2004.03.03


      友人宅に遊びに行くと、三国無双 とかいうゲームが置いてありました。

      三国志を舞台にしたアクションで、敵味方乱れる戦場を大暴れで駆け抜けるものらしく。

      ドン臭い僕向きでは全くないけれど、ふたり協力プレイもできるというので!

      うんうん、懐かしいなあ、三国志。中学時代、好きだった武将は、ホウトウ。

      って  いるじゃーーーーーん。

      あれ、お前の好きだったロシュクはいないのか? 結局友人はカコウトン。

      おお! 護衛が付くのか! しかもジョショが付いてくれるとは! 感涙もの。

      よーし、虎牢関で大暴れ。・・・と思いきや、呂布にサクッと。

      こりゃ好き嫌いとかじゃないな。僕がやるからには最強の武将しかありえん。呂布だ!

      そのとき、飛び込んでくる街亭の文字。

      おお。ええやん街亭。街亭行こう! 今度は友人がホウトウを。

      街亭で、どつきあい。 シバイと呂布が。

      すげえー。この僕が370人斬りやってー。なんと爽快な破壊の衝動。

      これはエースコンバット以来の驚きだなあ。

      あ、でも。これ、基本操作がPSOと一緒か。

      なら僕が多少マシなプレイをしても不思議ではないか。

      ビームを発射してくる シバイを討ち取って、みごと蜀の勝利。


      友人は、呂布シナリオの、『チョウセン千里行』 というマップで詰まっているという。

      「だけど・・・呂布は、チョウセンのためになんでここまで」

      なにっ! お前がソレをわからんというのかッ!?

      『ONEの長森 瑞佳』  という十字架を背負い

      強力な 『巫女・袴っ娘属性』  が付いている お前がぁ!?

      よし、わかった。

      お前にもわかるように、僕が後ろから声を当てて、呂布の気持ちを代弁してやろう!



      ◆呂布シナリオ   〜長森千里行〜


      「長森・・・何故だ。どこへ行く気だ」

      「お前の言葉を聞くまで 俺は追い掛ける」

               え   い   え   ん   は   あ   る   よ

      出奔した長森を追い、単身敵中を突破しようとする呂布に、長年付き従って来た部下たちが

      その無謀を諫めようと詰め寄ってくる。武器を抜き払って真剣で。さすがは尚武の気風。

      「殿、考え直してくだされ」

      「天下は目前、今は思いとどまりなされ!」

      口々に叫ぶ、部下たち。閃く白刃。薙払われるホウテンガゲキ。木の葉の如く舞う死体。

      「考え直せば、長森が袴を履くとでも言うのかぁ!?」

      「天下の一つや二つ、長森の為ならば惜しくはないわっ!」

      もはや敵の血とも自分の血ともわからぬ朱に染まる呂布の眼前に

      ついに 遼来々 までもが立ちふさがるのだった。

      「浩平」

      「里村・・・。すまぬが通してもらうぞっ!」

      しかしここで奮戦虚しく。呂布の体に突き立つ無数の矢。


      なーがもりとの 愛をまもるため〜 お前は旅立ち〜♪

      あしーたを 見失ったぁ〜♪