父、母、夫、私の4人家族。
昼食と夕食を作るのは私の役目だ。 畑でできる野菜やご近所の農家からいただいたく野菜が大量に集結することがよくある。 また、うちは牛の畜産農家なので大量の牛肉が冷凍庫に待ちかまえていることもしばしばだ。 70代の味には保守的な両親である。いろいろと味の冒険をしてみるわけにもいかない。 今日はどうしようと頭を悩ませるが、そんな制限があるところも面白いと思う。 |
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2002/4月 | |
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4月2日 | ひる | 数日東京へ行っていた。電車の中で読書。宇野千代の料理本だ。ここにヒントあり。 ●にんじん・ごぼう・こんにゃく・絹さやのごま和え ねぎの使われなかった青い部分がだいぶんたまってきたので、これを作る。 ●豚肉とキャベツのしょうがゆで焼き ●鮭の塩焼き ●お母さんの松前漬け ●小松菜のおひたし ●みそ汁(大根・しいたけ・にんじん・ねぎ・わかめ) |
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よる | 桜が満開だ。ちょうど風が吹くと少しずつ散っていくといった絶妙に美しいところだ。 花見がてら自転車で買い物に行く。近所の商店で「馬刺」を発見。脂ののったあの味を思い浮かべると「これをぜひ食べなくては」と思ってしまう。 だが、けっこういい値段だ。しばらく悩んだ末買うことに決めた。 桜の時期に「桜肉」なんてしゃれているではないか。 ●馬刺 ●冷や奴 (しょうが・ねぎ・きざみのり) 一気に春である。出まわる野菜も冬のものとバトンタッチし、食卓の風景も変わってくる。 ●新たまねぎとわかめの酢のもの ●お母さんの松前漬け ●小松菜のおひたし ●みそ汁(うど・しいたけ・舞茸・にんじん) |
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4月3日 | ひる | 作るものがワンパターンにならないように、ときには料理本を読んで研究してみる。とにかく写真の美しい本か小説家の書いた文章だけで作り方を表現している本が好きだ。 「S家の食卓」で活用されるのはとにかく和食のお総菜が満載の2年ほど前に流行った『粗食のすすめ』である。でも、本のとおりに作ると「味が薄い」「固い」と云われてしまうので、アレンジしてみる。素材の宝庫である農家では意外にも素材の味を活かすということはしないものだ。肉体労働で汗をたくさんかくからだろうか、北関東だからだろうか、とにかく柔らかくて濃い味が好まれる。 ●うどの梅煮 ●もやし・にら・卵炒め ●鯛の粕漬け焼き ●黒豆納豆 ●小松菜のおひたし ●みそ汁(うど・しいたけ・舞茸・にんじん・油揚げ) |
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よる | スーパーに並ぶ牛肉を見る。狂牛病騒ぎ以来、売り場は輸入牛がほとんどで国産牛の割合は微々たるものだ。「牛の値段」は10分の1くらいに下がってしまったというのに「牛肉の値段」はそれほど安くないな、どういう仕組みになっているのだろう、などと思いながら、牛肉を買う。 ●フライパンで作る肉じゃが ●うどの皮のきんぴら 近所の野菜農家から間引きした大根をもらった。根、つまり大根は直径2ミリくらい。それほど小さな大根だから、大根の葉っぱはサッとゆでれば食べられる。ほのかな苦みがあってさわやかな味だ。 ●大根の葉のおひたし ●小松菜のおひたし ●みそ汁(大根・しいたけ・えのき・わかめ) |
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4月4日 | ひる | 父は狂牛病問題の件で東京の農林水産省に出かけていった。夫も出かけている。今日は同じ時間に全員がそろって食事をとることができないので、冷めてもおいしいこれを作る。 ●ポークピカタ ●うどの皮のきんぴら ●お母さんの煮豆 ●大根の葉のおひたし ●みそ汁(にんじん・しいたけ・ねぎ・わかめ) ●お母さんの漬けた沢庵 |
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よる | ずいぶん日が延びた。気がつくとごはんを作らなくてはならない時間をとっくに過ぎている。急がねば。さばを簡単に焼いてしまおうかと思ったが、ねぎをどんどん使ってしまいたいのでこれにした。 ●さばの味噌煮 ●うどの皮のきんぴら ●ポークピカタの残り ●お母さんの煮豆 ●大根の葉のおひたし ●あぶら菜のおひたし ●みそ汁(にんじん・しいたけ・キャベツ) ●お母さんの漬けた沢庵 |
