2004.04.01


      似顔絵を描いた人から、HPに載せるんだよね? って訊かれたので、もう載せました、と。

      なんか僕の行く先々にコピーが出回っていて、本当に手配書みたいな。色まで塗られてるし。

      秘書日記を書いてるんでしょう? とも訊かれたけれど。

      どこまで書いていいのかわからないので、書いてません、と。

      「自分の名前出さなくて、抽象的に書けば大丈夫だよ」

      へええ。そういうもんですか? なら書こうかなあ。


      後見人を引き受けてくれる人があって、面接に出かけていったわけです。

      僕の履歴書は、後見人さんをして

      「とても先方に見せられない」

      と言わしめたほどのものなんですが、そう言いつつ、それをそのまま提出したみたい。

      さらに面接では、訊かれたことにハキハキと

      できません。

      と答える直球ストレート。だから僕はアルバイトにも滅多に採用してもらえません。

      後見人さんが少し焦りながらも

      「即戦力に程遠いのを連れてきてしまって、どうもすいません」

      「でも私が半年間みてきて、人柄だけは保証しますので」


      と言って下さって。

      「よし、がんばれ!」

      面接が終わって緊張が解けてから、ちょっと感動します。

      後見人さんがあそこまで言ってくれたことに。

      そして驚きます。僕を雇った人の懐の深さに。


      資料をとってきたり、会議を傍聴してメモしたり、今日は初めて外を回らせてもらいました。

      ほんの1〜2週間前まで、ひげおやじかひげゴジラか、なんなのかわからなかった者が

      いきなり最前線です。周りの皆さんには、とても感謝しています。


      それにしても今の僕も一体なんなんですかねえ?

      手続きの関係で、ときどき職業を書く欄があって。

      一番最初は、インターンシップ、と書いてみましたが。なんかしっくりこない。それで次に

      見習い

      とでっかく書いてみました。いい感じです。そして今日は

      秘書見習い

      と書いてみたところ、受付のお姉さんが

      「〜〜〜〜〜〜秘書見習いの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

      と電話でお伺いを立てていて面白かったです。





    2004.04.04


      眠い。眠いけど、今日という日は、nontanさんのHPの、あれ、何周年だっけ。

      頭まわんない。まわんないけど、何周年かで、今日は今日しかなくて。

      nontanさんは4という数字に大変、縁が深い方であられるらしい。

      うん。04年、04月、04日なんです。

      おめでとうございます、nontanさん。

      粗品ですが、たったいま、いきなり演奏したMP3を。

      なんちゅうか、我ながら酷すぎるけど、面白いからいいか。わかるかなあ。

      nontanさんが聴けたらか、まあ、それくらいで削除。





    2004.04.07


      全然うちでパソコンをいじる時間がない。

      その割には外では細切れに空き時間や移動時間がある。

      1kg程度のノートパソコンを持つべきか。

      なにがええのかのう。予算少なめで。





    2004.04.09


      デジカメを他の人に預けたところ。なんだこの写真。ズームしてないか。

      ズーム機能付き。

      な、長い付き合いなのに水くさいなあ、Myカメラよ。思っていたより優秀じゃあないか。

      まだ他にも何か隠してるんじゃないだろうな?

      ごちゃごちゃといじってみると。

      えー、みなさんにはこれまで、散々手元がボヤけた写真をお見せしてきましたが。

      マクロ機能付き。





    2004.04.16


      雇い主を出迎えに行こう、と車に乗せられて。で、どうやればいいのでしょう?

      ふむふむ。まずは、お疲れさまでした! そしてこちらです、と車まで案内して。

      そしてドアを開けるのですね? えっ、その後、後ろから来ている車を止めるのですか!?

      発進しやすいように?! 難しいですねえ。止められるかなあ。

      「笑いとかはいらないからな。ピシッと言うんだぞ」

      えー、キャラじゃないような気がします。

      「仕事だから。キャラじゃないとか言われても」

      あー、はい。もちろん! 難しいですけど。

      「まあ行儀見習いみたいなもんだから。これくらいの芸はできないと」

      なるほど。それでお客さんも乗って車は満員になるから、僕は電車で帰るわけですね。

      「必ず、乗って行けと勧めてくれる人がいるだろうけど、別の用事がありますから、って」

      別の用事ですか。 電車で帰ります、って言うのはダメですか?

      「別の用事って言うのが、スマートな対応っていうもんだろ?」

      駅の前のスペースを確保して。

      列車が到着するまで、まだ間がある。ハンバーガーなど御馳走してもらいつつ。

      「ムツゴロウに似てない?」

      えっ!? 僕がですか? 言われたことないなあ。ムツゴロウさん・・・。

      「有明海の」

      あれって要するにハゼでしょうッ! 動物王国の方じゃないなんて。

      「食べ方が。こうやって口が前後に動く」

      も、もはや哺乳類でさえないし。

      では、改札前で待機します!

      待機していると、駅の偉いさん風の人から声を掛けられる。

      ひょいひょいと目の前の自動改札機を通り抜けて、

      「こことここを切っておいたから。ここを通ってくるよ」

      へええ。すごいなあ。ありがとうございます。

      これで雇い主を見逃すことはなさそうだ。

      この前なんか、イベントの入口整理をしていて、雇い主を

      一般来訪者と見間違えて 声掛けちゃったからなあ。

      ジッっと目を凝らして待っていると・・・

      「おおーい、どこ見てるんだ」

      ええっ?! あれ? まったく反対側から!?

