Hand Book of India

パッタマンガラム村製造のマッチ箱ラベル(印刷時のトンボ付き)

【インド・マッチ箱コレクション

ここで紹介するマッチ箱は、最初のインド行(1977年10月〜1978年4月)で

全国主要観光地を旅したときに集めたものです。

今思えば、当時のマッチ箱(50本入・12〜13パイサPs.)には

ユニークなデザインが多く、味わいがありました。

これらの多くは、大きな工場で生産されたのではなく、田舎の町や村の家内製手工業の産物であると思われます。

僕が滞在した南インドの農村パッタマンガラム村でも、村の片隅にあるマッチ工房で、

子供たちや主婦たちが、内職みたいな感じでせっせと働いていました。

マッチ棒の火薬部分の取り付けをはじめ、箱の組み立てから、印刷済みのラベル張り、マッチ棒の箱詰めまで、

すべて手作業でした。ここでは、そんな名も知れぬ製造者の皆さんに敬意を表して、

製造元と生産地も掲載しました。いったいインドのどのへんで作られたのか、地図で探してみたら面白いかも。

動物シリーズ ×16

左の水牛の笑顔が最高!やはりインド人は動物が大好きなんですよね。動物園に行くと、子供はもちろん、大人までもが、かなり真剣に動物たちと対峙しています。そんな人間たちを観察するのが、とても楽しいです。まあ、町なかにも動物が溢れていますが。

乗物・人物シリーズ ×12+5

かなり保存状態が悪いけど、御勘弁を。左は当時インド全国でよく見かけた国産車です。やはり自動車関連のデザインが多くて、その他、列車・船なども見かけたことがあります。

赤ちゃんや人物のデザインもあります。

生活シリーズ×12

左は御存じ『007』シリーズのマッチ。さすがにボンドの肖像は使えなかったみたい。僕はこのシリーズの往年の映画は、ほとんどすべてインドの映画館でみました。

そのほか、花や果物、鍵等々、生活に関連したデザインも集めてみました。

いろいろシリーズ×14

左のマッチは、文字が読めない人のために、値段が硬貨の絵で示されています。タイトルが『N0.10』なので、値段も10パイサだと勘違いする人が多かったのでしょうね。正規の値段は税金込みで、13パイサです。

ちなみに1ルピー=100パイサ。1978年当時は1ルピー=35円弱。25パイサでチャイが飲めました。2000年現在は1ルピー=わずか2.5円前後。