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4月5日 | ひる | 夫は自宅でデザインの仕事をしているのだが、ときには両親の仕事(=畜産)を手伝う。ここ数日は大型ダンプで「堆肥」を運ぶのを手伝っている。 牛を300頭あまり飼っていると当然のことながら大量の「糞尿」が生産される。牛舎には「オガコ」が敷きつめられてあり、牛はそこに糞尿をする。そのオガコと糞尿が混ざったものを別な場所で1〜2年間ねかせておいたものが「堆肥」になるのだ。 これを依頼のあった野菜農家の畑へ運ぶのだ。 今回は60キロばかり離れた利根村へ運んでいる。利根村は赤城山の北。途中には「老神温泉」やネーミングにムリのある「日本ロマンチック街道」や“東洋のナイアガラ”と呼ばれる「吹割の滝」がある。 今日は私も一緒に行ってみることになった。春のドライブだ。10トンの「堆肥」を後ろに積んで。 我が町からひたすら北に走る。進行方向にはまだ雪に覆われ白く輝く武尊(ほたか)山がデンと見える。我が町ではもう桜は散ってしまったのだが、途中の沼田あたりでは桜が満開。さらに北に進むとまだ花の姿ひとつない春とはいえないような風景だ。人家もだんだんまばらになっていく。 利根村に到着。見渡す限り畑、畑、段々畑。そして雑木林だ。指定された畑へ行ってみると東京ドームが何個も入るような広い畑だった。冷たく強い風が吹いていて砂ぼこりが容赦なく吹きつけてくる。 夫が「堆肥」を降ろす作業をしている間、私は持ってきた太鼓をほぼ一年ぶりに叩きまくった。太鼓とはアフリカの太鼓でジャンベというもの。4年前に「ジャンベを作って叩く」というワークショップに参加し作ったのはいいのだが、叩く機会がほとんどなかったものだ。人っ子一人いない広大な畑で太鼓を思い切り叩くことができたのは快感だった。 無事「堆肥」を降ろし帰途につく途中、あこがれの「吹割の滝」へ行ってみた。私は「滝好き」である。“東洋のナイアガラ”と呼ぶにはかなりムリがあるが、なかなか立派な滝だった。 音をたてて流れる滝のすぐ横に遊歩道があり、そこを歩きながら滝を見るのだが、数年前、観光に来ていたおばさんが足を滑らせ流されてしまい亡くなったそうだ。それほど力強い豊かな滝だった。 大型ダンプでのドライブは爽快だった。いつか大型ダンプで旅に出たいものだ。 というわけで、ひるのS家の食卓はおやすみ。 とはいえ ●ふれあい食材のカレーに野菜を加えたもの ●みそ汁(しめじ・麩・わかめ) を作っておいた。 |
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よる | 庭のすだちの木にまだ残っているすだちを使う料理を考える。 ●鶏肉のさっぱりした塩こしょう焼き 季節はどんどん進行中。出始めは1本100円していたうどが今は10本280円だ。 ●うどの梅煮 ●うどの皮のきんぴら ●お母さんの煮豆 ●大根の葉のおひたし ●あぶら菜のおひたし ●みそ汁(しいたけ・にら・溶き卵) ●お母さんの漬けた沢庵 |
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4月9日 | よる | 数日東京に行っていた。東京ではたけのこの姿を見かけるようになってきた。我が家の裏は竹林で、季節になるとたくさんのたけのこが姿を現す。のだが雨がもっとたくさん降らないと生えてこないのだ。東京の実家の母が福岡産のたけのこを買ったものの旅行に行くから使わないというのでひき取ってきた。 ●たけのことわかめの煮物 スーパーにてほたるいかを発見。ほたるいかも春の訪れを感じさせる食べものだ。 ●ほたるいかときゅうりの酢みそ和え ●ふれあい食材のかつおのたたき ●ふれあい食材のスパゲッティー・ミートソース(2人前) ●上州・手打ちうどん ●上州・手打ちうどんのつゆ ●あぶら菜のおひたし ●白菜キムチ |
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4月10日 | ひる | 春を飛び越えてしまったかのような暑い日が続いていたというのに今日は急に寒くなった。一日中曇り空でこういう日はなんだかやる気が出ないものだ。使い残したねぎが相当たまってきたのでいつものこれを作る。 ●豚肉のしょうがゆで焼き 親戚のおばあさんが手作りの味噌を持ってきてくれた。なんでも、売っている味噌では納得がいかないらしく、2年に一度、自分で大量に作るらしい。これをペロッとなめてみるとたしかに売っている味噌とは違う味がした。冷蔵庫にきゅうりが残っていることを思いだし、きゅうりを切ってこれにした。 ●味噌をつけてたべるきゅうり ●鮭の塩焼き ●あぶら菜のおひたし ●白菜キムチ ●みそ汁(しめじ・大根・にんじん・ねぎ) |
