鈍色の攻防(PS)






「にびいろ」と読みます。 僕は読めませんでした。

バカ?


そしてサブタイトルを『32人の戦車長』と言います。

手に取ったケースを裏返してみると

戦車長らしき32人の顔がズラっと。


とりあえず棚に戻してから一息つきました。

まあ待て、まあ待て、冷静になろうや皆の衆。


その日は

「やっぱ健康が一番だよなぁ」

などと考えながら店を後にしました・・・。



しかしその後も見かけると思わず手にとってしまいます。



これが本物の戦車戦術だ!!

君の指令が戦果を決める! シナリオを変える!

世界の実機戦車68種をリアルなモデリングで再現!

実戦さながらのシビアな命中&貫通判定!

実戦の臨場感を満喫できる大迫力の3Dサウンド!

(ケース裏より引用)



おもしろそう、でもなくはないですが

あやしさも満点です。

このままではラチが明かないので、インターネットで検索してみることにしました。

印象としては

数は少ないながらも確かな支持を感じる、

といったところでしょうか。

僕としては、それだけでも十分 ”買い” なのですが、

さらに、読んだ文章中にとても気になる一節を見つけてしまったのです。



「うちの女房などは笑い転げています」



・・・。



ちょうど僕が購入を決意した頃に、廉価版を見かけるようになりました。

2千円くらい、だったかな。

これなら当時1500円くらいだった中古よりもお得かなぁ、と。

それにしても廉価版とは。

密かに人気?



自分の戦車を動かしつつ、

3つの小隊に分かれている各車両ごとに指示を出しながら

リアルタイムで戦闘は進みます。

戦場によっては操作できない友軍も登場します。



難しそう?

大丈夫。

体育2の僕でもクリアーできました。

5段階? 10段階?

どっちでも2です。



それでいて戦車に詳しいマニアの方々でも

満足できるくらいにリアルらしいですよ。

シビアな命中&貫通判定、ってやつですね。



ストーリーも、結構よくできているのに

戦闘の邪魔になりません。



ま、そういうのは些細なことなんですけどね。

このゲームにおいては。


   愉快な戦車長ども!!!


これです。


これによって、老若男女を問わず、戦車のことなんか知らなくても

十二分に 笑える 楽しめるゲームに仕上がっています。



ボイス付きで戦況を刻々と報告してきてくれる戦車長たち。

頼もしくもあり、

こんなのばかり 率いていて大丈夫なのかと不安でもあり。


ああ、わずかに一例を挙げるのさえ、惜しい。

これはもうプレイするときにまで取っておいてもらいたい!




僕は「個性」という言葉について考えさせられてしまいました。

個性! これは個性なのか?!

そんなありふれた言葉で片付けてしまっても

  良いものなのかぁぁあああ!!!