責任な意見に振り回され、場当たり的な要求を部下に出すため、度々方向転換を余儀無くされ、
現場の人間が右往左往しているのではないかとさえ思わせる。
盛り込む要素の、それも文字や言葉で書き出したり謳い文句にできることに関して
こだわるのは分かるが、結果それが噛み合っていなければただの御託にすぎない。
ようするにギミックや形状の取捨選択のための交通整理がされないまま製品に
なってしまっているわけで、後から後から改良版が出てくるのも同様に、
先を見据える監督役の不在が根にあるようだ。製品の精度は
上がっているので今後人的資源の開発が望ましいのではなかろうか。
「どうです、いろんな模型やトイのいいとこを全部盛り込みました。ここはイマイで
ここはハーフアイで、ここはバンダイのハイコンです。ここは長谷川です。
どうです素晴らしいでしょう?」 世間で評価が定まったものを後追いしても一流にはなれないと思うのですが、
こういうのでいいんですか?やまとさん。
って言ってたら1/48が出て新1/60が出ました、、、。
時の経つのは早いやねえ。次は新1/48かな?


_________________________________________________________________________________ _____________プラッツ製エッチングパーツ(2002/2 WFにて購入)___________________

*長谷川VF-1用
長谷川準拠の丸一モールド、TV/劇場版の計器版2種、アンテナ、腕収納庫蓋
インテイクシャッター(分割無し)シートベルド、スカルマークのマスキング用
テンプレート、ガトリングガン銃口部、ガトリングガンスリング用金具、
主翼ハードポイント、等を含む。


*長谷川VF/YF用
D型/VT/VE用のTV/劇場版の計器版2種、VE用各種アンテナ、
シートベルド、ガトリングガン銃口部、ガトリングガンスリング用金具、等を含む。
何故当時まだ未発売のYF用なのかは謎。
*いずれも長谷川純正のエッチングパーツとは被らないのがミソですな。
        もちろんファイター用。


_________________________________________________________________________
*ウエーブのインジェクションキット*

 ノンスケール VF-0S(バトロイド固定)(ウ)1900円
*06年10月発売。発売前の試作見本では「有井の再来」と言われていいとこなしのキットであったが
ディテール、可動、組み立て易さ等、十分練り込まれた「なかなかどうして侮れないキットだ」
写真とレビューは本家風紋さんとこで。
あと採寸的に腕の横幅+足の幅*2≒胸の幅(1mmほど胸が狭い)なので
可変も夢ではないような。ヘッドパーツはSのみで足のファストパックは有無選択式。
バリエーションとしてA型が別途発売中。
*珍しく完成させました。しかも可変に改造。詳しくはここのコンペスレッドで。




__________________________________________________________________________
*いわゆるガレージキット*

特選:1/72 海洋堂製バトロイドバルキリーVF-1S(ソフトビニール)
*VF-1のマスプロガレキとしては最古になる。ソフビ製のノーマルバトロイド/ポーズ固定キット。
ガレキ時代の海洋堂の大傑作。原型はロボ師佐藤拓氏。
ポーズ、プロポーション、パーツ形状等、どれをとっても最強の出来。
変型を思わせるパーツ形状とディテールはいまもって他の追従を許さない。
表面のパネルラインをシンプルにまとめ対照的に裏やすき間のディテールを細かくすることで
メカニカルでメリハリのある印象を与えている。特にエンドスケルトンを思わせる首のディテールは
独自の物だが、らしさは抜群。当時2000円で、その後の再版もあったので市場的にはよく見かける。
パーツを見るだけでも価値有り。スゲエ。我がバイブルにして巨大なハードル。
なお胸のスカルマークは贅沢に立体レリーフとなっている。とても80年代の開発とは思えない。


要注意:1/24 VF-1S(ア+レ)(ファイター、半完成品)
*15周年のレッズ開発/有井販売による歴代最大サイズの半完成品キット。
長文のため別項。ここをクリック。


