Let’s MyCar Check! 1
車は消耗品であり、日々劣化しています。良いコンディションを保たせるには普段からの何気な
い点検が重要になってきます。ここでは日常で簡単にできる車のチェックの仕方を説明します。
1、エンジンオイルのチェック
エンジンオイルはエンジン内部の潤滑、冷却、清掃、防錆などの役割をはたすもので、
交換の目安は、5〜6ヶ月または走行4000〜5000km毎が適度です。
また、新車(特にターボ車)の場合は1000km程は慣らし運転をし(エンジン回
転数を約3000回以下で急加速・急発進等をしないで走ること)一度オイルを交換
する事をお勧めします。これをする事でエンジンにあたりがつき燃費の向上や加速等
がスムーズになりエンジンの寿命も延びます。
2、ATオイル(ATF)のチェック
オートマ車の場合このオイルの交換が必要になってきます。このオイルはAT内の潤滑等
をするもので、劣化すると伝達効率が悪くなり馬力が低下し燃費の低下も引き起こします。
またギア変速時のショックが大きくなるので、交換の目安にしてください。AT車はMT車と
違い特にこのオイルの交換が大事です。これはMTの様にクラッチとエンジンが直につながっ
ていないためです(ATの中身は超複雑です^^;)。
3、MTオイル(MTF)のチェック
一方マニュアルオイルはMT内の潤滑を行うオイルで劣化すると変速時にギアがはいりず
らくなったりします。
しかし、スポーツ車での激しい走行や山道など急な勾配の多いところの車はもう少し
短くなります(30000〜40000kmが適当)。
4、ブレーキオイルのチェック
このオイルはブレーキペダルからの踏力を油圧によりブレーキ装置に伝えるためのものです。
普通はこのオイルは減らないのですが、吸湿性が高く水分を含むと油圧が下がります。もし
油面の低下が見える場合はブレーキパッドの減りなどが起きている可能性があります。
この場合は早めに点検を受けることをお勧めします。普通は車検時の交換でOKです。
ユーザー車検はあまりお勧めしませんがその時はしっかりと交換しましょう。
5、ブレーキパッドのチェック
これもブレーキオイル同様、交換時期は車検時でOKです。
走りを楽しんで、峠道で高いスピードから思いっきりブレーキ踏んだりしてる人はすぐ交換
しましょう^^;
6、冷却水のチェック
エンジンの内燃機関というものはガソリンと空気の混合気を点火し、その爆発力でピストンを
動かすことにより動力を発生します。そのため、エンジン内部は常に非常に高温になります。
冷却水はこの熱を冷却するもので、これが劣化するとエンジン内部に錆び等を発生させ、目詰まり
が起きるためにオーバーヒートにつながってしまいます。交換時期は車検時の交換でOKです。