『光らびた村』PATTAMANGALAM-生活世界=05 屋敷街(北部地区)

 ミーナークシ寺院で有名なマドゥライの南東に広がる地域は、この地の主要氏族であるチェティヤールの故郷です。彼等は早くからビルマや東南アジア地域に進出し、第2次世界大戦の頃、高利貸の商いで巨額の富を築いた豪商として知られています。辺鄙な田舎村に驚くほど大きな屋敷を建て、贅を尽くしていましたが、近年は零落した家が多く、空家になっている家をよくみかけました。

 僕が延べ1年間お世話になった親友ヴェラユタム君の実家は、北部地域のほぼ中央、チェティヤールの屋敷街のなかでも中規模クラスの家です。

凝った門構えの屋敷をクリックして下さい