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よる | 留守の間に雑然としてしまった冷蔵庫を整理する。賞味期限のとっくに過ぎた「ふれあい食材」のウインナーを発見。ゆでてしまえば平気だろう。 ●ふれあい食材のウインナー(粒マスタードで) 賞味期限の過ぎたちくわもあった。試しに食べてみるとまだまだいける。コクのあるしっかりした味なので簡単に食べよう。 ●生ちくわ(おろししょうがと醤油で) 卵もそろそろ使い切ってしまいたい。 ●中華卵(しいたけ入り) ●冷や奴(みつば・ちりめんじゃこ・にんにく・のり) 両親はおろししょうがとねぎで食べるのが好みのようなので2種類作った。 ●冷や奴(しょうが・ねぎ・のり) ひるの「みそきゅうり」お父さんもお母さんも喜んで食べていたので、新しいきゅうりを買ってきてまた作った。 ●味噌をつけてたべるきゅうり ●あぶら菜のおひたし ●白菜キムチ お母さんが庭でうどをみつけてきた。といっても長さ10センチくらいの小さいものを5本ばかり。おかずにできるほどの量ではないのでみそ汁に入れてみた。 ●みそ汁(うど・大根・舞茸・わかめ) 余りものを寄せ集めたら、けっこう豪華な食卓となった。 |
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4月11日 | ひる | 東京では「食材を仕入れて」くることもある。画廊巡りの帰りに有楽町の沖縄物産の店でポークランチョンミート(SPAM)を買ってきた。 ●ポークランチョンミートともやしの炒めもの 近所のスーパーで隣り町・前橋市産のおいしそうなトマトをみつけた。メインが炒めものなのでさっぱりと「塩」で食べよう。 ●塩トマト お母さんが畑からあぶら菜を採ってきた。今日のあぶら菜はとくべつに柔らかそうだ。 ●あぶら菜のおひたし ●鮭の塩焼きの残り ●お母さんの漬けた沢庵 ●みそ汁(しめじ・大根・万能ねぎの根元) |
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よる | 電子ジャーを開けてみるとごはんが足りなそうだ。急きょ「餅」を焼いてお父さんの大好物のあべかわ餅を作る。10個も作ってしまい「やりすぎたかな」と心配したが、お父さんはものすごい勢いでほとんど全部食べてしまった。いい光景だった。モリモリ食べてくれるのはうれしい。それにしても猛スピードで食べていたので、のどに詰まらせやしないかとヒヤヒヤした。
●あべかわ餅 今日は白髪ねぎでなくみつばを上から散らしてみた。 ●鶏肉の照り焼き あぶら菜のつぼみを洋風の味つけで食べるのもおいしいものだ。ちょうど冷蔵庫に生ハムがあったので、サラダにした。 ●生ハムとあぶら菜のつぼみと新たまねぎのサラダ ●あぶら菜のおひたし ●お母さんの漬けた沢庵 ●白菜キムチ ●みそ汁(あさり・大根・にんじん・ねぎ) |
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4月12日 | ひる |
昨日スーパーで買ってきた牛肉は安かったのだが、焼いただけではおいしく食べられそうにもない肉だ。煮てみることにした。 |
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よる |
寒い日が続いている。いちど暖かい思いをしてしまうと調子が狂う。実際は冬よりはずっと暖かいのだけれど、冬にあった「寒さに向かっていく気合い」からいちど解放されてしまっているので寒さが身にしみるような気がする。靴下もまた2枚重ねに戻す。 |
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4月13日 | ひる | 畑からあぶら菜がどんどん採れる。採れたてをゆでると驚くほどおいしい。新鮮でやさしく、目の覚めるような味がするのだ。「わたしゃあぶら菜だよ」とあぶら菜が主張しているようだ。家族からも採れたてをゆでておひたしにすることを望まれる。では、ゆでてしまって余ったものは…というとお母さんは「捨ててしまっていいよ」と云う。それはなんだか気がひけるので炒めてみる。ベーコンの塩分もあるし、おひたしのときにかけた醤油もついているし、ただただ炒めるだけなのだ。(にんにくを香りづけに一緒に炒める) ●あぶら菜とベーコンの炒めもの ●あぶら菜のおひたし ●鶏肉の卵とじ ●味噌をつけてたべるきゅうり ●キムチ ●お母さんの漬けた沢庵 ●みそ汁(舞茸・しいたけ・にんじん・ねぎ) 「余ったものを捨てる」といっても、S家では生ゴミは出ないのだ。野菜は牛に、肉や魚は庭で飼っているネコにくれるのだ。 「くれる」(あげる)という言葉。東京では乱暴な言葉のようだが、ここ群馬では普通に使う。女の人も「くれてやる」と普通に使う。かっこいいだろ。 「だろ」という言葉も女性でも普通に使うのである。 「〜してやる」(〜してあげる)、「〜してくらぁ」(〜してくる)という言葉も使う。方言はいいものだ。私もはやく使いこなせるようになりたいものだ。 |
