初代マクロス模型雑誌作例集その1、
〜いにしえのHJ82/11〜95/7編〜

 
まずはホビージャパンから。当時はMAはキャラものなんか扱わないし、
MGの創刊は84/10だから、それまではここが当時唯一の
マクロスを扱った本格模型雑誌になります。これ以外にも小学館の学習雑誌
各学年、模型とラジオなどにも作例/紹介があったようですが
資料的に国会図書館ものなのでここでは扱いません。また、なぜか
マクロスの模型とトイに異常な情熱を燃やしていたマイアニメ(秋田書店)に
関しては別項で言及の予定。今井/有井の本家が出した作例本と
一般マクロスムックで扱われた作例は〜その2、MOOK作例100本ノック〜で紹介します。

*HJ82/11
放送直後の海山状態での作例。

*1/100グラージ(イ)川口克己氏
いきなしディテールアップ+シリコンコピーの改造
初回からなかなか派手。工作そのものはいまでもいけそう。
ウエザリングは当時なり。とりあえず全ての始まり。

*1/100トマホーク(イ)大里元氏
全身にプロポーション補正。足は大改造で
形状再現、結構壮絶。

*HJ83/2
有井の広告が入って無い関係か、しばらく飛んで3ヶ月後。

*1/160デストロイドモンスター(ア)小橋法彦氏
妙に有井擁護の感ぜられる記事。標準的作例、小改造。普通。
追記07/2/28:永年に渡り小橋氏の名前の略称が抜けておりました。
心よりおわび申し上げます。申し訳有りませんでした。

*HJ83/3
なぜかリガード。この号スケール表記がめちゃめちゃ。

*1/72リガード(イ)/ディオラマ 川口克己氏
本体を刻んでプロポーション補正。左右メインノズルは改修のうえ
またもシリコンでコピー。デラックスな作例。
下記の1/100ディフェンダーとでディオラマ化している。
塗りはパネルラインに沿ってまっ黒シェイドを吹く古式塗り。(当時流行。)

*1/72ディフェンダー(イ)小野沢英輔氏
ディオラマ用クラッシュモデル特記無し。

*HJ83/4
ここにきて初めてVF-1。マックス渡辺氏(当時は渡辺誠名義)登場。
小田雅弘氏のニューキットの紹介が始まる。これは作例無しの紹介記事。
そこで1/100バトロイドの金型改修に言及。

*1/72ガウォークVF-1D(イ) 川口克己氏
Dは未発売であったので機首ほか自作、同時に問題点も改修。
元キットを考えると全改修に近い。御大自らの挿し絵がいい。

*1/72バトロイドVF-1S(イ) 渡辺誠氏
HJ誌初のバトロイド作例だが、胴体はガウォークベースの
スクラッチ、手足も切り刻んで大改造。バンダイ改修前の
バトロイドキットの面影無し。当時の一つの頂点か?
Sはまだ未発売なのでヘッドも自作。

*1/144バルキリー4タイプ(イ) 石川宏昭氏
マックスタイプとしてストレート組み、特記事項なし。
1/72リガード(イ)isihara factory名義
巻頭カラー用クラッシュモデル特記事項無し

*HJ83/5
ニューキット紹介は1/72VFー1Sと1/720ケルカリア

*1/100ファランクス(イ)渡辺誠氏
元キットが良いのでそのままの作例。特記事項無し。

*1/12フィギュア、ミンメイ/未沙/ミンメイ改(イ)川守田游氏
ストレート組みの2種とマクロス内遭難時のミンメイ衣裳に改造した
3種の作例。今の目でみてどうのこうのは野暮だが、当時のフィギュア 改のなかでは突出の出来。比較対象はジオラマ再現PART2か?

*HJ83/6
冷ややかな雑誌内部と関係なく渡辺氏爆走。
ニューキット紹介は1/144ヌージャ/クアドラン/1/72バトロイドA/
1/72ガウォークS/1/100ガウォーク/フィギュア2種/ニチモ強攻
マクロス/1/200バトロイドS。

*1/72ファイターVF-1S(イ、ガウォーク改)渡辺誠氏
機首自作、キャノピー自作、翼延長、足整形、ブースター自作、
尾翼自作、脚/脚収納庫自作と、下手したら形は長谷よりかっこいいかも
超絶作例というよりフルスクラッチに近い。上記バトロイドと同様
時代の頂点。これでマクロスの渡辺として定着だっけ?

*HJ83/7
渡辺氏そのまま疾走中。ニューキット紹介はカラー版。
マクロスファクトリー、有井は艦船ものと1/100D型三種など、
1/72可変キットやスーパーファイターも予告されている(のだが。)
劇場版の製作に言及あり。

*1/72スーパーファイターVFー1J(イ、ガウォーク改)渡辺誠氏
なぜかJ型。しかもノーマルファイターを新規に作り下ろしたあげく
発売寸前のスーパーキットを無視してスーパーパーツをスクラッチ。
誰も追従できない。若さってやつですか?心より尊敬。

*1/144クアドラン・ロー(イ) 川口克己氏
各所を細かくプロポーション補正。またもイラスト付き。
手堅く分かりやすい作例記事。

*1/144ヌージャ・デル・ガー(イ) 小橋法彦氏
胴体をセミスクラッチしつつ、プロポーション補正。
渡辺氏のあおりか、改造しないといけないムード。

*HJ83/8
改修後の1/100リガード大会。ニューキット紹介は1/72可変VF-1Sと
ブリタイ艦と大型LST。有井はボロカス。読者コーナーに自作の可変VFー1
有り。

