初代マクロス模型雑誌作例集その3、
〜モデルグラフィックス84/11〜現代編〜

 
続いて当時、新創刊されたばっかりのMGの作例
HJのライター諸氏がごそっと移動しての創刊で、この頃は跳ぶ鳥を落す勢いでありました。
既に劇場公開も終わって旬は過ぎたあとではありますが興味深い作例が収録されています。
*84/11創刊号
秋山徹氏のフルスクラッチミンメイ劇場版フィギュア、高橋正也氏による1/100スーパーファイター(ア)+
1/100劇場版スーパーバトロイドバルキリー(イ)の掛けあわせによるVF-1Sスーパーファイター、
(機首、機体上面は有井、足と背面のスーパーパックは今井を使用。)
川口克己氏による1/72スーパーバルキリーファイター(イ)ベースのフルスクラッチ、
1/72VT-1ファイターの作例を収録。いずれもまとまった出来。川口氏はこの後
バンダイ社に就職されて、現在にいたる。

追記:これよりのち85/7号にイマイの参考試作としてVT-1がショーに
出ていた。(川口氏のスクラッチとは別物。)同時にVE-1のコールもされたらしいが
勿論商品化は実現していない。


*85/9
草刈健一氏による1/55ハイメタル エリントシーカーと小田雅弘氏による1/55ハイメタル VT-1の
リペイント+ディテールアップの作例有り。いずれもトイの発売に伴う紹介記事なのだが、
着陸脚は別物になっているわ、キャノピーは絞り出すわ、機首は削り出すわで、改造大会になっている。
下記のHCM改と対照的に熱意有る作例。


*85/11
音羽正尉氏によるハイコンプリートモデルのリペイント+ディテールアップ(?)作例。
FSD試作5号機と称して結果ファイター固定のVF-1を作っている。
なぜか、変に他キットのパーツをミキシングしていて、返って不細工なものにしている。
マーキングはVF-X-1の塗り分けで紅白ツートン。俺バルキリーの悪い例。
改造にともなって各種パネルラインが消滅しているのだが彫り直すわけでもなく、事実上のディテールダウン。
コクピットを空モノから流用するもののキャノピーを絞るわけでもなく、ノーズも縮んでいるように改悪。
また中途半端な改造にもかかわらず変型機能を失っており、なにしてるんだか理解に苦しむ。
解説文も分かったような分からない内容で失点多し。この人なにか名のある方なんでしょうか?
素直に劇中の機体でディテールアップすればいいと思うのだが。
俺流で「どうだかっこいいだろ。」と言われてもついていけない。
蛇足:ファイター固定なら墨入れした拳骨は付けなくてもいいとおもいます。

野島まさと氏による1/72可変VF-1A(バ改)ベースのフレームワークモデル。
可変キットの各面をくり抜き、骨組みの状態を再現しなおかつ内部メカまで
再現したスケルトンモデル。一連の田中精美氏の内部構造図に準じて工作されており、
その労力たるや想像を絶する。超絶作例。主翼はもちろん尾翼、ブースターまで
ほね骨にされておりとても真似できるものではない。しかもスケルトン状態のまま
変型が可能になっている。


この後95/11にマクロス7の作例としてファイヤーバルキリーとVF-11改MAXLの作例有り。
96/2にはスクラッチのYF-19(小林速人氏、バンダイ1/100VF-19改ベース)/YF-21(高島肇氏、ハーフアイのガレキのプロト)
いずれも当時大きなショックを受けた作例なのだが、ここでは枠外なので言及なし。
河森氏のインタビュー有り。

*98/1
突如アドバンスドバルキリーインアクションとして大特集。総じて
TIAマクロスプラスの転載が多いのでTIAが入手困難なので多少の代替えになるかも。
河森氏のインタビューも載っている

