料理とワインの店:BISTRO KRI-KRI
   

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  その四 村の風習
   
   

 場所や規模にもよるが、それでも日本では独自の風習を残している村がまだ沢山ある。現に主人夫婦の通っている村には幾多の素晴らしい風習が残っている。
  まず祭である。古い面が保存されていて、付随する舞いも継承されている。そういうものに触れたとき、人は郷土というものの持つ磁力に圧倒される。またその一員に加えていただく光栄に身も震わんばかりの感慨をおぼえる。


 しかしそこには現代では受け入れにくいものも、また存在する。その中の一つに女人禁制がある。祭を取り仕切るのも演ずるのも男でなければならない。それはいい。それが伝承であるというなら、それはそれで大事な信仰であるだろうし文化個性である。
  女は準備を兼ねた酒席にも出席できないが、それもゆずって良しとしよう。第一、出ないですむなら、その間、自分の時間が持てようというものだ。村はそうやって男女とも合意の上で何十年、何百年と過ごしてきた。
 

 そこへ都会人がまぎれ込むと、ことは複雑になる。祭の前夜祭に夫が誘われる。夫は喜んで妻と出席する。それが礼儀だと思ったからだ。
  村人は戸惑ってしまう。来てはならない者がくっついてきてしまった。帰れとも言えない。人柄のいい長老格がいれば「奥さん悪いねえ、風習で女は入れないだよ」とやんわりと断ることができる。
  たまたまその人がいない場合がある。そんな時、村人は戸惑いを冗談で紛らそうとする。挙句、「奥さんは子どもがないから男と同じだ。いてもいいだ」とくる。これは実は好意なのである。大変な譲歩なのである。しかし言われた方はそうは取らない。内心激昂し、家に戻ってからひと悶着起きるのである。

 こうやって誤解が誤解を呼び、都会人と村人の溝はますます大きくなる。

   
 

 

   
   
   
 

 教訓 村ノ風習ハ、タトエ理不尽ト感ジテモ尊重セネバナラナイ

 

            つづく

   
 
 
     
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