マクロスメカ図版探しは賽の河原。
〜月刊OUT編〜

仮運用、暫定駆動中。

月刊OUT みのり書房刊
*別項マクロスパーフェクトメモリーの母体にして、知られざる元祖総合
サブカル雑誌。75年末の創刊当時はアニメにこだわらない総合若者雑誌であり、
その後も諸星大二郎他、カルト作家の漫画が載っていた。宇宙戦艦ヤマトの特集を組んだ事から
アニメに偏向し、やがてガンダムに手をつけ、アルテイシアのフルヌードグラビアを
掲載した段階でその運命が決まった。よって純粋なアニメ雑誌にあらず。
お笑い投稿雑誌の側面も強い。サイズはアニメージュより小さいA4版。
後発の投稿雑誌「ファンロード」に追われつつ(こちらはまるっきり
アニメ/マンガ同人系投稿雑誌。つか、スタッフが移動して作ったというか、
HJに対するMGなのかなあ。)平成まで延命するも、MSXファン誌の予告廃刊に
やや先んじて95年5月号を最後に消滅した。80年代のアニメ評論において、
アニメックと双璧を成し一時代を築いた。例よって、情報僻地の雑誌のため、
いわゆるアニメ雑誌的な設定資料/キャラ中心の特集を組まず、
「分かっている」キャプションがその真髄。今となっては資料的な価値はすくないが、
捨て難い記事は多い。さて、この本に於けるマクロスですが、その初期の記事から
(ハードなSFドラマ、戦争を通じて人間を描く、恋愛コメディー等、のいずれにも偏らない)
この作品の本質を見抜いており、放送後もほとんどの記事が評としていまだに成立しています。
また他誌がマクロス人気に応じて(キャラにせよメカにせよ)無批判に
グラビアを提供したり、迎合記事を提供するなか読者側から出た疑問なり批判なりに
対して真摯に対応していたことも特筆に値します。
(以下、長文引用となりますのでご注意ください。)



82/9 通巻93号

記事無し


82/10 通巻94号

*いきなしですが記事がありません。唯一巻頭大特集OUT学園の
一般教養・生物「ロボットの進化と進化論」でのみ
バルキリーの記述(名称のみ。位置付けは単純搭乗型でダグラムの延長上。)
があるだけです。前述の通り、アニメ情報誌として僻地であることと
いわゆるタイアップ記事をやらないためこの時点では言及がありません。



82/11 通巻96号

*表紙/巻頭特集からザブングル。マクロスはやっとカラー特集記事が4ページ
放送前のストーリーの紹介とキャラクター/メカの紹介だが、
なかなかこれがえらいことになっている。
これはメインメカのスペック表としておそらく歴史上もっとも古いものなのだが、
これが曲者で初期設定でのスペックが示唆されている可能性がある。
以下に内容を列挙。

VF-1J(バトロイド?)

全高-------12.68m
全備重量-------18.5t
主機--------新中洲重工・P&H・ロイス FF-2001熱核反応タービン*2
       一基あたり通常推力11.5t
主砲-----ハワード GU-11 55mm3連ガトリング・ガンポッド
副砲------マウラー ROV-20対空レーザー機関砲
メーカー---ストンウエル・ベルコム・新中洲重工・センチネンタル

*VF-1Aがこの記事では標準量産型としてVF-1Cの呼称になっている。

VF-1Jアーマードバルキリー

全高-------12.68m
全備重量-------34.7t
バルキリー用プロテクターウエポンシステム--------新中洲重工                           GBP-1S(重量16.2t)
兵装-----エリコーン GH-32 グレネードランチャー*56
     エリコーン GA-100 高速徹甲クラッシャー*6
     ラミントン H-22T 大型ハンドグレネード*6

*高さに注意、ノーマルと同じサイズで、背中のブースターの突起が
入ってない勘定だが、初期設定では背中に短いドラム缶状のブースターを
装備しており、膝もやや曲げた状態で描かれているので
もしかしたらその初期設定画のスペックなのかもしれない。