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よる |
最寄りのスーパーへは自転車でも行くことができるのだが、車の運転ができるようになったのでドライブがてら遠くのスーパーへ行く。このスーパーへ行く道はまっすぐで広い道だ。制限速度は50km/hだが、ほとんどの車は60km/hは出している。私でさえ気づくと70km/h近く出してしまうことがあり「おっといけない」と気をひきしめる。 |
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4月14日 | あさ |
今日はお祭り。お祭りといっても近所の神社で神主が祝詞をささげたり、獅子舞い保存会が獅子舞いを奉納するという儀式があるだけで縁日などがあるわけではない。 |
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ひる |
昼前に神社で行われる「獅子舞い」に夫が笛で参加しているので見に行く。ひるごはんは簡単にあさごはんのメニューにこれを加えただけだ。 【獅子舞いの風景】 |
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よる | お祭りの日なのでお父さんは早めに晩酌をはじめる。近所に住むお姉さん夫婦が“ちょっくら”やって来る。ありあわせのもので「つまみ」を作る。自分も酒呑みであるし“ちょっくら”人が訪ねて来て酒を呑むということは東京での生活でよくあったことなので苦にならない。それどころか楽しい。私にとっては「おかず」を作ることのほうが難しいことなのである。 ●味噌をつけてたべるきゅうり ●冷や奴(しょうが・ねぎ・のり) ●あぶら菜のおひたし またまたあぶら菜のおひたしが余った。「ふれあい食材」でソーセージが届いているのでこれを作る。 ●あぶら菜とソーセージの炒めもの 同じく「ふれあい食材」で「ホッキ貝のマヨネーズサラダ」が届いている。さっとゆでたキャベツと混ぜてこれを作る。 ●キャベツとホッキ貝のマヨネーズサラダ ●お母さんのきんぴらごぼう ●お母さんの里芋の煮もの ●お母さんの大根の浅漬け ●上州・手打ちうどん ●上州・手打ちうどんのつゆ ●お母さんの赤飯 |
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4月15日 | ひる |
朝目覚めると掛け布団がない。「出エジプト記」でモーセが海を割ったように布団が左右に分かれ、私はその間にいた。体が芯から冷えている。頭が痛い。だるい。どうやら風邪をひいてしまったようだ。 |
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よる | プロポリスとジキニン小児用シロップの一気飲みでなんとか風邪は事なきを得た。 でも食事作りを楽にしたいので刺身を買いに行った。車を運転していたら、道路の前方を大きな牛が横切っていった。「幻覚?」と思いきや、おとなりの牛。ここの家の牛はよく逃げ出すことがあるらしい。 ●刺身(まぐろ・赤貝・あじ) いよいよ我が家の竹やぶにも「たけのこ」が出現。これから雨が降るたびにニョキニョキと飽きるほど生えてくるのだろう。 私が風邪気味で部屋に閉じこもっていたのでお母さんがたけのこの下ゆでをしておいてくれた。あぁ「だめ嫁」だなぁ。 ●たけのこの土佐煮 先日、親戚からもらった味噌は素朴な味でおいしい。 醤油がたっぷり入っているようで加熱しないほうがより旨い。なんとかこの味を活かせないものかと冷や奴のたれにしてみることとした。 ●冷や奴(ねぎ味噌味・きゅうりの千切りのせ) ●あぶら菜のおひたし ●お母さんの大根の浅漬け ●みそ汁(にんじん・ごぼう・舞茸・しいたけ・わかめ) |
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4月16日 | ひる |
お父さんが市場から牛肉を買ってきた。「和牛・焼き肉用」と表示されている、厚さ5ミリはあるサシのたくさん入った極上の牛肉だ。塩こしょうで簡単に焼こう。 |
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よる |
今日は暖かくなった。午後の1時間程度の昼寝が気持ちよかった。 |
