父、母、夫、私の4人家族。
昼食と夕食を作るのは私の役目だ。
畑でできる野菜やご近所の農家からいただいたく野菜が大量に集結することがよくある。
また、うちは牛の畜産農家なので大量の牛肉が冷凍庫に待ちかまえていることもしばしばだ。
70代の味には保守的な両親である。いろいろと味の冒険をしてみるわけにもいかない。
今日はどうしようと頭を悩ませるが、そんな制限があるところも面白いと思う。
 
 2002/9月
●色のついた料理の名前をクリックすると作り方のページに進みます    
 
9月9日   ひる  

10月下旬に個展がある。いよいよ制作に没頭の時期で、更新がおろそかになってしまっている。
先週、お父さんが市場から牛肉をたくさん買ってきた。今回の牛肉はおいしいのだが固い。若夫婦は大丈夫なのだが、お父さんは食べるのに苦心している様子だった。以前「ためしてガッテン」で肉をしょうが汁に漬けておくと柔らかくなるというのをやっていたのを思いだし、ためしてみた。20分ぐらい漬けておき、そのまま焼いて、塩こしょうと醤油で味つけしてみた。すると、本当だ! 柔らかすぎて気持ち悪いくらいになっていた。

●牛肉のしょうが漬け焼き
●茄子とみょうがの醤油炒め
●ゆでキャベツの酢のもの(夏味)+きゅうり
●ぬか漬け
●みそ汁(にんじん・舞茸・しいたけ・ねぎ)

 

    よる  

フライパンに油を入れ、薄くスライスしたにんにくを入れて、にんにくの香りをじっくり出した油でししゃもを焼いてみた。ししゃものような小さな魚をガスレンジのグリルで焼くのは面倒くさいからと思ったからだ。ししゃもを焼く後半でにんじんの極細千切りもフライパンに加え、焼き上がったししゃもには醤油とマヨネーズを混ぜたものをかけて、大根おろしも添えてみた。思いつき料理。お父さんが勢いよく食べてくれて嬉しかった。
●ししゃものにんにく風味焼き
●チャーハン(梅肉・しょうが・しいたけ入り)
●春雨サラダ

●上州・手打ちうどん
●上州・手打ちうどんのつゆ
●ぬか漬け


9月10日   ひる  

新居の庭に玉砂利を敷き詰め、濡れ縁を設置した。もともと庭の南に生け垣があったのでいい風情。殺風景だった庭が活き活きとしてきた。夫は嬉々として濡れ縁で昼寝をしている。玉砂利も濡れ縁も地方によくある大規模なホームセンターで調達した。そこへ行くといろいろな生活の工夫の夢が広がる。
お母さんの畑からにらがたくさん収穫されたので、レバーを買ってきて、レバにら炒めだ。
●レバにら炒め(もやし入り)
●茄子ときゅうりの酢のもの

●ぬか漬け
●みそ汁(大根・舞茸・しいたけ)

 

    よる  

大相撲九月場所が始まった。見どころは貴乃花が入場するときにチラッと映る、花道奥で警備をしている元・敷島(立田川親方)だ。
夫の愛読誌の一つである「ビックコミック」にガスレンジのグリルに水を入れないでアルミホイルを敷いて魚を焼くといい、とあったので、ためしてみた。こんがりとしていい感じだ。
●さんまの塩焼き
●冷や奴(
夏の薬味

●上州・手打ちうどん
●上州・手打ちうどんのつゆ
●ゆで茄子とゆでもやし
●ぬか漬け


9月16日   ひる  

夏はもう終わってしまったようだ。毎年、敬老の日あたりは雨が降ってぐっと寒くなる。ということを意識するようになったのは中学生の頃からだ。毎年9月15日というのは夏休み明けの業者の学力テストのある日なのだった。せっかくの休みの日だというのに、朝からテストを受けに出かけなければならない。目覚めると空は暗く、雨。そして思いのほか寒いのでカーディガンをひっぱり出す。夏休みの間さほど勉強をしていないので、学力が落ちているのはテストを受けるまでもなくわかりきっていて、なおさら寒さが身に応える。あの頃の憂鬱を思えば、受験勉強から解放されただけでも大人になってよかったなぁ、と感じる。
●さばの塩焼き
●銀むつの照り焼き
●きゅうりとキャベツとみょうがの酢のもの(きざみ昆布入り)
●お母さんの赤飯(栗入り)
●ぬか漬け
●みそ汁(大根・しめじ・にら)