ノンスケール:デストロイド・モンスター ペーパークラフト
              (リアルノッポサンズ。WFにて)定価3500円

1/100くらいのサイズ。プラ板にコピって組めばプラモデルとしても
真剣にいけそう。プレミア買うよりいいぜ。


1/144デストロイド・モンスター(レジン)イエローサブマリン+クラブM製
*どうしても紙じゃないモンスターが欲しいのならこっちのほうが探しやすいかもしれない。
決して安くないけど。アリイ製1/160キットをベースにしているとの噂あり。未入手。


1/72デストロイド・モンスター(パテもり蕎麦 製、レジンキャストキット)

*02冬/夏のWFで販売されたアマチュアディーラーさんによるフルレジンキット。
春はキット、夏は完成品であったらしい。当然生産数は数えるほどであろう。
写真で見る限り、総パーツ数は少なく、足は左右それぞれ1パーツで構成されている。
しかしながら、このスケールのものを砲身までレジンで成形してフルキットの製品として
成立させてしまったことはそれだけで賞賛に値する。価格もほぼレジン代のみらしく
採算性やマーチャンダイズとは無縁の世界の戦いである。本来あるべき
「作りたいものを作りたい方法で作る。」という精神が具現化したとしか言い様がない。 こんな大きさのパーツを成形するためにどれだけのシリコンゴムを要したのか
想像するだけでも恐ろしく、キャストの混合だけでもどんなことが起きるのか
筆者は予測もできない。従ってこれの出来を云々するにはワンオフでもいいから
1/72でこれを作ってからでなければ言及する資格はないであろう。
おそらくディーラーとして1/700プロメテウスでも製品化しなければ
同じ土俵には上がれない。まさにアマチュアディーラーの鑑である。
存在だけで歴史的作品。おそらくこれの前にこれはなく、これからもあり得ないであろう。

心から賛辞を送る。「あんた、スゲエわ。」

03/3/7 追記:03冬のWFでは1/72のトマホークとファランクスを販売されたそうです。



1/48クラブM製VF-1S(ファイター)(レジンキャスト)
97年冬の製品。定価は43000円。原型はtanmen氏。
15周年時に鳴り物入りで開発された超デラックスキット。
写真で見る限りいかしたプロポーションで、ノーズコーン内部まで再現された
超精密モデル。主翼が左右連動して可動し、エンジンノズルも開閉する。
同時にファストパック一式も含む。VF-1のハイエンドモデルであったが
やまと社から同スケールの可変トイが出てしまったためその価値は減じたが
長谷川キット等に与えた影響は大きい。なお未確認情報ながらこのスケールのVF-1が
長谷川から発売された場合、それは長谷川マクロスシリーズの開発終焉を意味するんだとか。


1/48クラブM製VF-1A/S(ノーマルファイター)
        (レジンキャスト)イベント限定品

07/1追記。上記フルバージョンの廉価版。
長文のため別項。ここをクリック。
            (パーツ写真もあるよ。)


1/72クラブM製クアドラン・ロー(レジンキャスト)
15周年の頃に発売になったガレージキット。原型は造型無宿氏らしい。
劇場版仕様で搭乗状態の上半身のみに加えて、全身揃ったミリアのフィギュアを含む。
(人間サイズでいえば約1/12強。バンプレストの軟質ビニール製ミリアより一回り大きい。)
関節は無可動で真鍮などのワイヤーで繋ぐ指示だが関節ごとに分割されているので
フル可動にするのは比較的難しくないが、ああいうデザインなので直立させるには工夫がいるかも。
マイクロミサイル庫は4箇所とも開閉選択式になっている。
流石に1/72なので(VF-1の倍近い)圧倒的なボリューム。、、だったんだけど
ほとんど同スケールのアクショントイがやまと社から出て、
(原型はリキッドストーンだから、ようするに無宿氏ですな。)しかもそれが
投げ売り2500円になっちゃったので無理して探すキットではなくなりました。はい。