収録図版、

田中精美氏のノーマルファイター内部透視図解。(放送当時のものの再録)
二宮氏のVF-1三面図(TIAマクロスプラスに収録のものを転載。二宮氏筆。)
キャノピー/ノーズ廻り/頭部の変遷と差異を解説するイラストレーション(書き下ろし?)
VT-1/VF-1D側面図。(TIAマクロスプラスに収録のものを転載。二宮氏筆。)
VA-3ファイター設定図版(TIAマクロスプラスに収録のものを転載)
VA-3ファイター側面図/上面図(TIAマクロスプラスに収録のものを転載。二宮氏筆。)
VA-3頭部詳細図(TIAマクロスプラスに収録のものを転載)
VF-11側面図/上面図(TIAマクロスプラスに収録のものを転載。二宮氏筆。)
VF-19側面図/上面図(TIAマクロスプラスに収録のものを転載。二宮氏筆。)
VF-21側面図/上面図(TIAマクロスプラスに収録のものを転載。二宮氏筆。)
フェイオスバルキリーゲーム用カラー設定図版の白黒での再録
VF-5000ファイター設定図版(TIAマクロスプラスに収録の初出のものを転載)
VF-5000ファイター裏側設定図版(書き下ろしか、ダイナマイト用か?)
VF-5000バトロイド前/後(書き下ろし、ダイナマイト用か?)
VF-5000ファイター側面図(TIAマクロスプラスに収録のものを転載。二宮氏筆。)

収録されている作例

1/24VF-1Sファイター(フルスクラッチ)
のちにレッズ+有井の半完成品キットの商品となる二宮茂樹氏の原型
キャノピーを低く落とした独自のプロポーションだが、大きさもふくめて一つの究極。
ただ、商品がそれを反映したかは謎。模型リストに関連記事(写真付き)有り。


1/72VF-1S/スーパーS/D/VT-1(ガレージキット)
当時イベントで販売されていたオレンジコレクションのガレキを原型師である
永田ひでお氏が作製したもの。キット自体は旧今井1/72ガウォークをベースに
可変1/72の足、1/72ガウォークD型の機首パーツ改を組合せたものが原型と思われる、
ほとんど今井キットのコラージュに近いものだが(尾翼は新造のようだ。)
15周年前でなおかつ長く再版のない時期ゆえ、こういう形でも許されたのかもしれない。
作例的にも旧今井キットをちょっといじったものと変わらないため、これより14年前の
マックス渡辺氏の今井ガウォーク改ファイター作例には及ばない。
曲面の胸ダクトや、カカトのシーカー部が真っ平らなスネ裏側、スネ側面形など
今井キットから一歩も踏み出していない内容だが、入手困難なキットの救済という意味はあったようだ。
個人的にスーパーパック各所にあるスラスター噴射口ににガンダム流の円錐ノズルを
ベタベタ付けるのは閉口。


1/72VA-3ファイター(フルスクラッチ)
猪股勝氏作製のイベント販売用ガレキを上原哲也氏が組み立てた作例。

1/72VF-4G(フルスクラッチ)  1/100VF-17D(フルスクラッチ変型可。)
造形無宿氏によるフルスクラッチ。
VF-4はスネの背面の蓋以外、3形態に完全変型する。可変モデルである。



1/72VF-11ファイター(クラブM製ガレージキット)
製作者表記なし。

1/72VF-19(フルスクラッチ)
高島肇氏に3形態完全変型モデル。ハーフアイガレキのプロト。ここではなぜか1/72の表記だった。
(製品版は初版のみ1/100表記で、のちの再版はノンスケールとされている。)
いうまでもなく、機首半ばの1ブロック分を背面に吸収するシステムがミソか?

1/72YF-21(フルスクラッチ)
同じく高島氏の作例。96/2の商品版。これまた同じく1/72の表記。


フェイオスバルキリー(フルスクラッチ)
さらに同じく高島氏の作例
ゲームではエネミーバルキリーっていってたやつね。


このほか上原哲也氏による1/144 VF-3000ファイター
マンボウ亭による1/144 VF-14ファイター(まだ名前がハンターです。)
北風舎による1/72XB-70(AMT製のキット。実機のバルキリーね。)
などが小さく収録されている。


*98/3
2ヶ月開けてバルキリーインアクションの裏の攻撃。
前回がファイター中心であったのに対して今度はバトロイドの2作例、お遊び企画2作例の紹介。

1/100バトロイドバルキリーVF-1S(ア)
みすまるましい氏による。元祖有井キットベースでプロポーション補正、ディテールアップを
目指した作例。ただ何故有井ベースなのかは謎。この記事で語られたマクロスマニアの友人とは
やはり無宿氏のことであろうか。素直にカッコイイ。下腕腕はそのままってのがイカス。

