3週間の展覧会が終わるともう完全に冬だ。毎日午後になると強い風が吹いて、帽子・マフラー・手袋・のど飴（←乾燥のため）が欠かせない。
東京から帰ってきて一週間。いつものようにごはんを作り、畑に残っている里芋を掘らなければなぁと気がかりになりつつも、体が動かず、よく眠ってばかりいた。疲れが出たともいえるし、3週間の間に得たことをじっくりとかみしめる時間でもあった。

今日は日中20℃にもおよぶ暖かい日だった。動きも軽快で快適だ。自転車を漕ぎながら、このまま春になってくれればいいのに…と寒さが苦手な私は夢をふくらませるのだが、そんなことはあるわけがない。
●鶏肉の卵とじ
●ゆで白菜の酢のもの
●千切り大根の酢醤油和え
●キムチ
●豆の煮物
●みそ汁（じゃが芋・にんじん・舞茸・しいたけ・わかめ）

収穫が滞っていてずっと気がかりだった里芋を掘りに久々に畑へ行った。里芋を掘っている途中にふと「ごぼうも掘ってみよう」と思いたった。
ごぼうを掘るのは初めてだ。カマで葉と茎を切り、シャベルで周辺の土を掘りおこす。すると、ごぼうの本体が姿を現してくる。しかし、ごぼうは土にしっかり根を張っていてびくともしない。シャベルだけで掘っているとごぼうを傷つけてしまうので、手で土をかき出す。まるで遺跡の発掘のようだ。我が家の畑のごぼうは収穫時期を逃したせいか、本体が直径10センチはある大きなものになっていた。そこから四方八方へ直径2センチくらいのごぼう枝分かれしている。そしてそれもしっかり根を張っていてびくともしない。「あ〜、たいへんなことを始めてしまった。誰かコツを教えてくれ〜」11月の日暮れは早く、焦る。でも、ポキッと切れてしまった根からはまさにごぼうのおいしい香りが漂ってきて、「どうしてもこれで夕ごはん作るのだ！」と必死になり、シャベル→手→シャベル→手…と土を掘り進める。気づくと40センチくらいは掘っていた。なんとか収穫。
でも、ごぼうに時間を取られてしまい、里芋は掘りきれなかった。
●ごぼうとこんにゃくのきんぴら
●まぐろのわさび醤油・とろろかけ
●大根葉のおひたし
●ゆで白菜の酢のもの
●キムチ
●豆の煮物
●みそ汁（里芋・さつま芋・にんじん・しいたけ・油揚・ねぎ）

昨日涙ながらに採ったごぼうを今日も使うぞ！
●豚肉とごぼうの甘みそ炒め
●大根葉のおひたし
●ゆで白菜の酢のもの
●豆の煮物
●みそ汁（大根・にんじん・舞茸・ねぎ）

「ふれあい食材」から「仙台麩」という油で揚げた麩が届いた。今日は厚揚といんげん豆を煮る予定だったので、この麩も一緒に煮てみた。そのなんたるおいしいこと！ 口に含むと油で揚げた麩に甘みがじわぁ〜っとしみわたって幸せな味。こりゃぁ肉よりおいしい、と感激した。
●厚揚といんげん豆の煮もの（仙台麩としいたけ入り）
●じゃこのせチンゲン菜の炒めもの
●中華卵（干しエビを入れて、青のりをかけてみる）
●大根葉のおひたし
●豆の煮物
●みそ汁（里芋・さつま芋・にんじん・しいたけ・ねぎ）

いよいよ寒くなってきた。今住んでいるところは平屋、つまり1階なので寒さがしみる。昨夜から帽子をかぶって寝ている。思えば1階に寝泊まりするのは小学生以来だ。実家では小学校高学年から2階。一人暮らしのアパートは2階。西荻で夫と暮らしていたビル（決してマンションなんていうものではなくビル）は5階。S家では2階。小学生の頃は2段ベットの上段だったし、1階で布団で寝るなんて、実は新鮮なことなのだ。
●鶏肉の卵とじ（ささがきごぼう入り）
●ゆでキャベツ
●里芋の煮もの
●お母さんの「しょうがの酢漬け」
●みそ汁（にんじん・大根・えのき・わかめ）