『調子のよいとき悪いとき』

中嶋@管理人


以前からレッスンをしていて感じることを、書いてみたいと思います。レッスンをしていて、全体的に生徒が調子のよいときと、悪いときがあります。みんながなんだかダラダラしているように感じるとき。みんなが集中してレッスンに取り組んでいるとき。もちろん、それぞれの生徒にはそうなる背景があったりするのですが、理由はそれだけではない、と思うのです。むしろ、原因は生徒側にあるのではなく講師側にあることの方が多いのではないかと。

これに気づいたのは、某音楽教室のグループレッスンをしていたときでした。5人のグループだったのですが、調子の良いときと悪いときの差が激しかった。これは私の力量不足にほかならないんですね。毎回毎回、何故今回のレッスンは上手くいかなかったのか、何故今回のレッスンは上手くいったのか、かなり考えさせられました。中には、お外が晴れていて外で遊びまくり生徒自身が疲れていることが原因だったり、雨が降っていて体を動かせずに体力が有り余っていることが理由だったりします。しかし、これらの理由に即気づき対応する柔軟なレッスンというものがあるはずで、それが上手くできたときは、やはりレッスンもよいものになるのでした。

これはグループレッスンだけではなく、個人レッスンにも言えることなのだと、ひしひし感じています。私自身の体調が悪いとき、レッスンもやはり覇気のないものに・・・。私がエネルギー充満していて集中しまくりのとき、やはりレッスンは充実してきます。私のバイオリズムがそのまま生徒に反映するんですね。もちろん、完璧なバイオリズムを備えた講師などいるわけはなく、人間なのですから精神に浮き沈みがあって当然なのですが、いかにレッスンに対する影響を最小に留めるか・・・は講師が常に気を遣っていなければならない点なのではないかと思います。

私はもともと浮き沈みの激しい性格で、調子のよいときは、たぶん普通の人の何倍もエネルギッシュ。(笑)調子の悪いときは、かなり落ち込みまくりなにも手につかなくなります。この年齢になって、それらをある程度コントロールできるようになってきて、生徒に対してはある程度一定の精神状態で接することができるようになりました。しかし、やはりどこかに影響が出てきてしまう・・・・。心身ともに疲れている時、分析能力やそれに対応する能力は低下してしまいますし、生徒の状況に柔軟に対応する能力も低下してしまう気がします。それに気づくのは、一日が終わり、1日のレッスンを振り返った時です。そうすると全体の雰囲気が見えてきて、自分の情けなさが丸見えになるんですね。

充実したレッスンを毎回毎回していくというのは、精神力を伴うものであり、それを持続させなければならないというのは大変なものです。自分がイライラしているからといって、生徒に当たってしまうようなことはありませんが、精神的に不安定な要素を持っている状態でレッスンしたときに、それがレッスンの雰囲気に反映してしまうのは、イライラして生徒に当たっているのと同じようなもの。この自分の精神をコントロールするというのは、もともと浮き沈みの激しい性格を持つ私の人生における課題のようなものですが、これはレッスンについても言えることなのですね。

講師も人間。常に安定したバイオリズムを維持するのは無理ですが、レッスンに影響を与えないような努力はしていかなければならないでしょう。よいレッスンをしていくためには、自分自身をもっともっと知っていく必要があるのですね。