MBR-04-MK3トマホーク

全高-------11.27m
全備重量-------31.3t
主機--------クランスマッファイ MT828 熱核反応炉 出力2800SHP
主砲--------マウラー PBG-11 液冷式荷電粒子ビーム砲*2
対人用------ラミントン M-89 12.7mm空冷機関銃*2
サブガン-----アストラ TZ-3ガンクラスター*2
       (レーザー砲、25mm機関砲、
       180mmグレネードランチャー、火炎放射器の集合体、両胸に装備)
ロケット兵器--ビフォース 12連発近接自己誘導ロケットランチャー*2
メーカー-----ビガーズ・クラウラー共同

*名称がMK3なのに注意。もちろん決定稿ではMK-6。ちなみにこの本の画像は
決定稿のセル彩色なので呼称のみの違いなのだが、右肩の6連ミサイルランチャーに
言及していないので初期設定画(両肩が無装備のもの有り、
これを見ると両肩のサーチライト等はオプション装備扱い
だった可能性がある。)を参考にスペックが設定され、画稿だけが
決定稿に変わったのかもしれない。これと関連して一部ムックや模型に
表記されているスペックで、
全高12.7m(or 12.68m)のものがあるが、これは後にミサイルランチャーを
標準装備と見て補正したためなのかもしれない。


MBR-04-MK10ディフェンダー

全高-------(アンテナまで)10.73m
全備重量-------27.1t
主機--------クランスマッファイ MT828 熱核反応炉 出力2800SHP
副機--------GE EM10T 燃料発電機 出力510kw
主砲-------エリコーン 78mm液冷高速自動砲
       TYPE966PFGコントラベスセット*2
メーカー-----ビガーズ・クラウラー共同

*キャプションは
「一門あたり毎分500発、4砲身合計2000発/minの78mm砲弾
3300m/secという超高初速で発射できるコントラベスシステムにより
宇宙空間での超遠距離射撃を目標に開発された対空迎撃型」とある。特記なし

MBR-07-MK2スパルタン

全高-------11.31m
全備重量-------29.4t
主機--------グゲンハイマー DT2004 熱核反応炉 出力3200SHP
ロケット系--ビフォース 12連発近接自己誘導ロケットランチャー*2
ガン系-----アストラ TZ-3ガンクラスター*2(レーザー砲、25mm機関砲、
       180mmグレネードランチャー、火炎放射器の集合体)
       マウラー ROV-20対空レーザー機関砲*2(対空用)
挌闘用クローハンド--ノーマルバンクス CH2-TYPE D*2
メーカー-----センチネンタル・クランスマン共同開発

*ガンクラスターが2組になっているのに注意。
両肩に装備と勘違いした可能性もあるが初期設定画では両肩の
ボックス内に何が装備されているのか、絵で示されておらず、
トマホークの該当部とは別のデザインなので、初期設定では両肩が
ガンクラスターだった可能性がないではない。ただし、
初期設定ではハッチ部の前にゴーグル状のカメラ部があり、
これがレンズと入れ代わってガンクラスター様の武装が出てくる画稿があるので
その点は留意が必要。

HWR-00-MK2モンスター

全高-------22.46m
全備重量-------28.55t(285.5t)
主機--------ギャランド WT1001 熱核反応炉 出力11500SHP
副機---------新中洲重工 CT8P 熱核反応炉 出力890SHP
主砲---------ビガース 40cm液冷式液体推薬キヤノン砲*4
ロケット砲-----ライセロン LSSN-20G3連装ミサイルランチャー*2
メーカー-----ビガース・クラウラー共同開発

キャプションでは「HWRシリーズは、人類の5倍の身長を持つ相手の陸戦兵器に
対して圧倒的な火力によって対抗しようとしたものだが、陸上用としては巨大すぎ、
物語の時点では前期型が2両しかない。」とある。

*重量がスパルタンより軽いのは一桁錯誤したものと思われる。注意点としては
「人類の5倍」という部分。通常ゼントラディー人は身長約10mと表記され、
これからすれば人類の約6倍となるわけで、ここでの表記は初期設定において
ゼントラーディー人が10m以下で設定されていた可能性を示唆している。
(ちなみに6倍と見た場合1/72スケールでは1/12のフィギュアがちょうど
ゼントラーディー人のサイズに相当する。)
なおブリタイは13mを超えるサイズで設定されているが、劇中の
「お前ら(通常兵士)とは(身体の)作りが違うのだ」というセリフもあるように
ゼントラーディー人のなかでも飛び抜けて大きい特殊な人物と考えられる。
とはいうものの劇中の描写にある「(ゼントラ用)フォークで作った檻に
人類を閉じ込める」ためにはゼントラーディ−人からみて人類が
1/12サイズ以下でないとイケナイわけで裏返せばゼントラーディ−人が12倍以上の
巨人であることを意味する。1/5〜1/7サイズのフィギュアを想像すれば
設定の無理が理解できよう。このほかどうみても3倍程度でないと
乗れそうにないバリアブルグラージ(ゼントラ仕様)等、
ゼントラーディー人サイズの解答は遠い道のりである。

