料理とワインの店:BISTRO KRI-KRI
   

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左:MAY 右:十兵衛
撮影:岡崎伸彦
 
     
  チョンとチョンチョコリン  
     
 

 

 さてチョンチョコリンにしろチョン(自分でもどういう意味かわからない)にしろ生殖器官なわけだから、その方面の厄介さも尋常ではない。種の存続を担う以上、任務は厳粛である。激務でもある。心臓への負担はバカにならない。筋肉だって疲労する。そこで快感というスパイスが登場する。これ無くして、誰も命の継承のお仕事に励みはしない。
 このスパイスが、時に効きすぎて厄介というわけだ。
人間もそうだが、犬もスパイスまみれのやつがいる。危険きわまりない。トラブルを避けるために去勢は常識になりつつある。これをせずしてうまくいくのは、牽制欲が生まれつき弱いか、警察犬のように完璧な服従訓練が入った場合だけである。
 ドーベルマンは牽制欲の最も強い犬種である。素人が、しかも去勢もしないで飼うなんて、だから非常識極まりないことなのだ。昔は犬も歩けば棒にあたったが、今は犬が歩けば必ず犬にあたる。去勢やむなし。
 

 それなのに、どうして十兵衛の去勢をしなかったのか、又しないのか、うまく説明できない。子供を取りたいと思う気持ちが無いわけではない。しかし積極的にお嫁さん探しをするでもない。行き当たりばったりで出会いがあればと思うが、あまりドーベルのメスに出会わない。たまにいてもスパイスの強い犬だから敬遠される。結局、十兵衛と二人(?)っきりでいることが多い。
 思いを遂げさせてやれないのなら、去勢しないのはかえって可愛そうだと人は言う。その通りだと思う。それでも愚図愚図している。大変さが好きなのかもしれない。それと、犬との二人っきりが。
 ところで十兵衛の方はどうだろう。気持ちを聞いてみようではないか。

「お嬢さんがた、私のスパイス室へようこそ。ブルのモンタです。さて、今日のゲストは十兵衛サンです。早速ですがね、ご自分のスパイスが強くなったと感じるときは、どんなときですかね?」
「メスが存在を振りまくとき・・」
「なんか映画のタイトルみたいだな、ま、いいや。で?何か気を紛らす方法は?」
「フリスビーやボール遊び・・」
「正直、そんなんで紛れますかね?」
「まあ、その時は・・」
「紛れて、どう?」
「思いが・・斜めになっちゃって・」
「斜め?」「人間に向いちゃって・」「アリャリャ」
「若い子に・・・だけど、ぐっと歳の女性も」
「歳の、というと?」
「ボスと同世代の・・なんか親近感もっちゃって・・・この間も腰の曲がった人にしがみついちゃった・・・」
「ララララ」
「もう帰ってもいい?なんか落ち着かなくなっちゃって・・」
「なるほど、ここは年配の人間が、いや、お嬢さんが多いからね。それにしても、フーン、斜めねえ。ホイヨッ、時間?イヤイヤイヤ、今日はありがとうござんした。皆さん、気の毒な十兵衛サンでした」

 

 
     
 
     
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