料理とワインの店:BISTRO KRI-KRI
   

ホーム
  ご来店になる前に
  歴史
  お知らせ
  メニュー
  最近のおすすめメニュー
  おすすめワイン
  マスターのコーナー
  マスターの奥さんのコーナー
  おもろいお客さん
  花族
  畑情報 嵐のち晴れ
  地図
  更新情報
   

 
 
  ますたーのおくさんのコーナー  
     
  ひびこれぎもん  
 
 
  某月某日
   よく行くコンビニで一つ不快なことがある。若いオ兄チャンがつり銭を上から落とすのだ。お札を受け取るとレジに入れ、無言でつり銭を数え、こちらに提示することもなく、ひとまとめにして掌に落とすのだ。少し上から本当に落とすのだ。レシートはレジにくっついたままである。いちいちレシートなど貰う人がいないのか、「レシートください」と言わなければくれない。「温めますか?」とか「スプーン入れますか?」とか言うくせに、「レシートいりますか?」とは訊かない。いやいやスプーンは黙って入れることの方が多い。その度に「あ、いりません」と言わなければならない。卵は別の袋に入れてくれるくせに熱いお茶と冷たいジュースは一緒の袋である。別のコンビで「袋をわけますか?」と女性定員に訊かれたときは感激したほどだ。
 

 それらのことはともかく、なぜつり銭を落とすのか。最初に考えることはこちらが婆だからだろうかということである。爺でも同じだろうか。それほど若い人は年寄りとの接触を嫌うものなのか。そのいい例として、袋に物を入れてくれたあと、手の部分をこれもなぜか細く丸めてくれる。多分、その方がもち易いと考えてのことなのだろう。とにかくマニュアル通りにやる。問題はその後だ。手の部分を持ってこちらに渡す直前にさっと自分の手を引く。こちらは「おっとっと」という感じである。もちろん袋はカウンターの上にあるから問題はない。しかしこれがさもさも嫌そうなのだ。だったらグルグルやってくれなくて結構、という気分になる。だから受け取るときは袋の下の方を両手で引くことにしている。それも相手が放す直前にである。そうすれば不快な思いをしないで済む。
 

 さて、つり銭である。おつりの中にお札があれば、先に渡されたそれを台にしてそこへ細かいつり銭をのせさせるという手がある。しかしいつも五千円や一万円を持っているわけではない。第一、今はなくなったが少し前までその店では「つり銭が足りないのでなるべく細かいお金でお願いします」と書かれていた。大きなお金を出すのも気が引けるのだ。
 

 ある人にその話をしたら「それは触られるのが嫌なお客さんがいるからよ」と言われた。えっ、こっちの手に触ってしまうのが嫌なのじゃなくて、お客さんの方が嫌がるわけ?
 なるほど、近頃は潔癖症の人が増えて電車のつり革も持たないと聞いたことがある。それでコンビニのマニュアルに「お客さんの掌にはなるべくタッチしないように渡すこと」なんて書かれているのだろうか。
 だったらなぜ、つり銭用トレーを置かないのだろう。そうすれば双方共に気を遣うことはないはずだ。スーパーなどではレジの横にくっついているではないか。たまにカウンターに置くと「お金はこちらへ置いてください」なんてわざわざトレーにのせてからレジへ入れる怖いおばさんまでいる。人間とは一度習った手順なり決まりなりは守らないと気がすまない動物らしい。実に融通性のないことである。
(この文章を書いてから二週間ほどして、そのコンビニではレシートにつり銭をのせて渡すようになった。しかし、つり銭がかたまったまま渡されることは同じである。それも早く直してね。つり銭を間違って渡された利用者より)

 

   
   

 

 
 
    「犬系」も読む
     
    ページの一番上へジャンプ