そのほか毎度誤認されるが、「(この時点では)前期型が2両しかない」と
言う表現は進宙時を指していると考えるべきで、
劇中、マクロス上で1両がほぼ全損したのちもダイダロス内で2両の稼動が
確認できることから、少なくともマクロス内にもう1両分のパーツが
存在しており、組み立てたか、大規模な修理が行われたことを示唆している。
また、マクロスプラス/マクロス7等の続編においてもこの機体が
くり返し登場していることから、進宙時のゼントラーディーの最初の襲撃以降、
相当数があわてて増産されたと考えるのが自然であろう。
(というか、増産されてなければ後期型が存在しないわけで、
前期型って概念が成立しません。)
ゆえに最新の宝島社のMOOKの記述なんか信じちゃいけない。

リガード

全高-------15.12m
全備重量-------37.5t
主機--------エスベリベン熱核反応炉 出力1.3GGV
主砲---------中口径荷電粒子ビーム砲*2
副砲---------小口径レーザー対人機銃*2
対空砲-------小口径レーザー対空機銃*2
メーカー-----エスベリベン第4432369ゼントラーディー
        全自動兵器製造廠開発製造

*全高はパーフェクトメモリー等と同一のものなのだが、一連の
プラモデルパッケージでは17.4mとなっている。
いずれの数字が妥当かというと、中にゼントラー人が乗るには
17mでもきつく、大型/小型ミサイルポッド付きの全高が
19m前後の設定が公式のためどちらを採っても具合いが悪い。
理想としてはノーマル19m/ポッド付きで21mくらいに
設定してくれていればよかったのだが。

グラージ

全高-------16.55m
全備重量-------41.2t
主機--------ロイコンミ熱核反応炉 出力3.9GGV
主砲---------大口径インパクトキヤノン*2
副砲---------小口径インパクトキヤノン*2
付属兵器-------長距離荷電粒子ビーム砲
        小口径レーザー対人機銃*2
        近接戦用追尾ミサイル*6
メーカー-----ロイコンミ第330048902
       ゼントラーディー全自動兵器製造廠開発製造

*これもリガード同様に模型のスペック表では全高が18.1mとなっている。
このへんは模型開発にあたって「これじゃあ乗れないよ」ってことで
変更された可能性もある。

ダイダロスとプロメテウスの大きさ

*特記は正確にはマクロスの解説のなかにある記述。

「強襲揚陸艦ダイダロス(全長320m、デストロイド多数を搭載)と
攻撃空母プロメテウス(全長仮名、350m。バトロイド多数を搭載)、、、、」

とあり、パーフェクトメモリーに収録された準備稿を裏付ける記述。
最終的にそれぞれ488mと512mに大型化されているのだが初期の段階では
現実の米国空母(およそ300m前後)に則した大きさだった模様。
ゆえにプロメテウスの準備稿はエレベーター/カタパルトの数も少なく、かつ
大きく描かれてようだ。なおこの時点の解説でもマクロスの大きさは決定稿と
同じ1200mとされているのでマクロス全体が小さかったわけではなく、
マクロスを1200mとすると300mクラスでは辻褄が合わないため
500mクラスとして調節を行ったようだ。

ちなみにマクロス本体サイズは放送前の雑誌記事で12kmと
されているものがあるのでマクロスは(街を内封する関係上)後の
公式設定より大きかったものが小さくされた可能性がある。

以上、スペック関連はここまで。このほかこの号では基本設定と世界背景が
ほぼ彎曲なく記述されており、いまでも十分内容が通用する。
同時期の他誌の記事が資料の読み違いや思い込みの憶測によっていまでは
ほとんど価値を失っていることを考えあわせると
(スタジオぬえ側が放送前の情報制限を行ったのも原因なのだが)
恐ろしいまでの達観。
なおこの号からゆうきまさみ氏(当時はアニメパロディー作家)による
「頭上の脅威」が連載開始される。1999年のマクロス落下から始まる
パロディーマンガ。