1/100可変バトロイドバルキリー(フルスクラッチ)
造形無宿氏による過去のいずれのキットにもリンクしないオリジナル造形。
近年の氏の1/72可変に繋がるパーツ形状になっており
氏の趣向がうかがえる。差し替え無しの完全変型の一つの解。
マーキング/パネルラインははSOL型に影響されたものとなっている。

1/100ツインバルキリーファイター(有井ファイターキットベース)
1/100バルキリーファイター「ブラックタイガー」(有井ファイターベース)
ファイターキットベースのお遊び企画の作例。ツインは二機のバルキリーが
翼で繋がった機体。(飛行後、変型試験中にへし折れたという設定が付帯)
ブラックタイガーはヤマトの艦載機のあれを模したマーキングの機体。


*98/9
ハーフアイのVF-5000の発売に伴う高島氏自身による作例、
(ハーフアイのガレキVF-5000の取説に掲載の書き下ろし可変過程図版が小さく転載されている。)
河森氏と高島肇氏の対談あり。




*2000年以降の長谷バル発売以降の作例

*00/11 総力小特集「2001年超時空への旅」
まず新発売となったイエローサブマリン製ガレージキット1/4000マクロス要塞艦の紹介。
関係者インタビューと完成見本。原型は山田哲也氏となっている。
当時このキットのために宮武氏がリファイン設定を書き下ろしており、
誌上でも掲載(小さい上、全部見えないように嫌らしく完成見本写真が被せてある)
されているのだが、キットを購入してもインストには収録されておらず、
(筆者はこのためだけにキットを買っている。)長らく詳細不明であったが
05年6月発売の宮武デザインワークスにほぼ全部が収録された。
(表/裏の表紙がそれ。このほか破壊されたキヤノン基部や消失した
フォールドユニット部などの図版も収録されている……けどまさかあんなところに
載ってるとは…。)なのこのキットは初回特典でブリタイフィギュアのおまけ付きだった。

続いて発売直前の長谷川1/72VF-1の木型紹介と二宮氏の分析。
最後は1PでハーフアイのYF-19/21の紹介(高島氏の写真有り)と
やまとのYF-19トイの紹介。以上。

*01/4 アドバンスドバルキリー・セカンドミッション
1/72長谷川製VFー1の作例特集。
実在の航空機の資料写真などを配し、VF-1を窓口に航空機模型の世界を垣間見る企画。

まずは二宮氏によるオリジナル塗装2種

*MAC 89MAW VF-1G(ロービジの2色迷彩)
*SVF-2”ソニックバース”

同様にカラーリング替え作例2種

*生産2500機記念塗装機 製作 和田篤氏 原案 若島あさひ氏
(トリコロールカラーの幾何学模様迷彩)
*VQ-1 バルキリー 製作 峰 稔氏 原案 若島あさひ氏
(赤ベースにオレンジのストライプ迷彩)

いずれもキットベースのディテールアップ。二宮氏のVF-1Gは独自デザインの
ヘッドパーツとなっている。この4種のマーキングは後のクリア成形キット
(一般流通もあった。)の発売時におまけデガールとして付属された。

*航空機用語の基礎知識に付帯のVF-1Sフォッカー機作例 製作 長谷川製作所吉田かずのり氏

素組み。記事は本企画に沿った、航空機のディテールを解説したもの。
岡部いさく氏のイラストつきの解説文

*VF-1JストライクバルキリーSVC-8ブルーローゼス 製作 みすまるましい氏 原案 若島あさひ氏

この時点で発売前のストライクを旧イマイキットのスーパーパーツとの組み合わせで達成。
当然生じるディテールの落差を全く感じさせない超絶作例。もちろんキヤノン部分は自作。
イマイ部分で残っているのはフォルムのみ。

*VT-1バルキリー SVT-44 製作 造型無宿氏 原案 若島あさひ氏

当時は発売予定すらなかったVT-1をさらにガウォークまでの可変キットとして作製。
腕、足などを造型さんスタンダードな形状で自作、さらにキャノピーはVT-1仕様を自作、
さら総金属でコピーの上に磨きあげた独自のもの。
ミトン状でファイター時も収納されないマニピュレーター等、野心的な作例
レモンイエローの野心的なカラーリングも特記事項。スーパーパーツはもちろん自作。
やっぱ可変っすね。造型さん。

