2003.05.01


      だーいぶ前に、ハンニバルの話を書いたことがありましたが。今はカエサルなのです。
      塩野七生 という人の書いた 『ローマ人の物語』 っていうのを読んでいます。

      ホームページの更新を続けていくと、自分の調子にも波があるのがわかる気がします。
      どうもこの四月は、書くよりも読む時期らしかったです、人生の季節が。
      五月はどうなるでしょう。

      しっかし、アレシア攻防戦 っていうのには度肝を抜かれましたよ。
      カエサルってえのは、とんでもねえですなあ。


      まあ、簡単に要約すれば、
      カエサルが強すぎるので、相手のガリア人が会戦に応じてくれないわけです。
      それで、敵のリーダーが八万の軍勢で籠もる山城を包囲しました。
      五万のローマ軍で。
      包囲の仕方が変わってます。
      山の周りにぐるっと包囲のための防壁を建設するのはともかく。
      自分たちの外側にも、同程度に堅固な防壁を。
      つまり、ローマ軍は、自分たちの作った防壁と防壁の間に布陣したのです。
      なぜか。

      ガリア五十部族からなる、救援軍が来るから。
      それも歩兵二十五万、騎兵八千だってさ。

      これで、一番内側に、敵八万。
      真ん中に、カエサル五万。
      外側には、敵二十五万のバウムクヘーンですわ。

      自分から望んで、こんな作戦を立てるんすよッ?!
      勝つために、この状況を欲したんですよ!?
      いやね、あなたがローマの最高司令官だったとして、幕僚がカエサルだったとしましょう。
      この作戦、採用しますか?
      後の戦史家でも、カエサルの扱いには困っているって書いてあるもんなあ。


      いやあ、この戦いに敗れて以後の、ガリアが心服したっていうのもわかる気がします。
      三国志で言ったら、七回捕らえて七回逃がすようなもんでしょう。
      それはもう、心を攻めるが上策ですね。

      まあ、この本によると、ローマとガリアでは随分、
      技術力や戦闘教義に差があったということです。
      歩兵一人の戦闘力にして、10:1とまで書いてありますから。

      ひょっとて、これから二千年後に、先のイラク戦争を見たとしたら
      やはり度肝を抜かれるのかもしれませんね。
      あまりのスピードと犠牲者の少なさに。


      それにしても、今日読んだ、カエサルの凱旋式には大笑い。
      もう声を上げて笑いました。ネタバレはしないですけどね。





    2003.05.02


      バウムクーヘン食べました。





    2003.05.03


      小学生になったばかりくらいのボウズが3人、じゃれあいながら歩いている。
      それらとすれ違ったところで、どうも帽子を落として行ったっぽい。
      落とした瞬間は見なかったけど。帽子が落ちている。

      とりあえず拾い上げるが。どうしようか。
      「これ、子供!」
      呼び掛けるものの気付く様子もなく。
      だいぶ先まで行きよったな。仕方ない。走るか。

      「これ、子供、子供、子供。 落とさなかったか?」

      追い付いて押し付ける。
      帽子を落として気が付かない、ってえのはすごいなあ。
      あとで思ったけど
      僕のセリフも、ものすげえ。





    2003.05.05


      この雑記のネタにしようと書いているうちに
      みょうちくりん写真館の方が適していることに気が付きました。

      みょうちくりん写真館、その18更新。

      同じ写真でも、どう使うかで大きく変わるんですよねえ。
      危うく雑記で軽く流すところ。





    2003.05.06


      1980円とか。値崩れしているのをみて買ったんですけどね、不思議に思いまして。
      SDガンダム・ジージェネレーション・ネオ(PS2) 、というのを。

      あれですな、戦闘になると入るアニメーションのロード時間が長すぎるのですな。
      さらにその後にアニメとセットになっている、スキップできない戦闘結果表示が長々と。
      勢い、戦闘アニメーションをスキップして遊ぶことになるわけですが
      そうすると急にしょぼいゲームに早変わり。
      なるほどなあ。

      いや、僕は、グワジンとアプサラスが浮かんでさえいれば、それでいいんですけど。

      アプサラス2が宇宙を飛べないなんて。





    2003.05.08


      閉店間際のスーパー、4割引は、もはや快感の領域であるなあ。

      通り掛かった、漬物売場。漬物どうですか、と売場のおばさんに声を掛けられる。
      漬物って何気に野菜。
      最近、ちょっと野菜が不足気味だったからいいかも。

      「さ、食べな、食べな」

      試食用の爪楊枝を次々と押し付けられる。
      もぐもぐ、あ、えっと、野沢菜みたいなものはないですか?

      「野沢菜は・・・こんなのしかないの」

      む。辛い。じゃあ、そのカブみたいなのは?

      「あなたなら、やっぱりコレじゃない?」
      きゅうりっぽいらしい。 浅漬けの。
      漬物コーディネーター。
      えっと、きゅうりなら・・・

      「嫌い?」

      いえ。ぬか漬けはないですか?

