2001.11.07 キリンチャレンジカップ2001
日本代表vsイタリア代表

会場 埼玉スタジアム2002
開始時間 19時22分
観衆 61833人
天気 晴れ
気温 17.2℃
湿度 43%

日本代表
1-1
イタリア代表
1
前半
0
0
後半
1
柳沢敦 10'
得点
ドニ 51'
GK
20
曽ヶ端準  
GK
1
ジャンルイジ・ブッフォン
DF
17
宮本恒靖
DF
2
マルク・ユリアーノ
4
森岡隆三
6
アレッサンドロ・ネスタ
16
中田浩二
5
ファビオ・カンナバーロ
MF
2
波戸康広(-74')
MF
7
ジャンルカ・ザンブロッタ
21
戸田和幸
8
ジェンナロ・イバン・ガットゥーゾ
5
稲本潤一(-75')
4
ルイジ・ディビアッジョ(-45')
12
小野伸二(-69')
3
フランチェスコ・ココ(-63')
8
森島寛晃(-45')
FW
11
アレッサンドロ・デルピエロ(-56')
FW
13
柳沢敦(-67')
9
フィリッポ・インザーギ(-87')
19
高原直泰(-45')
10
フランチェスコ・トッティ(-45')
3-5-2
3-4-3
SUB
18
南雄太
SUB
12
クリスティアン・アッビアティ
6
服部年宏(+69')
14
バレリオ・ベルトット
3
大岩剛
13
マルコ・マテラッツィ
14
伊東輝悦(+75')
16
アンジェロ・ディリビオ(+89')
15
奥大介
15
ジュゼッペ・パンカロ(+67')
7
中田英寿(+45')
19
クリスティアノ・ドニ(+45')(-89')
23
明神智和(+74')
17
クリスティアノ・ザネッティ(+45')
25
中村俊輔
18
ステファノ・フィオーレ(+88')
11
中山雅史(+87')
20
マルコ・デルベッキオ(+59')
9
鈴木隆行(+45')(-87')
22
西沢明訓(+67')
フィリップ・トルシエ
ジョバンニ・トラパットーニ
戸田和幸 18'
稲本潤一 43'
高原直泰 48'*
Cautions
フランチェスコ・ココ 3'
ジェンナロ・イバン・ガットゥーゾ 18'
クリスティアノ・ドニ 65'

超豪華!

や−ってきましたアズーリが!
だいたい大物来日!なんて最初は謳っても結局はショボショボのメンバーに落ち着くものだけど今回は「本物」が来た。トッティ、デル・ピエロ、カンナバーロ、フィオーレ、デルベッキオにブッフォンですぜ。ウソみたい。

チケットは正規の値段で買おう!

チケット争奪戦も凄かった。ファミリーマートでの先行予約で3口もIDを作り(今となっては3枚ものメンバーカードが虚しい)、一般販売では10時の発売開始とともに家庭電話に携帯2台、北海道の弟にも電話させ、インターネットでも接続を試みるが全く繋がらず・・・。結局は転売目的で購入した輩から流れたチケットをその手のサイトで購入。A席(自由席アウェイ側)4000円のところなんと9000円*2枚で買ってしまった。(注:これは大失敗例です。前記のとうりの獲得困難度だった為に手に入るものならば一刻も早くとの思いでこの額に手を出してしまうヘマをやってしまったが、直前にはほぼ定価近くで入手可能でした。)今回はチケットに関する情報不足、勉強不足を痛感しました。あれだけ一般販売で入手困難でも何かしら手段はあるもんです。探し回ってたら定価でしかやり取りしないという優良なサイトもありました。ダフ屋さえ困惑する素人の「チケットゲッター」なる存在も知ったし。そういう輩の存在が純粋に試合を観たい人のチケットの入手を困難にしていたんですねぇ。今後はもうあんな無駄使いはしません。

スタジアムへの道のり

会場となった「埼玉スタジアム2002」に行くのは今回が初めて。最寄駅の浦和美園駅までは毎日通勤で使ってる目黒線&南北線&直通埼玉高速鉄道線の直通で一本で行けるとは言え、えらい遠かった・・。そんでまた埼玉高速鉄道線の料金が高い。たった7駅で460円はないよなぁ。 浦和美園駅に着いたのは午後2時半ごろ。A席自由だったこともあり席確保のため多少早く向かったので駅は全然混んでいなくちょっと拍子抜け。(しかし、スタジアムに着いて初めて分かったが「席取り」の面から言えばこんな時間では全然甘かった・・)それでも駅からスタジアムまでの道のりにおける警備員、警察、駅から数百メートル離れたところにポツンとある臨時券売機など壮絶な帰宅ラッシュを想像させる材料はいくつもあった。両側をフェンスで挟んだ幅20〜30mの、完全にスタジアムへ向かうための専用道路をおよそ1.2km進むとそこは巨大で真新しいスタジアム。一見それほどサポーターが集まっているようでもなく「なかなかいい席取れるんじゃない!」なんて思ったが、自由席アウェイ側のゲートから向こう側に列が続いてるのが見えてきた。さらにちょっとした土手の向こうに広がる広場に上がると、いるわいるわの大行列!アウェイ側ゴール裏だけでもうこの人数・・・チケットの件といい、代表戦で自由席を確保するということの意味といい今回はホントに勉強させてもらいました。 結構な寒さの中立ちっぱなしのまま持ってきていた雑誌を読みふけていると4時にようやく入場が始まり列の先頭が動き出す。しかしすでに列が尋常でない長さのせいもあるが、列が綺麗にいくつものブロックに仕切られていて、そのブロックごとにしか入場させない為、当分自分のとこが動く気配なし。でもじりじりダラダラと前進していくよりは効率的にも並ぶ身にとってもかなり良い方法だと思った。で、結局自分の並ぶブロックが入場を許されたのはそれから1時間後であった。その辺から明らかに自分も周りの人間もテンションが上がってくるのが分かった。ゲートをくぐってチケットをチェックされ荷物検査(かなり厳重に調べられるのかと予想していたがJリーグ観戦時となんら変わらない簡単なものだった)を通過したらあとは列も何も関係なくスタンドへダッシュ!ちなみに入り口ではカレンダーを配っていたのだが(一人一部!)来れなかった会社の先輩のために2回並びなおして3部ゲット。更に一刻も早く席を確保したい気持ちを抑えて売店に走りプログラムを購入。(これも先輩への土産も込みで3部購入・・・痛い)そしてようやくスタンドへと到着。しかし当然のごとく前列から2/3以上が埋まっていて必然的に後列を目指す。当初の考えでは最前列コーナーフラッグ脇でデル・ピエロのコーナーキックを間近に拝もうなんて妄想を抱いていたもんだが・・・。でも着席してピッチを臨むと専用スタジアムで陸上トラックが無いおかげで思いのほか近くてニンマリ。

