剣舞道場 星心館

流派名:神明鍛心流 四代目宗家 星心館(東京都八王子市)

館長:北川鍛星

                             トップ画像(2001年6月16日)
山形での奉納演舞

番目のお客人、よくぞ参られました・・・

 中村勘三郎さんが本日午前2時ご逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。
 まだお若く、これからまだまだご活躍される逸材でしたのに、残念でなりません。
 剣舞についてのご感想文を勝手に載せさて頂き、遺文になってしまいました。合掌

中村勘九郎(勘三郎)さんの剣詩舞に関するお言葉が載って居りましたので
紹介いたします。

これは僕が一番ハマったことです。
誰も知らないと思います。剣舞・詩舞とは、詩吟にあわせて舞う一種の古典芸能です。この世界も奥が深く、はまっちゃいました。多分、中学生・高校生の時の授業に漢文の講義あったと思います。そうです、あれなんです。「国敗れて山河あり 城春にして草木深し・・・」なんて知っていると思います。あれを素踊り形式で、扇・刀剣・諸道具を持って表現する。実に単純で明快な舞踊のひとつです。ただ難しいのは、素踊りということです。日本舞踊は衣装をつけ、鬘(かつら)をつけて舞う(日本舞踊でも素踊りはありますけど・・・)のはそれらの力を持って人物になりきれるのに時間がかかりません。ですけど紋付袴姿だけで、あるときには女性・あるときは男性・子供・僧侶・武士・貴族など、もしくは風景描写もすべて同じいでたちで行う、演じる方の技量を確かめられるのもこの剣詩舞です。一応僕としては上り詰めれるところまで上り詰めました。本当に技量を求められるのはこの剣詩舞です。
今では、全国の高校・大学にも部活動として吟剣詩舞のサークルがずいぶんあります。皆さんのご近所にも稽古場・教授所など数多くあります。一度のぞいてはどうでしょうか。
  
 



Copyright (c) 2001 la2yb0y