      「以前は作ってたんだけど」

      ないですか。じゃあ、そのカブを下さい。





    2003.05.09


      お店のおばあさんと、お客のおばさんとの世間話を聞きながら、うな丼を喰う。
      店内のテレビでは民放が
      最近世間を騒がしているらしい、白装束の集団とタマちゃんを報道している。
      世間話の話題も、そのことへと移っていく。

      白装束の親玉らしい、女の人の写真が映ると
      「きれいな人だよね」
      そう言っておいて、一斉に僕の方を振り向く。
      美人に弱そうに見えますか。
      そんなに弱くないんだけどなあ。赤くなったり無口になったりするくらいのもので。

      「だ、だから人が集まるんでしょうね」

      相づちを打ちつつ。世間話に加われて、ちょっと嬉しかったり。





    2003.05.10


      うちの掲示板は、荒れるっていうほどではないにしろ、よくバタバタしますよねえ。
      それで、こんなページを作ってみました。
      今はまだ6項目。
      これから増えたり減ったりするでしょう。

      堅苦しくなく、大いにバカをやり、それでいて真面目な話もできるような
      そんな場にしたいです。





    2003.05.12


      勉強のため、見知らぬ選挙事務所に飛び入らせてもらいました。今朝、いきなりに。
      知り合いの元議員さんの紹介があったとは言え、どこの馬のHIGEともわからない僕が。

      まさかスケジュールの検討にまで加えてもらえるとは思いもしませんでした。
      それどころか積極的に僕の意見を聞いてくれるとはなあ。

      僕のできる範囲でお手伝いしてきたいと思います。
      おそらく余力が残らないので、一週間ほど更新が滞るかと。ごめんなさい。





    2003.05.14


      「じゃあ、すべてこの書いてもらったようにやるね」

      今日の会議の席上、候補者さんがそう言って。あ然。

      選挙カーが名前を連呼しますよね。
      僕はあれが嫌いです。好きな人はあんまいないでしょうけど。
      だから僕は、連呼だけではなく、短い言葉で政策を入れていくべきだと言ったのです。
      その文章を僕に作らせて下さい、と。

      この候補者さんは、ポリシーのある人で、すでに車から言うための政策はできていたのです。
      それを僕が手直しすることに。
      まずは夜を徹してそれを読み込みます。一語一句ずつ検討しながら。
      しかし長い。
      走っている車から、3行もある説明セリフを聞いて理解できるとは思えませんでした。
      無駄な修飾もたくさんある。
      すべてぶった斬ります。

      夜明け頃。青くなりました。できたものを見て。
      半分くらいボールペンで塗りつぶしていました。

      しっかり読み込んで
      その文章自体は相当良い出来のものであることがわかってきていました。
      僕も物を書くので、自分の文章に手を入れられることへの
      抵抗とか、わだかまりのようなものは理解できます。
      まして、これだけの書き手が
      親子ほども歳の離れた、何の実績もない若造、つまり僕に
      これだけぶった斬られれば。

      怖くなって見せられませんでしたよ。
      それを他の支援者の方々が、
      「君は良いことを言った、絶対に見せた方がいい」
      と力づけて下さって、やっと。

      それがこうですよ。度量がちげーよ。





    2003.05.15


      「裏道コントロール」

      手の平に力を込めながら向こう側の通りにかざすガキ。
      なにが起こりますかッ?!





    2003.05.18


      しゅーーーりょーーー

      選挙活動、終了ー!


      みなさんが帰られた後、候補者さんとその奥さんが見守るなか
      選対長さんが事務所にカギを掛けた瞬間
      おーーーきく息を吐き出してしまって
      笑われたり。

      あとは18日の投票を待つのみ。
      結果は、それが出るまでわからないものだけれど
      疲労と同時にやりとげた満足感のようなものは漂っていた。

      僕が勉強をしたいのです、と言ったから。
      電話掛け、選挙用ハガキへの郵便番号入れ、朝夕の駅立ち、場所取り
      自転車部隊、徒歩回り、選車からの手振り。
      一通りやらせてもらいました。
      僕は不器用だから。きっと迷惑をお掛けしたんだろうな。


      あのね、あのね。


      選挙運動にかこつけて、かわいい女の子に手を振ったり、声を掛けたりできますぜ。
      よろしくおねがいします、って。
      お辞儀を返してもらっちゃったりして。きゃー。
      それからどうなるわけでもないがな。

      でも僕が個人でそんなことをするなんて、ありえない。





    2003.05.18 その2


      書いてから風呂に入ったのだが、夢をみた。
      黒塗りの4輪の馬車が目の前に止まった。
      馬は付いていないけど、馬車なのだ。
      その扉がすぅっと開く。
      ばしゃ。
      そのとき腕が湯舟に落ちて目が覚めた。
      ま、まさか。乗ったら危なかった?

