=ロンドン=

[騎馬兵]

残念ながら、ロンドンの街は歩くことなく、あの2階立てのバスにも乗ることもなく、ケンジントン公園も
ハイドパークも、ウエストミンスター寺院も、移動のバスの中から横目で見て終わってしまいました。
 午後3時前から夕方の渋滞が始まります。
 私たちのバスも、しっかり渋滞にはまり、シティをぬけるだけで1時間もかかってしまいました。
その渋滞の車の列の間を、さっそうと騎馬兵が抜けていきます。女性がかなり目につきました。
           
                  

  

 バッキンガム近くで

=ヤタレイ= ロンドン郊外の街

[コマドリとブラックバード]
 
ホームステイしたお宅の庭に、朝やってきたコマドリを見て感激。
赤毛のアンや、ピーターラビットに登場する胸の赤い、可愛らしい声でさえずる小鳥です。
そして、明け方、まだ日の昇らないうちに、大きなとても美しい声で鳴くのが、ポールマッカートニーの唄で
ご存じの方もいるブラックバード。残念ながら姿を見ることはできなかったけれど、あの声はまだ耳に残っています。

       
       ホストファミリーのブラウン夫妻 素敵な居間にて

[交差点]
 
ロンドン市内の交差点は信号がついていて、歩行者優先の信号には、上に大きな丸いライトがあり
そこは、信号の色よりも歩行者が優先。他は車が優先。
 しかし、ヤタレイの交差点は信号のないところがほとんどで、そのかわり十字に交差するのではなく
一旦停車してロータリーにそって進むようになっている。
 最初は道標と違う方向に進むようで、とまどった。どの車も必ず一旦停止しなければならないこのしくみは
合理的なのか、それとも…。
 それにしても、どの都市でもほとんどの歩行者が、信号無視をしています。
 信号の色よりも、車が来るか来ないかが渡る基準。
 ドイツ人をたとえて、車が来なくても信号が赤ならとまっている、というのを聞いたことがあったけれど
そんな人は、私の滞在中にはドイツもいませんでした。(下手なしゃれで失礼しました。)
 そして、私たち団員のほとんどが、旅の終わり頃にはこのヨーロッパ式道路横断法を身につけていたのは
恐ろしくも本当の話です。
 日本に帰ったら、ちゃんと赤信号では止まりましょうね。

[マークス&スペンサー]

 イギリスのイトーヨーカドー?といった感じのチェーン店。
 ホストファミリーのMis.Brownは、「Hallodsは高すぎて。私はいつもここよ。」といいながら、
自分のジャケット、シャツ、靴を指差しながら、「これもこれもマークス&スペンサー」と言ったので、
素敵に着こなしていますねのつもりで、「でもお似合いですよ。」と言ったところ、
ちょっとあまり愉快そうでない顔をされてしまいました。
 つまり、高島屋の服よりヨーカドーの服が似合うわよと言われたようで、きっと気を悪くしたのに
違いありません。
 自分の英語力のなさが悲しかった瞬間でありました。
 さて、Mis Brownに連れて行っていただいたお店は、広いワンフロアに食料品から家庭雑貨
衣類まであり、ひととおり回るのも大変。
 かわいらしいビロードの子ども用ワンピース。「私にも着られそうだわ。」と言ったら
「あなたは小さすぎよ。You are too tiny」と笑われてしまいました。
 使いやすそうな家庭雑貨に惹かれながらも、クリスマスシーズンにお部屋に置く
木やドライフルーツ、金色に染めたまつぼっくりなどのポプリと
モールで編んだ素敵なマフラーだけをお土産に買いました。



スパイシーな香りの杉やドライフルーツのポプリ

[バスルーム]

 ホストファミリーのお宅で私に与えてくださったお部屋は4畳くらいの小さな部屋で、ベッドとクローゼットだけで
いっぱいになってしまうものの、白木のベッドにピンクの小花のベッドカバーとカーテンのかかったかわいらしい
空間でした。
 隣にトイレ兼バスルーム、といっても、ビジネスホテルによくあるユニットバスではもちろんなく、ひろくゆったりと
していて床にはカーペットが敷いてあり、流しとドレッサーとバスタブがあります。
 ところが、シャワーがない。バスタブにお湯を張って、中で髪と体を洗ったら、あと、どうしたらいいの?
 ブラウン夫妻におやすみなさいを言ってあがってしまった後だけに、下に降りて行って、どうするの?とも聞けず
結局少ないお湯で身体と髪を洗ったあと、一度お湯をぬいて入れ替え、温まる、という方法をとりました。
ちなみに2日目も聞き損ねたので、同じ方法での入浴。風邪をひかなくてよかった。
 それにしても、本当はどうするのだったのでしょう。
 あ、ついでに。イギリスでは、トイレやバスルームの扉は、使用中以外は半開きにしておくのが礼儀です。
なんだかだらしないような気がしますが、半開きの時は、中に人がいないのだからノックが無用ということで、まあ
合理的ではあります。
 これは、ホームステイの前にガイドさんから「覚えておくこと」と言われたことなのですが、確かに、ブラウンさんの
お宅でもそうしていたので、私もそのようにしました。
 でも、ついうっかりピタっと閉めてしまうものですね。