料理とワインの店:BISTRO KRI-KRI
   

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  ますたーのおくさんのこーなー  
     
  いぬけい  
     
 
左:MAY 右:十兵衛
撮影:岡崎伸彦
 
     
  犬もあるけば  
     
 

  東京でのハヤテとの散歩はほとんど自転車を使っていた。速度の相性がすこぶるいいからだ。
  住んでる場所がら、原宿、新宿、千駄ヶ谷あたりが散歩コースだが、これは時を選ばないと人ごみにナンギする。犬も心得ているから、奇声やら激突やらの人ごみ独特のアクシデントには動じないのだが、なんせ量がいかない。それにいつも同じようなコースだと人間の方が飽きてしまう。たまには違う場所を歩いてみたい。
 

 というわけで、車で隅田川まで行ってみた。小さい頃によく連れ歩かれた懐かしの場所である。
 いい日よりだった。ハヤテも川の匂いに目を輝かせ鼻をひくひくさせていた。泳げないくせに水が好きなのである。
 駒形橋から吾妻橋、言問橋から桜橋と、在原業平のことでも思いながら、ゆっくりとたどってみたのである。

「むかし男ありけり。いま女ありけり。ここちよい風にさそわれて川べりを歩けば、白き鳥、水にうかんで遊びけるを、その名を都鳥というと人びと申しはべりけるを聞きながら、そろそろ小腹も空きて、名物の甘味処はありやなしやと、さがし当てればその店すでに、あまたの老若男女クチャクチャと甘味を食しておれば席もなく、土産にせんとケースをのぞけばバラ売りはすまじの構え、せんなく『六個入り一箱』と申せば、およそ業平とは似ても似つかぬメガネ猿、返事もせずに奥へむかって『つぎ、六個ね』と大音声あげ、後から『十個入り三箱、六個入り五箱ちょうだい』と、のたまいし女房を先にしてニコニコと紙袋までつけしを、こちらは待たされたあげく礼の言葉もなきに、うちしおれて外へ出れば供の犬クンクンと六個入りに近寄らんとするをつき放し、欄干にもたれて甘味を食せば、五個までで胸焼けのはげしからなん今宵より、残りの一個は明日にせん、とて手がすべりポチャンと水中に沈みしを、欄干の先の黒き鳥アホーアホーと鳴きたれば・・」
 
 自分でもなにを書いているのかわからないから、もうやめよう。

 

 
     
 
     
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