父、母、夫、私の4人家族。
昼食は両親を交え4人での食事。 夕食は夫婦のみの食事である。
昼食は忙しい農作業の合間にサッと食べる、味には保守的な両親のことを思った料理。
夕食は夫婦でゆっくりと酒を呑みながら食べるので酒の肴でもある料理だ。
二つの台所を行き来し、二つの食事の傾向を行き来している。
 
 2003/2月
●色のついた料理の名前をクリックすると作り方のページに進みます    
 
2月13日   ひる   ハムをもらった。直径はよくある普通の大きさだが、長さが1メートル近くもある。こんなものは初めて見た。その大きさがまぬけな感じで笑ってしまった。食べきれるのだろうか。
いつもはポテトサラダにベーコンを使うところを、ハムを使ってみることにした。
●ポテトサラダ
●牛肉のオイスター炒め
●サラダ(レタス・水菜・パプリカ・トマト)
●お母さんの白菜漬け
●煮豆
●みそ汁(里芋・にんじん・しいたけ・わかめ
 

    よる  

仙台に住む叔母から牛タンをもらった。牛タン、カキ、ホヤ、さんま…などなど、仙台は旨いものの宝庫だ。何年も前から「遊びにおいでよ」と誘われているのだけれども、まだ一度も行く機会に恵まれていない。今年こそは仙台に行ってみたいものだ。
●牛タンの塩焼き
●れんこんの梅煮
●がんもどきとごぼうの煮もの
●即席・大根の漬けもの
●サラダ(スモークサーモン・チーズ・レタス・水菜・パプリカ)
●卵かけごはん


2月14日   ひる  

今日はこんにゃくの炒めものにキクラゲを入れてみた。こんにゃくとキクラゲと青菜をにんにく味で炒める料理はかつてアルバイトをしていた「讃岐うどん屋」でお酒のつまみとして出していたもので、思い出しては作ってみるのだ。昨年あたりから「讃岐うどん」が流行っているという。今は四谷三丁目に移転したその店にも長いこと行っていない。繁盛しているといいなぁ。
●こんにゃく(とキクラゲと青菜)のにんにく醤油炒め
●コロッケ
●揚げカボチャ
●れんこんの梅煮
●水菜のおひたし
●煮豆
●みそ汁(大根・にんじん・カボチャ・ねぎ

 

    よる   ●じゃが芋ベーコン カレー味
●アンチョビのトマトソーススパゲッティ
●カキとドライトマトと水菜のスパゲッティ
●サラダ(スモークサーモン・チーズ・レタス・水菜・パプリカ)

2月15日   ひる  

●即席・大根の漬けもの
●納豆
●卵かけご飯

●みそ汁(豚肉・しいたけ・枝豆・水菜

 

    よる  

「めいてきた、めいてきた、春めいてきた!」
今日の昼間はそんなふうに声に出してみたくなるほどの日ざしで暖かだった。夜になるとあいかわらずの厳しい冷え込みで、そこが都会とは違うところだなぁと思うけれども、春はもうすぐそこに来ているのだろう。久しぶりに自転車で買い物に出かけてみた。
春めいてくると「うど」の登場だ。味覚だけでも早々と春を楽しんでしまおう。「うど」の味に触れると春を強烈に感じるのだ。
●うど(とわかめ)の酢みそ和え

●うどの皮のきんぴら
「鶏肉や豚肉を酢で煮る」というのをコマーシャルでやっていてずっと気になっていたのだが、酢を使って煮るなんてなんだかもったいないような気がしてためらっていた。でも、寒さで胃をやられ近頃は食欲がないせいか、急に試してみたくなった。
できあがったものを食べてみて驚いた。ずいぶんとサッパリしている。保存食用にと予定の倍の量を煮てみたのだが、全部たいらげてしまった。やゃ、これは不経済? そのくらいにおいしく、おすすめです。
●鶏肉と卵の酢醤油煮
●チーズ


   

