発達障害児レッスンアプローチ  

〜 ピアノの先生方へ 〜
一緒に発達障害の方々への門戸を広げていきませんか?
発達障害の方々の純粋な心は、私たちの頑なになりがちな心を和らげてくれます。
是非「伝えたいこと」の中にある私の文章を読んでみてください。
私が生徒たちからもらった、たくさんの暖かな心を感じていただけるのでは・・・と思います。


発達障害のお子さんに出会って5年。(2006年現在)ひまわり勉強会で知り合った先生方のお陰で、いろんな引き出しができてきました。そして、引き出しを作るための「発想」の地盤が整ってきたように思います。

ここでは、これまで増やしてきた引き出しの数々をご紹介していこうと思います。わかりやすくテーマごとに分け、レッスンアプローチを簡単な文章にしたものなので、ただひたすらそれらの練習をこなすだけに見えてしまうかもしれません。

しかし、私がレッスンで大切にしたいと思っていることは、
「和やかさ」
「朗らかさ」
「楽しさ」
「音楽性」です。

心がワクワクする音楽的なレッスンを心がけながら、このような引き出しを用いたいと思っています。

また、生徒さんたちの生きる世界を知ろうと思うことも続けていきたいことのひとつです。子どもと大人の視点がまるで違うのと同様に、発達障害の方々と私たちの視点も違うものです。私たちにとっては当たり前のことでも、発達障害の方々にとっては当たり前ではないことがたくさんあります。

発達障害の方々は、私たちの視点に自分たちを合わせようと一生懸命努力してくれています。しかし、私たちが彼らの視点に歩み寄ることも大切なのではと感じます。お互いの歩み寄りによって、信頼関係は築き上げられるものですし、音楽のあるレッスン風景にはそんな歩み寄りが似合います。

最後に、彼らのひたむきな努力と、驚くほどの辛抱強さについてお話させてください。私にはとてもとても真似のできない忍耐力です。生活することそのものが努力の連続。靴下の履き方、靴の履き方、ひもの結び方、箸の持ち方、道路の歩き方、人との交流の仕方。靴などない社会に生まれていれば、そんな訓練は必要なかったでしょう。箸など持たない社会に生まれていれば、もっと気楽に食べられたでしょう。本音と建前のない社会に生まれていれば、もっと楽に人と交流できたでしょう。でも、彼らは私たちの社会で生きていかなければならなく、そのために日々努力してくれているのです。

それら日々生活する中での努力は、私たちの想像を超えた大変な作業だと思います。本当に、よくイライラせず投げ出したりせず、がんばるものだと感心させられることばかり。そんな日々の努力が、彼らの真面目で誠実な性格を形成してくれているのでしょう。ピアノのレッスンでの彼らの努力は、本当にすごいものです。

「できる」「できない」ではなく、そういう彼らの真面目でひたむきな努力と誠実さを認めること。これが一番大切だと感じています。そして、私はそんな彼らに敬意をはらってレッスンしていきたいと思っています。



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