      お、お疲れさまです! え、でも、あれ、ここから降りてくるはずじゃあ。

      いえ! なんでもないです。どうぞこちらです!

      車まで案内して、助手席とその後ろのドアを開ける。

      助手席に雇い主。後部座席にお客さんが二人。

      乗り込みながら雇い主が、「電車?」 と一言。それに

      はい。 って別の用事じゃなかったのか。

      後ろの座席の人からも、「え、どうするの?」 みたいなことを。

      あ、大丈夫です。 だから別件はどうした。

      よーし、後ろからの車を止めるぞー!

      二台続けて、えらい勢いの暴走車。ひき殺す気か、まったく。

      よし今度こそ!

      雇い主たちの発進を確認してから、止まってくれた車に深々と頭を下げる。

      タクシーだったがな。





    2004.04.19


      粉薬ってどうやって飲むんだっけ?

      舌の上に載せて、お茶を流し込んだら、目一杯、苦かった。

      載せるべきは、舌の下だっけ?






      にすん <こな薬ののみ方> 19 Apr 2004 07:20:32


      私が、子どものころに教えてもらったのみ方。

      まず、少量の水を口に含みます。
      そのまま、口中に、薬を入れます。
      薬と水を飲み込みます。
      追加の水を飲みます。

      この方法ですと、
      舌に薬が触れる時間が少ないので、
      あまり味がしません。

      私は今でも、この方法です。
      試してみてください。










    2004.04.20


      曇天ではあるが、屋外での作業を仰せつかる。

      それで、雨が降ってきたら、僕はどうなるんですか?

      「とけちゃう」

      そろそろ自分の正体がわからなくなってきました今日この頃、皆さんお元気でしょうか。

      幸い、とける前に呼び戻してもらい、当代一流の学者に会いに行くのに同行して良いと。

      ひとつの未来を覗かせてもらったような。こんな貴重な機会を。

      そしてその後、気さくにラーメンをすすり、

      皆が止める間もなくワンタンのタレをドンブリに流し込んで

      むせかえる雇い主が素敵すぎます。

      その瞬間、そこに居られた幸運を強く感じました。





    2004.04.21


      お客さんを案内して、雇い主が出ている会議場までやって来る。警備の方を探して。

      あのう、私の雇い主を呼び出してもらえますか?

      「入っていけばいいじゃない。秘書さんなんでしょ?」

      ええっ! 入っていいんですか? 秘書というか見習いというか。 こんな公式の場に?

      「ほら、向こうから回って、委員長席の後ろ側から行けば」

      は、はい。いいのなら行ってみます。

      足元フワフワ。妙な汗ダラダラ。

      あ、あそこの人、雇い主だよな。僕は目が悪いから。その上少し目が眩んでいる。

      壁際の空いている席に座って気息を整えてから、後ろまで行って、立つ。

      あ、あの〜

      声が出ねえ。

      身振り手振りで呼ぶ がわかってもらえようはずもなく。

      とりあえずナナメ後ろ辺りにひざまずくが。

      いや、ここまでやって気付いてもらえないのでは、人違いなのではないか。

      しかしこの仕草は間違いない。でもこんなに白髪が少なかったっけ?

      もうそろそろ周りからヘンな目で見られているしなあ。

      ボロボロになって出てきた僕に

      「自分の雇い主に、なに遠慮してるの」

      と言って警備の人に笑われる。

      結局、携帯を鳴らしてもらうことにて、解決。





    2004.04.22


      最前線のお手伝いに行き、一時的に剣道の先生の指揮下に入る。

      秘書見習いです。名刺もない新米ですが、よろしくお願いします!

      「秘書に見習いなどない! 仕事が出来ない秘書などいらない。
       見習いなら仕事しなくていいのか」


      いいえ! たとえ見習いでも働きぶりでは劣らないように頑張ります。

      「そうだろう。なら見習いなどと言うな。言い切れ」

      はい! これからは秘書と言い切ります。

      「よし、わかったな。雇い主見習い」





    2004.04.25


      出がけ、ネクタイに付いた糸くずが目に入る。引っ張ってみるが・・・とれない。ハサミハサミ。

      チョッキン。 そして再度、引っ張る。

      お、おおおおおお、おおおおおおおおお。

      ズンデンバラリンと、ネクタイが左右に開いて。

      へー、ネクタイの中身って、こうなってるのかあ。・・・って! 貴重なネクタイがッ!

      代わりに、妹からプレゼントしてもらったネクタイで行って、良いネクタイと誉めてもらえる。





    2004.04.28


      休みはなく、睡眠時間も不足気味。一日中歩き回ったり、昼夜逆転したり。

      あるいは議事録ができそうなくらいメモをとって、それをパソコンで打ちだし。

      デジカメで写真を撮りまくって、さらにはビデオカメラを回す。

      ほんのちょっと前、同窓会があった頃からは考えられないくらい、充実しています。

      しかし、まあ、疲れました。長野の農業で根性を鍛えられてきたとはいえ。

      このゴールデンウィークに与えられた僕の使命は・・・三重県に戻って

      車の運転を練習してくること

      なので。少しゆっくりさせてもらいます。ほな。