『自分を育てる』

寄稿者:中嶋@管理人


最近私の中で流行っている気持ち。それが「自分を育てる」という気持ちです。きっかけはピアノでした。ピアノって買うときにいろいろ吟味し、気に入ったピアノを見つけることも大切。でも、一番一番大切なのは、そのピアノを育てていくこと。ちゃんと弾いていてあげないと、ピアノはふてくされて鳴らないピアノになってしまいます。安いピアノと高いピアノ。弾かれていない高価なピアノよりも、ちゃんと育ててもらっている安いピアノの方が気持ちよく弾けます。最近うちのピアノ(とはいえ、置く場所がなくてアップライトではありますが・・・(T-T))すごく鳴りがよいのです。購入して5年目。とにかく良い音がします。ピアノの購入を考えている生徒さんにお話していたとき、そのことも話題になり改めて「そっか〜。ピアノって育てるものなんだよなぁ〜。」と思ったのでした。

先日、同じCDを間違って購入してしまい(^-^;A、その中に生徒の好きな曲が入っていたので、そのCDをその子にプレゼントしてあげることにしました。そのとき、何故CDをプレゼントするのかも説明しました。いい音楽をたくさん聴いて、耳を育ててあげてほしいの・・・と。とても才能のある子なので、才能というものについて説明した後、
「だから、○ちゃんはその才能を自分で育てていかなきゃいけないんだよ。」と言ったのでした。そのとき、何気なく言った言葉ですが、「自分を育てる」という言葉が妙に気に入り、なんかワクワクしてきちゃったのです。「なんか自分を育てるってワクワクしない?先生もね、自分のこと育ててるんだよ!これからどんな風に自分が育っていくのかって考えると、すっごくワクワクするね〜!!」ワクワクしてるのは、生徒じゃなくて私。(爆)

このとき以来、
「自分を育てる」という気持ちが、私の中で大きく大きくなりました。テレビゲームでロールプレイングゲームや馬を育てるゲームがありますが、そんな架空のものを育てるよりも、現実の自分を育てることのほうが、ずっとずっと魅力的で面白い!!そう思えたからです。ゲーム感覚で自分を育てるなんて変かもしれないですが、ワクワクしてきちゃうんですよね。どんな風に育てようかな、どんな風に育つかな・・・そんなことを考えながら自分を育てる。今までそんなこと思いもしなかった。「育てられてる」という意識はあっても、自分で自分を育てるなんて意識、これっきしもなかったのです。だから、この言葉が新鮮に響いてきたのだろうと思います。

考えてみれば、「今のままじゃだめだ」と自分に必要だと思うことを、この1,2年課してきた経緯があります。そして、実際に成長してきた自分にも出会っています。今まではどこか職業柄義務感のようなものもあって学んできましたが、「自分を育てる」という意識からは義務感ではなく、楽しさを感じます。「自分を育てなきゃいけない!」と義務的に考えるのではなく、
「育っていく自分を楽しむ」という気持ちがそう感じさせたのだと思います。

花はすぐに枯らしてしまう私ですが(^-^;A、自分は枯らさないように上手に水をあげていきたい。生徒と一緒に自分を育てていこう。そのワクワクする気持ちがたまらなく、「自分を育てる」という響きに酔いしれるのでありました。(笑)