*1/100リガード4種(ア) 川口克己氏
偵察型/大型ミサイルポッド/小型ミサイルポッド/ノーマルの
4種を新キットベースでディテールアップ。手堅い作例。
メインノズルは丸型にこだわる川口氏、やはりシリコン。
小型ミサイルの数はそのままでもいいと思います。ハイ。
新作のグラージもちょっと登場。

*1/200リガード4種(ニ) 石原宏昭氏
ストレート組み、特記事項無し。

*HJ83/9
作例記事はなし、ニューキット紹介で1/100スーパーバルキリー
ファイター(s)が。(ほかのは出たんだろうか?)記事では
ガウォークベースとあるのだが、、、、。(模型リスト参照。)
このほか1/72可変AとJが追加、1/72スーパーファイターも発売。
読者コーナーに1/160可変VFー1有り(アーマード/スーパー換装可)。

*HJ83/10
ニューキット紹介はマーキング/成形色変更の1/72マックス/ミリアの
バトロイドのみ。

*1/72スーパーバルキリーファイター(イ)渡辺誠氏
これは発売されたキットのほう。機首のみの小改造で、
マックス/ミリアのニ機。特記事項無し。当時はマックス/ミリア機がロイ/輝機より人気。

*HJ83/11
ニューキット紹介は1/100カムジン装甲服のみ。
やはりこの号も渡辺氏炸裂。

*1/100バトロイドバルキリー(ア改)+ファクトリー(イ)渡辺誠氏
これもまた作例というよりスクラッチ。足と胴体と翼はファイターを
切り刻んで使用、肩はガウォークから、果ては1/72、1/100アーマードから
パーツ取りと凄まじい内容。まだ今井スーパーバトロイドは出て無いからベストを
求めた結果か。同時に今井1/100ファクトリーも紹介。
(ファクトリーの記事は巻頭特撮用のおまけなのでファクトリー自体の詳細わからず。)
ごくろうさまです。18年の時を超えて痛み入ります。

*HJ83/12
作例記事はなし。ニューキットはカラーで紹介。今井1/20ガンポッド、
有井1/100可変VFー1S、でも写真のみ言及なし。

*84/1〜84/8 しばらく作例記事無し。劇場版は8月公開なのだが、、。
1月号には可変1/100VFー1の紹介、6月号には読者の卵バルキリー
有り。7月号のニューキット紹介では、今井のフィギュア+4タイプ
バラの組み合わせ商品(これは発売。模型リスト参照。)と、
歩くミンメイ(後に発売。)今井1/100スーパーバトロイド3種
(S、A、J)の発売予定が入っている(S以外未発売、このあと今井の開発が
止まったようだ。キャノン付きの1/72スーパーファイターもお流れ。)
8月号では有井1/100スーパーバトロイドを紹介。

*HJ84/9
突如作例復活。今井の広告は各種コンバージョンキットのコール。

*カムジン艦(フルスクラッチ)森 王氏
何故か映画も終わっているのに突如カムジン艦。MG創刊準備に伴う
混乱の所為でしょうか。謎。出来は悪く無いんですけどね。キットを使用してないのがミソ?

*HJ84/10
いろんな人がいなくなってニューキット紹介もこの前の号から無くなりました。
(小田雅弘氏の執筆であったため。)今井の広告も懐かしの再版ものに
なってしまいました。ここでHJは一段落となります。

*以降、散発的に載っているHJでの初代マクロス作例を列挙

*HJ85/1* 
*1/55ハイメタルストライクバルキリー 松沼純生氏
リペイントと継ぎ目消しを行った作例。

*HJ85/2*
  作例はないがHJでの今井の広告はこの号が最後。

*HJ85/3*
*1/6 リンミンメイ(ツクダ)あさのまさひこ氏
元を考えるとよくできている。顔の塗りのポイント高し。
当時は作ってらっしゃったんですねえ。

*HJ85/6+85/7*
*ガシャポンディフォルメバルキリー (バ)松沼純生氏
なぜか前後編にわかれている。

*HJ90/12*
  *1/72可変バルキリーVF-1S(バ)千葉延雄氏
効率よく劇場版に改造。手首/バトロイド時の機首の加工と5連ミサイルポッドの
自作。輝機とマックス機、いずれもS型。

*HJEX92年秋号 90/12の作例の再録。

*HJ95/7 *
マクロス特集。7とプラスの特集にからめて初代の作例有り。内容は以下に列挙。

*1/72 VF-1Sファイター 一戸寛氏
従来キットを組合せたコラージュ的スクラッチ。

*1/144 クアドラン・ロー(イ)GORO YAMAOKA氏
解説記事なし。

*1/100 クアドラン・ロー(スクラッチ)安藤賢司氏
生物的表現によるフルスクラッチビルド。

*1/72 リガード(イ)八須誠氏
現代的な素組み。

*このほかこの号は過去の紹介としてトマホークやモンスター、ピタバンなどの
写真も小さく載っている。

以後15周年までは暗黒時代が続いたようです。今後も情報があれば追加していきます。


それでは同時期の一般MOOKに掲載された作例全般に行く。〜その2、MOOK作例100本ノック編〜


あるいはモデグラの様子を見る〜その3、モデルグラフィックス84/11〜現代編〜
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