料理とワインの店:BISTRO KRI-KRI
   

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  某月某日
   出かけねばならない。通勤ラッシュの時間帯である。ふと足が止まる。世は「女性専用車両」の時代だ。一体どこへ乗ったらいいのか?
 むろん女性だと自負はしている。しかし、世の人々がそう見てくれるかどうかは別問題である。しかも女性専用車両出現のそもそもは、痴漢防止のためではなかったか。 つまり、「痴漢の被害に合う女性たちを卑劣な行為から守るための車両」なのだ。
  だから巷の男どもが「あんたは必要ないだろう、ってのが乗ってるよなあ」なんて暴言を吐く。これでは妙齢以外の女性たちは利用しにくいではないか。利用すれば「痴漢だって選ぶケンリはある」と笑うだろうし、遠慮して他の車両に乗れば「逆痴漢か?」といじめるだろう。しかも他の車両は前にも増して混んでるらしいから、小柄なオバはんのことなどハエほどにも思わないだろう。潰れたって構わないのだ。
 しかし一寸のハエにも五分の魂。なんとか生き抜かねばならぬ。とはいえ近頃反射神経も鈍いし骨も弱い。目的駅にたどり着けたとしてもバキボキの瀕死状態、まともにゃ歩けまい。急ぐ人々が今度こそ本当に踏んづけていく。
 ああ、行こか止めよか「どうすりゃいいんだっ、ツッヅックッ!」

 本当に痴漢防止対策だけなんだろうか。女性全般を通勤ラッシュから守る面はないのか。
「痴漢に間違えられなくていい」とか「男はみんな痴漢と思っているようで不愉快だ」とコメントするが、「幅広い年齢層の女性たちが安心して通勤できてよかった」とは言わない。だからやっぱりないのだろう。
 だったらもっと専用車両を増やしたらどうだろう。ひとまず「妙齢以外の女性車両」だろう。しかしこれでは新たな年齢差別が起こる。
「身体がだるい人用車両」は?世の中みんなだるかった。
 いっそ発想の転換てやつで「痴漢専用車両」はどうだ?「痴漢被害が好きな女性もどうぞ」「お触り用フィギュアもあります。むろん等身大」等々。
 どれもあまり現実的でないか。第一、車両をもっと増やさねばなるまい。駅も延長しなくてはなるまい。お金がかかれば運賃が上がる。
 それにホームがあまり長くなると隣の駅に近づき過ぎて、ピョンピョン梯子して歩く御仁が出ないとも限らない。少なくとも陸上選手はトライしたいだろうな。プールだってどこだって飛び越えるのだから。
 

 そこで現実的な妙案を一つ。
 女性専用車以外の車両を「男性専用車両」と表示する。そうすればどのような年齢の女性も安心して女性専用車両を利用できる。公衆トイレの感覚である。誰も、あんたは歳だから女性用トイレに入ってはいけないとは言わないのだから。

 

   
   

 

 
 
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