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4月17日 | ひる |
暖かくなってきたので油絵の具を使いだした。 |
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よる | ふれあい食材から「ヤンチャ焼き」というものが届いている。鮭と野菜を味噌味で蒸し焼きする北海道の「チャンチャ焼き」をさらに進化させたもの、と袋に書いてある。袋には鮭と味噌味のたれが入っている。作り方を見て、素直に(いや従順に)作ってみることにした。加えた野菜はキャベツ、にんじん、しいたけ、えのき。 ●ふれあい食材の「ヤンチャ焼き」 ●うどの皮のきんぴら ●さやいんげんと油揚げの煮もの ●あぶら菜のおひたし ●お母さんのきんぴらごぼう ●キムチ ●みそ汁(ごぼう・しいたけ・溶き卵) |
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4月18日 | ひる | まだまだある牛肉。3日連続だ。 ●フライパンで作る肉じゃが(新じゃが) ●トマトのサラダ(新たまねぎのスライスと大葉の千切りのせ) 納豆は断然「大粒」が好きだ、と以前書いた。いつもの黒豆納豆のパッケージを開けてみてびっくり。黒豆納豆が「小粒」になっている。ショックだ。 ●黒豆納豆 ●トロホッケ焼き ●お母さんのいり卵 ●あぶら菜のおひたし ●みそ汁(大根・しいたけ・えのき) |
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よる | 本日も裏の竹やぶからたけのこの収穫があった。昨夜、夜遅くまで夫と「有事法制」について語り合っていたため今日も寝坊。また、お母さんが下ゆでをしておいてくれた。ひきつづき「だめ嫁」だ。 ●たけのこの煮もの(かつおぶしなし) スーパーでにしんを酢でしめて数の子とこんぶとにんじんと一緒に漬けてある「黄金漬け」をみつけた。大好きなものなので購入。にしんに脂がのっていてうまかった。 ●にしんの黄金漬け ●冷や奴(ねぎ味噌味・きゅうりの千切りのせ) ●あぶら菜のおひたし ●お母さんのきんぴらごぼう ●キムチ ●みそ汁(なめこ・ごぼう・大根) |
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4月19日 | ひる | 牛肉が続いたので今日は豚肉にする。 ●豚肉のしょうがゆで焼き(もやしとにら入り) ●たけのこの煮もの(かつおぶしなし) ●納豆 ●お母さんのきんぴらごぼう ●みそ汁(たけのこの姫皮・しいたけ・にんじん) |
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よる |
「僕がうどんを打つから、スパゲッティーを作って」というスパゲッティー好きの夫からの注文があり、スパゲッティーを作る。これは「ヤングチーム」向け。 |
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4月21日 | ひる | おつきあいのある野菜農家から箱いっぱいの茄子をもらった。親戚の家へ分けても、まだまだたくさんある。 ●茄子の酢醤油(しらす・おかか) ●ふれあい食材の「ねぎとろ」 庭に生えているふきが食べ頃の季節になった。 ●お母さんのふきの煮もの ●ゆでキャベツ ●納豆 ●みそ汁(大根・しめじ・わかめ) |
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よる |
近所にお姉さんが住んでいる。夫のお姉さんだ。ときおり“ちょっくら”やってくるのだが、朗らかで気さくなお姉さん(しかも美人)で、彼女が来ると家に花が咲いたようになる。明るくてたくましい「ひまわり」のような人だ。 |
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4月22日 | ひる | 茄子がたくさんある。お母さんに教わった茄子を使った料理を作る。 ●茄子のしぎ焼き 我々若夫婦の参加していないあさごはんに、お母さんが「牛肉を煮たもの」を作っていたようだが、だいぶ余っている。お母さんはいつも何でも大量に作るのだ。「手間は一度で済むように」忙しい農家のお母さんの知恵なのだ。これをそのままいただくことにする。 ●牛肉とねぎとにんじんとしめじの煮物 ●塩トマト ●白和え ●お母さんの漬けた沢庵 ●お母さんのふきの煮もの ●みそ汁(じゃが芋・にんじん・舞茸・しいたけ・キャベツ) |
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よる |
小松菜もあぶら菜ももうおしまいの季節となった。今は庭に生えているみつばをおひたしにして食べている。野生のものは強い味がして目の覚めるようなおいしさだ。 |
