2003.12.02


      リモートコントロールダンディと同じ、今はもう潰れたらしいヒューマンという会社が作った

      御神楽少女探偵団(PS)、って知ってます?

      早すぎたサクラ大戦 という感じの作品です。

      いや。サクラ大戦、知らないけど。ひょっとしたら同時期かもしれないけど。イメージとして。

      大正〜昭和の初めあたりを舞台にして

      ある探偵事務所とその助手の女の子たちの活躍を描くという内容。

      リモートコントロールダンディが鉄人28号ならば、これは少年探偵団ということ?

      なかなか良くできていて面白かったのですが、

      続・御神楽少女探偵団(PS) の途中でプレイをやめてしまいました。

      何故かと言うと、推理する相手の事件が、かなり猟奇度の高いものばかりだったからです。

      死体を飾っちゃったりとか。

      さらには事件を解決しても、誰が幸せになるわけでもない、という暗い結末。

      これが辛くて。

      まだ当時はいわゆる『萌え』と言われる概念が確立されきっていなかったのか

      元気なポニーテール、着物メガネっ娘、お嬢様、とツボが押さえられているキャラたちと

      どうもチグハグ。暗い事件のあと、少し滅入っているときに、

      推理の成績に応じた セクシーCG が表示されたりとかするし。

      一風変わったゲームの部屋で紹介しようと、一応メモはとっていたのですが。




      やや古めの、推理と怪奇が混ざった世界観。

      おどろおどろしい効果音とともに、赤字のタイトルがぐにゃぐにゃ踊っちゃうような。

      怪人とか出てきますし。


      開発した人たちの、力の注ぎ具合も堪能して頂きたい。

      プレイして最初に驚いたのが、設定の凝り方。

      BGM・効果音・音声の音量はもちろんのこと。

      背景の壁紙が、数種類。それの色の濃淡も自分の好みで変えられます。

      文字色、文字の表示されるウィンドウも自由自在。

      さらに現在のディスクの回転状態も表示されます。『好調』とか。

      あまつさえ

      十字ボタンで矢印を合わせた場所にスポットライトを当てることとか

      光の粉が飛び交うようにとか。

      どこにお金をかけていますか。

      そらぁ潰れてしまいますがな・・・ヒューマンさん。




      ここまで書いたところで、筆を置いてしまったのでした。僕がまだアフリカに行く前のプレイ。

      中古で、前作980円、続作1500円くらいだったかな。

      肝心の推理部分には、『推理トリガー』というシステムが用いられています。

      これは、相手の会話などから気になる点や矛盾点を指摘して、

      制限回数以内の指摘で、必要な証拠を集められれば、次のシーンへと進めるというもの。

      ちょっと回数制限が厳しかったりもしましたけど

      単に選択肢を選ぶよりは、かなり積極的にゲームに参加できるわけで、これもなかなか。

      逆転裁判(GBA) でいうなら、ツッコミ、ゆさぶる・つきつける、に相当します。

      ちょっとしたことで大ヒットしそうだった惜しい作品。それが今月。

      18禁ゲームとして復活するそうな!?

      こいつぁビックリだ。

      秋葉原で中古高額買い取りになっているのを見かけて、おかしいな、とは思っていたけど。

      18禁から家庭用機への移植は数あれど。さきがける、のか。

      しかし18禁っていうと・・・。まさか猟奇度に磨きがかかるんじゃあ・・・。

      そこなバッドエンド属性のお方! どないでしょう。