VOL.14 2000.10
TOPIX
入院ママの持ち物
 
  マタニティ雑誌などを見ると、入院時の持ち物のチェックリストにはいろんなものがかいてあります。これは、どんな病院でも、これだけ用意すれば安心というものがすべてリストアップされているからです。では佐藤クリニックの場合、入院生活を快適に過ごせるように、どんなものを準備すればいいのでしょうか。
 
  入院して必要なもの  
  入院して、プレママルーム(陣痛室)へ、そして出産・・といった場面 で使う必需品です。
 
  クリニックで準備しているもの
●分娩衣‥‥入院後はまずこれに着替えます。
●お産セット‥‥出産前後や入院中に 使う産褥用直後パッド・お産パッド・乳帯および乳頭用清浄綿がセットになっています。
自分で準備するもの  
●母子健康手帳・保険証など
●前開きのネグリジェ‥‥出産後自室に 戻るとき、ナースに汗を拭いてもらって さっぱりしてから着替えます。
●ウエストニッパー‥‥マジックテープ式のものがいいでしょう。クリニックでも購入することができます。
●タオル‥‥陣痛の間を乗り切るとき、汗を拭いたりします。入院期間中に2〜3枚あれば便利。
●秒針付の時計‥‥陣痛の間隔などを計ります。

  ●産褥ショーツ‥‥入院の時自宅で身につけておくといいでしょう。全部で3枚あればいいでしょう。クリニックでも購入できます。
●髪留め・ヘアバンド‥‥長い髪の方は必要です。
●冷たい飲み物‥‥陣痛を乗り切るときの呼吸法により、意外とのどが乾くものです。入院室やプレママルームには冷蔵庫もあります。
●カメラ・ビデオ‥‥ハピイルーム(分娩室)でも撮影可能です。出産後の幸せなひとときに、ぜひご家族にカメラマンになっていただきましょう。

 

  雑誌などに書いてあっても必要のないもの
ガウン(院内は真冬でも暖かいのですが、寒さに弱い方はご準備ください。)・ビニール袋・T字帯・テッシュペーパー・貴重品
 
 
 

入院中に必要なもの

 
  出産後、入院生活を送るとき、必要になるものです。
 
  クリニックにあるもの
●洗面用具‥‥はみがきセット・シャワーキャップ・ヘアブラシ・綿棒は各部屋に用意されています。
 

●タオル‥‥入院室の洗面台とシャワー室に用意されています。
● バスタオル‥‥シャワー室に常備。
●シャンプー・リンス・ボディソープ‥‥シャワー室に常備されています。シャワー室内には、椅子があって、楽にシャワーできます 。
●ドライヤー‥‥ビューティールームに常備されています。入院室内で使用できるよう貸し出しもできます。(ルームアテンダントにお申し付けください)
●スリッパ‥‥入院室に用意されています。
●湯沸かしポットなど‥‥湯沸かしポット、急須、湯飲み、ティーバッグなどがセットされています。
●メモ・ボールペン‥‥ベッドサイドにあります。
●付添の方のもの‥‥食事、寝具、洗面具、スリッパなどは有料でご準備いたします。

  自分で準備するもの
●着替えのパジャマなどの衣類
●ソフトブラ‥‥最初に使う乳帯1枚はお産セットに入っています。
●ガーゼハンカチ‥‥2〜3枚 これは赤ちゃんのよだれなどを拭くのに使います。
●基礎化粧品‥‥コンクリートの建物は木造と違って結構乾燥します。お肌の手入れも忘れずに。
  あまり必要のないもの
  生理用ショーツ・生理用ナプキン・腹帯‥‥使いません。
母乳パッド・清浄綿‥‥必要な方は院内で購入できます。
カップ・はし・紙コップ・紙皿・フォーク・スプーン・ナイフ・缶切り‥‥必要な場合はルームアテンダントにお申し付けください。
テレホンカード‥‥枕元には電話が あり、ダイヤル0で、外線につなが ります。通話料金はホテルのように、 退院時の精算となります。
 

