マクロスメカ図版探しは賽の河原。
〜分類不能モノ編〜

ここでは他の分類では収まりの悪いものを
無差別に入れております。
INDEX
*キネマ旬報別冊 動画王VOL.5メカデザイン特集
*マクロス7トラッシュ3巻
*ケイブンシャの大百科別冊 やさしく作れる超時空要塞マクロス                         ペーパークラフト
*ケイブンシャの大百科 まんがイラスト大百科
*ケイブンシャの大百科164 アニメアイドル大百科
*東京ロボット新聞



*キネマ旬報別冊 動画王VOL.5メカデザイン特集
(98/6、定価1400円)キネマ旬報社刊

アニメ/特撮作品のメカデザインを総括した一冊。マクロスへは河森/宮武両氏の項と
スタジオぬえの項で主に言及している。テキスト中心のため図版はほとんどない。
ただ、本書スタジオぬえの項でデザインワークスで公開された晴嵐99がエスカフローネへと
企画が進む過程が語られていたり、当時の製作状況が載っていてデザインワークス等と
合わせて読むと興味深い、また他の項の内容もマクロス/スタジオぬえが、
アニメメカの歴史の上でどういう存在であったかを理解する上ではよい資料となっている。
が、本としては過去のメカの賞賛に寄っていて、記述されたエピソードの誤認や
人物の取り違えも少なく無い。別項のグレートメカニクスよりは良い記事があるが
近年、誤認された情報が一人歩きしており、影響度に対して正確性が合わなくなっている。
ちなみに同シリーズVOL.7 「キャラクターデザイン特集」に正誤表が載っているので
本書の活用時には必ず参照すること。
(荒技だけど、正誤表のところだけ知りたい場合はgoogleで
『「動画王VOL.07」より』の『』の中のキーワードで検索すると、、、、、、、、、。
(掲載情報は下忍さんから。どうも有り難うございました。)



*マクロス7トラッシュ3巻 美樹本晴彦著 角川書店刊(96/7 定価540円)
うちでは守備範囲外のはずのマクロス7の外伝的なこのマンガが何故が出てくるかというと、
当該、3巻の73ページに出てくる有人型の初代ゴーストのため。軍の特務機で、
それも隠密行動だからあえて旧型機になっているのでしょうか?ちなみにセンサー部が
そのままバブルなキャノピーになっていて、内部はサイドバイサイド(パラレル)の
復座コクピット。(横幅いけるんやろか?)よって筆者が旧ゴーストを
ガレージキット化するときは有人/ドローンのコンパチになります。(いつの話やら。)
これに伴い、無人機と有人機が同一サイズの機体であるならば、この機体はVF-1と
比して二廻り以上大きいということになる。
(デザインの元ネタである「ロックウエルのHI MAT用機」は開発時の予定では
有人機が無人機より二倍強の大きさだった。)
なおマクロス7トラッシュではこのほかVF-4実験機(エクステリアの変化無し)やVF-11、
VF-17なんかも出て来ますがアニメそのままの描写で特記事項はありません。
(なんてたって懐かしのローラーゲームで飛び跳ねながらドツキ合いして、負けそうになると
オネーちゃんが一曲歌って勢い付ける話なのでVFなんかほとんどでてこないのよね。)

*ケイブンシャの大百科別冊
   やさしく作れる超時空要塞マクロスペーパークラフト(83/10 定価500円)ケイブンシャ刊

印刷済みの厚手のケント紙で製本されていて、そのまま切り取って組み立てる
ペーパークラフト本。所謂、精密なペーパークラフトと
いうにはパーツ数も少なく、箱にマーキングをしたような内容だが、
すでに切り込みや折り目が入っていて丁寧にもぎ取れば、そのまま組める
お手軽仕様で、可動ギミックも多い。要するに昔の小学館の学習雑誌の
付録みたいなもの(幻灯機とか)と言えば分かりやすいか?
VF-1S(ファイター)、マクロス要塞艦、アーマードバルキリー、
トマホークの4種を収録。巻末の既刊案内によるとガンダムが
4冊、ヤマト/ダグラム/ザブングル/ウルトラマンがそれぞれ1冊ずつ
出ていたらしい。マクロスももう一冊出ていたような気がするが未見。



