父、母、夫、私の4人家族。
昼食は両親を交え4人での食事。 夕食は夫婦のみの食事である。
昼食は忙しい農作業の合間にサッと食べる、味には保守的な両親のことを思った料理。
夕食は夫婦でゆっくりと酒を呑みながら食べるので酒の肴でもある料理だ。
二つの台所を行き来し、二つの食事の傾向を行き来している。
 
 2003/7月
●色のついた料理の名前をクリックすると作り方のページに進みます    
 
7月5日   ひる   7月になっている。今は梅雨のまっただ中だが、晴れた日は夏そのものだ。気分がよい。
●冷やし中華

●ゆで茄子

●ぬか漬け
●みそ汁(しじみ・ねぎ)

今年は梅干し漬けに挑戦してみることにした。生協の宅配で紀州の南高梅を注文し、塩に漬けたのが6月下旬。今日で梅を漬けて9日目である。カメのフタを開けると梅の甘酸っぱい香りが広がり、透明な液体(白梅酢)がたっぷりと上がってきている。
 

    よる  

午後はそろそろツルの伸びてきた朝顔と夕顔のために竹をひもでつないで垣根を作った。外は暑い。でも4時くらいになるときまって風が吹き、気持ちよくなる。できあがった垣根の幅は約5メートル、いったいいくつの結び目を結んだのだろう。単純作業はやみつきになる。見栄えもよくなり、達成感がある。
昨日じゃが芋の収穫をした。焦げ茶色の土を掘り起こすと黄金色のじゃが芋がコロコロと姿を現す。なんとも愛おしい瞬間である。
たくさん収穫されたのでしばらくじゃが芋の料理が続きそうだ。今日は数日前に食べたスナック菓子(ドンタコスとオーザック)からインスピレーションを得たものを作ってみた。
●じゃが芋のバター蒸し焼きカレー風味とろけるチーズをのせ、熱々のトマトソース(参考●茄子とベーコンのトマトソース
をかける
●ゆで鶏肉の中華風オードブル
●ペンネのトマトソース
(参考●茄子とベーコンのトマトソース
●ぬか漬け


7月6日   ひる   と思ったら今日は肌寒いくらいだ。この気温の大きな変化が体に負担をかけるのだろう。
●焼き餃子

●千切りキャベツときゅうりのサラダ

●新生姜の酢漬け
●ぬか漬け
●みそ汁(豆腐・にんじん・しいたけ・オクラ)

 

    よる  

「こんなに食べられません」というほどS家の畑からきゅうりが収穫される。きゅうりもこれから毎日食卓に上るのだろう。茄子も採れたてでしっかりした味がして旨い。
●オイキムチもどき
●茄子とみょうがの酢のもの
●じゃが芋とベーコンの蒸し焼き
昨夜作ってゆで汁ごと冷蔵庫で冷やしておいたゆで鶏肉のまわりにしっかりとした煮こごりができている。この煮こごりをスプーンで食べやすい大きさにすくい切って一緒に盛りつけた。一方、我が家の薬味畑の香草(シャンツァイ)は花が咲き終わり今は実がなっているのでその実をすり鉢で擂り、トウチ(中華黒豆みそ)も加えて擂り、タレにしてかけた。
●ゆで鶏肉の中華風オードブル
●トマトサラダ大葉のせ
●ぬか漬け


7月7日   ひる  

今日は雨降り。いかにも梅雨時という天候だ。こういう日は食欲も落ちるので、にんにく、しょうが、コチュジャン、砂糖を使った甘辛味でいこう。
●茄子とピーマンの挽き肉炒め(甘辛味噌味)

●イクラの醤油漬け
●鮭

●ちくわ
●ぬか漬け
●みそ汁(じゃが芋・豆腐・にんじん・しいたけ・ねぎ)

 

    よる  

ゴーヤーを薄くスライスし、上にちりめんじゃこをのせて醤油をさっとたらす。それだけなのだがひじょうに旨い。ほのかに甘みを感じるのはちりめんじゃこのおかげだろうか。
●ゴーヤーのスライス・ちりめんじゃこのせ
●トマトといわしの香草詰め焼き
●オイキムチもどき
●チーズ


7月8日   ひる  

引き続き雨がしっかりと降っている。こたつに足を入れるとジーンと暖まって気持ちよい。S家では梅雨が明けるまでこたつをしまわないのだ。
●豚肉の肉じゃが

●イクラの醤油漬け
●さんま

●ぬか漬け
●みそ汁(にんじん・アワビだけ・えのき・溶き卵)

 

    よる   去年、チェコに住む友人から「じゃが芋おろし器」をもらった。これを使うとじゃが芋が幅7ミリくらいの薄切りになる。ちょうどピザ用のシュレッド型チーズのような形になるのだ。そこへ同じくらいの幅に切り揃えたベーコンを加え、塩コショウ、マジョラムで味を付け、少しの小麦粉をまぶし、フライパンに多めの油を入れ、揚げるように両面を焼く。火が通ると黄金色に色づき、カリッとしたビールに合う一品が出来上がる。
次回までには正式なレシピを作っておこう。
●じゃが芋とベーコンのフライ焼き
●ゴーヤーのスライス・ちりめんじゃこのせ
●トマトとモツァレラチーズと大葉のサラダ
●卵かけご飯