アズーリ登場

試合開始予定は7時20分、その1時間ほど前だっただろうか、ようやく日本代表がアップのためにピッチに姿を現す。当日のスポーツ新聞紙面にも書かれていたがビブスを着けたスタメン予定選手の中に中田の姿は無かった。コンディション的な問題か?それとも新聞紙上で意地悪く書かれているようにシステム的にもう中田がそれ程重視されなくなってきている証なのか?いずれにせよ中田は上下白のジャージでスタメン組とは別メニューのアップを行った。
さて、アズーリのウォームアップを少しでも間近で観るために敢えてアウェイ側のチケットを獲ったにもかかわらず肝心のアズーリが一向に姿を現さない。(後に得た情報によると、宿舎での最終ミーティングが長引いたのと、途中渋滞に巻き込まれてスタジアム入りが大幅に遅れたとのこと。またこの交通状況にトラップは激怒したらしい「俺が運転する!」と言ったとか言わなかったとか)試合開始まで30分になろうかというころ、まずブッフォンが、しばらくしていよいよアズーリ達がピッチに出てきた。沸き起こる歓声と拍手。ここはイタリアのアウェイの地であるはずだがまるでホームのような大歓迎。この辺が日本という国の変なとこかもしれないが、もうこれは仕方ないのである。スタジアム中が、かくいう自分もジャニーズを見る女子中高生のような眼差しで彼等を出迎えた。すぐそこにはトッティが、そしてつい先日スカパーの中継で観たときと同じように左手に包帯を巻いたデル・ピエロがいたのだから。 そういえばアズーリが登場したときにトッティとカンナバーロが中田のところに歩み寄り挨拶を交わしたのには「流石!」と思わされた。(*1)果たしてここに名波がいたとしたら・・・。おっとそれは言っちゃいけない。

割愛

試合内容の方はこの試合があまりに、ある種特殊な試合で誰もが観ただろうと思われるので省略させてもらいます。が、テレビ等で伝わったかは分からないが来年のW杯もこんな雰囲気で行われるんだろうなぁという独特な空気を感じた。同じ代表戦でもコンフェデの決勝、フランス戦でも無かったものだった。 2ゴールともこっち側で観れてラッキー!それにしても芝はヒドイ!

帰路

夢心地、そして興奮冷め遣らぬうちに帰路に着くためにスタジアムを出る。出口では早くも試合の結果を伝える号外が配られていたのには驚き。しかしその先は一気に現実に戻される。スタジアムから浦和美園の駅までの大行列。これにはうんざりだった。早くからスタジアムに来て寒い中観戦した後にあのラッシュはつらい。更に今回の試合もW杯本番もテレビ放映時間を優先しているためか一様に試合の行われる時間が遅い。スタジアムを出てから電車に乗るまでに50分ほど、家に着くころには日付を超えそうな勢いだった。 こうした問題をこのリハーサルを活かして改善されていくのだろうか?本番は短期間に各地で一斉に行われるし、更にはフーリガンを含めた外国人が大挙押し寄せてくる、比較的大人しい日本人ばかりではない。それを考えると再びあの中に身を投じることに恐怖感を覚えてしまう。

そして次への欲求

とまあ、不満や不安も多々あったが行き着くところはサッカー観戦することの喜びと次への期待。そして何と言ってもこの試合を観戦できたことを幸せに思った。
さぁ来い、ワールドカップ!

まだ掘り起こさ
れる前のピッチ
中田&トッティ
(*1)
来た来た〜
ウォームアップ
何と言っても
今回の目玉
静香ママの
国歌斉唱
Kick off!
ブッフォン
小野FK
王子様に何をっ!
小野CK
小野・稲本FK
戸田の
ミドルシュート
柳沢の折り返し
稲本がふかす
デル・ピエロ
ドリブルからクロス
このCKから
同点に!
近〜い
ピッポ
デルベッキオ!
首長い
フィオーレCK