*VF-1Jバルキリー バトロイド SVF-113エニグマ(ナイトスクリーマー)
製作 小林速人氏 原案 若島あさひ氏

いわゆる長谷川ベースの「航空機としてのVF-1が可変したらこうなる」というバトロイド。
半可動のバトロイド固定モデルとして作製だが長谷川ディテールを残したまま自作部分と
バランスの取リ方は流石に小林氏。この時期HJ誌はガウォークまでの可変モデルをぶつけ、
しばらくのちに電撃ホビーマガジン誌はコンテスト入賞作品をぶつけてきていて、
この形のバトロイド製作はブームであったといえる。小林氏の本作はこれらの中で最も
ケレン味を廃したソリッドなもので、ある意味で一番航空機的であるのだが、逆に
最もバトロイドというキャラクター性/ヒロイズムを失ったものとなっている
これは「出来うる限り実在の航空機としてVF-1を模型化する」という長谷川の意図
が、同時に80年代の架空のロボットメカのヒロイズムを飛び越えてしまった結果ともいえる。
そういう意味で可変ロボット戦闘機の理想は深くておぞましい。
もしこのベクトルの作製に挑むのであればこのあたりが落とし穴なのかもしれない。

*みすまるましい氏によるF-14をベースとしたフォッカー塗装機

ノーズなどを改造してVF-1風にしたF-14。長谷川旧1/72(kシリーズ)なのが味噌。
どうせならドラゴン2だったらよかったのに。

このほかこの号はあさのまさひこ/黒須吉人/若島あさひ 諸氏による対談が載ってます。
(だれかマクロスが分かる人を入れて欲しかったんですが、、、、。なお表紙はテンジン氏の
長谷川A型キットのボックスアートでかっこいい。)

*01/8
スーパー仕様の発売に伴う顔見せ作例。このあとストライク発売に伴う特集記事は01/10に。

*1/72VF-1Aスーパーバルキリー(ハ) 吉田かずのり氏
スーパーパーツを装備したTV版一般兵士用A型として製作。

なお前項の限定版クリア成形キットはこの時期の販売。

*01/10アドバンスドバルキリーインアクション(スーパーバルキリーインアクション)
スーパー/ストライク/ウエポンセットの発売に伴う特集記事。
前回に続いてバルキリーを窓口に今度は宇宙機を考察する企画。

*VF-1Jストライクバルキリー(ハ) SVF-113エニグマ(ファイター) 小林速人氏
前回の長谷ベースのバトロイドのマーキングで作ったストライクのファイター。
キットベースならばここまでいけるって感じのいかした作例。ひゅ〜ひゅ〜。

*VF-1Jストライクバルキリー(ハ) SVF-113エニグマ(バトロイド、ストライク版) 小林速人氏
前回の長谷ベースのバトロイドにストライクパーツを追加したもの。
この人いいの作るよなあ。なにも申し上げることはありません。はい。

*VF-1Sストライクバルキリー(ハ) SVC-8 ブルーローゼス(ファイター) 仲島一光氏
前回はみすまる氏がスクラッチで手がけたストライクファイターを今度はキットでリトライしたもの。
塗装の解釈も変わっており、企画に沿った宇宙空間での汚れを考察。

*VF-1Jスーパーバルキリー(ハ) with エクストラブースター ハイエンジェル 二宮茂樹氏
スーパーバルキリーの背面に大型のブースター、脚部のスーパーパーツに細身のブースターを
追加した試作機体。プラスに登場した記録収集用VF-11のイメージなのだが、
背面はともかく足に付いてるブースターがホントに付けただけなので個人的にはあんまりいただけない。
ソ連のロケットのプラモのそのまま流用だし。

このほかこの号は長谷川担当者のインタビュー(発売後のユーザーの反応など興味深いものがある。)、
例によって岡部いさく氏の用語解説、さらに使えるスーパーバルキリーの設定資料が収録されている。
(背面スーパーパックのミサイルユニットを分離した状態の図版はこれのみの収録。
このほかマクロスムービーの書き下ろし図版の再録が多いのでそういう価値は高い)
せっかくなんだからクラブMの1/48も扱って欲しかった。表紙はエニグマ(ファイター)の合成。



