料理とワインの店:BISTRO KRI-KRI
   

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  某月某日
   新札が出て半年が経つ。
 近頃はだいぶ慣れたが、というより気をつけるようになったが、当初五千円札と一万円札を間違えて往生した。
  ある時、一万円貰ったはずが五千円であった。両方で間違えたのである。知人だったから電話をして残りを貰ったが、首を傾げている相手を前に、たとえ損をしても電話すべきではなかったと悔やんだものだ。
 

 二千円札が出てすぐの時にも、コンビニで七千円のお釣りの中にこれが入っていた。つまり四千円しか貰わなかったのである。一見、五千円札に見えてしまった。すぐに気づけば相手に言えたものを、生憎気づいたのは二日後であった。悔しくて、以来二千円札を貰うと何となく嫌な気がする。
  先日も郵便局で「二千円札が入りますが宜しいですか?」と訊かれて「入れないでください」と答えてしまった。オッチョコチョイだから間違わずに使いこなす自信がない。しかし、このように親切に言ってくれる人は少なくて、だいたいは黙って入れる。新しい三種類のお札も混じるわけだし、非常に疲れる昨今の金銭授受である。

 先日、あるスーパーでお釣りをもらう時、レジの中から交互に手をのばして千円札を出しているのを見た。新札と古札を混ぜてくれるのである。レジにそんな余りのスペースがあったことが驚きだった。もともと空いていたのか二千円札用を転用しているのか。その場合二千円札はどこへ行くのか。そうかトレイの下か。店によっては「一万円入りまーす」と大声をあげて入れる、あの場所だ。常々あれを不思議だと感じていた。「私は不正をしません」という意味だろうか。だいたい受ける側も「ハーイ」とか言ってるけど、いちいち覚えているとも思えない。客の前であんなこと言い合うメリットがあるのだろうか。しかし二千円を入れるときには「二千円札入りまーす」とは言わないだろうな。二千円に声を上げるなら千円札にもやらなければ野口英世だって怒るだろうし、コインだって黙ってはいまい。レジはやたらに忙しくなり、そのうち客の方が「おいっ、まだかっ?」と不満の声を上げたりして。だからやっぱり「大きいお札」のみ「入りまーす」

 新札、古札の話に戻る。
 このスーパーではレジが顔見知りだと新札ばかりをくれる。おっさんが立つと古札だけだ。スーパーの方針は「バランスよく使用するように」となっているのだろう。それが好きな人だとつい新札ばかりを、ババアにゃ古札でいいや、となる。
 使うこちらも古札から使う。財布の中はきれいなお札だけ残したいという心理、感情である。勘定と感情とは、なにくれ切っても切れない間柄らしい。
 しかしまあ、新札であれ古札であれ、財布に入っていれば幸せというものだ。偉い人たちは事あるごとに景気は上向きだと言うが、それは景気の良い人は良く、悪い人はそれなりに、という意味だ。人生イロイロなんだから。

 

   
   

 

 
 
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