*ケイブンシャの大百科まんがイラスト大百科(84/10 定価650円)
                        ケイブンシャ刊

さらに瑣末ネタです。例によってケイブンシャの大百科の一冊。表紙には
「マクロスの美樹本先生のデザイン塾、君だけのオリジナルキャラを作ろう!」とか、
「3Dイラスト(!!)に挑戦!」「画材を使い分けてリアルに再現!」とあって
真ん中には私服のミンメイなんぞが大きく描かれているので、あたかも美樹本氏が
ポリゴンCGでミンメイのディオラマを作って見せてくれるような錯覚に陥りますが、
実際の内容はというと、およそ同人イラスト(84年当時)の描き方を
紹介した本といいましょうか、アニメ/漫画キャラの紹介と
イラストの書き方がメインで美樹本氏のコーナーは
巻頭カラーの数ページに過ぎません。どうやらこの本用の新規イラスト(ミンメイ/未沙)の
製作過程を経過を追って収録したもので、それなりに貴重ではありますが、
このあとの記事の2/5は誰が書いているんだかわからない
有名キャラやメカの怪しい書き方で埋め尽くされております。
というのはここではメカやキャラをおよそのアタリを付けるところから
順に見せているのですが、(まず円錐を描いておいて、ここから手足のアタリを
付けて細かいところを描いて行こうとか)どれも最終的に設定画と寸分違わぬ絵に
辿り着く為、元絵から逆にトレースした疑惑爆裂で、怪しいこと極まりなしでございます。
これが本の前半から後半までバルキリーやらゼットンやらバリバリ伝説から
P3のルパンやシンカンポーや若松みゆきやらまでが書きなぐられております。
これが終わるとCGアニメの紹介記事なんですが、なにせ川尻レンズマンの頃なので
ただただ、すんごい機械が載っております。このあとは画材の紹介があって、そのあとは
オリジナルキャラの作り方なんですが、髪型を工夫すると良いキャラになるぞとか、
はあそうですか、そうですねとしか言い様がございません。作例のオリジナルメカも
なかなか行ってます。おまちかね3Dイラストの記事なんですが、
3Dといっても、ただのプラモデルと超合金トイ使用のジオラマと
コスプレ同人記事でありました。これが終わりますと当時でもとても
入手できないようなレアな漫画入門本の紹介があって、無差別に
ふる〜〜い漫画のキャラ紹介があって(シルバークロスとかひび割れ人間と
かおれは鉄平とか渡イサムやら、、、って、ほんとなんなんだろう?)
おしまいです。でも巻頭の未沙のイラストはちょっといかしてます。
なお主な作者のやぎさわ梨穂氏って、、、そっかOUTでマーズとマーグが
ハンバーガー屋でバイトする漫画を描いてた人か、、、、。
ふ〜〜〜ん。
PS:良く調べたらこれの2冊目があったので発注しました。(なぜ?)
追記2:パート2の方は逆トレース疑惑はそのままですが
同人マンガの書き方指南の記事の部分はかなりのレベルアップとなってました。


*ケイブンシャの大百科164 アニメアイドル大百科(83/10 定価650円)ケイブンシャ刊
さらにさらに瑣末ネタです。これまた例によってケイブンシャの大百科の一冊。表紙には
「やたっ!人気アイドル104人大集合」(原書が誤字也)とか、
「友達にヒミツだよ档Aイドルアタック法」「ルーツを探るアイドル20年史」とあって
ようするにアニメに登場する人気アイドルキャラを雑多に紹介する本になっております。
、、、と書くと女性キャラ/美少女キャラと考えてしまいますが、さすがケイブンシャ、
ラムちゃんや魔子ちゃん(猿飛び)、マチコ先生に混じって猿飛本人やらキリコキューピー、
筋肉マン、小天狗天丸まで含むという「もはやアイドルでもなんでもないやん」状態に
なっております。(ほかにはドラえもんやイーグルサムや忍トンなど
人間じゃないのも載ってます。)本文もキャラの紹介のほか
各キャラの恋愛攻略法が載っていたり、各地コミケのコスプレ写真が
載っていたりでえらいことになっております。
マクロスからはミンメイと美沙(原書誤字也)と輝とブリッジ三人娘が参戦しております。
(クローディアとフォッカーは落選した模様。ってタイムボカンのムンムンとヤンヤンが
載ってるのに、何故に負けるかクロちゃん。)せっかくのなので
マクロスキャラの攻略法を再録。

*ミンメイ
attack 気ままで、うっかりしていると、どこかへ     飛んでいってしまいそうな彼女。そんな彼女に接するには
    、広く寛大な心で、包み込むような態度で愛するのが良い。

*美沙(表記原書のママ)
attack いつも、思い悩む美沙みたいな女性には、スッパリと
    男らしい態度で接するのが良いでも男らしいと言うのは、
    乱暴にふるまうことじゃないよ。

*輝
attack 物ごとの決着をハッキリつけたがる性格なので断固とした態度で、
    接するのが良い。変な思わせ振りは、彼を悩ませてしまい、
    逆効果になることのほうが多い。

*三人娘(表記原書のママ)
attack 理知的なヴァネッサには頼れる男性のイメージで。
    頼りなさそうなシャミーには、逆に母性本能をかき立てる
    イメージでキムには、理性的にせまろう。

以上、読者各自参考にどうぞ。類似参考文献としてはマイアニメに載ってたメインキャラの
手相があればパーフェクトと思われます。なお資料的には線画の設定資料と
多少のカラー図版があるだけでほぼ無価値なのは言う迄もありません。
(身長/体重/3サイズや年齢でも載ってりゃあおもしろいのに、、、、。)



東京ロボット新聞(各定価1200円)ケイブンシャ刊
*ロボットネタの懐かし本。時々マクロス関係の図版が入っていた。VOL.00-03号
はなぜかYF-19の変型過程がほぼ全部入っていてマクプラのゲーム攻略本の
発売まではこれだけが価値があった。が特集記事自体が後述予定のBクラブ79号の
寸分変わらぬパクリ(再録?断り書きなしの?)と後に知ってひっくりかえった。
すでに事実上の廃刊。ケイブンシャのサイトにも言及がない。いちおうは
次号発売無期延期中。最終号の00-06号にM3関係の図版があるが、宣材用のものばかりなので
(デザインワークスに収録の線画をジャギジャギのまま彩色したもの)色見本のみの価値。

次号からアトランジャー復活特集なのになあ。

追記:とかいってたらケイブンシャそのものが無くなりました。
なおロボット新聞のセンスそのものは
スーパーロボットマガジンへ継承された模様。心よりはぬまあん氏を応援申し上げます。
追記2:といってたらスーパーロボットマガジンも廃刊になりました。
はぬまあん氏の復活を望みます。
追記3:といってたらはぬまあん先生がお亡くなりになってしまいました。
いまさらにご冥福をお祈りいたします。


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