82/12 通巻97号

*表紙はVF-1Sバトロイド&ファイター。
(EB スタジオぬえメカニックデザインブック機動メカ編の裏表紙と
同じもの、ただしこっちのほうは着色有り。)記事は巻頭カラーが11p。
白黒が7p。まずカラーページは1話〜2話からの抜き出し画像で各メカの紹介と
キャラクター名場面集、さらにミンメイ特集で空中浮遊シーンを1ページに渡って
再録。メカはゴースト/ランサー2まできちんと拾ってます。
キャラもミサ中心に組み立てつつ、ミンメイ(+ちょい役の美女)
も別に拾っているあたり、分かってらっしゃいます、はい。
白黒ページは線画の設定資料集と1から4話までのストーリー紹介(テキスト)
面白いのは東京都心の地図上に同スケールのマクロスを配置して大きさを比較した画像。
「頭上の脅威2」は早々にマクロスとは関係ない話になってる。


83/1 通巻99号

*表紙は晴れ着のミンキーモモ。記事は巻頭カラーが5p。
4話の遭難事件のストーリー再録しつつ、イカシタ青年の捕まえ方を指南。
(サブタイが「またはいかにして一条輝はミンメイの虜になったか?」なのがミソ)
もちろん覗いちゃイケナイミンメイのシャワーシーンもきっちり再録。
さて、問題は白黒ページ。まず脚本家特集で松崎健一氏のエッセイが2ページ。
内容はぬえ創世記のファン活動回顧録といったところ。
続いて「頭上の脅威3」はマクロス話になったようなならないようなところで
完結(?)そのあと南田操氏のマクロス評論。
まだ放送が4話付近の時期なので「メカ描写はイデオンのパクリだし、
演出も酷いがこれからも若さでガンバッテネ」といった内容。

さらに続いてアニメジュン氏によるアニメ作品に於ける宇宙空間の取り扱い論
ここでマクロスに言及しているので引用。
「マクロスは宇宙で遊んでいる〜中略〜ブービートラップで始まった物語では、
戦いに巻き込まれたという感覚が、宇宙をマクロスにとっての戦場と完全に規定できない。
つまり宇宙が見えない。」4話の時点なので、どうとでも見れるんですが、なんつうか、
同時代の記憶を反芻してもよく意味がわかりません。


83/2 通巻101号

*表紙はさすがの猿飛。特集記事は特に有りません。
白黒では「アニメジュンの大発見」のミンメイに言及。以下に該当部分を再録。

「」以上部分再録。

アニメ主題歌レビューのコーナーでマクロスが取り上げられてます。
採点は30満点中20点でした。特記なし。


83/3 通巻103号

*表紙はレオタードのラムちゃん。マクロス関係は白黒ページの記事のみ。
「マクロスシティーマップ」のタイトルでマクロス内の市街地を
観光グルメ雑誌風に解説したもの。そもそもパロディー記事なので、
信憑性云々とは無縁ですが、OUTらしい企画もの。この辺りから読者投稿のコーナーも
マクロスネタが増えてくる。



