雑誌・その他感想記録(2002-12)


03-Dec-2002

「週刊少年サンデー2003年1号」 小学館(B5平)
「焼きたて!!ジャぱん」
 3位決定戦。今のところ低調。
「史上最強の弟子 ケンイチ」
 ケンイチの友情バトルとなるかと思わせて、あっさりと話が終わってしまいました。 師匠たちがでてくるのはいいのですが、ちょっとあっさりしすぎな気もします。
「ファンタジスタ」
 喀血した監督の真意とは…ということで、監督の過去もぼつぼつと語られ始めて、 こういうところも何気に正当スポーツ漫画っぽいです。
「一番湯のカナタ」
 ワネットの発明した加速装置のせいでカナタとリョウは別世界へ…ということで、 SFものとしてはお約束のひとつ、パラレルワールドへ転送された二人の前に現れる同じ姿同じ名前の人々は 侵略者カナタの手先かレジスタンスだったという感じで、 カナタ、そしてリョウ同士の戦いがいい感じで盛り上がりそうな気配なんですが… なんとも勿体ないことです。


11-Dec-2002

「週刊少年サンデー2003年2号」 小学館(B5平)
「WILD LIFE」
 絶対音感をもつヤンキーが獣医と出会って獣医になる話…という新連載です。 最近、医者ものが流行っているようですが、単純に同じ職業にしないというのがサンデーのアイデンティティなのかどうかは わかりませんが、微妙にズラしたことで話までずれていかなければいいですけど。 1話の時点では悪い印象はないですが、多少展開が急過ぎて強引という印象がありました。 「焼きたて!!ジャぱん」
 3位決定。優勝した和馬が本店に行くか否かの決断のときに、お約束な反応をする月乃ですが、 あれをもう少しひっぱってくれるとラブコメっぽくなって、個人的にはいい感じになるような気がするのですが、 結構簡単にスルーして、その割には3位決定もあまり盛り上がってないし…やはり今週もやや低調。
「史上最強の弟子 ケンイチ」
 敵の新幹部が現れて…という以外は月刊のエピソードの焼き直しなのでこちらも低調。
「からくりサーカス」
 勝の奥に潜むもの、それは…ということで一気に新展開&来週から過去話。 謎が明かされるたびに話が薄っぺらくなる作品もありますが、この作品は複線がきっちり消化されていく感じで悪くないです。 ただ、また過去話ですか…という気がしないでもないです。 しかし、いよいよ話の根幹にかかわる部分だからすごいものを見せてくれる…と期待したいところです。
「一番湯のカナタ」
 最終回。エピソード的には小奇麗にまとめたというか、打ち切り感はアリアリですがそれでもなんかまとめたというか。 本筋は全然すすんでないですが、まあこんなもんかという感じがしたのは 打ち切り決定のときはショックをうけましたが、事前通告があったせいか思ったより平静にうけとめられたせいでしょう。 ここ最近のはテンション高くなってきていい感じだったのですが、やはりスタートダッシュの失敗が痛かったようですね。


17-Dec-2002

「週刊少年サンデー2003年3号」 小学館(B5平)
「WILD LIFE」
 連載2回目。獣医になったはいいが就職先は…ということで、でかい動物病院のテストを受けることになった主人公が、 バイタリティでのりきっていく、とうう話なんですが、山も谷もあんまりなくて単なる前哨戦という感じです。
「焼きたて!!ジャぱん」
 新人戦が終わっていよいよ本筋というか新展開。 やや低調だった新人戦から一転盛り上がることができるのでしょうか? 巨大グループが新興グループに乗っ取られる危機に…ということで、巨大な敵を前に主人公たちが立ち向かっていく という構図(多分)になるのでしょうが、こういうのになんとなく「男一匹ガキ大将」とかの時代の香りを感じるのは ぼくがいい年齢になったということでしょうか。 しかし、普通は経済的な戦いとなりそうなもんですが、なにしろ漫画ですからパン屋の戦いになるとパンで戦うんだろうなあ。 やっぱりトーナメントですか?
「史上最強の弟子 ケンイチ」
 理不尽な言いがかりつけられてバトル開始…の直前。まだ敵のキャラがたってないので盛り上がりがいまいち。 週刊になったら少し味が薄れたような。
「からくりサーカス」
 勝の中に眠っていたのはディーンではなく…というかもう見え見えですが、 まあそこはそれお約束ということで。いよいよ陰惨な話になってきそうです。


31-Dec-2002

ヤングキングOURs 2003年2月号」 少年画報社(B5中)
「ナポレオン〜獅子の時代〜」
 以前読切であった作品の連載版の第1回です。 絵柄といい話といい、妙に男くさい作品ですが、こういうのも1つはあってもよさげです。 読切はなかなかいい感じでしたが、連載はどうなるでしょうか。
「HELLSING」
 「FINAL FANTASY」シリーズ。逃走するインテグラの窮地を救ったのは…ということで、 表紙にもなってるアンデルセン神父の再登場。 話や絵柄はそうでもないのですが「(助けようとする相手が「敵」だから)打ち倒してよいのは我々だけだ」 と宣言するあたりが妙に少年漫画っぽくて、その落差がなかなか楽しいです。
「朝霧の巫女」
 らしくもなく(?)アクションもののようです。結局話はすすんでませんが、それは来月号以降ということで。
「カムナガラ」
 ヒロインの危機に颯爽と現れる主人公…という「お約束」展開なのですが、 そこはこのひねくれた時代にそんなまっとうなのりだけでいけるわけもなく、 いきなり、でもないですが現れた新たなるレベルの敵の存在に戦慄…とまではいってませんが、 どうもそうなる気配です。ぼちぼち最終決戦かと思いましたが、あっさりとはいかないようです。
「ジンクホワイト」
 最終回。ここしばらく殺伐としてましたが、なんかほんわか終わったというか。 なんとなくまとまったというか。
「ピルグリムイェーガー」
 なんか途中、線画になってるんですけど…。マウスパッドよりも連載のほうをちゃんとしてほしかったような。

「週刊少年サンデー2003年4・5合併号」 小学館(B5平)
「金色のガッシュ!!」
 アニメ化決定ということで表紙&巻頭カラーです。一見ギャグっぽいですが圧倒的な力を持つ敵の前に なすすべなく、という感じで新展開です。危機に陥ったところで新たなる力が、というノリが少年漫画のお約束で心地よいです。
「焼きたて!!ジャぱん」
 密かに進む陰謀とは並行して河内が去って冠を迎えたパンタジア南東京支店の面々の活動が開始される。 新参入キャラがいきなり軍師モードですが、派手なリアクションなどがなくなって少々淋しい感じがします。 さて、ストーリーモードに入ってテンションをどれだけ維持できるでしょうか。
「美鳥の日々」
 なんというか「萌え」と「サービス」がよくわかってるというか、計算してるというか。 好き嫌いはあるでしょうが、個人的には悪くないと思いました。 お姉さんなかなかいいかも。


Author : suita@terra.dti.ne.jp