clun144
F-16 Fighting Falcon
小型軽量戦闘機F-16です。ディテールとシャープな成形、デカールの美しさではDRAGONが優れていますが、インテーク、ノーズ、キャノピーの形状がおかしく、そのまま組むとどうしてもF-16らしくありません。F-16の表情を決定づけている部分だけに残念です。キャノピーは、やはりこのスケールでは難しいのでしょうか、各社とも合格とは言えません。私もDRAGON製を組んだ際、インテークとキャノピーを自作しました。インテークの形状は有井製が最も特徴を捉えています。

DRAGON
 4553
F-16A トラ模様のベルギー空軍仕様です。
DRAGON製はキャノピー、ノーズ、インテークさえ(?)修正すれば、相当のレベルのモデルに仕上がります。
別添えの説明書には、NATO各国の尾翼の違いが記載されています。
DRAGON
 4004
F-16C/Su-27 F-16CとSu-27のセット。
F-16C、Su-27とも、単品ものと変わりません。F-16Cのデカールはすごいです。
こうして両者をセットにするとSu-27のスケールが小さいことが際立ってしまいます。実機はもっと大きさに差がつくはずです。
有井製作所
 23006
F-16XL デルタ翼の試験機XLです。今はNASAに所属しています。
もともとエルエスの型と思われます。インテークやノーズは良く特徴を捉えています。
AIRFIX
 00104
F-16XL 有井のF-16XLと部品配置が同じ金型ですが、F-16の特徴である背面の模様がかなり大雑把。その他のモールドも甘くお勧めできません。いわゆるデッドコピーといえるでしょう。
ACADEMY
 4436
最近、他スケールでは元気のいいACADEMYですが、1/144シリーズでは今一つです。
キャノピーをはじめ、そこ、ここにおかしいところが目立ちます。ぜひ手を抜かず、大スケール並のキットを出して欲しいものです。