先に通常版の発売されている「バスターガンダム」のHG版です。 一歩間違うと「ガンキャノン」と呼ばれかねない中・長距離砲撃戦用MSですが、 その装備であるキャノンの特性上、通常版では事実上の固定キットとなっていたのに対して、 さすがに「HG」の名を冠しているだけあって各部可動でキャノンの構えるポーズなどをつけるとなかなか迫力があって良いキットであると思います。 通常弾用のキャノンとビーム兵器のキャノンを合体させるとさらに強力なキャノンになる、 という設定的には少し訳の分からないものがありますが、絵的には長大なキャノンを構えて悪くない感じです。 HGのキットもそれを再現できまして、これまた悪くありません。 ストライクやデュエルのような追加装備がなくて、通常版と装備が同じなのが少し寂しいところですが、 「SEED」のキットは総じて出来がいいという評価は今のところ覆ることはありません。 恐らく後続で出るであろうキットにも期待が持てます。

 ザフトに強奪されたガンダムの1機で、プラモデルとしては「ガンダムSEED」おいて最初に登場する5機のガンダムのうち、 最後のひとつとなるブリッツガンダムです。 可変MSであるイージスは色といい形といい、ガンダムとしては異形なのですが、 模型として手にとってみると、このブリッツもかなり異形というか異色な感じがします。 デザインはともかく、パッケージの絵が随分頭でっかちでバランス悪そうだったので不安がありまして、 実際開封して組んでみると結構スタイルが良くて少し安心しました。模型は結構格好良いです。 可動範囲は既出のシリーズと同様ですが、左腕に装備されたクローが差し替えで開閉可能になっているのが、 これまでのものよりサービスなのか、という感じであります。