現代版スレイヤーズ  ~ルナねーちゃん編~


リナは笑うかしら?
彼女は余りにも素直で、直進する事しか知らない
ずっと仲が悪い振りして
いがみ合って、時には戦い、殺さん勢いで刀を放つ
それでも、彼が本当は好き
何よりも・・・
こんな私を妹は見て笑うかしら?

「ルナねーちゃん、もしかして好きな人がいるの?」
突然リナに聞かれた、ある日曜日。
「な・・・なんで?」
「この頃綺麗になったねスィーフィードナイト様、ってよく回りの人に言われるから。」
「そんな事ないわよ!」
「そう〜?」
疑いの眼差しでこちらを見る。
「ホントに」
「そう?好きな奴で来たらいって。手伝ってあげるから。」
「ありがとう、リナ」

貴方をこの二年間ずーっと騙して来たのに。
嘘付いて、ごめん

これは、いけない恋
してはいけない恋
叶わない恋

でも・・・
溺れてみたい、この恋に
すべてを賭けたい

「待った?」
いつもの裏庭、銀杏の大木の下。
「いいえ、私も今来た所ですよ。」
いつもの彼の微笑み。
「・・・好きよ」
「私も好きですよ、ルナさん。」
いつもと同じキスを交わす。

熱く情熱的に
クールで冷静な彼とは思えない一面
激しいディープキス。
舌をとろけ合わせる様に
愛おしく、狂おしくキスをする。
止まらず、ためらわず

『今』の為に
過去を切り捨て、未来の可能性を投げ捨て
貴方に溺れる。

結ばれない恋だと知っていても
祝福されない恋でも
皆に対しての裏切りでも・・・

貴方といたい

「好きですよ、ルナさん。貴方だけが・・・」
「私もよレゾ。貴方だけを永遠に・・・」

そう、永遠に・・・

fin.


セラフィーナ様よりのコメント!

どうでしょうか〜。初めてのnotゼルリナ話です。

じつは現スレに一つだけルナねーちゃんの恋を思わせる事を書いたんですけど、、、
あまりにも、わからなすぎたかな〜。
解った人いますか??わかった!と思う人は教えてください。
        ヒント:第2のお話です。

それでは、また!コメント、文句など書いてもらえると、ありがたいです。

セラフィーナ   Selaphina