83/4 通巻104号

*表紙は安彦氏のクラッシャージョウ。まずカラーページで特集4P。
2Pは「How to Catch The Fine Boyまたは、リン・ミンメイは
いかにして一条輝を両親に引き合わせたか」のタイトルで第15話の再録。
残り2Pは付録「マクロス周辺事情として細かな出来事の再録が入っています。
ここで注目すべきは「マクロス鑑賞における蛇足事項」という文章。
以下にあえて再録
「1月号、今月号の『マクロス』の扱いについては御不満の方もおいでになると
思いますが、OUTでは、どう見たら楽しめるかという意図でやっております。メカ、
アクション関係もそのうちやる予定ですので待っていて下さいませ。
 なお、マクロスを心楽しく見るためには‘アニメとは○○でなければならない’
とか‘SFならば××であるべきだ’という思い入れは忘れて、気軽に見るのが
よろしいのではないかと思います。真にハードな描写をつきつめてしまえば、
マクロスやバルキリーの存在理由すらおぼつかなくなるのですし、アクションを
理づめで考えれば、交戦した瞬間にどっちかがバラバラになっておしまい
なのであります。そんなもの面白くも何ともないではないですか。
バルキリーに垂直尾翼がないとか、なんでマクロスが海面に垂直に浮いて
いられるのかとか、文句をつけたい気持ちはわかりますけれど、理由を
付けようと思えば何だって理由は付けられるのですし、事実つくのが
こわいところ(バルキリーは二次元ノズルを使ったCCVによってコントロール
されているそうです) 問題なのは、普通のアニメだったら気にならないはずの
(巨大ロボットの技術的説明や悪い宇宙人の生物学的民俗学的社会学的説明が
必要だと思う人はいないでしょ)、なぜかマクロスは気になるということかも
しれません。 ま、そのへんはさて置きとにかく巨大な宇宙人を相手に、
何万人もの民間人を乗せたままの宇宙船が戦う、というのが『マクロス』
なのですから、そのドラマが面白いかどうかを見たい人が見ればよろしいのです。
そして、どこをどんなふうに面白がるかは、見てる側の決めること、製作している
側がどういう意図であれ、気にする必要なんぞありはしないのですよ。描きたいこと
は、描かれたことであり、それ以上でもそれ以下でもないのです。 だからこんな風に
特集してるんですけどね。」以上、再録終わり、

まあ、OUTとはこういう本だったわけです。


83/5 通巻106号

*表紙はセーラー服のミンキーモモ。巻頭に折り込み付録のマクロスの
カセットレーベル付き、続いてカラーページの特集が6p。
「愛は流れる」直前にブリタイ艦隊から(ボトルザーへ?)の報告の体裁で書かれた
レポート。白黒では南田操のアニメブレイクで言及。困ってます。
せっかくなので再録しときます。

「マクロスの悪夢
第十七話「ファンタズム」は傑作である。実に見事な再構成を‘夢,と
いう我々に共通な体験ただ一つを軸に説得してしまったのだから。アニメと
‘夢,との関係は、極めて興味深いが‘夢,の実態を納得させつつエピソードと
して楽しめるものをつくってしまった力量を絶賛したい。どうしてこーゆー話に
しなかったのだろう…!?
 物語の方はミンメイの異常な神経に輝すらようやく気付き、ワレラロリコンダ
3人衆やミリアのカルチャーショックが楽しさを増し、平和な部分は実にユニークで
いい。けれど戦いはいけない。フォッカーの殺し方はあまりに無情で、それを裏付ける
問題意識はない。全方位バリアーによって焼きつくされた人々に対しても同様だ。
 なぜロマコメ、メカコメにしないのだろう。面白さの中にある鋭さが今一つ
見えないのが残念だ。「ファーストコンタクト」がTV紙芝居だったことも忘れずに
メモしておこう。個人的には全思考回路を停止させうる異次元的な魅力をもった
「私の彼はパイロット」が気に入っています。まさにキュ〜ンキュ〜ンなのです。
キューンキュンで10点上乗せ85点。僕も欲しいなミンメイ人形。
タカトクじゃよタカトク、カッカッカッ。」以上再録終了。

ちなみに一緒に点数を付けられた他のアニメは、
ダグラム(完)     70点
逆転イッパツマン(完) 85点
ダイラガー15(完)  75点
ザブングル(完)    90点(82年ベスト)
バクシンガー      70点
アクロバンチ(完)   60点
とんでモンペ      90点
コブラ         90点
なおマクロスは前述の通り「愛は流れる」放送前の評価です。


83/6 通巻108号

*表紙はダンバインの主要キャラ。さて放送は27話を過ぎて延長分に入っているため、
カラーページではオーガスが新番組として紹介されてます。このほかカラーでは
ダンバインの紹介、さすがの猿飛、ダグラム、ヤマト完結編のおさらいなんかを
やってましてマクロスの記事はありません。白黒に入ってもクラッシャージョウの
座談会で河森氏/高千穂遥氏他の記事がありますがマクロスへの言及はありません。
読者コーナーを除けば唯一のマクロス記事が以下に再録する宮武一貴氏の2pの記事のみです。

「」以上再録。


以下、記事追加の予定。


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