      目が覚めてもとても立ち上がれなく
      上がって時計を見ると2時間半も。





    2003.05.18 その3


      あっはっはっは。実に愉快。愉快な晩ですなあ。


      午後八時の投票終了後、三々五々と事務所に人が集まり始める。

      午後六時の段階での投票率が発表されるが
      あまりの低さに、みな不安を隠せない。

      地盤地域での投票率の低下が予想されたので、火曜日の段階で戦略の転換をしていた。
      なのに。

      最終的な投票率が発表されて、ますます。みな渋い顔。
      全体では前回比2%減ながら
      地盤としている地域では、なんと6%減。

      ところが開票が始まってすぐに、開票所で双眼鏡を持って開票作業を覗きまくっている
      方たちから、電話連絡がっ。

      拍手が巻き起こる。

      その後、開票率85%くらいの段階で
      前回得票の120%もの票が確定。


      あー、よかった。実によかった。喜んでいるみなさんの顔を見れて。

      ヘンな議員に当たることも覚悟していた。

      手伝っても良いと、心が思える人だった。

      とても良い雰囲気の場所だった。





      <選挙活動ハイライトシーン>

      僕の運んでいた旗が、街路樹に接触。

      折れた枝が候補者さんの頭を直撃。

      さらに跳ね上げられた枝々から水滴が

      大落下。





    2003.05.20


      「なにやら面白そうなことをしているようで」
      友人から電話があったのだけれど、誤解があったみたいだ。
      楽なバイトをしていると思われていたらしい。

      お金など一銭たりとも受け取ってないし。楽でもなかった。
      面白かったけど。

      まあとりあえず、↓ここでも読んでみて欲しい。
      http://parapi.tripod.co.jp/seijikoramu1.html

      本当に戦争っぽかった。地域を線引きしたり。
      センシャがあればセンシャチョウもいるしね。





    2003.05.21


      おばさんの二人連れが。しゃべりながら、むこうから歩いてくる。

      「なんだっけ。スコーン、スコーン、スコーン」

      「スコーン、スコーン、・・・とんがりコーン?」

      「・・・スコーン?」

      コイケヤ、が出てこないらしかった。





    2003.05.22


      太極拳。いまだに推手がさっぱりわからない。

      70も半ばという老先生に、軽々と2回弾き飛ばされる。
      3回で次の人の所へと行ってしまうので。無為無策で3回飛ばされるのにはもう飽きた。
      ぐぐっ。 右腕に力を込める。
      防げないのならば、討って出るまでだ。

      破顔しているのが見えたような・・・先生の手がノドワ状で胸元に入ってくる。
      ぎゃふん。
      不思議と痛くはないんだけどね。
      壁へGo!





    2003.05.23


      波瀾万丈な人生って、どんなん?

      「まず関東大震災が起こる」

      ふむふむ?

      「そしてそこへ某国が攻めてきて日本の大半が占領される。それで反乱軍として」

      そんなん、普通じゃない? 地震が起こったら一律みんな被災するわけだし。

      「違う、違う。お前はその反乱軍のリーダーとして戦うことになるから」

      ぜってぇー いやだ。
      ターミネーター来るし。

      「ちっ、ネタがバレたか」





    2003.05.25


      掲示板にあった通り、妹が帰ってきているので僕も少し三重にいます。
      それで久しぶりに友人に会ったりして。

      この友人、こっそり大学の敷地内にイモを植えたりする剛の者。
      その後、イモがどうなったのか気になるので訊いてみると。

      親芋がドンドン大きくなるばかりで増えなかったそうな。
      土が硬かったとか。
      これで根野菜はダメだと悟って
      モロヘイヤとバジルを増殖させてきた
      と言っていました。

      この友人が、僕に街で珍妙なものを見つけることを教えてくれた人
      だったりするわけで。
      自転車であちこち走り回ったり。

      交差点で信号待ち。

      「今の、聞いた?」

      いや、聞かなかった。なんて言ってた?
      反対側の信号を待っていた子どもの一団、その中で体の大きなのが
      なにやら得意気にしゃべってはいたけど。

      「『あそこのトンカツはスープがうまい』」





    2003.05.26


      「オレンジを食べて」

      歯ブラシをくわえたままの妹が言うが。
      いやだ。リンゴがいい。
      冷蔵庫のヨーグルト、リンゴ入りを食べると妹が近づいてくる。
      くるっ、と背を向けてブロックするものの
      ぷすっ。
      手刀で脇腹をぉ?!

      「リンゴを食べるからこうなる」

      あ、あはははははは。やめろ。
      とんでもないセリフだ。
      笑いすぎて腹筋が。





    2003.05.30


      妹がアルバムをアメリカから持って帰って来ていて
      しかも
      実家にスキャナーなどという大変便利なものがあったので

      アルバムの写真にデジカメを向ける

      などという前回使った荒技なしで
      アフリカの写真を補充することができました。
      できましたが更新はちょっとお待ちを。





    2003.05.31


      今日はこれから、泊まりがけで出掛ける用事があるんですけど台風来てますね?
      日頃の行いが悪かったかあ?
      というわけで明日は更新できないでしょう。

      nontanさんとみやむさんの掲示板に書き込みしたので
      代わりにそちらでもご覧下さい?