 

    よる  

寒くなったのでS家ではもうコタツを入れている。お母さんはたくさん着込んで見た目がコロッコロになっているし、私はもうフリースを着ている。北側にある台所での作業で足が冷え切っているのだろう、「いただきます」とコタツに足を入れたとたんにじわぁ〜っとしみる暖かさ。ついこの間まで汗をダラダラ流していたというのに、もうこんな季節になってしまった。
食物繊維が豊富でガン予防にもなるというきのこ。一年を通して食卓に欠かせないでいるが、秋にはより一層きのこが恋しくなる。確かに夏よりもおいしくなるように感じる。
●きのこのオムレツ
●豚肉と茄子のしょうがゆで焼き(みそ味)
●お母さんの赤飯(栗入り)
●ぬか漬け
●みそ汁(ごぼう・にんじん・大根・舞茸)


9月17日   ひる   ●じゃが芋とにんじんとピーマンと挽肉の炒めもの
●納豆
●ぬか漬け
●みそ汁(ごぼう・舞茸・にら・溶き卵)
 

    よる  

ほぼ一週間、あきれるほど長いこと雨が降り続いた。夕方、仕事を終えていつもは自動車や自転車で向かうS家まで歩いて行った。榛名山も赤城山もくっきり姿を現している。明日はきっと晴れるだろう。晴れてもらわないと困る。洗濯物が大量にたまっている。
●冷や奴(
夏の薬味

●水餃子
中華スープでゆでたキャベツとにらとピーマン
●インゲン豆と厚揚の醤油煮
●チキンナゲット
●ぬか漬け
●みそ汁(にんじん・大根・えのき・ねぎ)


9月19日   ひる   「ふれあい食材」からよく届く「あじの干物」に梅肉をのせて電子レンジの「グリル」で10分ばかり加熱してみた。できあがりは蒸し焼きのように柔らかくふっくらとしていた。ガスコンロがふさがっていたので重宝した。S家では電子レンジが少し離れた場所にあり、ついつい存在を忘れてしまうのだが、利用せねば。
●あじの一夜干しの梅肉蒸し焼き
●「ふれあい食材」のほたてのフライ
●とろろ芋と納豆
●ぬか漬け
●みそ汁(じゃが芋・にんじん・大根・えのき・わかめ)
 

    よる  

ぐっと秋めいてきた。大根の煮ものを作りながらそう感じる。
鶏肉と大根の煮物
ひるごはんの余ったあじときゅうりを合体させ、さらに梅肉を足して、酢のものを作ってみた。
●きゅうりとあじと梅肉の酢のもの
●舞茸とハムと卵のチャーハン
●ぬか漬け
●みそ汁(ごぼう・にんじん・油揚・えのき・しいたけ)


9月20日   ひる  

いよいよ個展まで一ヶ月。案内状用の作品の撮影をする。
●豚肉と茄子とピーマンの炒めもの
●ツル菜のおひたし
●お母さんのかぼちゃの煮もの
●お母さんのらっきょう
●ぬか漬け
●みそ汁(豆腐・にんじん・えのき)

 

    よる  

またまた電子レンジ活用メニュー。さばの切り身にいくつか切れ込みを入れて、そこへスライスしたトマトをはさんで、上から塩をふって、電子レンジのグリルまたはオーブンで15分加熱する。簡単でおいしく、見た目も鮮やかで豪華。細かく切った大葉を上から散らせばさらに美しい。
●さばとトマトのグリル焼き
●きのことごぼうの炒めもの
●ツル菜のおひたし
●ゆでアスパラガス
●お母さんのかぼちゃの煮もの
●ぬか漬け
●みそ汁(茄子・みょうが)