退院時に必要なもの

 
  ●メイクアップ用品‥‥退院の時は記念写真を撮ったりするので、疲れた顔では・・・ネ。
●ママの服一式‥‥産後すぐは普通の服が着られないこともあります。靴もゆとりのあるものを選んでください。
●ベビー服一式‥‥紙おむつはクリニックにありますが、布おむつを使用される方は忘れずに。
●ベビーカーシート‥‥赤ちゃん の初めてのドライブ。赤ちゃんの 指定席を用意してあげましょう。
●出産費用‥‥安全を考えて、退 院の時にご家族に持ってきてもら いましょう。佐藤クリニックでは キャッシュカードで支払うことも できるようになります。(11月からの予定です)
 
 

佐藤クリニックで行っているマタニティすいみんぐが、9月で開講5周年を迎えました。これまで参加した方たちは、妊娠中のプールの中のつきあいだけではなく、出産後も定期的に集まって、同窓会を開き、楽しい育児仲間としてのおつきあいをしてます。そんな楽しいおつきあいのチャンスを一度は味わっていただきたいという気持ちもあって、マタニティすいみんぐ無料キャンペーンを行いました。 期間中の9月21日、マタニティすいみんぐに参加した方たちに感想をうかがいました。以前から参加していた人は3名、無料でなくても参加するつもりだった人は4名、無料だから参加した人は7名でした。そして、なんと全員の方が今後もぜひ参加したいという希望でした。それでは、感想をいくつか紹介しましょう。

「最初はすごくえらかったけれど、3週間来てすいみんぐの日が待ち遠しくなっていた。キャンペーン中だけ参加しようと思っていたが、生まれるまで参加したいなー。」
「リラックスできてとても楽しいです。初めてのお産なので、わからないことが多いけど、気軽に聞いたりできて、とても安心できます。ここで習った呼吸法でリラックスしてお産できるようがんばります。」
「初めてすいみんぐをしたとき、まさかこんなにたくさん泳ぐとは思いませんでした。でも腰痛も泳ぐとましになり、とても気持ちよくて楽しかったです。特に先生方がおもしろいですヨ。」
「いろいろな情報も耳にはいるので、とても勉強になり、出産が楽しみになりました。生まれるまで通 いたいです。」

無料キャンペーンは9月で終了しましたが、今後も皆さまの参加をお待ちしています。

 
院長から一言
 
  YAWARAちゃんの金メダルには「やったー」と叫び、中田選手のPKがゴールポストにはじかれたときには思わず頭を抱えてしまいました。オリンピック、おもしろかったですね。選手の中には、プレッシャーを後押しの力として、満足のいく成績の人もいますし、プレッシャーのため十分な力が出し切れなかった人もいたでしょう。私自身、学生時代、ヨット競技をしていました。体育会系のクラブなので,レースに勝つことが命題です。レースでは、大学の名誉を背負ってのぞみ、出航のとき岸辺では先輩、後輩達が並んで「フレー!フレー!」と大声で応援してくれる中、皆の期待をヨットに乗せて沖合に出ていきます。言葉にするとプレッシャーになるのですが、私自身はプレッシャーと感じたことはありませんでした。そんな中で船出していく自分が、頭の中のブラウン管にはドラマの主人公のようにかっこよく映っているのです。主人公がレースに負けるわけがなく、次のシーンでは、トップで港に帰ってくる自分の姿が見えるのです。何とも楽天的な性格ですが、これがプレッシャーをはねのけるイメージトレーニングかもしれません。出産も同じような状態ですね。ママになる方は妊娠中、体重をコントロールしたりソフロロジーの練習をして、オリンピック選手のように努力を重ねます。陣痛が起こるとオリンピックの本番です。ソフロロジーで練習したイメージで、試合(陣痛)を乗り切るのです。本当のオリンピック選手と違うところは、イメージ通 りにできなくても、試合のあとには金メダル(赤ちゃん)を手にすることができるのです。ご主人や我々は、選手(ママ)の応援団です。皆さまの金メダルを応援してます。
 
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