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4月23日 | ひる | 昨日のご飯が相当余っているので今日の昼はチャーハンにする。ちょうど「ふれあい食材」から「高菜の油炒め」が届いていたので、それと混ぜて「高菜のチャーハン」にした。 ここだけの話だが、その「高菜の油炒め」は賞味期限が10日も過ぎていた。よく炒めたから大丈夫。しょうがもたくさん入れたから大丈夫。食後も4人ともいたって健康。大丈夫。 ●高菜のチャーハン ●ふれあい食材の「ぎょうざ」 ●塩トマト ●みつばのおひたし ●お母さんのふきの煮もの ●お母さんの漬けた沢庵 ●みそ汁(大根・うど・わかめ) |
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よる |
ここ数日、絵を描いたりMacをいじったりに没頭していて買い物に出かけていない。冷蔵庫にあるものを寄せ集めてなんだかわからないものを作ってしまった。 |
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4月24日 | ひる | 数日前の夜中にむしょうに「レバにら炒め」が食べたくなった。お父さんお母さんはレバー大丈夫だろうか?
今日の朝に聞いてみたら、大丈夫だという。 車を飛ばしてレバーを買いに行った。ところが、肉売り場には豚のレバーしか置いていない。これも狂牛病の影響だろうか。 レバにら炒めは好評で、私はあんまり食べられなかったような気がする。とほほ。嫁はツライぜ。 ●レバにら炒め(もやし入り) まだまだある茄子。炒めものがメインなのでさっぱりとした食べ方にする。 ●茄子ときゅうりの酢のもの ●お母さんのふきの煮もの ●キムチ ●お母さんの漬けた沢庵 ●みそ汁(大根・しいたけ・万能ねぎ・わかめ) |
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よる | 今日は天気もよく暖かかった。ここは都会とは違って一日の間の温度差がかなりある。午前中は靴下もズボンも2枚重ね。セーターも着ていないと寒い。しかし、午後になるとそれでは暑くて、靴下とズボンは1枚になり、セーターも脱ぐ。半袖に着替えようかという勢いだ。 そんな日は「冷や奴」が似合うのだ。 ●冷や奴(ねぎ味噌味・きゅうりの千切りのせ) 「アダルトチーム」は変わった食べ方が苦手なようだ。彼らにはスタンダードな食べ方で下記を用意。 ●冷や奴(しょうが・ねぎ・のり) ふれあい食材から「ちくわ」が届いている。居酒屋風に穴にきゅうりを入れてみた。 ●ちくわの穴にきゅうり ●ベーコンたっぷりのスクランブルエッグ ●上州・手打ちうどん ●上州・手打ちうどんのつゆ ●茄子ときゅうりの酢のもの ●お母さんのふきの煮もの ●キムチ(ということはご飯も有り) ●お母さんの漬けた沢庵 ●みそ汁(うど・舞茸・わかめ) |
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4月25日 | ひる | 今のところ鶏肉の食べ方ではこれがいちばん旨いと感じている「鶏肉の卵とじ」を作ろうと思い冷蔵庫を見ると、この料理には欠かせないみつばが無い。庭に出て探してみた。草木の間にところどころに生えている。勝手に生えているらしい。採ってきた。 ●鶏肉の卵とじ ●茄子の塩焼き ●お母さんの煮た豆昆布 ●お母さんのふきの煮もの ●お母さんの漬けた沢庵 ●みそ汁(にんじん・しいたけ・わかめ) |
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よる |
今日はお父さんが市場から子牛をを5頭ばかり買ってきた。買ってきたばかりの子牛にエサをを与えすぎるとお腹をこわしてしまうそうで、当分はエサを少なめに与えるらしい。腹ペコの子牛はエサが欲しくて鳴き続ける。その声が響きわたる。 |
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4月26日 | ひる |
今日はとても寒い。久々にえりまきを巻いて台所に立った。もうすぐゴールデンウィークだということが信じられない寒さだ。 |
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よる |
あまりもの寒さに体調を崩してしまった。買い物に出かける気力がない。冷蔵庫に入っている「ふれあい食材」に助けてもらおう。なんと「うなぎ」が来ていたのだ。豪華!! |
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