東京へ行って歌舞伎を観てきた。明るい照明とそれに照らされるあざやかな舞台装置や舞台衣装が目につき刺さってきた。 これで私も冬眠から目覚めたようだ。それよりも心を打ったのは、中村吉右衛門の科白(せりふ)だ。まるで音楽のようで、ついつい目を閉じてしまった。例えばジャズのライブで、絶品のソロを聴いてしまったときのような感じだ。ただ美しいだけではなく、また快適なだけではなく、凄みや痛みを含んでいて、胸の奥からぐうぅっと震えがきた。これからはあれを「吉右衛門のソロ」と呼ぼう。
4階の一幕席だったら1,000円前後で見ることができます。このお値段で「生」が見られるなんて、お得ですよ。吉右衛門が出演するのは「渡海屋(とかいや)・大物浦(だいもつのうら)」(12:10頃〜2時間で1,000円・2/25まで歌舞伎座【←終了しました】
小さなジャズのライブにも行ってきた。「生」の演奏は、そのときに「今ここでしか聴くことのできない」貴重な時間だ。演奏の後半には演奏している方々の汗の香りまで漂ってきて、外はまだ寒いというのに春を感じた。
美術も「生」で触れるのが醍醐味だ。私の作品を出品しているグループ展はいよいよ2/28まで。有明・Zaギャラリーにて。【←終了しました】

 

2月20日   ひる  

●牛ヒレ肉のステーキ
●ゆでキャベツとゆでブロッコリーのサラダ
●ごぼうの甘酢漬け
●お母さんの白菜漬け
●みそ汁(大根・にんじん・ねぎ・わかめ・とろろ昆布)

 

    よる  

遅ればせながら『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』を観た。映画やドラマの魅力は筋書きではなくその作品ならではの感触を味わうことではないだろうか。その点からいえば『千と千尋の神隠し』はとてもすぐれた作品である。不気味さ、不安さ、想像を絶するキャラクターたち、なんだかわからないけれども凄い、という感触をデンとした存在感でしっかりと与えてくれるのだ。
それにしても、宮崎駿の作品を観るといつも素直な気持ちになってしまうのが不思議だ。自分が若ければ若いほど大人ぶっていたことや気負っていたことに気づく。大人向けの映画だなぁと思う。アニメだから大勢の子供も観ているのだろうけれども、子供はどんな気持ちで観ているのだろう。一度、子供になって観てみたいものだ。
●チャーハン(レタス・卵・ザーサイ・干しエビ)
●アンチョビのトマトソーススパゲッティ

●サラダ(スモークサーモン・クリームチーズ・レタス・サラダほうれん草・トマト・オリーブ)


2月21日   ひる   2月はまだまだ寒く、冬と呼ばれる季節だけれども、昼の日射しは1月までとは比べものにならないほど強い。季節がドラマチックに変わってゆくのを感じるので好きな季節だ。
●うなぎの蒲焼き
●がんもどきと水菜の煮もの

●昆布の佃煮
●わさび漬け
●お母さんの白菜漬け
●みそ汁(じゃがいも・わかめ・ふきのとう)

 

    よる  

近所の商店でふきのとうやうどの値段がぐんと安くなっている。こんなところにも春の訪れを感じて嬉しくなるのだ。
●春野菜(菜の花やうど)の辛子酢みそかけ
●うどの皮のきんぴら
ゆでふきのとうの醤油和え
●焼きそば(塩味)
●半熟卵


2月23日   ひる  

暖かいので自転車でS家へ向かう。車を運転していると気づかない、畑のふちに咲いたたくさんの小さな花に気がついた。
●レバにら炒め(もやし入り)
●ゆでキャベツ
●ほうれん草のおひたし

●うどの皮のきんぴら
●みそ汁(にんじん・しめじ・えのき・わかめ・ふきのとう)

 

    よる  

油断大敵。夜になって急に冷え込んできた。天気予報によると雪になるかもしれないとのこと。暖かかった昼間には「今夜から電気毛布とおさらばしよう」と思っていたのだが、そうはいかなそうだ。
●餃子(大量)
●ほうれん草のごま和え中華風
●うどとわかめの煮びたし
ゆでふきのとうの醤油和え

●きゅうりの漬けもの
●卵かけご飯


2月27日   ひる   ●じゃが芋とこんぶの酒・醤油煮
●にら玉(しいたけ入り)
●お母さんの白菜漬け
●わさび漬け
●みそ汁(にんじん・しいたけ・わかめ・ふきのとう
 

    よる  

●アンチョビのトマトソーススパゲッティ
●ツナのクリームスパゲッティ
●ポテトサラダ
●サラダ(スモークサーモン・クリームチーズ・トマト・レタス・ サラダほうれん草)


2月28日   ひる  

●ササミのフライ
●ポテトサラダ
●こんにゃく
(とキクラゲと青菜)のにんにく醤油炒め
●ほうれん草のおひたし
●みそ汁(しじみ・ねぎ

 

    よる  

●鶏肉と卵の酢醤油煮
●うどの梅煮
●鉄火巻き