2004.07.14


      やっとこさ、打ち上げ。一段落というところでしょうか。もう一ヶ月近く休んでないかも。

      いや、一度、酔い潰されて欠勤という失態はあったっけ。忙しい中に。

      この間にあったことをことを短編風に書いておきます。

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      雇い主がみんなの労をねぎらって晩御飯に誘って下さったときのこと。

      ファミレスで何を食べても良いということで。雇い主はステーキ。僕はうな丼。

      「すまないけど、コショウを頼んでくれるかな」

      と、雇い主。

      「ほらほら、コショウを頼んで」

      はい! あっ! コレで良ければッ!

      山椒の瓶をを突き出す。

      「お前なあ・・・、雇い主にステーキを山椒で食えってか」

      スイマセン。

      みんな下向いて笑っている。

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      会議みたいなのに出ると、メモ書きをするように頼んでもらえます。

      どこが大事なのか判断しきれないので、とにかく発言は極力漏らさないという方針で。

      だいたい1回につき、10ページくらいになります。

      「ねえ、びれっじの速記って、何式なの?」

      何式、と言われても・・・あえて言うなら

      根性式 でしょうか。

      記号とかじゃなくて、ふつうの文字を早く書いているだけなので。

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      見学もののイベント。20人くらいずつ組になって、記念写真を建物の正面で撮ります。

      はーい、いいですかー? 撮りますよー。

      いち、にー、の、さんッ
          パシャ。

      という感じで写真係りを。

      はーい、いいですかー? 撮りますよー。

      そのとき、雇い主が、 「びれっじ君! 前、 あいてるよ!」

      ええっ!!!  って、僕が自分のを覗き込んでも。

      そうか、皆さんの視線を笑顔でこちらに向けさせようという。

      「あと、『ニコニコ、3個!』 ってね」

      あ、うまいですね。

      じゃあ、いきますよー。

      1個、2個、3個ーーーーーぉ!     パシャ。

      もうわけがわからない。

      撮り終わった人たちのなかで、呟く人あり。

      「1個、2個、3個とは。上手いことを言う」

      い、いえ。赤面。

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      チラシ配りとか、チラシ折りが上達する頃。今度はハガキにスタンプ押し。

      こんな何千枚も。競争でもしないとやっていられない、ということで。

      明らかに遅い僕はエントリーせずに審判役を引き受けます。真剣勝負で。

      では。いきますよ? レディ? スターーーーーート!!!

      ガラッ!!!

      お、おつかれさまです! 雇い主来訪。

      しかしみんな勝負の最中なので手が止められません。

      スタンプ作業を中断できないまま、僕の方へ視線を向けてくるので。

      咄嗟に仕方なく、立ち上がって

      タイム、ターーーーーイム!!! 頭上で両腕を振ります。

      面食らう雇い主にお茶が出されたあとに。厳かにコールします。

      プレイ!





    2004.07.18


      阿波踊りの練習には子供がたくさん来ている。

      「なんであんなに元気なんだろ」

      ポツリと言う人がいるくらい、うわーーーっと声を張り上げながら

      練習前の体育館の中を縦横無尽に走り回ったり。

      一緒に練習している人の娘さん、何歳だったか、7歳くらいだったか。

      「おじさーん」  ボカッ!

      ムコウズネを蹴り上げてくる。

      「おじさーん、おじさーん、おじさーん」

      かわしながら、

      こらっ! おじさんじゃない。お兄さんと呼べ。

      言った自分のセリフに、こんなことを言う歳になっちまうとは。と。

      「いいもの持ってるの」

      ほう。いいものって何?

      「これ」

      スカートのポケットから、木製の板に書かれたヒツジが顔を出す。

      うん。いいものだ。

      「お守り。あげなーい」

      うん。お守りはあげちゃだめだ。あげちゃだめだ。

      「おじさーん」  ボカッ!

      いい蹴りをしている。 って、おじさんじゃない!





    2004.07.21


      もう一ヶ月近く前になってしまうけれど、6月の終わり頃、更新できなかった頃に

      2つ出来事がありました。

      1つは、修理に出していたデジタルカメラが、直って戻ってきたこと。

      もう1つは、再びガーナへ旅立っていた妹が無事に帰ってきたこと。

      コブラビは僕のことを憶えていたそうです。





    2004.07.25


      阿波踊りにて。

      「花火大会に行っちゃってるんですよ。実家の方の」

      あ、娘さん? ああ、そうなのですか。ところで、娘さんは何歳なんですか?

      「今年6歳になります。来年小学校」

      じゃあ5歳?!  って幼稚園なのですか?!

      大きいですね?! 最近の幼稚園児ってそんなに大きいのですか!?

      じゃあ、あの、そこらを走り回っているお子さんたちは・・・

      小学生だと思っていたのですが、まさか。

      「幼稚園ですよ」


      その5歳の女の子と、前回の練習時。

      「マジック。はい、ここにあります」

      キラキラとした銀紙を見せられる。

      はい。あります。

      それを後ろ手に持ったかと思うと、右手だけ、左手だけ、と交互に見せてきて。

      「はい。なくなりました。マジック」

      そんなんだったら僕でもできる。ええかい。この右腕と左腕はおんなじ長さやろう?

      体の正面で腕を伸ばしておいて、手を合わす。

      次の瞬間、半身になりつつ、はいっ!

      って最後までみてや。

      放置されたら、やってるこっちが恥ずかしいわ。





    2004.07.30


      「びれっじ君って、これまであんまり女の人としゃべったことないんだって」

      「あ、私、しゃべれますよ」


      不思議な生き物と心を通わせられますよ

      みたいな言い方でしたよ、今!

      毎日このページを読んでくれていた、この女の子が辞めちゃって

      ちょっと寂しい。





    2004.07.31


      引っ越しが進行中です。詰めかけの段ボールで床が塞がっていて、隙間で寝ています。

      新しいアパートは、事務所から歩いて3分くらい。

      「ちかっ!」

      「味噌汁の冷めない距離」

      「内線つけて、おおーいって呼ぼうかしら」

      先輩が探してくれた物件です。契約にも立ち会って下さいました。

      「じゃあ、みんなのジャージの色、決めとこう。間違って履かないように」

      ええっ。