*02/4
しばらく遅れてのVT/VEの発売に伴うの小特集。
例によって岡部いさく氏による解説付き。今回は実機の練習機と偵察機に言及。

*VT-1(ハ) 吉田かずのり氏
劇中の状態をキットそのまま再現、基本的な作例。

*VE-1(ハ) 仲嶋一光氏
これもキットを大きく変えない作例、劇中仕様としてディテールアップしたもの。

*VE-1 AEW VE-1(ハ)改造 二宮茂樹氏
オリジナルの大気圏内用早期警戒機。背面/バックパック/機首に半埋め込みのレドームを
持ったカモノハシ状の機体。おもしろいんだけど荒くないっすか?

*VE/A-1B SCARECROW VE-1(ハ)改造 英国紳士氏
背面スーパーパックを延長してた上、左のパックに三人目のコクピットを増設した
三座機。また、機体下面にハードポイントとして主翼を一枚増設し、
反応弾を搭載しており、円盤レドームはそのままなので電子戦闘機なのだそうだ。
バックパックの裏にもプラウラーの尾翼がくっついていたりで個人的にはようわからんのですが、
実機の世界でもこういうのも有りなんでしょうか?風紋さん。

*02/6
長谷川YF19発売に伴う特集、
アドバンスドバルキリーインアクション”ジ・エクスカリバー”。
二宮氏によるYF/VF-19のマーキング集(TIAマクロスプラスの再録ではない新規マーキング)
と解説、これに伴う作例、そして例によって岡部いさく氏による用語解説。以下に作例列挙。

*YF-19試作三号機”エンタープライズ” YF-19(ハ)改造 若島あさひ氏
黒主体の不気味な機体。変型過程の状態の固定モデル、よって全面に手が入ったスクラッチに
近い作例。

*YF-19試作四号機 YF-19(ハ)改造 小林速人氏
赤のストライプの機体、基本的に素組みだが、機首のピトー管とビーバーテール(?)の
スピンシュートの増設がミソ。

*YF-19試作六号機 YF-19(ハ)改造 造形無宿氏
上記四号機を青ストライプにしたようなマーキング。作例は長谷ベースで完全変型とした
凄まじいもの。ほぼ破綻のない3モードのプロポーションを誇る。
ミソは胸の下部が内側に逃げて、太股の裏に干渉しない点。(ハーフアイのとは逆の考え方)
まいったねこりゃ。

*VF-19A エクスカリバー 第8721戦術飛行隊 セプターズ YF-19(ハ)改造 鈴木裕行氏
生産型の実戦機。ブルーグレー二色の迷彩。

*VF-19ES ミステリーシップ2 YF-19(ハ)改造 吉田かずのり氏
速度記録挑戦機、上面はメタリックレッドに流線を加えたマーキング。裏面は
広告ロゴとしてMGお得意のテキストのデカールを駆使。さらにやや独自デザインの
フォールドブースターを装備。

*1/72スホーイS-37ベルクート タミヤ/イタレリ 雅樹氏
いわずもがなロシアの実機にYF-19のマーキングを施したもの。

まいったねこりゃ。(なお河森氏によればYF-19のモデルはX-29だそうです。)

作例は以上。このほか二宮氏と河森氏の対談記事あり、(最初からこのシフトにして欲しかった。)
昔からインタビューに出てきていた河森氏が幼少のころ愛用していたブロックトイは、
フィッシャーテクニックという名称だそうです。また、長谷川VF-1の尾翼変型解釈は
(片側で2回折れ曲がる変型)河森氏的にはやり過ぎだそうです。げ〜。
この対談、いままで言われてたことの確認も多いのですが、色んな意味でモデラー諸氏には
伸び伸び作ってくださいといったメッセージが強いので読むと元気がでます。


(今後もMG記事の記録を追加予定なんだけど、このあとは結構普通のレビューだからなあ。)


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それでは同時期の一般MOOKに掲載された作例全般に行く。〜その2、MOOK作例100本ノック編〜


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