The History of "Cinderella Search"

 

 

1986

仲村(Vo)、加藤(B)を中心にCinderella Search 結成。最初はマリリオン等のカヴァー・バンドとしてスタート、ライヴを重ね徐々にオリジナル曲を増やす。メンバーは常に流動的であった。

 

1990

新メンバーに美ノ辺(Vln ; Un Known, Azoth)を迎え、個性的なサウンドを目指す。

 

1991

仲村(Vo)、加藤(B)、横山(G)、美ノ辺(Vin)、山下(Ds)、市原(Kb)というラインナップで、デビュー・ミニ・アルバム"Cinderella Search"を自主製作でリリース。吉祥寺Silver Elephant主催の定期イベント"Progressive Rock Battle" (春・秋開催)にレギュラー出演。
以後、このイベントには毎年参加。ほどなく山下(Ds)、市原(Kb)、横山(G)が離脱、藍(G)、高橋(Ds:元Lavender)と竹内(Kb;元Marge Litch、現THYNKF)が参加した。

 

1992

仲村、加藤、美ノ辺、藍、高橋、竹内の第1期黄金期とも言えるラインナップでプログレ系のインディーズ・レーベル、Made In Japan Records企画のオムニバス・アルバムに参加。

 

1993

ファースト・フルレングス・アルバム"Cinderella Search"Made In Japan Recordsよりリリース。吉祥寺Silver ElephantにてCD発売記念ライヴ。アルバムは海外でも紹介され、新人としては比較的高い評価を受ける。
しかしツアー後、竹内(kb)と高橋(Ds)が相次いで脱退し元ヴァーミリオン・サンズの的場(Ds)が加入した。

 

1994

仲村の地元、新潟Junk Boxにてギグ。定期ライヴ以外では初の地方公演が実現。キーボードは竹内がヘルプで参加。

 

1995

永嶋(Kb)を迎え、葛飾区が主催する音楽イベント"葛飾区民コンサート"に出演。ライヴ・ハウス以外では初のホール・コンサートを経験。この頃までにファースト・アルバムの初回プレス完売。メンバー固定かと思われたが的場(Ds)が脱退してしまう。

 

1996

Made In Japan Recordsよりセカンド・アルバムの話が来るも、メンバーチェンジなど、幾たびかバンドの危機にみまわれ断念。自己のレーベル"Fuefuki Records"の設立に向けて準備開始。このころ募集広告で新メンバーに石森(Ds)が加入。

 

1998

定期ライヴ活動を地道に続けながら、なんとかセカンド・アルバムのレコーディング開始。メンバーは仲村(Vo)、加藤(B)、美ノ辺(Vin)、藍(G)、永嶋(Kb)、石森(Ds)で第2期黄金期と言えるラインナップであった。ところが録音中に藍(G)、永嶋(Kb)が相次いで脱退。
当時ライヴでコーラスで参加していたKAMEこと穐山(Kb:元RoughYellow Christian、現Machine Messiah)がそのまま正式に加入し、ギタリストにはそれまでストーリーテラーとして参加していた奥秋が迎えられた。

 

2001

幾多の苦難を乗り越え、セカンド・フルレンス・アルバム"Stories Of LUMINOUS GARDEN"をリリース。吉祥寺Silver ElephantにてCD発売記念ワンマン・ライヴを敢行。待望の大阪公演も実現した。
そして長らくコーラスとコスチュームアーティストとしてバンドに関わってきたミツモトもこのころ正式メンバーとなった。

 

2002

1993年に発表していたファースト・アルバム"Cinderella Search"を、リミックス・リマスターし未発表曲を追加した形で、自己レーベルFuefuki Recordsより再リリース。バンドは順風満帆に見えたが、ヴァイオリニスト美ノ辺と奥秋(G)が相次いで脱退を表明。

 

2003

バンドの転機と考えた仲村はヴァイオリニストは補充せず、ギタリストとして井上(Machine MessiahRockburger、はなわか等)に参加を要請しサウンド的に原点回帰をはかる。ここに第3期黄金期とも言える現在のラインナップ、仲村(Vo)、加藤(B, G)、井上(G, Vo)KAME(Kb, Vo)、石森(Ds)、ミツモト(Vo)が集結した。KAMEが発案し仲村が書き下ろしたSF小説「ネクスト・ワールド」を元に、コンセプトアルバム、組曲「ネクスト・ワールド」の制作に着手。

 

2004

1stアルバム以前に出していたデビュー・ミニ・アルバムに、ライヴでおなじみであったレパートリーの新緑や未発表ライヴ音源を含んだコンピレーションアルバム「Old Materials」をFuefuki Recordsより発表。このアルバムでは旧メンバーもレコーディングに参加している。同時に、組曲「ネクスト・ワールド」の楽曲も出揃い、ファンの反応を見る意味で「ネクスト・ワールド」プレビューワンマンライヴをシルバーエレファントにて開催。好反応を得てレコーディングに突入した。

 

20052013

各メンバーがそれぞれ人生の大きな波にのまれ、バンド活動が停滞気味となる。もちろん録音は遅々として進まず、シンデレラ・サーチ号は暗礁に乗り上げてしまう。さらにネクスト・ワールドの録音中、仲村が発声障害を患い、よもやそのヴォーカリスト生命は絶たれたかに見えた。しかし、地道なリハビリの末、ようやくどん底から這い上がった仲村は、少しずつレコーディングを再開。

 

2014

10年振りのスタジオ録音フル・レングス・アルバムにして、収録時間も73分に達する完全なるトータルコンセプトアルバム 組曲「ネクスト・ワールド」がついに完成。ニューアルバムをひっさげて、久々のライヴ活動を再開した。