後日       チェコに住む友人からもらった「じゃが芋おろし器」でおろされるじゃが芋がまるでシュレッド型チーズのようだと書いたが、それもそのはず、この「おろし器」は正確には「チーズおろし器」だったのだ。
そして、正式なレシピも教えてもらった。この料理の名前は「ブランボラーク」というらしい。
●ブランボラーク
 

7月16日   よる   ギックリ首」になってしまった。毎年1月や2月のような寒い時期に首や肩をギックリとやってしまうのだが、7月にもなってギックリやってしまうのは珍しい。確かに近頃は寒い。今が7月であるということが信じられないほどだ。
気象庁によると今年の群馬県の7月はぐんと気温が低く日照時間も例年の67%だということだ。洗濯物が気持ちよく乾かず、欲求不満である。
●かつおのたたき夏の薬味のせ)
●うな丼
●ぬか漬け

今日のおかずは和風なので「ブランボラーク」も和風にしてみた。洋風の芳香を放つ香辛料・マジョラムを入れずにちりめんじゃことしいたけの薄切りを入れてみた。これも美味であった。
●ブランボラーク

 

7月17日   ひる  

●茄子とピーマンの素揚げ酢醤油漬け
●ひとくち豚カツ・ササミフライ
●枝豆
●ぬか漬け
●みそ汁(じゃが芋・にんじん・アワビだけ・枝豆)

 

    よる   今年も親戚の農家が枝豆を持ってきてくれた。低温と日照不足は農作物にも影響を及ぼしていて、今年の枝豆はサヤにしっかり実の入っていないものが多い。でも、採れたてだから旨いのだ。塩ゆででもじゅうぶんに旨いのだが、今日はタレに漬けこむ食べ方にしてみた。
●ピリ辛枝豆
●茄子とホタテのスパゲッティ
(参考●茄子とベーコンのトマトソース
●明太子スパゲッティ

7月18日   ひる  

昨日、雨のやんでいる時間にじゃが芋掘り第2弾を決行した。ギックリ首」をかばいながらのへっぴり腰な作業だったが、無事に全部のじゃが芋を掘り終えることができた。
●フライパンで作る肉じゃが
●茄子とピーマンの素揚げ酢醤油漬け
●ぬか漬け
●みそ汁(茄子・にんじん・しいたけ・枝豆)

 

    よる   我が家の「薬味畑」ではクレソンが成長中だ。ほぼ放ったらかしの野生に近い状態のせいか、売っているクレソンよりもはるかに辛味が強いように感じる。
サラダ(レタス・トマト・クレソン・ピーマン・ゆで卵・炒めたベーコン)
●ピリ辛枝豆
●豚肉と茄子とピーマンのチリソース炒め
●ぬか漬け
●卵かけご飯

7月20日   ひる  

気温が低く太陽の姿の見えない日々だが作物は生長している。毎日通っている道を1日空けて通るとそれを強く感じる。たった2日の間にとうもろこしなどは驚くほど背が伸びている。
●茄子とピーマンの挽き肉炒め(甘辛味噌味)
●いんげん豆と舞茸と油揚げの煮もの
●塩トマト

●ぬか漬け
●みそ汁(じゃが芋・にんじん・枝豆)

 

    よる   あいかわらずしっかりと雨が降り続いている。「またか」という思いで雨音を聴く日々だが、夜には遠くの方で雷の音がこえた。そろそろ梅雨が終わり夏が来るような兆しである。大相撲名古屋場所も今日で終わった。
●ブランボラーク
●焼き茄子とオクラの酢醤油びたし
●鶏肉の塩コショウ焼きトマトソース
●ぬか漬け

7月21日   ひる  

ギックリ首」が「ギックリ肩」へと移行している。背中や腕にも稲妻が走るような痛みがあり、これはきっとじゃが芋掘りの影響ではないかと思われる。
●牛肉とねぎのすき焼き風煮もの

●いんげん豆と舞茸と油揚げの煮もの
●塩トマト

●ぬか漬け
●みそ汁(じゃが芋・茄子・にんじん・オクラ)

 

    よる  

昼食後、晴れ間が覗いたのですっ飛んで我が家へ帰り、洗濯機を何度も回した。太陽の強い光を見るのは何日ぶりだろう。太陽の光を見ると制作にも庭いじりにも掃除、洗濯にも意欲がわく。私の体には太陽電池でも埋め込まれているのではないか。
●まぐろのカルパッチョ
●きゅうりとホタテの酢のもの
●舞茸とドライトマトのスパゲッティ
●ぬか漬け


7月22日   ひる  

●牛肉とピーマンのオイスターソース炒め
●いんげん豆とがんもどきの煮もの
●ししゃも

●ぬか漬け
●みそ汁(じゃが芋・舞茸・にんじん・枝豆)