要注意2:1/72 クラブM製バトロイドバルキリーVF-1S(レジンキャスト)
長文のため別項。ここをクリック。

*1/72 VF-1Aスーパーファイター(レジンキャストキット)
               イエローサブマリン+クラブM製 14800円


15周年時に集中的に発売されたファイター系キットの一つ。従って、
長谷川ファイター以前の発売。当時はS系からノーマルまで
ほとんどのバリエーションが揃っていた。すでに長谷川からほぼ全ての
バリエが出た今となってはこのキットをどうこうするのは無意味だが、
半額以下で入手出来たのでレビュー。まずパーツ構成は基本的にレジンパーツで
脚/脚収納庫周りのとバーニアノズルなどの精度の欲しい小物パーツがメタルになっている。
主翼もレジンとなっているが、生産数年以上を経た現在もそれほど事後変型していないので
発売当時はご機嫌な嵌め合いだったはず。パネルライン/モールドは旧イマイキットクラスだが、
クラブM(オリジン)の製品らしく歪みの少ない優秀なもの。同クラブM製1/48
に見られた壮絶ディテールは無いが、設定から逸脱しない素直な内容。ただキャノピーだけは
バキューム製なのだが分厚い窓枠をモールドした雄型で成型しているらしく
実用にならない感じ。せめてルーチン通り窓枠無しで成型するか絞り用の原型のパーツが
欲しいところ。武装は反応弾と劇場版スーパー用5連ミサイルポッドとガンポッドを含む。
武装もそうだがこのキットの場合、劇場版のA型スーパーの再現のみでノーマルやTV版は
組めない構成。デカールは劇場版各型式共用のものらしくフォッカーの名前も入っている。
プロポーションは長谷川に似る、というか要するにぬえ三面図に忠実な内容ということ
ゆえに腕は薄く小さいもの。よってコレをベースに可変を求めるのは厳しいと思われる。
(ヘッドパーツもファイターで見えるところしかパーツになってないのでなおさら。)
また、同イエローサブマリン製モンスターで噂されたようないずれかの旧キットから
改造して作られた原型という感じはない。なおコクピットも素直に劇場版。
総じて長谷川環境以前の商品としては結構いかした内容だったはず。
ネックは価格だったんだろうけど、いまでこそ2000円強で長谷川の
インジェクションのが買えちゃうから1万円越えは驚くほどに高価なんだけど
当時、旧イマイ/バンダイ改造でここまでやるとなると随分な手間が掛かるわけで、、、、。
(なんてったって劇場版にすると腕のスーパーパーツは違うわ
ミサイルは全部新造だわで簡単ではありませんねん。)それはそれ時代やわねえ。
あとこの1/72のシリーズのほかイエサブ+クラブMでは1/100のシリーズも出てたんだけど
こっちは「完全可変」って謳い文句のやつ(実際は腕パーツ一式を排除して組み換える
ブロック組み換え式)や、アーマードの脱着できるヤツとか
出てたんだけど、安く入手できたらまた記述の予定。
(つうかこのへんは消化試合的なレビューやねえ。)



1/4000マクロス要塞艦(劇場版) イエローサブマリン製19800円
1/4000マクロス強攻型(劇場版) イエローサブマリン製19800円
*レジンキャスト製ガレージキット。いずれも前述イマイ/アリイの大サイズと
タカトク製可変トイ「ビックマクロス(1/3000)」との中間サイズ。

