料理とワインの店:BISTRO KRI-KRI
   

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  その八  畑仕事
   
   

 

 借りるにしろ買うにしろ、家が決まれば畑が欲しい。こちらは当分借りるしかない。農地を買うに際しては様々な制約がある。昨今はだいぶ緩和されたが、ワタシの男主人が畑を買おうとした20年前には、農業従事者でなければ農地は買えず、農業従事者になるにはある一定規模の農地を所有していなければならなかった。つまり不可能だったのである。

 しかし借りるとなれば資格は問われない。第一、農地はいっぱい空いている。借り賃も安い。条件にもよるだろうが、男主人が借りている畑は実に300坪、これが年間で1万円。それで野菜が取れ放題なら、高速料金やガソリン代をかけて通っても損はしない。

 しかし、それには約束事がある。一にも二にも畑をきれいに保つこと。雑草をはびこらせてしまうと害虫が増え近隣の畑に迷惑をかける。雑草だけならまだしも、気を許すと、木まで生えてしまう。都会人が植物の繁殖力のすさまじさに驚かされるのに時間はかからない。とにかく毎週除草しても追いつかないのだ。畑を畑らしく保つことの難しさをすぐに痛感することになる。また、きれいにしておかなければ貸してくれるお百姓さんの顔をつぶすことにもなる。苦情は直接あなたには来ず、持ち主にいく。

 男主人の畑は、悲しいかな、今やススキとニセアカシヤの園と成り果てている。ススキは頑丈で始末に悪い。根こそぎにするにはそれなりの機械を導入しなければならない。ニセアカシヤにいたっては木であるから、その脅威は推して知るべし。近隣の畑への日照問題もある。

 なぜこんなことになってしまったかというと、男主人が交通事故で入院している期間があったからだ。その間に、精魂かたむけて育てた50株のラベンダーは見事に盗まれ、ブルーベリはばっさり切られ、ついでにバイクまでなくなっていた。ニュースで農作物の盗難が報じられるが、数年前からこの手の犯罪は横行していたことになる。気の毒がって村人も苦情を言ってこない。それが不幸中の幸いと言えるかどうか。 (つづく)

 

 

   
 

 

   
   
   
 

教訓 畑ハ手入レヲ怠ラズ、小規模ニヤレ

 

            つづく

   
 
 
     
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