 

    よる  

ちょうど一ヶ月前に吹割の滝へ行った。売店で山椒の実を売っていたので買ってきて山椒の実の醤油煮を作っておいた。これをすり鉢で擂り、味噌とみりんと酒を入れて練ると山椒味噌ができあがる。サッと焼いた豚肉や鶏肉、鴨肉にのせて食べるとピリッとして絶妙な旨さなのだ。冷や奴などにも合いそうだ。
●焼き鴨の山椒味噌かけ
●焼き茄子の酢醤油漬け
●厚焼き卵
●塩トマト
●とうもろこし


7月24日   ひる  

●鰻の蒲焼き
●いんげん豆と舞茸の煮もの(参考●いんげん豆と厚揚の煮もの
●ぬか漬け
●お吸いもの(茄子・舞茸・にんじん・枝豆・わかめ・しょうがの千切り)

 

    よる  

たくさん収穫されたじゃが芋を見て「いも餅」を思い出した。かれこれ20年ほど前に北海道で食べてそのおいしさにいたく感激したものの、東京ではそれらしきものに出会うことがなかった。作り方を知らないのでネットで検索してみた。(参考:123
●いも餅
●蒸し茄子の酢醤油漬け
●サラダ(トマト・きゅうり・レタス・にんにく・ちりめんじゃこ)


7月25日   ひる  

じゃが芋を喰らう日々である。
●フライパンで作る肉じゃが
●いんげん豆と油揚の煮もの
●納豆

●ぬか漬け
●みそ汁(舞茸・溶き卵・オクラ)

 

    よる  

我が家の「薬味畑」でオレガノが驚くほど生長している。はじめは小さなポットに入った、枝が5,6本だけの苗だったのだが、今では5,60センチ四方に広がり、枝は数える気もしないほどに繁っている。オレガノは乾燥した気候を好む植物なので、梅雨時に蒸れないよう風通しを良くするために枝を剪定をする。剪定した枝はヒモでつるして陰干しする。完全に乾いたら枝から葉をもぎ取り、ミルサーで砕く。こうすると「粉末オレガノ」ができるのだ。
「粉末オレガノ」はトマトを使う料理に活躍する。
輪切りにしたトマトをにんにくの香りをつけたオリーブオイルで焼く。塩コショウで味をつけ、最後にバルサミコ酢をかける。「粉末オレガノ」を上から振りかけてできあがり。
夜になると肌寒いのでトマトを生でなく加熱して食べるのだ。
●焼きトマト
●ブランボラーク
●蒸し茄子・中華だれ
●あさりの焼きそば


7月26日   ひる  

●もりおか冷麺●オイキムチもどき入り)

 

    よる  

あいかわらず、じゃが芋を喰らう日々である。じゃが芋に焦げめをつけて焼き、カリッとした食感を味わうと楽しくなる。食べるときに出る音が活気を与えてくれるのだろうか。
●じゃが芋の香味焼き
●馬刺
●茄子といんげん豆の素揚げ酢醤油漬け
●サラダ(トマト・クレソン・レタス・ベーコン)
●そうめん


7月27日   ひる  

●鰻の蒲焼き
●じゃが芋と茄子といんげん豆のあぶらみそ
●ぬか漬け
●お吸いもの(にんじん・舞茸・もずく・オクラ)

 

    よる  

久しぶりに太陽が姿を現した。新聞に載っている天気予報を見るとこの先何日かは「晴れ」の日が続くという予報だ。待ってましたとばかりに、6月下旬から漬けてある梅を干すことに決めた。
カメから出した梅を縁側でザルの上に並べる。甘酸っぱい匂いを放つ梅に太陽の光が当たっている。美しい光景だ。
もうそろそろ待ちに待った梅雨明けだろうか。
●じゃが芋の香味焼き
●オイキムチもどき
●スモークサーモンのマリネ
●茄子といんげん豆のにんにく味スパゲッティ


7月28日   ひる  

曇り空。今日届いた新聞の天気予報を見ると昨日見たものとはガラリと様子が変わっている。この先数日は「曇り」または「雨」。梅を干すのには3〜4日続く晴れの日が必要だというのに、がっかりだ。勇み足だった。梅雨明けは遠そうだ。
●じゃが芋と茄子のカレー炒め

●いんげん豆の醤油煮
●納豆
●ぬか漬け
●みそ汁(にんじん・舞茸・ねぎ)

 

    よる  

今夜は夫が夕食後にも仕事をするというので、酒を呑みたくならないような「定食屋風」の献立にした。普段は料理を大皿に盛り、おのおの取り皿に取り分けて食べる方式だが、今日ははじめから各自の皿に盛りつけてある方式にした。なにごとも気分が大切だ。
●豚肉と野菜のしょうがゆで焼き(みそ味)(大葉の千切りを山のようにのせる)
●サラダ(レタス・カレー味のじゃが芋・クレソン)
●ゴーヤースライス(ちりめんじゃこと酢醤油かけ)
●オイキムチもどき
●みそ汁(しじみ・ねぎ)