まず要塞艦は15周年時の一連のイエサブ+Mクラブマクロスシリーズの
一作として発売されたもので従来の設定画に基づくもの。表面ディテール達成のためか、
分割が細かく、ブロックごとに割ってあるのはもちろん、一つのブロックをさらに
分割するなど非常に凝った構成で、唯一、左右一体成型のバスターキャノンの先端部を
切り離せば可変モデルに改造するのも比較的容易と思われる。
(プロポーションについてはやってないからわからんぞお。)
プロポーションはひざ下/バスターキャノンが長く、太股の短い劇場版の特徴を
キチンと再現しており、表面ディテールも決して多くはないが、精度の高いきちっとしたもの。
また、元の設定画では曲面なのか斜面なのか曖昧でよくわからない部分もほぼ全て
箱組みの直線として処理しているので非常にシャープな印象となっているが
逆に元の設定画から受ける非常に巨大で有機的なごちゃごちゃした感じは
このキットでは再現されていない。
ガレージキットとしては充分な精度の抜きだが、前述の通り、直線基調で
直角、平行の構成が多いためガレキ特有のよれや歪みはやや目立ちやすいといえる。

総じて劇場版のマクロスキットとしては非常に高いレベルにあるので。これをベースに
ちまちまとディテール追加を行えばほぼ劇中のイメージとなるであろう。

続いて強攻型は要塞艦の数年後の発売。こちらはこのキットの為に宮武氏が
新規に書き下ろした設定画をもとに開発されたもの。
ただし、キット取り説には新規設定画は収録されていないので注意が必要。その画稿の一部は
このキットを紹介している2000/11(191号)のMG誌等で見る事ができる。
(MG誌ではキットの写真がかぶっている上、小さいので良く分からない。
キットにおまけで入れてくれりゃあ良かったのだが、キットの中身が後述なので云々。
追記:とか、書いていたら、宮武デザインワークスの収録されました。
でも見つけるの結構手間よ。追記:表紙カバーを取ると、、、、)
本編後半のバスターキャノン損傷状態のパーツも含む。肩/ヒジとバスターキヤノンが
「関節技」による堅牢な可動となっていて、(足は固定。肩のアンテナも可動しない。)
これにともないパーツ数は増加している。
アームドなど一部パーツは要塞艦と共用だが、強攻型としてバランスを取り直した新設計キット。
表面ディテールはやや細かくなり、パーツ分割も多くなっている。発売時は長谷川VF-1発売と
重なり、鳴り物入りで紹介されていて、宮武氏の要望を取り入れた、要塞艦のリファイン版とまで
呼ばれていたんだけど、そう劇的な変化があるわけではない。しかしながらもともと
要塞艦が高レベルの造型なので、同様に十分な出来。ただ販売は好調ではなかったようで
3年を経過していまだに新品が入手可能。



このほかガレキとしては
海洋堂製1/144 VF-1Sバトロイド(ストライク仕様、
           ロボットミュージアムの一作、レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 VF-1バトロイド(3種コンパチ、レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 VF-1ガウォーク(3種コンパチ、レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 VF-1ファイター(3種コンパチ、レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 クアドランロー(フィギュア付き、レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 トマホーク(レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 ディフェンダー(レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 モンスター(レジンキャスト)
イエローサブマリン1/144 クアドランロー(レジンキャスト)







(以後情報入手次第追加の予定。でもあっしはコレクターじゃないからあくまで気が向いたらね。)


〜初代マクロス模型リストindex〜総合的発売順/発売時期のリスト

〜初代マクロス模型リスト1〜(1/72と1/100の旧キット)

〜初代マクロス模型リスト2-1〜(1/144以下のミニモデルと食玩系キット)

〜初代マクロス模型リスト2-2〜(艦船系とモンスターの世界)

〜初代マクロス模型リスト2-3〜(フィギュアとSD系キット)

〜初代マクロス模型リスト2-4〜(未発売ものとアリイジオラマセットの魔境)

〜初代マクロス模型リスト3〜(長谷川とウエーブとその他のガレージキット)

〜初代マクロス模型リスト4〜(なんじゃこりゃな謎キット群)

初代マクロス模型雑誌作例集その1(ホビージャパン編)

初代マクロス模型雑誌作例集その2(MOOK作例100本ノック)

初代マクロス模型雑誌作例集その3(モデルグラフィックス編)

1/72VF-1キット詳細解説


(市販キットと設定図版のあれやこれ編)




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